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45話 カルロス VS ゴブリンナイト ④
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不味いこちらに向かってくる‥‥‥俺は苦悶の表情をしながら、ゴブリンナイトの方に顔を向けて、そう判断した。
俺はすぐさま、構え直そうとした。
ゴブリンナイトは、俺の様子を見てこう言ってきた。
「斬られてつらいところ申し訳ないが、まだまだいくぞ!!」
ゴブリンナイトは発言を終えると、俺に向かって突っ込んできた。
俺はふらふらで倒れそうな状態をしながらも、構え直していた。
しかし、俺の様子を見たゴブリンナイトは防げないだろうと判断して剣を振り上げてきた。
だが、次の瞬間、ゴブリンナイトは驚愕した。
なんと、ふらふらのカルロスは、振り下ろされてきた剣を紙一重でかわしていたのだ。その後、何度も剣を繰り出したが、紙一重でかわすか刀でしのがれた。
「どうして‥‥‥紙一重でかわせるのだ‥‥‥」
どうやらカルロスが紙一重でよけていることに、ゴブリンナイトは不思議そうに思っていた。
だが、この紙一重でよけられているのも、王族護衛の剣術のひとつだった。
相手の剣や拳の風圧を感じて、どの位置から繰り出してくるか判断する技である。また、これは、力を抜いて、風を感じながらでないと繰り出せない技でもある。
そして、その様子がなぎさのように見えることから技名はなぎさ渡りという。
こうして、俺ことカルロスは脱力しながら、ゴブリンナイトの攻撃をよけ続けていた。
そして、この技を知らなそうなゴブリンナイトを見て、俺はゴブリンナイトが剣で繰り出す技しか知らないと判断した。
そう判断すると、俺はゴブリンナイトの一撃をよけたあとに、構えを直して、回転斬りを行った。
ゴブリンナイトの剣を刀の側面で受け流して、そのまま回転しながらゴブリンナイトを斬った。
ゴブリンナイトは痛みで苦痛の表情をしていたが、すぐに立て直し回転斬りを行ってきた。
俺を切り倒そうとしてきたのだ。だが、次の瞬間、斬られていたのはゴブリンナイトの方だった。
「ぐはあ~~!!」
ゴブリンナイトは斬られて、さらに苦痛の顔になり、その場に崩れた。
俺はそのまま一直線上に通りすぎていった。ゴブリンナイトは俺ことカルロスを見て、何を繰り出してきたのか、すぐに理解していたようだ。
(あいつめ、居合斬りを繰り出してきたな‥‥‥俺が反転して攻撃を行うと判断し、素早く斬りつける居合斬りを繰り出してきたか‥‥‥)
「こいつは想像以上に強いようだ!! これ程の相手と戦えて私は嬉しいぞ!!」
ゴブリンナイトは敵である俺を称賛していた。
俺の方はゴブリンナイトに体を向き直していた。そして、先ほどの仕返しをできてにやついていた。
一方エマは、俺ことカルロスとゴブリンナイトの一連の攻防を見て、驚きの顔をしながら、身震いしていた。
(ゴブリンナイトも、カルロスも、なんて戦いを繰り広げるの‥‥‥しかも、技の応酬ばかり繰り広げている‥‥‥私なんかではできない芸当ばかりだわ)
(それに、ゴブリンナイトは私や剣士と戦おうとしたときよりも、さらに力とスピードが増している‥‥‥私なんか相手じゃなかったようね‥‥‥)
ゴブリンナイトと俺の戦いを見ていたエマは自分の力の未熟さを思い知らされていた。
俺はすぐさま、構え直そうとした。
ゴブリンナイトは、俺の様子を見てこう言ってきた。
「斬られてつらいところ申し訳ないが、まだまだいくぞ!!」
ゴブリンナイトは発言を終えると、俺に向かって突っ込んできた。
俺はふらふらで倒れそうな状態をしながらも、構え直していた。
しかし、俺の様子を見たゴブリンナイトは防げないだろうと判断して剣を振り上げてきた。
だが、次の瞬間、ゴブリンナイトは驚愕した。
なんと、ふらふらのカルロスは、振り下ろされてきた剣を紙一重でかわしていたのだ。その後、何度も剣を繰り出したが、紙一重でかわすか刀でしのがれた。
「どうして‥‥‥紙一重でかわせるのだ‥‥‥」
どうやらカルロスが紙一重でよけていることに、ゴブリンナイトは不思議そうに思っていた。
だが、この紙一重でよけられているのも、王族護衛の剣術のひとつだった。
相手の剣や拳の風圧を感じて、どの位置から繰り出してくるか判断する技である。また、これは、力を抜いて、風を感じながらでないと繰り出せない技でもある。
そして、その様子がなぎさのように見えることから技名はなぎさ渡りという。
こうして、俺ことカルロスは脱力しながら、ゴブリンナイトの攻撃をよけ続けていた。
そして、この技を知らなそうなゴブリンナイトを見て、俺はゴブリンナイトが剣で繰り出す技しか知らないと判断した。
そう判断すると、俺はゴブリンナイトの一撃をよけたあとに、構えを直して、回転斬りを行った。
ゴブリンナイトの剣を刀の側面で受け流して、そのまま回転しながらゴブリンナイトを斬った。
ゴブリンナイトは痛みで苦痛の表情をしていたが、すぐに立て直し回転斬りを行ってきた。
俺を切り倒そうとしてきたのだ。だが、次の瞬間、斬られていたのはゴブリンナイトの方だった。
「ぐはあ~~!!」
ゴブリンナイトは斬られて、さらに苦痛の顔になり、その場に崩れた。
俺はそのまま一直線上に通りすぎていった。ゴブリンナイトは俺ことカルロスを見て、何を繰り出してきたのか、すぐに理解していたようだ。
(あいつめ、居合斬りを繰り出してきたな‥‥‥俺が反転して攻撃を行うと判断し、素早く斬りつける居合斬りを繰り出してきたか‥‥‥)
「こいつは想像以上に強いようだ!! これ程の相手と戦えて私は嬉しいぞ!!」
ゴブリンナイトは敵である俺を称賛していた。
俺の方はゴブリンナイトに体を向き直していた。そして、先ほどの仕返しをできてにやついていた。
一方エマは、俺ことカルロスとゴブリンナイトの一連の攻防を見て、驚きの顔をしながら、身震いしていた。
(ゴブリンナイトも、カルロスも、なんて戦いを繰り広げるの‥‥‥しかも、技の応酬ばかり繰り広げている‥‥‥私なんかではできない芸当ばかりだわ)
(それに、ゴブリンナイトは私や剣士と戦おうとしたときよりも、さらに力とスピードが増している‥‥‥私なんか相手じゃなかったようね‥‥‥)
ゴブリンナイトと俺の戦いを見ていたエマは自分の力の未熟さを思い知らされていた。
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