すっぴんで可愛い子しか勝たんと思ってたけど、もしかしたら違うのかもしれない

えと えいと

文字の大きさ
1 / 5

①女の子って怖いね

しおりを挟む
僕の名前は三谷昂
ネットでの名前は、三ツ矢ラムネである。
ゲームが大好きな大学生だ!
自己紹介はここまでにしよう
ちょっと今詳しく話してる時間が無いのだ
僕は今ピンチに陥ってる
なぜなら

目の前にトドが現れたのだ

スマートフォンの画面には可愛いらしい女の子の写真が写っている。
写真に写っているこの名前は佐久間リナさん
SNSを通して仲良くなった今気になってる女の子
趣味は美味しいものを食べることらしい。
いっぱい食べる女の子ってめちゃくちゃ可愛いよね
某CMで「いっぱい食べる君が好き!」と言ってるけど、ほんとにそれは思う。

それで、仲良くなって数カ月したつい先日
「一緒にご飯行きませんか?」と言われ
僕は二つ返事をした

「めちゃかわ女子とご飯!なんて最高なんだ!もしかしたら…それだけで終わらなくったり…ぐふふふふ」

そう思い、今日を楽しみに生きてきた
そう、ついさっきまでは

集合場所に現れたのは
写真とは全く別物の生物だった
(これは…人間…なのか?)
俺の足より太い腕と首
そして、俺の2倍はあるであろう腹
目は確かにそのままだ
いや、それ以外のパーツどうやって隠していた。
そのあご肉どうした、何かついさっき食べてきて蓄えたのか?
ハムスター的な
いやもうほんと
「加工してまでがメイク」ってたまに耳にするけど
これはもう
加工をするっていうレベルじゃねぇぞ!

「三ツ矢ラムネさんですよね!初めまして!」

「あ…えっとー…はい」
今すぐ逃げたかった
嘘をついてでも
でも、相手には顔写真を送ってしまっているため、嘘が絶対バレる
俺は加工が下手だ…
くっそ!その技術俺にくれ!

「ですよね!写真よりなんかイケメンでびっくりしちゃった♥」
やめてくれ!
トドにそんな言葉いわれても背筋が凍るだけだ!
「あ、ありがとうこざいます」
とりあえず…適当に話して
適当に帰ろう
すぐに

「それじゃ行きましょ♥」
トドはそっと手を握ってきた

なんかぬちょっとしてる!
なんか!
ぬちょっと!
してる!
生ぬるい!むりいいいい!!
誰か助けてぇぇえええええ

その後
焼肉の食べ放題に連れてかれ
僕の3倍食べる彼女の食いっぷりに感服し
僕はあまり食べれなかった
しかも奢らされるしまつ
「今夜…時間あります?」と言われたけど
もちろん答えはNo!
速攻帰り家に帰ることにした。
帰宅する頃には時刻は夜の10時となっていた。

なーんで俺ってこんなに女運ないんだろ…
いい人…いないかな
いやまぁ、俺の理想が少し高いだけかもしれないけど…
でも、今まで好みのタイプの人だと思ったら違うって人しかあったことない…

加工かな?
違うよメイクよ
化け物やん  (字余り)
三谷 心の一句

はぁ、かわいい女の子が突然家に!
とか起きないかなぁ

ピンポーン
家のチャイムがなった
俺は一人暮らしをしている
基本居留守をしてるんだが、今何故かふと「可愛い女の子来てくれた!?」と考えてしまい、体が動いていた

(NHKなら無視、宗教勧誘なら無視、かわいい女の子ならgo!)

そして、玄関前のカメラを見るとそこには

NHKでもなく宗教勧誘でもなう
ただの女がたっていた
可愛くもなく、ブスでもなく
ただの女

なんだよー!1番想像外が答えかよ!
まぁ…NHKでも宗教勧誘でもなさそうだし、まぁ…うん…でるか

ピッ
「はいーなんでしょう」

「あ…こ、こんにちは!引っ越してき轟 千秋と申します!今日から引っ越してきたので挨拶にと思いまして!」
声がめちゃくちゃかわいい
何これ
声だけで惚れちゃいそうなんだけど

「あ、そうなんですか、今行きますー」
急いでドアに向かう
何かしら可愛い要素があると何故かテンションが上がってしまう
これは男の性なのだろうか

「はい、千秋さん…でしたっけ?僕は三谷昂と言いますー、三谷でも昂でもどうとでも呼んでください」

「はい!千秋です!これからよろしくお願いします!これ…つまらないものですが…」
彼女は洗顔タオルの詰め合わせを渡してくれた
今どきちゃんとこういうのは渡す若者おるんやな…ちなみに俺はもちろん渡さなかった!はっはっはっ!

「ありがとうございます!何か困ったことがあったら聞いてください」

「ありがとうございます!いい人がお隣さんで良かったです!」
いい人だなんて…
そんなこと言ってると惚れちゃうけど大丈夫そ?

「いえいえ、では、夜も遅いので気をつけてくださいね」

「はい!ありがとうございます!」

ガチャ
…なんか、顔は正味ツッコミどころのないふつーな感じだけど、ところどころ可愛いんだよなぁ…なんなんだろ
まぁいいや、俺は深夜アニメに備えてお風呂に入りSNSを更新するという仕事がある!
課題?そんなんしらん!ギリギリでやれば良い!

俺は急いで部屋に戻った

この時、俺の人生に変化が起きそうになっているのは気づかないのであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

追放された悪役令嬢はシングルマザー

ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。 断罪回避に奮闘するも失敗。 国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。 この子は私の子よ!守ってみせるわ。 1人、子を育てる決心をする。 そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。 さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥ ーーーー 完結確約 9話完結です。 短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。 そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。 相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。 トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。 あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。 ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。 そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが… 追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。 今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

処理中です...