60 / 145
第四章 ご利用は計画的に
18.フラグか!?
しおりを挟む
本人の知らぬところで妖怪認定されたシモンとネイサンはその頃⋯⋯。
「眠いねぇ⋯⋯宿に帰って寝ちゃおうか。出発の準備とかもあるんだし⋯⋯はぁ⋯⋯ダメだよねぇ。ミリーに叱られちゃうよね」
「はい、ダメだと思います。パーティーなんて出ないでベッドに飛び込みたいですけど⋯ふぁぁ」
昨夜から夜明け近くまでビリーと話し合いをしていたシモンとネイサンは公園のベンチに座り、人が増え始めた大通りを眺めている⋯⋯が、眠すぎて祭りの雰囲気を楽しむどころではなかった。
(あんなに時間がかかるとは思わなかったなぁ)
シモンの提案を聞いたビリーは前のめりになって次々と質問を繰り出し、まるで⋯⋯シモンが一つ答えると二つ疑問が思いつくかの如く、際限なく話が続いて夜が明けた。
「答えられない質問が結構あったんだけど、取り引きは成立したっぽいから安心していいんだよね?⋯⋯契約書にサイン貰ったんだから大丈夫だよね」
「ですです。ミリーさんの様子からすると失敗したら別の場所に行かせる気満々って感じでしたから、本当に良かったです」
「それそれ! それが一番怖かったんだよ~」
シモンとネイサンはブルっと震えた後、顔を見合わせて小さく頷いた。
「ならパーティーにもちゃーんと参加して帰りましょう。ミッションをコンプリートしておかないと、ミリーさんに付け入る隙を与えることになりかねませんからね」
「ミッションコンプリートは大事⋯⋯うん、ミリーに『貸しひとつ』って言われるのは母上の策略の五万倍怖い⋯⋯⋯⋯⋯⋯でも⋯⋯でもさぁ⋯⋯ミリーってなんかほっとけなくない? つい、何でもオーケーしたくなるって言うか、何でも叶えてあげたくなるって言うか⋯⋯。そのせいで『無茶振りだぁ』って思ってもうっかり『うん』って言っちゃう。
ホントは泣き虫なのに泣き方を知らなくて、誰にも甘えた事がないから甘え方を知らないんじゃないかとか。不器用過ぎるし『助けて』って言葉を知らないみたいな感じでさ、子供なのにおねだりの仕方なんか分かんないから強気のふりしてる気がする。
僕らの周りにいる奴等の対極にいる感じでさ、心のどこかがグッてなって⋯⋯何か切ない気持ちになるんだ」
シモンの知っている貴族達は敬われ与えられるのが当然だと考える傲慢な者達ばかりで、爵位が上の者には媚びへつらい下は徹底的に見下す。その上、ほんの少しでも瑕疵を見つければ大袈裟に吹聴し、躍起になって引き摺り落とそうとする。
(僕の母上はその代表格かも⋯⋯)
富裕層と言われるごく少数の平民はその傾向がより顕著になり、足の引っ張り合いや策を弄しての下剋上を狙う者ばかり。それ以外の平民達の大半は極力貴族や富裕層の機嫌を損ねないように息を潜め、その残りは権力者達の腰巾着になっている。
「モラヴィアス王国は徹底的な貴族至上主義で、権力も財も集中してますから有力者がそうなるのは仕方ないんじゃないですか?」
「うん、僕も仕方ないってそう思ってた。足の引っ張り合いを見つけたら関わり合いにならないようにって逃げ出すだけ。嫌だなぁって思いながら愛想笑いをして後退り⋯⋯ミリーに会うまではそれしか方法はないって思い込んでたんだ」
歪んでいると気付いてもその中でしか生きる術を知らないシモンは漠然とした不満と苛立ちを抱えながら生きているだけだった。
「今回の旅で気付いたんだけど⋯⋯世界って広いよね。レオンは家を飛び出してた時、どんなものを見てきたんだろう。帰ったら話を聞いてみようかな」
ビリーと話しているうちにシモンに芽生えた小さな野望⋯⋯世界中を自分の目で見てまわりたい。
ミリーに偽商会長を押し付けられたのはラッキーだったのかもしれない。
「ミリーの出自は分かんないけど、ごく普通の平民じゃない事は間違いないと思うんだ。でも、どのパターンにも当てはまらないから気になって仕方なくて。隠してる事を含めて全部知りたいなぁって⋯⋯そう思える初めての人だと⋯⋯」
「マ、マ、マズいですよ! その思考はミリーさんの掌の上で転がされはじめてます! 正気に戻ってくださいよぉぉぉ。それから、シモン様は愛想笑いなんてしてません! ぜんっぜん出来てませんからね。そりゃもうビックリして心臓が飛び出そうになるくらい、一部の人以外には余所余所しくて無愛想ですから」
ミリーにかなり絆されかけているシモンに、ネイサンの悲痛な叫びは届くのか?
「ふぅん、無愛想で悪かったね~」
「あ! いや、それは⋯⋯シモン様の容姿を考えれば適切な⋯⋯必然で⋯⋯ゴニョゴニョ⋯⋯あ、あれあれぇ、な、なんだか人が増えてきましたね~! 確かパレードがあるんですよね。それで集まって来たのかなあ。あは、あはは」
大通りに目をやると色とりどりの花を持った人々が集まり始め、花やリボンで飾られた店から響く威勢のいい呼び込みの声が益々大きくなってきた。
焼いた肉の匂いを漂わせていた屋台から甘い匂いが強く漂い始めたのはメニューが変わったせいだろうか。
「花はいかがですかぁ! 奥方様の大好きなピンクと白のお花ですよ~」
「チョコレートドリンクは今回もチケット制だよ~。今年はうちで売るから欲しい人は並んで並んで~。数量限定で、早い者勝ちだからね~」
甘い匂いが漂い始めた時からキョロキョロと辺りを見回していた人達が呼び込みの声のする方に駆け出した。
祭りを盛り上げる策のひとつとして、チョコレートドリンクを売る屋台は毎年ギリギリまで秘密になっている。その他の屋台でも高価な砂糖を使ったお菓子が準備されているが、年に一度しかお目にかかれないチョコレートには叶わない。
「あ! そろそろ来るみたいですね」
「眠いねぇ⋯⋯宿に帰って寝ちゃおうか。出発の準備とかもあるんだし⋯⋯はぁ⋯⋯ダメだよねぇ。ミリーに叱られちゃうよね」
「はい、ダメだと思います。パーティーなんて出ないでベッドに飛び込みたいですけど⋯ふぁぁ」
昨夜から夜明け近くまでビリーと話し合いをしていたシモンとネイサンは公園のベンチに座り、人が増え始めた大通りを眺めている⋯⋯が、眠すぎて祭りの雰囲気を楽しむどころではなかった。
(あんなに時間がかかるとは思わなかったなぁ)
シモンの提案を聞いたビリーは前のめりになって次々と質問を繰り出し、まるで⋯⋯シモンが一つ答えると二つ疑問が思いつくかの如く、際限なく話が続いて夜が明けた。
「答えられない質問が結構あったんだけど、取り引きは成立したっぽいから安心していいんだよね?⋯⋯契約書にサイン貰ったんだから大丈夫だよね」
「ですです。ミリーさんの様子からすると失敗したら別の場所に行かせる気満々って感じでしたから、本当に良かったです」
「それそれ! それが一番怖かったんだよ~」
シモンとネイサンはブルっと震えた後、顔を見合わせて小さく頷いた。
「ならパーティーにもちゃーんと参加して帰りましょう。ミッションをコンプリートしておかないと、ミリーさんに付け入る隙を与えることになりかねませんからね」
「ミッションコンプリートは大事⋯⋯うん、ミリーに『貸しひとつ』って言われるのは母上の策略の五万倍怖い⋯⋯⋯⋯⋯⋯でも⋯⋯でもさぁ⋯⋯ミリーってなんかほっとけなくない? つい、何でもオーケーしたくなるって言うか、何でも叶えてあげたくなるって言うか⋯⋯。そのせいで『無茶振りだぁ』って思ってもうっかり『うん』って言っちゃう。
ホントは泣き虫なのに泣き方を知らなくて、誰にも甘えた事がないから甘え方を知らないんじゃないかとか。不器用過ぎるし『助けて』って言葉を知らないみたいな感じでさ、子供なのにおねだりの仕方なんか分かんないから強気のふりしてる気がする。
僕らの周りにいる奴等の対極にいる感じでさ、心のどこかがグッてなって⋯⋯何か切ない気持ちになるんだ」
シモンの知っている貴族達は敬われ与えられるのが当然だと考える傲慢な者達ばかりで、爵位が上の者には媚びへつらい下は徹底的に見下す。その上、ほんの少しでも瑕疵を見つければ大袈裟に吹聴し、躍起になって引き摺り落とそうとする。
(僕の母上はその代表格かも⋯⋯)
富裕層と言われるごく少数の平民はその傾向がより顕著になり、足の引っ張り合いや策を弄しての下剋上を狙う者ばかり。それ以外の平民達の大半は極力貴族や富裕層の機嫌を損ねないように息を潜め、その残りは権力者達の腰巾着になっている。
「モラヴィアス王国は徹底的な貴族至上主義で、権力も財も集中してますから有力者がそうなるのは仕方ないんじゃないですか?」
「うん、僕も仕方ないってそう思ってた。足の引っ張り合いを見つけたら関わり合いにならないようにって逃げ出すだけ。嫌だなぁって思いながら愛想笑いをして後退り⋯⋯ミリーに会うまではそれしか方法はないって思い込んでたんだ」
歪んでいると気付いてもその中でしか生きる術を知らないシモンは漠然とした不満と苛立ちを抱えながら生きているだけだった。
「今回の旅で気付いたんだけど⋯⋯世界って広いよね。レオンは家を飛び出してた時、どんなものを見てきたんだろう。帰ったら話を聞いてみようかな」
ビリーと話しているうちにシモンに芽生えた小さな野望⋯⋯世界中を自分の目で見てまわりたい。
ミリーに偽商会長を押し付けられたのはラッキーだったのかもしれない。
「ミリーの出自は分かんないけど、ごく普通の平民じゃない事は間違いないと思うんだ。でも、どのパターンにも当てはまらないから気になって仕方なくて。隠してる事を含めて全部知りたいなぁって⋯⋯そう思える初めての人だと⋯⋯」
「マ、マ、マズいですよ! その思考はミリーさんの掌の上で転がされはじめてます! 正気に戻ってくださいよぉぉぉ。それから、シモン様は愛想笑いなんてしてません! ぜんっぜん出来てませんからね。そりゃもうビックリして心臓が飛び出そうになるくらい、一部の人以外には余所余所しくて無愛想ですから」
ミリーにかなり絆されかけているシモンに、ネイサンの悲痛な叫びは届くのか?
「ふぅん、無愛想で悪かったね~」
「あ! いや、それは⋯⋯シモン様の容姿を考えれば適切な⋯⋯必然で⋯⋯ゴニョゴニョ⋯⋯あ、あれあれぇ、な、なんだか人が増えてきましたね~! 確かパレードがあるんですよね。それで集まって来たのかなあ。あは、あはは」
大通りに目をやると色とりどりの花を持った人々が集まり始め、花やリボンで飾られた店から響く威勢のいい呼び込みの声が益々大きくなってきた。
焼いた肉の匂いを漂わせていた屋台から甘い匂いが強く漂い始めたのはメニューが変わったせいだろうか。
「花はいかがですかぁ! 奥方様の大好きなピンクと白のお花ですよ~」
「チョコレートドリンクは今回もチケット制だよ~。今年はうちで売るから欲しい人は並んで並んで~。数量限定で、早い者勝ちだからね~」
甘い匂いが漂い始めた時からキョロキョロと辺りを見回していた人達が呼び込みの声のする方に駆け出した。
祭りを盛り上げる策のひとつとして、チョコレートドリンクを売る屋台は毎年ギリギリまで秘密になっている。その他の屋台でも高価な砂糖を使ったお菓子が準備されているが、年に一度しかお目にかかれないチョコレートには叶わない。
「あ! そろそろ来るみたいですね」
358
あなたにおすすめの小説
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
はっきり言ってカケラも興味はございません
みおな
恋愛
私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。
病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。
まぁ、好きになさればよろしいわ。
私には関係ないことですから。
〖完結〗残念ですが、お義姉様はこの侯爵家を継ぐことは出来ません。
藍川みいな
恋愛
五年間婚約していたジョゼフ様に、学園の中庭に呼び出され婚約破棄を告げられた。その隣でなぜか私に怯える義姉のバーバラの姿があった。
バーバラは私にいじめられたと嘘をつき、婚約者を奪った。
五年も婚約していたのに、私ではなく、バーバラの嘘を信じた婚約者。学園の生徒達も彼女の嘘を信じ、親友だと思っていた人にまで裏切られた。
バーバラの目的は、ワイヤット侯爵家を継ぐことのようだ。
だが、彼女には絶対に継ぐことは出来ない。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
感想の返信が出来ず、申し訳ありません。
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら
みおな
恋愛
子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。
公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。
クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。
クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。
「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」
「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」
「ファンティーヌが」
「ファンティーヌが」
だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。
「私のことはお気になさらず」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる