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第一章 入学編
『女神様』との謁見
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「あぁ・・凄いです」
騎士の案内で謁見の間に入った私は、先程からずっと『凄い』としか言っていません。
『イルティア・レ・イーレ』内部にある謁見の間はとても広い空間でした。
そして、『神聖イルティア自治国』から遠く南に位置する『聖都リーフィア』の宮殿にある謁見の間を再現していると言われているこの部屋は、天井全てが取り払われているように見えてとても開放的です。
実際は『航空戦艦』なので本当に屋根が取り払われているのではなく、『光魔導』が屋根全体に付与されているのでしょうが、それだけでも術式の維持に膨大なマナが必要です。
そして、床や壁、柱までもが神白銀で作られているので、部屋全体が陽の光を反射して美しく輝いています。
貴金属としての価値がつけられないと言われている神白銀が惜しげもなく使われた部屋ですので、正直床の上を歩くだけでも気を使ってしまいます。
そして、『女神様』が腰掛けるには少し簡素なデザインをした玉座の後ろには、一本の大木が植えられています。
その大木の枝葉からは絶えずマナが放出され、きらきらと美しい白銀の粒子で輝いています。
『聖都リーフィア』にある謁見の間には『ヴァルハラの聖樹』という聖なる樹が存在するらしいのですが、この大木はおそらく『聖樹』の挿し木が育ったものだと思います。
そんな荘厳で広大な謁見の間で、各国の重鎮が並んで『女神様』が現れるのを待っています。
そして、何故か私は王侯貴族を差し置いて一番前列のど真ん中に立たされています。
「あの・・私この場所でいいんでしょうか」
「今回の謁見は君のバレッタを見てもらうのがメインだからね」
「はぁ・・」
シュイイン・・・。
そして、いよいよ玉座側に設けられた扉が開かれました。
それに合わせて私の緊張も最高潮になります。
パパァァァ!!
「『神聖リーフィア神帝国』、ハーティルティア女神帝陛下の御成!」
盛大なラッパの音が鳴り響いた直後、開かれた扉から三人の女性が入場してきました。
「ああ・・・」
私は入場してきた三人の姿を見た瞬間、感動で涙が溢れそうになりました。
この世界で、私達の目の前に現れた三人を知らない人間は存在しません。
それ程、彼女達は偉大な存在なのです。
三人の先頭を歩くのは、二十代前半くらいの年頃に見える、身体に沿ったラインで白銀色に輝く神白銀の全身鎧を装着した美しい獣人の女性です。
彼女の頭頂部には三角に尖ったふさふさの獣耳があり、ふりふりとしなやかに動く細い尻尾には、膝まである長髪を毛先で纏めているものとお揃いのリボンがついています。
そして、くりくりとした大きな瞳が特徴的な愛らしい顔をしていますが、そのスレンダーな全身からは鍛え上げられた刀身のように鋭い武人の覇気を感じます。
彼女が身につけている鎧は『神聖魔導甲冑』と言われ、『女神様』に仕える『聖騎士』のみが装着を許される『神器』です。
彼女は名を『シエラ』といい、『女神様』と『邪神デスティウルス』を滅ぼした伝説の『聖騎士』です。
そして、最後尾を歩いている、白銀のローブを身に纏っていてシエラ様と同じくらいの年頃に見えるロングストレートヘアーが特徴的な美女もまた、生きる伝説となっている人物です。
彼女は名を『リリス』といい、シエラ様と同じく『邪神デスティウルス』討伐を成し遂げた後も、現在まで『女神教会』の『聖女』として活躍されているお方です。
リリス様が身に纏っているローブは、おそらく神白銀糸で織られた物だと思います。
側近として常に『女神様』に侍るリリス様は、生涯『女神様』の専属侍女を務めあげた初代『聖騎士』の『ユナ・エインヘリアル』様が亡くなった後は、『女神様』の専属侍女としても活躍しています。
そして、その御二方の間で歩いている美少女こそ、至高なる存在として『神聖リーフィア神帝国』に君臨する『女神ハーティルティア』様です。
ハーティルティア様は見た目こそ私と変わらないくらいの可憐な少女ですが、この世界を生み出し、『邪神デスティウルス』を滅ぼしてからも千年に渡って人類を見守り続けている、正真正銘の『現人神』です。
その偉大な御三方に共通する特徴は、満ち溢れるマナによって常時淡く発光する白銀色の美しい髪と双眸です。
この世界では、白銀色の髪と瞳を持つことが『神族』の証とされ、御三方は現代に生きるたった三人しかいない『神族』の転生体です。
シエラ様とリリス様は『女神の力』を多く継承して転生したことによって、千年以上生きているにも関わらず『聖都リーフィア』に住んでいる『エルフ族』のように殆ど年をとることがありません。
そして、ハーティルティア様は完全な『女神』の転生体なので、人間の肉体を持っていながら全く老化しないそうです。
私達はハーティルティア様を目にした瞬間、『最敬礼』を行います。
両手を祈るように組んで額を当てながら片膝を地につける『最敬礼』と呼ばれる姿勢は、この世界で一番身分の高い『女神様』に対してのみ行われるものです。
そして、たとえ一国の王でさえも、『女神様』の前では『最敬礼』を行って膝を折るのです。
ハーティルティア様は全員が『最敬礼』をする前をゆっくりと歩き、中央の玉座に座ります。
見た目は十代の美少女なので、玉座に座る姿は非常に微笑ましく見えます。
もちろん、そんな不敬なことは決して口には出しません。
そして、ハーティルティア様を挟むように、リリス様とシエラ様が側に立ちました。
ハーティルティア様はちょこんと玉座に腰掛けたまま、私達を見渡すと鈴を転がすような声で言いました。
「みなさん、ごきげんよう。『イルティア・レ・イーレ』へようこそ」
『女神様』はとても物腰の丁寧なお方のようです。
人類世界の頂点に君臨する方であるにもかかわらず、その話し方はとても丁寧です。
「グラウス国王。貴国の報告によれば、至高なるハーティルティア様より貸与されるはずの『ヒメツバキ』を奪われたそうですね」
グラウス国王陛下に問いかけるリリス様もハーティルティア様と同じく丁寧な口調ですが、その言葉の裏には棘があります。
リリス様は誰よりもハーティルティア様を敬愛している方ですので、『女神様』の『飛行魔導神殿』を奪われた事が許せないのでしょう。
「そ・・その件につきましては心よりお詫び申し上げたく・・」
リリス様に詰められたグラウス国王陛下は、私が見ても可哀想なくらいに顔色を悪くしながら滝のような汗を流しています。
たとえ一国の国王であっても、千年以上もハーティルティア様と『女神教会』を支えてきた『聖女様』には頭が上がらないようです。
「リリス、あんまりグラウスさんをいじめないであげて」
「で、ですが・・っ!!」
「別にいいじゃない、艦船の一隻や二隻。そもそも『飛行魔導神殿』を建造するのは自治国の皆さんであって、私は仕上げにパァっと一部を神白銀に錬金するだけなんだから」
人類文明防衛の要で『神器』でもある『飛行魔導神殿』を『別にいい』扱いするハーティルティア様・・。
そして、神の御業である神白銀の錬金を事もなさげにする言い回し・・。
どうしましょう。
『女神ハーティルティア』様は、私が思っていた『女神像』よりも、ざっくりした性格のお方なようです。
騎士の案内で謁見の間に入った私は、先程からずっと『凄い』としか言っていません。
『イルティア・レ・イーレ』内部にある謁見の間はとても広い空間でした。
そして、『神聖イルティア自治国』から遠く南に位置する『聖都リーフィア』の宮殿にある謁見の間を再現していると言われているこの部屋は、天井全てが取り払われているように見えてとても開放的です。
実際は『航空戦艦』なので本当に屋根が取り払われているのではなく、『光魔導』が屋根全体に付与されているのでしょうが、それだけでも術式の維持に膨大なマナが必要です。
そして、床や壁、柱までもが神白銀で作られているので、部屋全体が陽の光を反射して美しく輝いています。
貴金属としての価値がつけられないと言われている神白銀が惜しげもなく使われた部屋ですので、正直床の上を歩くだけでも気を使ってしまいます。
そして、『女神様』が腰掛けるには少し簡素なデザインをした玉座の後ろには、一本の大木が植えられています。
その大木の枝葉からは絶えずマナが放出され、きらきらと美しい白銀の粒子で輝いています。
『聖都リーフィア』にある謁見の間には『ヴァルハラの聖樹』という聖なる樹が存在するらしいのですが、この大木はおそらく『聖樹』の挿し木が育ったものだと思います。
そんな荘厳で広大な謁見の間で、各国の重鎮が並んで『女神様』が現れるのを待っています。
そして、何故か私は王侯貴族を差し置いて一番前列のど真ん中に立たされています。
「あの・・私この場所でいいんでしょうか」
「今回の謁見は君のバレッタを見てもらうのがメインだからね」
「はぁ・・」
シュイイン・・・。
そして、いよいよ玉座側に設けられた扉が開かれました。
それに合わせて私の緊張も最高潮になります。
パパァァァ!!
「『神聖リーフィア神帝国』、ハーティルティア女神帝陛下の御成!」
盛大なラッパの音が鳴り響いた直後、開かれた扉から三人の女性が入場してきました。
「ああ・・・」
私は入場してきた三人の姿を見た瞬間、感動で涙が溢れそうになりました。
この世界で、私達の目の前に現れた三人を知らない人間は存在しません。
それ程、彼女達は偉大な存在なのです。
三人の先頭を歩くのは、二十代前半くらいの年頃に見える、身体に沿ったラインで白銀色に輝く神白銀の全身鎧を装着した美しい獣人の女性です。
彼女の頭頂部には三角に尖ったふさふさの獣耳があり、ふりふりとしなやかに動く細い尻尾には、膝まである長髪を毛先で纏めているものとお揃いのリボンがついています。
そして、くりくりとした大きな瞳が特徴的な愛らしい顔をしていますが、そのスレンダーな全身からは鍛え上げられた刀身のように鋭い武人の覇気を感じます。
彼女が身につけている鎧は『神聖魔導甲冑』と言われ、『女神様』に仕える『聖騎士』のみが装着を許される『神器』です。
彼女は名を『シエラ』といい、『女神様』と『邪神デスティウルス』を滅ぼした伝説の『聖騎士』です。
そして、最後尾を歩いている、白銀のローブを身に纏っていてシエラ様と同じくらいの年頃に見えるロングストレートヘアーが特徴的な美女もまた、生きる伝説となっている人物です。
彼女は名を『リリス』といい、シエラ様と同じく『邪神デスティウルス』討伐を成し遂げた後も、現在まで『女神教会』の『聖女』として活躍されているお方です。
リリス様が身に纏っているローブは、おそらく神白銀糸で織られた物だと思います。
側近として常に『女神様』に侍るリリス様は、生涯『女神様』の専属侍女を務めあげた初代『聖騎士』の『ユナ・エインヘリアル』様が亡くなった後は、『女神様』の専属侍女としても活躍しています。
そして、その御二方の間で歩いている美少女こそ、至高なる存在として『神聖リーフィア神帝国』に君臨する『女神ハーティルティア』様です。
ハーティルティア様は見た目こそ私と変わらないくらいの可憐な少女ですが、この世界を生み出し、『邪神デスティウルス』を滅ぼしてからも千年に渡って人類を見守り続けている、正真正銘の『現人神』です。
その偉大な御三方に共通する特徴は、満ち溢れるマナによって常時淡く発光する白銀色の美しい髪と双眸です。
この世界では、白銀色の髪と瞳を持つことが『神族』の証とされ、御三方は現代に生きるたった三人しかいない『神族』の転生体です。
シエラ様とリリス様は『女神の力』を多く継承して転生したことによって、千年以上生きているにも関わらず『聖都リーフィア』に住んでいる『エルフ族』のように殆ど年をとることがありません。
そして、ハーティルティア様は完全な『女神』の転生体なので、人間の肉体を持っていながら全く老化しないそうです。
私達はハーティルティア様を目にした瞬間、『最敬礼』を行います。
両手を祈るように組んで額を当てながら片膝を地につける『最敬礼』と呼ばれる姿勢は、この世界で一番身分の高い『女神様』に対してのみ行われるものです。
そして、たとえ一国の王でさえも、『女神様』の前では『最敬礼』を行って膝を折るのです。
ハーティルティア様は全員が『最敬礼』をする前をゆっくりと歩き、中央の玉座に座ります。
見た目は十代の美少女なので、玉座に座る姿は非常に微笑ましく見えます。
もちろん、そんな不敬なことは決して口には出しません。
そして、ハーティルティア様を挟むように、リリス様とシエラ様が側に立ちました。
ハーティルティア様はちょこんと玉座に腰掛けたまま、私達を見渡すと鈴を転がすような声で言いました。
「みなさん、ごきげんよう。『イルティア・レ・イーレ』へようこそ」
『女神様』はとても物腰の丁寧なお方のようです。
人類世界の頂点に君臨する方であるにもかかわらず、その話し方はとても丁寧です。
「グラウス国王。貴国の報告によれば、至高なるハーティルティア様より貸与されるはずの『ヒメツバキ』を奪われたそうですね」
グラウス国王陛下に問いかけるリリス様もハーティルティア様と同じく丁寧な口調ですが、その言葉の裏には棘があります。
リリス様は誰よりもハーティルティア様を敬愛している方ですので、『女神様』の『飛行魔導神殿』を奪われた事が許せないのでしょう。
「そ・・その件につきましては心よりお詫び申し上げたく・・」
リリス様に詰められたグラウス国王陛下は、私が見ても可哀想なくらいに顔色を悪くしながら滝のような汗を流しています。
たとえ一国の国王であっても、千年以上もハーティルティア様と『女神教会』を支えてきた『聖女様』には頭が上がらないようです。
「リリス、あんまりグラウスさんをいじめないであげて」
「で、ですが・・っ!!」
「別にいいじゃない、艦船の一隻や二隻。そもそも『飛行魔導神殿』を建造するのは自治国の皆さんであって、私は仕上げにパァっと一部を神白銀に錬金するだけなんだから」
人類文明防衛の要で『神器』でもある『飛行魔導神殿』を『別にいい』扱いするハーティルティア様・・。
そして、神の御業である神白銀の錬金を事もなさげにする言い回し・・。
どうしましょう。
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