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3:『黒人武将』
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「おっ、おぉ!」
信長への挨拶を終えた秀吉は、廊下に出てくるなり驚きの声を上げた――
「――はははっ、そなたが噂の――
……黒坊主……いや、
彌介殿か。
殿を忍者の襲撃から助けたと。大手柄じゃったな。
――儂は秀吉じゃ」
廊下で黒人青年の彌介を見つけ、興味津々に近寄って話しかける秀吉。
彌介はアフリカ出身の黒人青年である。南蛮人の奴隷であったのを信長が気に入ってこの年の9月に家臣にしている。
このことは 彌介の主人であった宣教師の報告書 『イエズス会日本年報』だけでなく、徳川家康の家臣が書き記した『家忠日記』にも「黒坊主を信長が連れていて、名前は 彌介という」と記されてあり――史実、実在した人物です。
ちなみに日本語が話せたことも文献に記されてあります。
「あ、あなたが、
信長様きっての大大将――
――秀吉様!」
「――今はな。
将来はお主がそうなるやも」
――秀吉はにやにや笑いながら、猿顔の顎の少ない髭を、右手でこしていた。
「……ご冗談を。
私が大将に成れる訳が……」
「儂も農民出で皆からそう言われておったが……ほれ」
――いきなり右手を見せる秀吉。
……。驚きながら秀吉の手を見る彌介。
「なんなのですか?」
「ほれもっとよくみろ」
秀吉が手の平をこちらに向けて、それも指の間を思いっきり広げて、顔の前に出すので――
仕方なくその右手を凝視する彌介。
一、二、三、四、五……
……えっ……
「……ば、馬鹿な」
……よし、もう一度。
一本、二本、三本、四本、五本……
……。ごくん……
……《六》ぽん……!?
次回、史実秀吉は6本指だった!
【証拠文献】有り!
信長への挨拶を終えた秀吉は、廊下に出てくるなり驚きの声を上げた――
「――はははっ、そなたが噂の――
……黒坊主……いや、
彌介殿か。
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――儂は秀吉じゃ」
廊下で黒人青年の彌介を見つけ、興味津々に近寄って話しかける秀吉。
彌介はアフリカ出身の黒人青年である。南蛮人の奴隷であったのを信長が気に入ってこの年の9月に家臣にしている。
このことは 彌介の主人であった宣教師の報告書 『イエズス会日本年報』だけでなく、徳川家康の家臣が書き記した『家忠日記』にも「黒坊主を信長が連れていて、名前は 彌介という」と記されてあり――史実、実在した人物です。
ちなみに日本語が話せたことも文献に記されてあります。
「あ、あなたが、
信長様きっての大大将――
――秀吉様!」
「――今はな。
将来はお主がそうなるやも」
――秀吉はにやにや笑いながら、猿顔の顎の少ない髭を、右手でこしていた。
「……ご冗談を。
私が大将に成れる訳が……」
「儂も農民出で皆からそう言われておったが……ほれ」
――いきなり右手を見せる秀吉。
……。驚きながら秀吉の手を見る彌介。
「なんなのですか?」
「ほれもっとよくみろ」
秀吉が手の平をこちらに向けて、それも指の間を思いっきり広げて、顔の前に出すので――
仕方なくその右手を凝視する彌介。
一、二、三、四、五……
……えっ……
「……ば、馬鹿な」
……よし、もう一度。
一本、二本、三本、四本、五本……
……。ごくん……
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次回、史実秀吉は6本指だった!
【証拠文献】有り!
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