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最終章 決戦!『デスティウルス』編
『人造ゴーレム』再来 ~『帝都リスラム』視点~
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・・・・・・・・。
ゴウゥゥゥン・・・。
「っ!?あれは!?『人造ゴーレム』!?しかし何故!?」
クウォリアスは、ついこの間帝都を絶望に染め上げた存在を見間違える筈が無かった。
しかし、目の前で『人造ゴーレム』は確かにヅヴァイに向かって攻撃を放ったのだ。
更に言うと、『人造ゴーレム』は先日の帝都決戦でハーティ達によって全て破壊されていたはずである。
そして何より、動力となる『獣人』達はどうなっているのか。
疑問が疑問を呼んで悩む中、クウォリアスのコクピットにエーテル通信が入電した。
『クウォリアス軍務卿、無事か?』
「陛下!?」
クウォリアスは通信の相手が皇帝と知って驚愕する。
「陛下!通信をされているということは、未だ宮殿にいらっしゃるということでは!?避難はどうされたのです!?」
『先ほども言ったであろう?『邪神』の脅威が迫る今、帝都に安全なところなどない。それなら各国との連絡が密にできる『通信室』にいる方が有意義であるからな』
『それよりも、そちらに『人造ゴーレム』の部隊が到着したであろう?これで少しは持ちこたえられるか?』
「一体、これはどういうことです??」
『ふん、当初の予定と同じだ。そもそも『人造ゴーレム』は現実味のない魔導機甲開発の代替手段としてニアール博士が生み出したもの。結果的に『ラピス』が実用化したとは言え、貴重な素材を大量に消費する魔導機甲は一朝一夕に多数を用意できるわけではないからな。その点、『人造ゴーレム』は大した材料を使うことなく揃えられる』
『それに、材料になる『ゴーレム』も、『ラピス』の実戦テストで大量に狩れたことだしな』
オルクスの声色は通信機越しでも不敵な様子が感じられた。
もし、マクスウェルが今のオルクスの言葉を聞いていたら、同盟の裏でひそかに自国の軍備を増強していたという事実に慄いていたことであろう。
「しかし・・動力は一体!?」
『・・それは、正直余にも予想外の事であったが・・・』
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
「よし!無事『魔導省』が動いてくれたみたいだ!!!」
「俺たちが動いた甲斐があったんだな」
「あんなことがあったのに、協力を惜しまず名乗り出てくれた『獣人』の皆様には感謝ですね」
「それも、ハーティ様の御蔭さ」
一方、『ブラックスミス』の三人は、戦場に現れた『人造ゴーレム』の一団を地上から見上げながら満足した表情を浮かべていた。
冒険者ギルドを飛び出した三人は、その後行きずりで帝都民達の避難誘導を行いがてら、独自の『冒険者ネットワーク』を駆使して『獣人』達に呼びかけを行っていた。
そう、以前帝都決戦の際に攫われて『人造ゴーレム』の動力にされた『獣人』達である。
彼らにとって『人造ゴーレム』は嫌な記憶を思い出させるものだという事は三人も重々承知していた。
それでも、急ぎの戦力確保の為には『獣人』の力が必要と感じて協力をお願いすることにしたのである。
そして、『獣人』達は『ハーティ達に命を助けられた恩を返すことができるなら』と、危険なのは承知で再び『人造ゴーレム』に乗り込んで戦うことを決めたのである。
そして、『ブラックスミス』の三人は最近『ゴーレム』関連の討伐依頼が増えている事、『ラピス』の運用テストの為に大量の『ゴーレム』が狩られていることをギルド経由で聞いていたことから、皇帝が密かに先の戦いで失われた『人造ゴーレム』を再び量産しているのではないかと踏んでいた。
そして、『獣人』達を連れて『魔導省』へと駆けこんだところ、案の定ハンガーに係留された『人造ゴーレム』の一団を目の当たりにしたのである。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
「っ!?なんだぁ!?この不気味な『ゴーレム』は!?」
ズゴォォズゴォォズゴォォ!
ヅヴァイの言葉を無視するかのように、『人造ゴーレム』の部隊は腕部から次々と火球を放った。
「ちっ!?そんなノロノロした火球が俺に当たるかよ!!」
ヅヴァイは放たれた火球をものともせず、すぐさま回避行動に移る。
ヅヴァイは火球ごときで自身の『防御魔導』がどうにかなるとは露程も思わなかったが、直撃による爆炎で、『還元』が付与された兵装を持つ『ラピス』との戦いの最中に視界を遮られることは避けたかったのだ。
『人造ゴーレム』より遥かにサイズの小さいヅヴァイにとって、放たれた火球を避けることは造作もない。
ズゴォォズゴォォ!!!
ヅヴァイは全ての火球を華麗に避けきると、不敵に笑った。
ギュギュン!!!!
「はん!?木偶の坊がいくつ集まったところで意味が・・・・」
ドガアァァァァァン!!!
チュチュチュドォォォォン!!!!
「なにぃ!!?」
しかし、火球を回避した筈のヅヴァイは突如軌道を変えた無数の火球の直撃を背後から食らうことになった。
そう、ニアールの生み出した『誘導火球魔導』である。
・・・・・・・。
ゴウゥゥゥゥゥン・・・。
ヅヴァイが『誘導火球魔導』に飲み込まれる一部始終を光魔導スクリーン越しに眺めていたクウォリアスに再びエーテル通信が入電した。
「クウォリアス軍務卿、今そなた達が戦っている区域一帯の避難が完了したとの報告が上がった。まあ、再建したばかりなのは心苦しいが致し方あるまい。思い切り戦うがいい!」
「っ!!御意!!!」
・・・・・・・・。
オルクスの言葉を聞いたクウォリアスが駆る『ラピス』は『リデューシングランス』を構える。
『おおおおおおおおお!!』
そして、クウォリアスは構えた巨大なランスを、爆風に呑まれるヅヴァイの胴に向かって思い切り突き立てた。
ゴウゥゥゥン・・・。
「っ!?あれは!?『人造ゴーレム』!?しかし何故!?」
クウォリアスは、ついこの間帝都を絶望に染め上げた存在を見間違える筈が無かった。
しかし、目の前で『人造ゴーレム』は確かにヅヴァイに向かって攻撃を放ったのだ。
更に言うと、『人造ゴーレム』は先日の帝都決戦でハーティ達によって全て破壊されていたはずである。
そして何より、動力となる『獣人』達はどうなっているのか。
疑問が疑問を呼んで悩む中、クウォリアスのコクピットにエーテル通信が入電した。
『クウォリアス軍務卿、無事か?』
「陛下!?」
クウォリアスは通信の相手が皇帝と知って驚愕する。
「陛下!通信をされているということは、未だ宮殿にいらっしゃるということでは!?避難はどうされたのです!?」
『先ほども言ったであろう?『邪神』の脅威が迫る今、帝都に安全なところなどない。それなら各国との連絡が密にできる『通信室』にいる方が有意義であるからな』
『それよりも、そちらに『人造ゴーレム』の部隊が到着したであろう?これで少しは持ちこたえられるか?』
「一体、これはどういうことです??」
『ふん、当初の予定と同じだ。そもそも『人造ゴーレム』は現実味のない魔導機甲開発の代替手段としてニアール博士が生み出したもの。結果的に『ラピス』が実用化したとは言え、貴重な素材を大量に消費する魔導機甲は一朝一夕に多数を用意できるわけではないからな。その点、『人造ゴーレム』は大した材料を使うことなく揃えられる』
『それに、材料になる『ゴーレム』も、『ラピス』の実戦テストで大量に狩れたことだしな』
オルクスの声色は通信機越しでも不敵な様子が感じられた。
もし、マクスウェルが今のオルクスの言葉を聞いていたら、同盟の裏でひそかに自国の軍備を増強していたという事実に慄いていたことであろう。
「しかし・・動力は一体!?」
『・・それは、正直余にも予想外の事であったが・・・』
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
「よし!無事『魔導省』が動いてくれたみたいだ!!!」
「俺たちが動いた甲斐があったんだな」
「あんなことがあったのに、協力を惜しまず名乗り出てくれた『獣人』の皆様には感謝ですね」
「それも、ハーティ様の御蔭さ」
一方、『ブラックスミス』の三人は、戦場に現れた『人造ゴーレム』の一団を地上から見上げながら満足した表情を浮かべていた。
冒険者ギルドを飛び出した三人は、その後行きずりで帝都民達の避難誘導を行いがてら、独自の『冒険者ネットワーク』を駆使して『獣人』達に呼びかけを行っていた。
そう、以前帝都決戦の際に攫われて『人造ゴーレム』の動力にされた『獣人』達である。
彼らにとって『人造ゴーレム』は嫌な記憶を思い出させるものだという事は三人も重々承知していた。
それでも、急ぎの戦力確保の為には『獣人』の力が必要と感じて協力をお願いすることにしたのである。
そして、『獣人』達は『ハーティ達に命を助けられた恩を返すことができるなら』と、危険なのは承知で再び『人造ゴーレム』に乗り込んで戦うことを決めたのである。
そして、『ブラックスミス』の三人は最近『ゴーレム』関連の討伐依頼が増えている事、『ラピス』の運用テストの為に大量の『ゴーレム』が狩られていることをギルド経由で聞いていたことから、皇帝が密かに先の戦いで失われた『人造ゴーレム』を再び量産しているのではないかと踏んでいた。
そして、『獣人』達を連れて『魔導省』へと駆けこんだところ、案の定ハンガーに係留された『人造ゴーレム』の一団を目の当たりにしたのである。
・・・・・・・・。
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「っ!?なんだぁ!?この不気味な『ゴーレム』は!?」
ズゴォォズゴォォズゴォォ!
ヅヴァイの言葉を無視するかのように、『人造ゴーレム』の部隊は腕部から次々と火球を放った。
「ちっ!?そんなノロノロした火球が俺に当たるかよ!!」
ヅヴァイは放たれた火球をものともせず、すぐさま回避行動に移る。
ヅヴァイは火球ごときで自身の『防御魔導』がどうにかなるとは露程も思わなかったが、直撃による爆炎で、『還元』が付与された兵装を持つ『ラピス』との戦いの最中に視界を遮られることは避けたかったのだ。
『人造ゴーレム』より遥かにサイズの小さいヅヴァイにとって、放たれた火球を避けることは造作もない。
ズゴォォズゴォォ!!!
ヅヴァイは全ての火球を華麗に避けきると、不敵に笑った。
ギュギュン!!!!
「はん!?木偶の坊がいくつ集まったところで意味が・・・・」
ドガアァァァァァン!!!
チュチュチュドォォォォン!!!!
「なにぃ!!?」
しかし、火球を回避した筈のヅヴァイは突如軌道を変えた無数の火球の直撃を背後から食らうことになった。
そう、ニアールの生み出した『誘導火球魔導』である。
・・・・・・・。
ゴウゥゥゥゥゥン・・・。
ヅヴァイが『誘導火球魔導』に飲み込まれる一部始終を光魔導スクリーン越しに眺めていたクウォリアスに再びエーテル通信が入電した。
「クウォリアス軍務卿、今そなた達が戦っている区域一帯の避難が完了したとの報告が上がった。まあ、再建したばかりなのは心苦しいが致し方あるまい。思い切り戦うがいい!」
「っ!!御意!!!」
・・・・・・・・。
オルクスの言葉を聞いたクウォリアスが駆る『ラピス』は『リデューシングランス』を構える。
『おおおおおおおおお!!』
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