お前の尻が可愛くて!

満姫プユ

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清涼感…とは?

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 朝から車をひたすら走らせ続けて、漸く俺たちは目的地であるマリンスタへと到着した。
 車を止めて降り立つと、夏へ向けて準備段階である7月とはいえ太陽の熱は半端ない。
 直射だとジリジリくるものがある。
 時間的にも1番気温の高い頃だから余計にだ。

 俺と尚は日陰を求めて自動的にマリンスタの入り口へ急いだ。
 尚の足取りが気持ち軽いと感じるのは、思い違いなどではないだろう。

「大人2枚」

「ありがとうございます。楽しんでくださいね」

「どうも」

 こうして受け取ったチケットを手にして待っている尚と合流する。

「尚、ほらよ」

「ありがと。早く入ろ!」

 チケットを受け取った尚は、俺の腕を掴むとグイグイ引っ張って館内へと進む。

 どれだけ嬉しいんだか。

 魚とかに興味は無くとも館内なら冷房効いてそうだし、水槽で泳ぐ魚とか見れば清涼感とかありそうだしな。
 なんて思ってた時もありましたよ。

「すごい人だな。やっぱり連休だから仕方ないか」

「…だな」

 尚の言葉に俺は同意した。

 7月の2日間という短い休みにも関わらず、考える事は皆同じなのか、マリンスタの館内は大勢の客でごった返していた。

 清涼感とかどこ行ったよ?

 見る限り親子連れやカップルが多い。
 次に女子旅人気を伺わせるグループや二人組が目立つ。
 他にも居るだろうが、今この周囲にいる男同士で来ているのは俺たち位か?
 とにかく人の数が凄すぎて、早くも怠くなる俺だった。
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