17 / 48
第一章 入学編
初登校
しおりを挟む
チチチチ・・・・。
「ふあぁ・・・はえ!?」
私は、小鳥の囀りに起こされて目が覚めると、自分が見慣れない部屋にいることに驚きました。
「そうか・・今日から此処が私の部屋なんですね・・」
学園長への挨拶が終わった後、モニカさんに案内された学生寮の自室はとても豪華な部屋でした。
流石は貴族の寮ということもあり、部屋の広さは『東雲の奇跡亭』の一フロアに匹敵するくらいの広さがあります。
その広大な部屋には広い衣裳部屋から専用の浴室、キッチンまで完備しています。
そして、数ある家具や調度品はどれも目を瞠るばかりの高級品で、その中でも私が今横になっている天蓋付のベッドは一人で寝るにはとても広くて一際高そうに見えます。
ガチャ・・・。
「失礼いたします」
そして、私が寝起き早々自分の部屋の豪華さに戸惑っていると、寝室の扉が開いてモニカさんが入ってきました。
「おはようございます、アリア様。ご気分はいかがですか」
「あ、おはようございます、モニカさん。とてもいい目覚めでしたが、この部屋にはまだ慣れないですね」
「それはようございました」
「・・ですが、アリア様。何度も申し上げておりますが、私の事は『モニカ』と。あと敬語もおやめください」
「いままで庶民だったアリア様が恐縮されるのはよく理解しております。しかしながら、今のアリア様は天下の公爵閣下です」
「そして、そのような方が私のような使用人如きに頭を下げれば、『公爵』の品位にも関わることにもなるのですよ?」
「は・・はい・・うん、わかったよモニカ。少しずつ慣れていくようにするね?」
「それで結構でございます」
モニカは満足そうに微笑みました。
「さあ、アリア様。まずは朝食を摂りましょう」
「そのあとは湯あみをしまして、身だしなみを整えさせていただきます」
「うん、わかった」
私は貴族の振る舞いがわからないので、ひとまず全てをモニカに任せることにしました。
そして、優雅な朝食を終えた後、モニカに身体を洗ってもらった私は真新しい制服に身を包みました。
『イルティア騎士貴族学園』の標準制服は、とても可愛らしいデザインでした。
上は飾り袖が付いた白いブラウスの上から、紺色を基調としたチェック柄で腰の部分に飾りボタンが並んだコルセットベストを着るようになっていて、胸元は黒色の大きなリボンがあるデザインです。
そして、下はコルセットベストと同じ色柄で膝上丈のプリーツスカートと黒のニ―ハイソックス、ブラウン革のロングブーツという組み合わせでした。
制服に身を包んだ私の黒い長髪は、モニカさんによって丁寧に磨かれて艶やかな光沢を放っています。
その前髪の横には『白銀薔薇のバレッタ』が留められていて、私は鏡に映った自分の姿を見て胸が高鳴りました。
「ああ・・どうしましょう!!私はとんでもない女神様を生み出してしまったようです」
モニカは私の仕上がりを見て、真っ赤に頬を染めながら震えていました。
私も自分の出来栄えには正直驚いていますが、女神は言い過ぎたと思います。
正直、ハーティルティア様に失礼な気がします。
コンコン・・・。
その時、私の部屋の玄関扉からノックの音が聞こえてきました。
「はい?」
「お義姉さま!!わたくしですわ!!」
「あ、マリア様!どうぞ!!」
私が返事をすると、マリア様が侍女を連れて入室してきました。
マリア様も私と同じ制服を身に纏っていて、レオンハルト殿下と同じようなプラチナブロンドの長髪をサイドテールに纏めています。
ドレスを着ているマリア様も美しい姿でしたが、制服を着ているマリア様は年相応の愛らしさに溢れる姿になっていました。
「っ!?」
そして、マリア様は私の顔を見ると何故か息を詰まらせます。
「あの?マリア様・・どうされました?」
「ああ、なんということでしょう!!お義姉さま!なんて罪作りな美しさを持った方なのですか!!」
「このまま一人で学園に通えば、瞬く間に不埒な男の毒牙にかかってしまいますわ!!」
「ああ、お義姉さまが眩しすぎて、直視できませんわ!!」
そう言いながら、マリア様は赤くなった顔を大げさに手で覆います。
「マリア様、おおげさですよ」
「「いいえ、大げさじゃありません(ありませんわ)!!」」
謙遜する私にモニカさんとマリア様がハモって答えます。
「これはゆゆしき事態です・・・お兄様にはくれぐれも目を光らせてもらいませんと・・わたくしの、わたくしによる、わたくしの為の『アリアお義姉さま化計画』に支障が出ますわ!!」
「あの・・マリア様??」
「こほん・・とにかく、学舎に参りましょう!」
「ちなみに、学園の方針で学舎へは侍女の同伴ができませんわ」
「それでしたら、私は慣れているので問題ありませんよ」
「お部屋の管理は私にお任せ下さい、アリア様はお気をつけて学業に励んでくださいませ」
そして、一礼するモニカとマリア様の侍女に見送られながら、私達は学生寮のエントランスから外に出ました。
私達が学生寮の玄関から出た後にしばらく歩いた先にある正門を抜けると、正門前の車寄せに一台の豪華な『魔導車』が停車していました。
ガチャ・・・。
そして、『魔導車』の側に控えていたアーヴィンさんが恭しく開けた後部ドアの中から、レオンハルト殿下が降りてきました。
レオンハルト殿下は『魔導車』から降りて私と目があった瞬間、何故か口を大きく開けながら固まってしまいました。
「お・・・おはようアリア。君の制服姿があまりにも可憐すぎて、自分の降りた場所を『失われた神界』と間違えてしまったのかと思ったよ」
「おはようございます、アリア様。制服姿、とてもお似合いですよ」
「おはようございます、レオンハルト殿下、アーヴィンさん」
「それにしても、皆さん大げさですよ。ここが本当に『失われた神界』だったら大変なことになってしまうじゃないですか」
私はレオンハルト殿下の冗談にクスクスと笑いを返します。
しかし、私の笑顔を見たレオンハルト様は少し不機嫌そうな顔になりました。
「・・・アリア、私の事は『レオンハルト殿下』ではなく『レオン』と呼んでくれと言っているだろ?私と君の仲じゃないか」
・・・一体何の仲なんでしょうか。
同じ人工女神の『騎士』という意味でしょうか。
「・・お兄様も苦労されますわね」
私が首を傾げている姿を見たマリア様が、溜息をつきながら額に手を当てていました。
「さあ、呼んでごらん?」
「む、無理です!!!」
「そうか、私の頼みを聞けないんだね・・残念だ。・・そんな悪い口はどうしてしまおうかな??」
レオンハルト殿下はそう言って黒い笑みを浮かべながら、指で私の唇をなぞります。
その瞬間に自分の顔が一気に赤くなるのが私にもわかりました。
「い、言います!言いますから!!」
「そうか、よかった。じゃあ呼んでくれ、『レオン』と」
「レ、レオン・・・ハルト様」
「・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・はあ・・まあ、今日のところは『殿下』が外れただけマシとしようか」
「あまり無理言ってアリアに嫌われたくないしね」
「お兄様だけズルい!!私のことも『マリア』と呼んでもらいますからね!!」
「は・・・はひ」
「レオンハルト殿下、朝から令嬢を揶揄っていたらそっぽを向かれてしまいますよ」
「私はいつだって真面目だぞ」
そう言いながら、レオンハルト殿下は不機嫌そうな表情で顔を背けました。
「そう言えば、アーヴィンさんも学園に通ってるんですか?」
「ええ、実は殿下とは同じ歳なので、専属騎士としての教養と技量を身につける為に『騎士科』へ通っているのです」
「それに、護衛の任務もできますしね」
レオンハルト殿下は、私に向かって微笑むアーヴィンさんへ睨みつけるような目を向けます」
「ふん、アーヴィンの事は気にしなくていいぞ、アリア」
「今日はアリアを迎えにきたんだ。学園まで送るから『魔導車』に乗ってくれ」
そう言って、レオンハルト様は私の手を取りました。
「え、そんな!一国の王子様に送ってもらうなんて!!畏れ多いです!!」
「何をいっているんだ、アリア公爵閣下?王子と公爵が馬車の中で政治的な話をしながら移動・・普通だろ?」
そう言うレオンハルト様の笑顔はとても悪そうです。
「それに、君は今日学園に初めて通うんだ。君の存在は既に王家が公認しているという事を皆にアピールしないと」
「『既にアリアは私のものだ』の間違いですわね」
「マリアンネ、言ってくれるな」
そして、レオンハルト様の誘いを断りきれない私は、半ば強制的に『魔導車』へ乗せられました。
・・・・・・・・・。
シュイィィィン・・・。
初めて乗った『魔導車』は、私が『イシズ』で乗っていた魔導三輪とは雲泥の差の乗り心地でした。
そして、上質な肌触りでクッション性の高い対面座席に腰かけた私の両隣には、レオンハルト様とマリア様が肩を寄せ合って座っています。
・・何故こんなに広い座席があるのに、わざわざ隣に座るのでしょうか。
ちなみにアーヴィンさんは助手席に座っていて、私達の座る後部座席とは壁で仕切られているので姿は全く見えません。
私が横目でレオンハルト様をチラッと見ると、とても嬉しそうに眼を細めている美しい顔が見えました。
そのあまりの美しさを直視できない私は、そわそわとしながら学舎への道のりをただひたすら耐えるしかありませんでした。
ちなみに、車内で行われた『政治的な話』は、『いかに私が愛らしくて美しいか』というレオンハルト様とマリア様の討論だけで終わってしまいました。
「ふあぁ・・・はえ!?」
私は、小鳥の囀りに起こされて目が覚めると、自分が見慣れない部屋にいることに驚きました。
「そうか・・今日から此処が私の部屋なんですね・・」
学園長への挨拶が終わった後、モニカさんに案内された学生寮の自室はとても豪華な部屋でした。
流石は貴族の寮ということもあり、部屋の広さは『東雲の奇跡亭』の一フロアに匹敵するくらいの広さがあります。
その広大な部屋には広い衣裳部屋から専用の浴室、キッチンまで完備しています。
そして、数ある家具や調度品はどれも目を瞠るばかりの高級品で、その中でも私が今横になっている天蓋付のベッドは一人で寝るにはとても広くて一際高そうに見えます。
ガチャ・・・。
「失礼いたします」
そして、私が寝起き早々自分の部屋の豪華さに戸惑っていると、寝室の扉が開いてモニカさんが入ってきました。
「おはようございます、アリア様。ご気分はいかがですか」
「あ、おはようございます、モニカさん。とてもいい目覚めでしたが、この部屋にはまだ慣れないですね」
「それはようございました」
「・・ですが、アリア様。何度も申し上げておりますが、私の事は『モニカ』と。あと敬語もおやめください」
「いままで庶民だったアリア様が恐縮されるのはよく理解しております。しかしながら、今のアリア様は天下の公爵閣下です」
「そして、そのような方が私のような使用人如きに頭を下げれば、『公爵』の品位にも関わることにもなるのですよ?」
「は・・はい・・うん、わかったよモニカ。少しずつ慣れていくようにするね?」
「それで結構でございます」
モニカは満足そうに微笑みました。
「さあ、アリア様。まずは朝食を摂りましょう」
「そのあとは湯あみをしまして、身だしなみを整えさせていただきます」
「うん、わかった」
私は貴族の振る舞いがわからないので、ひとまず全てをモニカに任せることにしました。
そして、優雅な朝食を終えた後、モニカに身体を洗ってもらった私は真新しい制服に身を包みました。
『イルティア騎士貴族学園』の標準制服は、とても可愛らしいデザインでした。
上は飾り袖が付いた白いブラウスの上から、紺色を基調としたチェック柄で腰の部分に飾りボタンが並んだコルセットベストを着るようになっていて、胸元は黒色の大きなリボンがあるデザインです。
そして、下はコルセットベストと同じ色柄で膝上丈のプリーツスカートと黒のニ―ハイソックス、ブラウン革のロングブーツという組み合わせでした。
制服に身を包んだ私の黒い長髪は、モニカさんによって丁寧に磨かれて艶やかな光沢を放っています。
その前髪の横には『白銀薔薇のバレッタ』が留められていて、私は鏡に映った自分の姿を見て胸が高鳴りました。
「ああ・・どうしましょう!!私はとんでもない女神様を生み出してしまったようです」
モニカは私の仕上がりを見て、真っ赤に頬を染めながら震えていました。
私も自分の出来栄えには正直驚いていますが、女神は言い過ぎたと思います。
正直、ハーティルティア様に失礼な気がします。
コンコン・・・。
その時、私の部屋の玄関扉からノックの音が聞こえてきました。
「はい?」
「お義姉さま!!わたくしですわ!!」
「あ、マリア様!どうぞ!!」
私が返事をすると、マリア様が侍女を連れて入室してきました。
マリア様も私と同じ制服を身に纏っていて、レオンハルト殿下と同じようなプラチナブロンドの長髪をサイドテールに纏めています。
ドレスを着ているマリア様も美しい姿でしたが、制服を着ているマリア様は年相応の愛らしさに溢れる姿になっていました。
「っ!?」
そして、マリア様は私の顔を見ると何故か息を詰まらせます。
「あの?マリア様・・どうされました?」
「ああ、なんということでしょう!!お義姉さま!なんて罪作りな美しさを持った方なのですか!!」
「このまま一人で学園に通えば、瞬く間に不埒な男の毒牙にかかってしまいますわ!!」
「ああ、お義姉さまが眩しすぎて、直視できませんわ!!」
そう言いながら、マリア様は赤くなった顔を大げさに手で覆います。
「マリア様、おおげさですよ」
「「いいえ、大げさじゃありません(ありませんわ)!!」」
謙遜する私にモニカさんとマリア様がハモって答えます。
「これはゆゆしき事態です・・・お兄様にはくれぐれも目を光らせてもらいませんと・・わたくしの、わたくしによる、わたくしの為の『アリアお義姉さま化計画』に支障が出ますわ!!」
「あの・・マリア様??」
「こほん・・とにかく、学舎に参りましょう!」
「ちなみに、学園の方針で学舎へは侍女の同伴ができませんわ」
「それでしたら、私は慣れているので問題ありませんよ」
「お部屋の管理は私にお任せ下さい、アリア様はお気をつけて学業に励んでくださいませ」
そして、一礼するモニカとマリア様の侍女に見送られながら、私達は学生寮のエントランスから外に出ました。
私達が学生寮の玄関から出た後にしばらく歩いた先にある正門を抜けると、正門前の車寄せに一台の豪華な『魔導車』が停車していました。
ガチャ・・・。
そして、『魔導車』の側に控えていたアーヴィンさんが恭しく開けた後部ドアの中から、レオンハルト殿下が降りてきました。
レオンハルト殿下は『魔導車』から降りて私と目があった瞬間、何故か口を大きく開けながら固まってしまいました。
「お・・・おはようアリア。君の制服姿があまりにも可憐すぎて、自分の降りた場所を『失われた神界』と間違えてしまったのかと思ったよ」
「おはようございます、アリア様。制服姿、とてもお似合いですよ」
「おはようございます、レオンハルト殿下、アーヴィンさん」
「それにしても、皆さん大げさですよ。ここが本当に『失われた神界』だったら大変なことになってしまうじゃないですか」
私はレオンハルト殿下の冗談にクスクスと笑いを返します。
しかし、私の笑顔を見たレオンハルト様は少し不機嫌そうな顔になりました。
「・・・アリア、私の事は『レオンハルト殿下』ではなく『レオン』と呼んでくれと言っているだろ?私と君の仲じゃないか」
・・・一体何の仲なんでしょうか。
同じ人工女神の『騎士』という意味でしょうか。
「・・お兄様も苦労されますわね」
私が首を傾げている姿を見たマリア様が、溜息をつきながら額に手を当てていました。
「さあ、呼んでごらん?」
「む、無理です!!!」
「そうか、私の頼みを聞けないんだね・・残念だ。・・そんな悪い口はどうしてしまおうかな??」
レオンハルト殿下はそう言って黒い笑みを浮かべながら、指で私の唇をなぞります。
その瞬間に自分の顔が一気に赤くなるのが私にもわかりました。
「い、言います!言いますから!!」
「そうか、よかった。じゃあ呼んでくれ、『レオン』と」
「レ、レオン・・・ハルト様」
「・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・はあ・・まあ、今日のところは『殿下』が外れただけマシとしようか」
「あまり無理言ってアリアに嫌われたくないしね」
「お兄様だけズルい!!私のことも『マリア』と呼んでもらいますからね!!」
「は・・・はひ」
「レオンハルト殿下、朝から令嬢を揶揄っていたらそっぽを向かれてしまいますよ」
「私はいつだって真面目だぞ」
そう言いながら、レオンハルト殿下は不機嫌そうな表情で顔を背けました。
「そう言えば、アーヴィンさんも学園に通ってるんですか?」
「ええ、実は殿下とは同じ歳なので、専属騎士としての教養と技量を身につける為に『騎士科』へ通っているのです」
「それに、護衛の任務もできますしね」
レオンハルト殿下は、私に向かって微笑むアーヴィンさんへ睨みつけるような目を向けます」
「ふん、アーヴィンの事は気にしなくていいぞ、アリア」
「今日はアリアを迎えにきたんだ。学園まで送るから『魔導車』に乗ってくれ」
そう言って、レオンハルト様は私の手を取りました。
「え、そんな!一国の王子様に送ってもらうなんて!!畏れ多いです!!」
「何をいっているんだ、アリア公爵閣下?王子と公爵が馬車の中で政治的な話をしながら移動・・普通だろ?」
そう言うレオンハルト様の笑顔はとても悪そうです。
「それに、君は今日学園に初めて通うんだ。君の存在は既に王家が公認しているという事を皆にアピールしないと」
「『既にアリアは私のものだ』の間違いですわね」
「マリアンネ、言ってくれるな」
そして、レオンハルト様の誘いを断りきれない私は、半ば強制的に『魔導車』へ乗せられました。
・・・・・・・・・。
シュイィィィン・・・。
初めて乗った『魔導車』は、私が『イシズ』で乗っていた魔導三輪とは雲泥の差の乗り心地でした。
そして、上質な肌触りでクッション性の高い対面座席に腰かけた私の両隣には、レオンハルト様とマリア様が肩を寄せ合って座っています。
・・何故こんなに広い座席があるのに、わざわざ隣に座るのでしょうか。
ちなみにアーヴィンさんは助手席に座っていて、私達の座る後部座席とは壁で仕切られているので姿は全く見えません。
私が横目でレオンハルト様をチラッと見ると、とても嬉しそうに眼を細めている美しい顔が見えました。
そのあまりの美しさを直視できない私は、そわそわとしながら学舎への道のりをただひたすら耐えるしかありませんでした。
ちなみに、車内で行われた『政治的な話』は、『いかに私が愛らしくて美しいか』というレオンハルト様とマリア様の討論だけで終わってしまいました。
0
あなたにおすすめの小説
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
能天気な私は今日も愛される
具なっしー
恋愛
日本でJKライフを謳歌していた凪紗は遅刻しそうになって全力疾走してたらトラックとバコーン衝突して死んじゃったー。そんで、神様とお話しして、目が覚めたら男女比50:1の世界に転生してたー!この世界では女性は宝物のように扱われ猿のようにやりたい放題の女性ばっかり!?そんな中、凪紗ことポピーは日本の常識があるから、天使だ!天使だ!と溺愛されている。この世界と日本のギャップに苦しみながらも、楽観的で能天気な性格で周りに心配される女の子のおはなし。
はじめて小説を書くので誤字とか色々拙いところが多いと思いますが優しく見てくれたら嬉しいです。自分で読みたいのをかいてみます。残酷な描写とかシリアスが苦手なのでかかないです。定番な展開が続きます。飽き性なので褒めてくれたら続くと思いますよろしくお願いします。
※表紙はAI画像です
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
猫なので、もう働きません。
具なっしー
恋愛
不老不死が実現した日本。600歳まで社畜として働き続けた私、佐々木ひまり。
やっと安楽死できると思ったら――普通に苦しいし、目が覚めたら猫になっていた!?
しかもここは女性が極端に少ない世界。
イケオジ貴族に拾われ、猫幼女として溺愛される日々が始まる。
「もう頑張らない」って決めたのに、また頑張っちゃう私……。
これは、社畜上がりの猫幼女が“だらだらしながら溺愛される”物語。
※表紙はAI画像です
黒騎士団の娼婦
星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
男女比バグった世界で美女チート無双〜それでも私は冒険がしたい!〜
具なっしー
恋愛
日本で暮らしていた23歳喪女だった女の子が交通事故で死んで、神様にチートを貰い、獣人の世界に転生させられた!!気づいたらそこは森の中で体は15歳くらいの女の子だった!ステータスを開いてみるとなんと白鳥兎獣人という幻の種族で、白いふわふわのウサ耳と、神秘的な白鳥の羽が生えていた。そしてなんとなんと、そこは男女比が10:1の偏った世界で、一妻多夫が普通の世界!そんな世界で、せっかく転生したんだし、旅をする!と決意した主人公は絶世の美女で…だんだん彼女を囲う男達が増えていく話。
主人公は見た目に反してめちゃくちゃ強いand地球の知識があるのでチートしまくります。
みたいなはなし
※表紙はAIです
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる