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46話 カルロス VS ゴブリンナイト ⑤
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エマは、俺ことカルロスとゴブリンナイトの様子をさらに伺っていた。
(見た感じ、カルロスもゴブリンナイトも体を斬りつけられていて、どちらも満身創痍のようね!! この戦いそう長くないうちに終わるかも!!)
エマは、俺もゴブリンナイトも満身創痍になっていることから、どちらかがさらに一撃を与えれば、この戦いはもうじき終わるかも知れないと思っていた。
(でも、できることなら‥‥‥カルロスが勝ってほしい‥‥‥でないと、私は殺されるわ‥‥‥)
エマはそのようなことを考えていた。そして、目の前で戦いを繰り広げる者達をよく見たら、どちらも剣や刀を鞘におさめていた。
(私の考えていた通り、ゴブリンナイトもカルロスも自分たちがあと一撃で倒されると分かっているわ。そのため、次で終わらせようとあの技を繰り出すための構えをしているわ!!)
ゴブリンナイトや俺はエマの考え通り、次で終わらそうと向かい合っていた。
ゴブリンナイトは剣を鞘におさめると、意識を集中させた。
(今、俺は戦闘力向上の呪文によって、攻撃力が1.5倍強くなっている。だが、相手も今の俺と互角の強さを備えている。意識を集中して繰り出さなくては‥‥‥)
意識を集中させて、居合斬りを繰り出そうとしていた。
俺も刀をおさめて、意識を集中させていた。
(意識を集中させなくては勝てない相手だ。これまで教わったことをいかして、居合斬りを放つんだ。あと、ゴブリンナイトは結局呪文を放たなかった。おそらく、身体向上の呪文だったのだろう)
俺が身体向上の呪文だと考えるにはある理由があった。
ひとつは、カルロスがピンチになっても何かしらの攻撃呪文を繰り出さなかったこと。
もうひとつは、ゴブリンナイトが初手の時よりも、呪文を唱えだしてからの方が強くなっていたこと。
この2点から、ゴブリンナイトは身体向上の呪文を唱えたのだと判断した。
そして、身体向上したゴブリンナイトの強さは、今の俺の強さと互角だ。互角の力で同じ技を放つと考えれば、技の技術の高さがこの勝負を決すると考えるべきだろう。
俺は意識をさらに集中した。集中している時、あることを考えた。霊力の力を刀にも分け与えれば、刀にも力が伝わり、より精錬された攻撃ができるのではないかと‥‥‥
だが、試すことはできない俺はぶっつけ本番で今考えたことを試そうとした。霊力の力を刀にも分け与えた。
果たしてどのような結果になるか、俺は気対半分、不安半分のまま、刀を解き放とうとしていた。
(見た感じ、カルロスもゴブリンナイトも体を斬りつけられていて、どちらも満身創痍のようね!! この戦いそう長くないうちに終わるかも!!)
エマは、俺もゴブリンナイトも満身創痍になっていることから、どちらかがさらに一撃を与えれば、この戦いはもうじき終わるかも知れないと思っていた。
(でも、できることなら‥‥‥カルロスが勝ってほしい‥‥‥でないと、私は殺されるわ‥‥‥)
エマはそのようなことを考えていた。そして、目の前で戦いを繰り広げる者達をよく見たら、どちらも剣や刀を鞘におさめていた。
(私の考えていた通り、ゴブリンナイトもカルロスも自分たちがあと一撃で倒されると分かっているわ。そのため、次で終わらせようとあの技を繰り出すための構えをしているわ!!)
ゴブリンナイトや俺はエマの考え通り、次で終わらそうと向かい合っていた。
ゴブリンナイトは剣を鞘におさめると、意識を集中させた。
(今、俺は戦闘力向上の呪文によって、攻撃力が1.5倍強くなっている。だが、相手も今の俺と互角の強さを備えている。意識を集中して繰り出さなくては‥‥‥)
意識を集中させて、居合斬りを繰り出そうとしていた。
俺も刀をおさめて、意識を集中させていた。
(意識を集中させなくては勝てない相手だ。これまで教わったことをいかして、居合斬りを放つんだ。あと、ゴブリンナイトは結局呪文を放たなかった。おそらく、身体向上の呪文だったのだろう)
俺が身体向上の呪文だと考えるにはある理由があった。
ひとつは、カルロスがピンチになっても何かしらの攻撃呪文を繰り出さなかったこと。
もうひとつは、ゴブリンナイトが初手の時よりも、呪文を唱えだしてからの方が強くなっていたこと。
この2点から、ゴブリンナイトは身体向上の呪文を唱えたのだと判断した。
そして、身体向上したゴブリンナイトの強さは、今の俺の強さと互角だ。互角の力で同じ技を放つと考えれば、技の技術の高さがこの勝負を決すると考えるべきだろう。
俺は意識をさらに集中した。集中している時、あることを考えた。霊力の力を刀にも分け与えれば、刀にも力が伝わり、より精錬された攻撃ができるのではないかと‥‥‥
だが、試すことはできない俺はぶっつけ本番で今考えたことを試そうとした。霊力の力を刀にも分け与えた。
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