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20.バトル開始 チーン
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翌日の昼過ぎ、グレイ男爵の泊まっている貸家を訪れたソフィーとルイス。玄関のドアを開けた執事の案内で応接室に通されると既にグレイ男爵とデイジーがソファに座っていた。
部屋に入ってすぐのところで立ち止まり挨拶をしようとしたソフィーを遮るようにナーガス・グレイ男爵がゲラゲラと笑いはじめた。
「あんたが【ソラージュ不動産】の社長? 若いとは聞いていたが想像以上だな。王都で随分と大きな不動産会社だと聞いておったが子供の遊びじゃったか」
「この度は当社の社員がご迷惑をおかけしたと聞き社長共々ご挨拶に参りました」
ルイスは打ち合わせで会っていた時とは別人のように下品なグレイ男爵の態度に驚いた。
(くそっ、最初からこんな奴なら騙されたりしなかったのに・・)
「【ソラージュ不動産】社長のソフィーと申します」
グレイ男爵の不躾な態度を無視してソフィーはなるべく落ち着いた態度で挨拶をした。
「わしは無駄が一番嫌いでな。今回の事どう責任を取ってくれるのか聞かせてもらおうか。娘を傷物にされて黙っておるわけにはいかんのでな」
ソファに大股を広げて踏ん反り返り昼前だと言うのにワイングラスを傾けている男爵の顔は既に赤らんでいる。
仕立ての悪い夜会服はクラバットも付けず襟が開いたまま。隣に座っているデイジーは襟が広く開いたピンクのドレスに生成色のレースを重ねルイスに流し目を送っていた。
(かなり流行遅れな服装ね。しかも何でこの時間に夜会服? 生地も仕立ても悪いし、あれ程のタウンハウスを建てる余裕があるようには見えない。やっぱり私の予備調査不足だわ)
「弊社の社員ジュードからお嬢様のデイジー様の王都見学に何度かお供させて頂いたと聞いております。遠方よりお見えになったばかりのデイジー様ご希望の王都で有名なカフェや宝石店を御案内させて頂いたとか」
「貴族に取り入りたい平民の浅ましさはよく知っておる。下賎な輩の前に大切な娘を連れて行ったわしにも責任はあるが、まさか打ち合わせの最中に色仕掛けとは・・。
わしら貴族には想像もつかん下劣な行為を考えつくのは平民ならではの手技か。
些細な経費で大物を釣り上げたいとでも思ったのであろうが貴族はそう簡単には騙せんぞ?」
「男爵様よりお手紙を頂き初めて知ったのですが、デイジー様の王都散策のお手伝いを致しましたのはジュードの純粋なる親切で他意はございません」
ソフィーは真っ直ぐ男爵の目を見て堂々と受け答えをしているが、男爵はソフィー達を貶めるだけで肝心の話は何も口にしない。じわじわと追い詰めてソフィーの口から譲歩の言葉を引き出すつもりなのだろう。
「さてさて、わしら貴族に親切の押し売りをして何を狙っておったのか。思わぬ高い買い物でも押し付けるつもりであったのか」
「ご契約頂きました契約書の内容に不審な点があればお聞かせいただければ幸いでございます。それとも資材や備品の価格に対し何かお気に召さないところがございましたでしょうか?」
「わしの話を聞いておらなんだのか! 貴様のような会社とは取引なぞするつもりはない。わしの手中の珠である最愛の娘を傷物にされた事に対して誠意を見せろと言っておるのじゃ!」
「契約書は既に男爵様のサインを頂いていると記憶しております」
のらりくらりと話を躱すソフィーに痺れを切らした男爵が立ち上がってソフィーにワイングラスを投げつけた。グラスはソフィーの足元で砕け散り足や靴にワインが飛び散った。
ルイスが慌ててポケットからハンカチを取り出しソフィーの足元にしゃがみかけたがソフィーがそれを手で止めた。
「娘の話だと申したであろうが!!」
「大変失礼致しました。デイジー様ご希望のお店へのご案内にご不満がおありだったとは存じませんで。
社員の私生活には立ち入らないようにしておりますのでなんとも申せませんが、もしかしてジュードにお声がけ頂くより別の貴族女性の方にお願いされた方が良かったのかもしれません」
「王都に来たばかりで不案内なのをいい事に我が娘を何度も連れまわしおって。
ただですむと思っておるのか!?」
「ジュードは平民で貴族社会の規則に疎いところはあるかもしれませんが、不適切な距離やデイジー様を不名誉に陥れる場所には近づかないよう細心の注意をしたと申しておりました」
「真夜中まで連れまわしておいてよくもそのような戯言を言えるものじゃ。
其奴を連れて参れ! わしが成敗してくれる」
まるで自分の言葉によっているかの如く男爵の言葉が段々と芝居がかってきた。そろそろ決定打を打ち出してくるかもしれないとソフィーは気合を入れた。
「真夜中まで・・細心の注意とともにご案内させて頂いておりましたジュードがデイジー様とそのような時間まで一体どこにいたのでしょう。
確認不足で申し訳ございません。デイジー様、どうか私共にお教え頂けませんでしょうか」
デイジーに向けて頭を下げたソフィーの言葉遣いや態度を見てルイスはふと疑問を抱いた。
ふざけた暴言を吐きワイングラスを平気で投げつけた男爵や、だらしなくソファに持たれて座りルイスに対してあからさまに流し目を送るデイジーよりもソフィーの方が貴族に見える。
「それはー、えーっと。恥ずかしくって・・その・・あまり口には出せませんわ」
突然話を振られて驚いたのかデイジーの目が泳ぎしどろもどろになっている。
「どうかご心配なさらないでくださいまし。ここでお聞きしたことは他言しないとお約束いたします。デイジー様の御為にお父上様のご不安を解消して差し上げるべきかと」
「えっ? 不安?」
「左様でございます。お父上様は心から愛しておられる大切なデイジー様の御為にお心を痛めておられるのだと思われます。
清く美しいデイジー様は今この時も変わらぬ清い乙女だとご説明なされればお父上の御心はどれほど救われるか。どうぞお父上様の御為にお話し下さいませ」
「えーっと、えっ? 何これ、どうすればいいの?」
部屋に入ってすぐのところで立ち止まり挨拶をしようとしたソフィーを遮るようにナーガス・グレイ男爵がゲラゲラと笑いはじめた。
「あんたが【ソラージュ不動産】の社長? 若いとは聞いていたが想像以上だな。王都で随分と大きな不動産会社だと聞いておったが子供の遊びじゃったか」
「この度は当社の社員がご迷惑をおかけしたと聞き社長共々ご挨拶に参りました」
ルイスは打ち合わせで会っていた時とは別人のように下品なグレイ男爵の態度に驚いた。
(くそっ、最初からこんな奴なら騙されたりしなかったのに・・)
「【ソラージュ不動産】社長のソフィーと申します」
グレイ男爵の不躾な態度を無視してソフィーはなるべく落ち着いた態度で挨拶をした。
「わしは無駄が一番嫌いでな。今回の事どう責任を取ってくれるのか聞かせてもらおうか。娘を傷物にされて黙っておるわけにはいかんのでな」
ソファに大股を広げて踏ん反り返り昼前だと言うのにワイングラスを傾けている男爵の顔は既に赤らんでいる。
仕立ての悪い夜会服はクラバットも付けず襟が開いたまま。隣に座っているデイジーは襟が広く開いたピンクのドレスに生成色のレースを重ねルイスに流し目を送っていた。
(かなり流行遅れな服装ね。しかも何でこの時間に夜会服? 生地も仕立ても悪いし、あれ程のタウンハウスを建てる余裕があるようには見えない。やっぱり私の予備調査不足だわ)
「弊社の社員ジュードからお嬢様のデイジー様の王都見学に何度かお供させて頂いたと聞いております。遠方よりお見えになったばかりのデイジー様ご希望の王都で有名なカフェや宝石店を御案内させて頂いたとか」
「貴族に取り入りたい平民の浅ましさはよく知っておる。下賎な輩の前に大切な娘を連れて行ったわしにも責任はあるが、まさか打ち合わせの最中に色仕掛けとは・・。
わしら貴族には想像もつかん下劣な行為を考えつくのは平民ならではの手技か。
些細な経費で大物を釣り上げたいとでも思ったのであろうが貴族はそう簡単には騙せんぞ?」
「男爵様よりお手紙を頂き初めて知ったのですが、デイジー様の王都散策のお手伝いを致しましたのはジュードの純粋なる親切で他意はございません」
ソフィーは真っ直ぐ男爵の目を見て堂々と受け答えをしているが、男爵はソフィー達を貶めるだけで肝心の話は何も口にしない。じわじわと追い詰めてソフィーの口から譲歩の言葉を引き出すつもりなのだろう。
「さてさて、わしら貴族に親切の押し売りをして何を狙っておったのか。思わぬ高い買い物でも押し付けるつもりであったのか」
「ご契約頂きました契約書の内容に不審な点があればお聞かせいただければ幸いでございます。それとも資材や備品の価格に対し何かお気に召さないところがございましたでしょうか?」
「わしの話を聞いておらなんだのか! 貴様のような会社とは取引なぞするつもりはない。わしの手中の珠である最愛の娘を傷物にされた事に対して誠意を見せろと言っておるのじゃ!」
「契約書は既に男爵様のサインを頂いていると記憶しております」
のらりくらりと話を躱すソフィーに痺れを切らした男爵が立ち上がってソフィーにワイングラスを投げつけた。グラスはソフィーの足元で砕け散り足や靴にワインが飛び散った。
ルイスが慌ててポケットからハンカチを取り出しソフィーの足元にしゃがみかけたがソフィーがそれを手で止めた。
「娘の話だと申したであろうが!!」
「大変失礼致しました。デイジー様ご希望のお店へのご案内にご不満がおありだったとは存じませんで。
社員の私生活には立ち入らないようにしておりますのでなんとも申せませんが、もしかしてジュードにお声がけ頂くより別の貴族女性の方にお願いされた方が良かったのかもしれません」
「王都に来たばかりで不案内なのをいい事に我が娘を何度も連れまわしおって。
ただですむと思っておるのか!?」
「ジュードは平民で貴族社会の規則に疎いところはあるかもしれませんが、不適切な距離やデイジー様を不名誉に陥れる場所には近づかないよう細心の注意をしたと申しておりました」
「真夜中まで連れまわしておいてよくもそのような戯言を言えるものじゃ。
其奴を連れて参れ! わしが成敗してくれる」
まるで自分の言葉によっているかの如く男爵の言葉が段々と芝居がかってきた。そろそろ決定打を打ち出してくるかもしれないとソフィーは気合を入れた。
「真夜中まで・・細心の注意とともにご案内させて頂いておりましたジュードがデイジー様とそのような時間まで一体どこにいたのでしょう。
確認不足で申し訳ございません。デイジー様、どうか私共にお教え頂けませんでしょうか」
デイジーに向けて頭を下げたソフィーの言葉遣いや態度を見てルイスはふと疑問を抱いた。
ふざけた暴言を吐きワイングラスを平気で投げつけた男爵や、だらしなくソファに持たれて座りルイスに対してあからさまに流し目を送るデイジーよりもソフィーの方が貴族に見える。
「それはー、えーっと。恥ずかしくって・・その・・あまり口には出せませんわ」
突然話を振られて驚いたのかデイジーの目が泳ぎしどろもどろになっている。
「どうかご心配なさらないでくださいまし。ここでお聞きしたことは他言しないとお約束いたします。デイジー様の御為にお父上様のご不安を解消して差し上げるべきかと」
「えっ? 不安?」
「左様でございます。お父上様は心から愛しておられる大切なデイジー様の御為にお心を痛めておられるのだと思われます。
清く美しいデイジー様は今この時も変わらぬ清い乙女だとご説明なされればお父上の御心はどれほど救われるか。どうぞお父上様の御為にお話し下さいませ」
「えーっと、えっ? 何これ、どうすればいいの?」
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