水着モデルのバイトでイケメンカメラマンにハメ撮りされた

論華

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奈月は生まれつきスレンダーで背が高く、いつかはモデルになろうと決めていた。
大学生になり、キャンギャルのアルバイトを始めた。日給も高額で、奈月は愛想も良かったので、取引先の相手に大変喜ばれた。界隈ではちょっとした有名人になり、大学生にして、ブランド物のバックをあっさりと買えるまでになった。

ある日、モデルのアルバイトを検索していたとき、とても魅力的な募集が目に飛び込んできた。夏に向けた水着の広告モデルのバイトで、数時間の撮影で数万円の報酬が出ると言う。奈月はすぐにそのアルバイトに募集し、翌日には採用が決まった。

当日、奈月が向かった先は、都内の高級マンションの一室だった。フリーカメラマンが自宅にスタジオを構えているらしい。
「奈月さんですね?どうぞ」
意気揚々と部屋番号を押してオートロックを開けてもらい、14階の部屋に向かった。

ドキドキしながら高級ホテルのような廊下を歩く。タワマンの中に入るのは初めてのことなので、どんな人が住んでいるのだろうかと興味が湧いてくる。

部屋のインターフォンを押す。玄関を開けたのは、20代後半の爽やかな男性だった。まだ若さも十分にあるが、大学生の奈月からすると、ほどよく大人の色気と余裕も見える。
「賢人です」
奈月の顔を見るなり、くしゃっとした笑顔で出迎えてくれた。子犬のような可愛らしい笑顔に、奈月の胸はときめいた。彼女のタイプだったのだ。

「今日は、数着、着てもらいます」
今年の新作だという水着を5着ほど見せられる。メーカーの説明や各水着のコンセプトなどについて軽く打ち合わせをしたあと、更衣室に通された。

1着目は、白黒ストライプのビキニだった。装飾がないシンプルさが高級感を出している。
着替えを終えてスタジオ部屋に入ると、照明や機材は既に万全の状態だった。奈月がバックスクリーンのある位置に立つと、すぐに撮影が始まった。
「よろしくお願いします」
「よろしく。まずは適当に撮っていくね」
当たり障りのないポーズを撮影してもらい、そのまま本撮影へと入った。

2着目は、ピンクと白の清楚系なビキニだ。こちらはフリルが付いていて「カワイイ」をコンセプトにしている。
奈月は、水着のイメージに合ったポージングや表情を自在に切り替えることができる。これが、モデルとしての彼女の才能もひとつでもあった。
「奈月ちゃん、いいねぇ」
これだけ違うテイストの写真がすぐに撮れることは、カメラマンにとっても有益なことだった。フリーでやっていると、ハズレのモデルを引いてしまうこともある。いくら容姿が良くても、カメラマンとクライアントの要求に応える力がないと使い物にならない。奈月はその点、大学生のアマチュアモデルとしては十分すぎるくらいの素質があった。
「ありがとうございます」
奈月も自信がある部分であったが、自分好みのイケメンに褒められるとなると嬉しさも倍増する。

ところが、4着目の水着でハプニングが起きた。面積が狭く、陰毛が少しだけはみ出してしまっていた。
毛をすいて毛量を抑える準備はしていた。それでもはみ出してしまう。
奈月はモデルには珍しく、陰毛の脱毛をしていなかった。大好きな彼氏が「少しくらい毛がある方がエロい」と主張しているのが理由だ。がっかりする恋人の顔を見たくないから、奈月はヘアを整えるだけに留まっていた。
実際、ここまで面積の狭い水着を着ることはほとんどないため、仕事に差し支えなかった。だが今回は参った。

布をできるだけ広げれば、なんとか隠せそうな微妙な塩梅だ。布がずれないようなポージングをすれば、誤魔化せそうだ。

「大丈夫?」
着替えが遅い奈月を心配して、更衣室から出てきたところを賢人が気遣った。
「遅くなってごめんなさい」
「少し露出が多い水着だからね。嫌じゃない?」
「はい、大丈夫です」
そろそろと歩いて、布の摩擦を抑える。このくらいであれば、いわゆる「はみ毛」は避けられそうだ。

脚を閉じたポージングで乗り切ろうとしたが、賢人から「仁王立ちで、夏に立ち向かう感じで」と要求されてしまった。
「ぁっ..」
奈月は多少、戸惑った。少しでもはみ出してしまったらNGになってしまうし、何よりも、今日初めて会った男性に痴態を見せることになる。しかも、好みの男性だ。
だが、やらなくてはいけない。要求の内容から、おそらく、引きの人物画に太陽や海などの風景を組み込んだレイアウトになると予測した。陰部に注目が集まることはない。万が一、不備があっても、企業側が修正を要求してくれるはずだ。

意を決して、奈月は脚を大きく開いた。視線を陰部に向けて確認ができない。
賢人の様子で察しようとすると、彼は撮影に夢中で、「もう少し上を見て」と、更なる指示を出してくる。陰毛に関しては、何も言ってこない。
きっと、大丈夫だ。もしかしたらはみ出てるかもしれないけど、賢人もプロのカメラマンだし、こういうことはよくあるはずだ。現実逃避的に、心配事を考えないようにした。

最後の1着を手渡されたとき、賢人がとても言いにくいそうに口を開いた。
「最後の水着なんだけど..実はこれは表に出ない写真で」
「そうなんですか」
「クライアントの別部門で、ステージ用の少し過激な衣装らしいんだ。やってくれるかな?」
断れば、ギャラが減ってしまう。何より奈月は、自分の仕事に誇りを持っている。どんなシーンでも着こなしてみせるというのが、彼女の信念だ。
「もちろんです」
「よかった。奈月ちゃんはアマチュアなのに、プロ意識が強くてほんとに助かるな。ありがとうね」

賢人に褒められら奈月はまたひとつ気分が良くなった。そして、自分のスキルを上げるためにも、どんどん挑戦していきたいと闘志に燃えていた。

─続く─
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