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第一章 入学編
実機講習 〜ユイ〜
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ガショーン!!ガショーン!!
重装型魔導機甲の『アラクネ』は、移動する度に地面を大きく揺らします。
そして、スタート地点についた『アラクネ』は銃口のついた両腕を構えました。
『ではユイ嬢、カウントゼロで始めてください』
『了解しました!』
『それでは、カウントスタート!五・・四・・三・・二・・一・・始め!!』
キィィィィン!!ズゴオォォォォォ!!
カウントゼロの瞬間、『アラクネ』は『飛翔魔導』を発動して天高く舞い上がりました。
ズウゥゥゥゥン!!
そして、十個の的があると見られる範囲の数百メートル手前の地点に、大地を激しくめくり上げさせながら着地しました。
ウィィィン・・。
『アラクネ』はそのままの状態で周囲を見渡しました。
『左方向に二、右に三、正面に一、あとは障害物の向こう側か・・・よし!!』
ギウゥゥゥゥン!!
『アラクネ』は周囲の索敵を終えると、腕と一体化した銃口をそれぞれ別方向の的に向けました。
ドゥルルルルルルル!!
直後、両腕部の銃口から凄まじい連射速度で弾丸のようなものが発射されました。
発射に伴って『魔導莢』がパージされないので、おそらく通常の『マギ・ライフル』とは異なり、発導機に直結したマナを直接収束して撃ち出すような武器だと思われます。
ドガガガガガガガガ!!!
目にも留まらぬ勢いで発射される魔弾の雨は、射線上の的を赤く染めるだけにと留まらずに障害物の岩まで削り取って行きます。
ウィィィィィン・・・ドゥルルルルルルル!!
そして、『アラクネ』は下半身を動かさずに腰の部分で上半身全体を砲塔のように回転させながら的を掃討していきます。
その姿は、まるで動く砲台のようです。
『魔導測距儀で落下地点を計測・・弾道修正・・入力完了!!』
ゴゴゴゴゴゴ・・・。
更に、『アラクネ』の巨大な両肩アーマーの前面が展開します。
そこには無数の穴が空いていて、それぞれの穴の中には『魔導誘導弾』らしきものが収まっています。
『一番から五番の『地対地魔導誘導弾』、弾道軌道モードで発射!フォックス・ワン!!』
バシュバシュバシュバシュバシュッ!!
直後、『アラクネ』の肩アーマーから五発の『魔導誘導弾』が打ち上げられました。
ドゥルルルルルルル!!
その間も、腕部の銃口は火を吹き続けています。
イィィィィン!!
発射された五発の弾頭は、それぞれ別々の落下地点に綺麗な弾道軌道を描いて着弾しました。
ドゴォォォォン!!
ドゴォォォォン!!
そして、着弾の瞬間に弾頭に刻まれた『爆裂魔導』が発動して、あちこちで大爆発が発生しました。
もはや、ユイちゃんがいくつの的を攻撃できたのかは、私達の方からは全くわかりません。
『っ!まだ終了の号令がない!ということは岩の影にまだ的がいるはず!!だったら!!』
ユイちゃんがそう言うと、『アラクネ』が六本の脚部をアウトリガーのように広げて、しっかりと地につけました。
ギュイイン!!ガガッ!!
そして、それぞれの脚部の先端に設けられたアンカーが地面を穿ちます。
ウィィィィィン!ゴゴゴ・・・!!
同時に、補助腕に装備されて天を向いていた二門の巨大な砲身の先端が、両肩アーマーに乗って前方へと向けられました。
ズゴォォォォォォ!!
直後、出力を一気に上げた発導機が唸ります。
ウィィウィイウィィ・・・。
「補助発導機の全出力ラインを火器系統へ直結!!発導機からのマナ供給ライン正常動作、各一次魔導結晶マナ充填率上昇中!充填率三十パーセント・・四十パーセント・・!!」
「ちょっ!?まさか!?ユイ!!?」
すると、『アラクネ』の様子を見ていたエカテリーナが慌て始めました。
シュンシュンシュンシュン・・!!
しかし、その間にも高出力のマナが収束していく音が響き渡ります。
「砲身マナ収束術式発動!!高収束用魔導結晶体レンズ、焦点調整!!」
「っ!?『魔導結晶体収束砲』!?」
ユイちゃんの言葉を聞いて、私もエカテリーナが慌てる理由を悟りました。
『魔導結晶体収束砲』は『飛行魔導神殿』に搭載された主砲と同じ兵器で、高出力・高威力の一般的な『魔導収束砲』の装置とは別に、高純度の魔導結晶をレンズ状に加工したものを用いて、複数の収束マナを更に束ねることで威力を増加させたものです。
いくら魔導機甲用に小型化されているとは言え、その威力は計り知れません。
「各術式正常!マナの焦点部再収束開始!収束率三十パーセント・・四十パーセント・・五十・・・」
ウィウィウィウィウィウィィィィ!
「収束率九十パーセント・・百パーセント!発射準備完了!!」
「あーはっはっはっ!!何もかも消し飛べぇぇぇぇ!!」
「『二連装魔導結晶体収束砲』!!発射!!」
ピカッ!!
ユイちゃんの高笑いと同時に、激しい閃光が広がりました。
ビシュウゥゥゥゥゥゥ!!
チュドォォォォン!!
「っ!?」
「きゃあ!?」
「うわあぁぁぁ!!」
そして、辺りを巻き込む大爆発と共に、凄まじい爆風が私達を襲いました。
「あはははは!あはははは!」
しばらくして『アラクネ』の砲撃が収まると、今まで的があった一帯は陽炎が立ち込める焦土となっていました。
シュウゥゥゥゥ・・・。
砲撃を終えた砲身はあまりの高熱に赤熱していて、激しい湯気が立っています。
パスンッパスンッ!!カランカラン・・。
そして、砲身後部がリロードされると、冷却に使われたと思われる『冷気魔導』が刻まれた大型の『魔導莢』がパージされました。
『『『・・・・・』』』
『魔導莢』が地に転がる音が虚しく響き渡る中、しばらく沈黙が続きました。
『やったの?』
『『やったの?』じゃないわよ!的ごと消しとばしてどうするのよ!!』
ユイの言葉にエカテリーナがツッコミを入れました。
『ユイ嬢・・確かに私は『攻撃の手段は問いません』と言いましたが、的を消し飛ばせとまでは言っていません!!』
ジーク教官もエカテリーナの言葉に続きます。
『はい・・すみません、それで・・あのぉ・・』
『はぁ・・なんでしょう?』
『ちなみに、私の結果は何分だったのでしょうか?』
『・・・計っているとお思いですか?』
『・・ですよね』
ジーク教官の声を聞いて、ユイちゃんは項垂れました。
どうやら、ユイちゃんは魔導機甲に乗ると人格が変わるようです。
~設定資料~
多脚重装魔導機甲『アラクネ』
ロングレンジからの銃火器攻撃を目的に開発された、ユイの専用魔導機甲。
また、高出力兵器である『魔導結晶体収束砲』のマナを賄う為に二基の発導機を備える。
それによって増大した自重と砲撃による反動を受け止める為に魔導機甲としては珍しい多脚構造をもつ。
『魔導結晶体収束砲』発射時は二基の内一つの発導機を砲身に直結する。
しかし、発射時はアンカー固定で身動きが取れないこと、冷却の為に連射ができないこと、一発毎に冷却用のカードリッジを使い捨てるという制約から、使い所が難しい兵器である。
~スペック~
多脚重装魔導機甲『アラクネ』
全高21.0メートル
乾燥重量 82.9トン システム重量109.9トン
動力 双発式六型クラマ式発導機(ヒヒイロカネ・マギフォーミュラ・マナ・ジェネレーター)
動力伝達系 流体ミスリル
装甲 ミスリル・アダマンタイト鋼
定格出力 9080サイクラ 最大 9700サイクラ
最高飛行速度 時速920km/h
想定耐用時間12,000時間(定格出力稼働による)
搭載魔導
飛翔魔導 上級防御魔導
武装
腕部二連装105mm直射型マギ・ライフル
地対地魔導誘導弾『フレアビス』四十発
二連装魔導結晶体収束砲
設計・開発
シノサキ重工
重装型魔導機甲の『アラクネ』は、移動する度に地面を大きく揺らします。
そして、スタート地点についた『アラクネ』は銃口のついた両腕を構えました。
『ではユイ嬢、カウントゼロで始めてください』
『了解しました!』
『それでは、カウントスタート!五・・四・・三・・二・・一・・始め!!』
キィィィィン!!ズゴオォォォォォ!!
カウントゼロの瞬間、『アラクネ』は『飛翔魔導』を発動して天高く舞い上がりました。
ズウゥゥゥゥン!!
そして、十個の的があると見られる範囲の数百メートル手前の地点に、大地を激しくめくり上げさせながら着地しました。
ウィィィン・・。
『アラクネ』はそのままの状態で周囲を見渡しました。
『左方向に二、右に三、正面に一、あとは障害物の向こう側か・・・よし!!』
ギウゥゥゥゥン!!
『アラクネ』は周囲の索敵を終えると、腕と一体化した銃口をそれぞれ別方向の的に向けました。
ドゥルルルルルルル!!
直後、両腕部の銃口から凄まじい連射速度で弾丸のようなものが発射されました。
発射に伴って『魔導莢』がパージされないので、おそらく通常の『マギ・ライフル』とは異なり、発導機に直結したマナを直接収束して撃ち出すような武器だと思われます。
ドガガガガガガガガ!!!
目にも留まらぬ勢いで発射される魔弾の雨は、射線上の的を赤く染めるだけにと留まらずに障害物の岩まで削り取って行きます。
ウィィィィィン・・・ドゥルルルルルルル!!
そして、『アラクネ』は下半身を動かさずに腰の部分で上半身全体を砲塔のように回転させながら的を掃討していきます。
その姿は、まるで動く砲台のようです。
『魔導測距儀で落下地点を計測・・弾道修正・・入力完了!!』
ゴゴゴゴゴゴ・・・。
更に、『アラクネ』の巨大な両肩アーマーの前面が展開します。
そこには無数の穴が空いていて、それぞれの穴の中には『魔導誘導弾』らしきものが収まっています。
『一番から五番の『地対地魔導誘導弾』、弾道軌道モードで発射!フォックス・ワン!!』
バシュバシュバシュバシュバシュッ!!
直後、『アラクネ』の肩アーマーから五発の『魔導誘導弾』が打ち上げられました。
ドゥルルルルルルル!!
その間も、腕部の銃口は火を吹き続けています。
イィィィィン!!
発射された五発の弾頭は、それぞれ別々の落下地点に綺麗な弾道軌道を描いて着弾しました。
ドゴォォォォン!!
ドゴォォォォン!!
そして、着弾の瞬間に弾頭に刻まれた『爆裂魔導』が発動して、あちこちで大爆発が発生しました。
もはや、ユイちゃんがいくつの的を攻撃できたのかは、私達の方からは全くわかりません。
『っ!まだ終了の号令がない!ということは岩の影にまだ的がいるはず!!だったら!!』
ユイちゃんがそう言うと、『アラクネ』が六本の脚部をアウトリガーのように広げて、しっかりと地につけました。
ギュイイン!!ガガッ!!
そして、それぞれの脚部の先端に設けられたアンカーが地面を穿ちます。
ウィィィィィン!ゴゴゴ・・・!!
同時に、補助腕に装備されて天を向いていた二門の巨大な砲身の先端が、両肩アーマーに乗って前方へと向けられました。
ズゴォォォォォォ!!
直後、出力を一気に上げた発導機が唸ります。
ウィィウィイウィィ・・・。
「補助発導機の全出力ラインを火器系統へ直結!!発導機からのマナ供給ライン正常動作、各一次魔導結晶マナ充填率上昇中!充填率三十パーセント・・四十パーセント・・!!」
「ちょっ!?まさか!?ユイ!!?」
すると、『アラクネ』の様子を見ていたエカテリーナが慌て始めました。
シュンシュンシュンシュン・・!!
しかし、その間にも高出力のマナが収束していく音が響き渡ります。
「砲身マナ収束術式発動!!高収束用魔導結晶体レンズ、焦点調整!!」
「っ!?『魔導結晶体収束砲』!?」
ユイちゃんの言葉を聞いて、私もエカテリーナが慌てる理由を悟りました。
『魔導結晶体収束砲』は『飛行魔導神殿』に搭載された主砲と同じ兵器で、高出力・高威力の一般的な『魔導収束砲』の装置とは別に、高純度の魔導結晶をレンズ状に加工したものを用いて、複数の収束マナを更に束ねることで威力を増加させたものです。
いくら魔導機甲用に小型化されているとは言え、その威力は計り知れません。
「各術式正常!マナの焦点部再収束開始!収束率三十パーセント・・四十パーセント・・五十・・・」
ウィウィウィウィウィウィィィィ!
「収束率九十パーセント・・百パーセント!発射準備完了!!」
「あーはっはっはっ!!何もかも消し飛べぇぇぇぇ!!」
「『二連装魔導結晶体収束砲』!!発射!!」
ピカッ!!
ユイちゃんの高笑いと同時に、激しい閃光が広がりました。
ビシュウゥゥゥゥゥゥ!!
チュドォォォォン!!
「っ!?」
「きゃあ!?」
「うわあぁぁぁ!!」
そして、辺りを巻き込む大爆発と共に、凄まじい爆風が私達を襲いました。
「あはははは!あはははは!」
しばらくして『アラクネ』の砲撃が収まると、今まで的があった一帯は陽炎が立ち込める焦土となっていました。
シュウゥゥゥゥ・・・。
砲撃を終えた砲身はあまりの高熱に赤熱していて、激しい湯気が立っています。
パスンッパスンッ!!カランカラン・・。
そして、砲身後部がリロードされると、冷却に使われたと思われる『冷気魔導』が刻まれた大型の『魔導莢』がパージされました。
『『『・・・・・』』』
『魔導莢』が地に転がる音が虚しく響き渡る中、しばらく沈黙が続きました。
『やったの?』
『『やったの?』じゃないわよ!的ごと消しとばしてどうするのよ!!』
ユイの言葉にエカテリーナがツッコミを入れました。
『ユイ嬢・・確かに私は『攻撃の手段は問いません』と言いましたが、的を消し飛ばせとまでは言っていません!!』
ジーク教官もエカテリーナの言葉に続きます。
『はい・・すみません、それで・・あのぉ・・』
『はぁ・・なんでしょう?』
『ちなみに、私の結果は何分だったのでしょうか?』
『・・・計っているとお思いですか?』
『・・ですよね』
ジーク教官の声を聞いて、ユイちゃんは項垂れました。
どうやら、ユイちゃんは魔導機甲に乗ると人格が変わるようです。
~設定資料~
多脚重装魔導機甲『アラクネ』
ロングレンジからの銃火器攻撃を目的に開発された、ユイの専用魔導機甲。
また、高出力兵器である『魔導結晶体収束砲』のマナを賄う為に二基の発導機を備える。
それによって増大した自重と砲撃による反動を受け止める為に魔導機甲としては珍しい多脚構造をもつ。
『魔導結晶体収束砲』発射時は二基の内一つの発導機を砲身に直結する。
しかし、発射時はアンカー固定で身動きが取れないこと、冷却の為に連射ができないこと、一発毎に冷却用のカードリッジを使い捨てるという制約から、使い所が難しい兵器である。
~スペック~
多脚重装魔導機甲『アラクネ』
全高21.0メートル
乾燥重量 82.9トン システム重量109.9トン
動力 双発式六型クラマ式発導機(ヒヒイロカネ・マギフォーミュラ・マナ・ジェネレーター)
動力伝達系 流体ミスリル
装甲 ミスリル・アダマンタイト鋼
定格出力 9080サイクラ 最大 9700サイクラ
最高飛行速度 時速920km/h
想定耐用時間12,000時間(定格出力稼働による)
搭載魔導
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武装
腕部二連装105mm直射型マギ・ライフル
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