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50.それぞれの慰労会
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「レトビア公爵は以前から無理難題を押し付けてきていて、陛下の政務が混乱したり議会が紛糾したりしていたから覚悟を決められていたみたい。
これ以上はどうにもならないから密約を公開するおつもりだと仰っていらしたわ」
シルス王太子は公開する覚悟があるのならできることを試してみたいと言い、全員が賛成し解決方法を模索していた。
「そこでね、セアラが手伝ってくれるなら例の『悪役令嬢とヒロイン』が使えるんじゃないかって話になったの」
密約を盾にして自分に都合のいい話を国王に押し付けすぎていなければ陛下は共倒れ覚悟で密約を公開しようなどとは思わなかっただろうし、アメリアが少しでも聡明なら夜会などと言う人の多い場所で軽々しく秘密を口にしたりしなかったかもしれない。
「もう少しアメリアを追い詰めたら公の場所に宝物を着けて来させるわ」
「それまでに調査団が情報を手に入れなくては言い逃れされてしまいます」
「王家の宝物庫にもないほどの宝物ですよね」
セアラはどのような物ならアメリアにそれ程の自信を持たせられるのか考えてみた。宝物庫の中など見たことはなくても『ない』と言い切れる物。
「よほど大きな宝石とかでしょうか? アメリアの性格からすると特別な力を持っているとかではなくて、パッと見ただけで凄いってわかる物だと思うのです。先日の夜会でつけていたネックレスがそうでしたし」
「豪華さで言えば大きさか数かのどちらかかしら」
「帝国は18歳で成人になります。その歳の娘に呪いがかけられると言うことを考えると、聖女が初めての儀式で正装する為の宝物を奪われた為に戦乙女ディースが呪いをかけたのかなと。
もしこの仮説があっているなら聖女の正装ってどんな物なんだろうと気になっています」
「ティアラ⋯⋯」
ウルリカがぽつりと呟いた。
「うん、確かにそれはあり得そうだわ。アメリアが結婚式につけると言っていたのだし、ネックレスやイヤリングよりも可能性がありそうね」
「では、リチャード様からそれとなく『王家の宝物庫にあるティアラ』についてアメリアに話してもらうのはどうでしょうか? 迂闊なアメリアなら何かリアクションをするかもしれません」
「いい考えだわ、アメリアが話していたのがティアラなら対抗意識を燃やすはずね。次にお会いした時お兄様に話しておきましょう。
セアラに犠牲を敷いてまで特典を差し上げたのだから、お兄様に頑張っていただかなくては」
各教科の小テストを無事クリアした翌週の土曜日、剣技大会用選抜試験の日がやって来た。28名の生徒は緊張で肩を怒らせてリチャード王子の前に整列した。
「今回の試験官はルーカン第一騎士団団長とマクシミリアン近衛騎士団長と俺の3名で行う。それとオブザーバーとしてカーマイン公爵が来られている。
今回の合格予定数は10名。試合はそれぞれ2回行い勝敗数に各試験官の持つ点が加算される。
全員後悔のない戦いを」
「たったの10人なんて厳しいな」
「3人はほぼ決定ですから後7名ですわ」
「対戦相手次第だよなぁ」
前回の練習日に籤引きを行い各選手候補の番号が決まっている。
「こちらに番号順に2列で並んで下さい。隣の方が対戦相手になります」
マーカスの号令で籤に書かれた番号順に選手候補が並んでいった。ローランドは番号の書かれたメモをチェックしながら列を整えて行く。
「では、1番と2番は前へ」
練習場の中央に二人の選手候補が対峙し一礼。
「はじめ!!」
剣技大会に出場する生徒の多くは高位貴族の令息のうち爵位が継げない次男や三男で、騎士団や近衛騎士団希望者が多い。
リチャード王子の目に留まれば出世は確定。団長二人の目に留まっても騎士団入りが確定になる。カーマイン公爵の私設の軍隊も精鋭揃いだと評判が高い。
彼らがいるので選手候補達の気合の入り方が違っていた。
「噂通り3人の戦いは圧巻ですな」
「これで学生と言うのだから、騎士団の見習いなど瞬殺されそうです」
「一年生であれだけの技術を持っているとは末恐ろしい。しかし辺境伯が離しますまい」
試験の合間に噂されているのは勿論、
一年生のルーク・マクルーガー
二年生のグレイ・ガーラント
三年生のタイラー・ヒックス
試験は2日に及び10名の合格者が発表された。試合に参加した28名の選手候補達は試験官と共に講堂に準備された慰労会に出席した。
立食形式で行われた慰労会は生徒達の最後のアピールの場でもある。疲れた顔を見せず自分から積極的に声をかける者と料理に夢中になる者に明確に分かれた。
生徒会役員はホスト役で秘書は裏方として参加したがリチャードはセアラを手から離さず常にそばに置いている。不足した飲み物の手配に行こうとするとリチャードが別の秘書に声をかけ、汚れた皿を片付けようとしたセアラの手を捕まえたまま話を続ける。
「セアラ、諦めなさいな。貴方はお兄様のお世話係でしょう?」
「はい。でも」
「生徒会長の許可ももらった事だし⋯⋯向こうのテーブルにスイーツがあったから取りに行こう」
「噂には聞いていたがリチャードはセアラ嬢の事が随分とお気に入りのようだな」
カーマイン公爵がリチャード達の仲の良さに食いついた。
「世話係ですからね」
「しかし、アメリア嬢のご機嫌が悪いと聞くが大丈夫なのかね」
「まあ、それは⋯⋯」
「はっはっは、若いうちは色々あるしな。しかもリチャードはかなり趣味がいい」
カーマイン公爵の大きな声は会場中に広まっている事だろう。
裏方を指示されているローランドはチッと舌打ちしてセアラを睨みつけた。アメリアから慰労会に入れるよう手配しろと言われたがウルリカから却下されマーカスには苦い顔をされた。
(アイツのせいで散々だ)
期末試験で首位を奪われたローランドは父親に叱られた。セアラに言い負けたグレイスは機嫌が悪く、会うたびに何かしら高価な贈り物をねだられローランドは借金まみれになってしまった。
(アメリア様にボロカスに言われた上に、この僕が裏方!? アイツが王子の隣で媚を売ってるのに次期伯爵の僕が裏方だなんて!)
ローランドと同じ秘書のルークは選手候補として先程からセアラの側を彷徨きながら黙々と料理を平らげている。
あと二人の秘書ケント・タイラーとサミュエル・アイシュタインは仲良くお喋りをしながら時々会場を回っては使用人に声をかけている。
(この薬をあのアバズレに飲ませてやろうか⋯⋯)
慰労会に参加するのは無理だと伝えた時アメリアに渡された薬の瓶をポケットの中で握りしめた。
これ以上はどうにもならないから密約を公開するおつもりだと仰っていらしたわ」
シルス王太子は公開する覚悟があるのならできることを試してみたいと言い、全員が賛成し解決方法を模索していた。
「そこでね、セアラが手伝ってくれるなら例の『悪役令嬢とヒロイン』が使えるんじゃないかって話になったの」
密約を盾にして自分に都合のいい話を国王に押し付けすぎていなければ陛下は共倒れ覚悟で密約を公開しようなどとは思わなかっただろうし、アメリアが少しでも聡明なら夜会などと言う人の多い場所で軽々しく秘密を口にしたりしなかったかもしれない。
「もう少しアメリアを追い詰めたら公の場所に宝物を着けて来させるわ」
「それまでに調査団が情報を手に入れなくては言い逃れされてしまいます」
「王家の宝物庫にもないほどの宝物ですよね」
セアラはどのような物ならアメリアにそれ程の自信を持たせられるのか考えてみた。宝物庫の中など見たことはなくても『ない』と言い切れる物。
「よほど大きな宝石とかでしょうか? アメリアの性格からすると特別な力を持っているとかではなくて、パッと見ただけで凄いってわかる物だと思うのです。先日の夜会でつけていたネックレスがそうでしたし」
「豪華さで言えば大きさか数かのどちらかかしら」
「帝国は18歳で成人になります。その歳の娘に呪いがかけられると言うことを考えると、聖女が初めての儀式で正装する為の宝物を奪われた為に戦乙女ディースが呪いをかけたのかなと。
もしこの仮説があっているなら聖女の正装ってどんな物なんだろうと気になっています」
「ティアラ⋯⋯」
ウルリカがぽつりと呟いた。
「うん、確かにそれはあり得そうだわ。アメリアが結婚式につけると言っていたのだし、ネックレスやイヤリングよりも可能性がありそうね」
「では、リチャード様からそれとなく『王家の宝物庫にあるティアラ』についてアメリアに話してもらうのはどうでしょうか? 迂闊なアメリアなら何かリアクションをするかもしれません」
「いい考えだわ、アメリアが話していたのがティアラなら対抗意識を燃やすはずね。次にお会いした時お兄様に話しておきましょう。
セアラに犠牲を敷いてまで特典を差し上げたのだから、お兄様に頑張っていただかなくては」
各教科の小テストを無事クリアした翌週の土曜日、剣技大会用選抜試験の日がやって来た。28名の生徒は緊張で肩を怒らせてリチャード王子の前に整列した。
「今回の試験官はルーカン第一騎士団団長とマクシミリアン近衛騎士団長と俺の3名で行う。それとオブザーバーとしてカーマイン公爵が来られている。
今回の合格予定数は10名。試合はそれぞれ2回行い勝敗数に各試験官の持つ点が加算される。
全員後悔のない戦いを」
「たったの10人なんて厳しいな」
「3人はほぼ決定ですから後7名ですわ」
「対戦相手次第だよなぁ」
前回の練習日に籤引きを行い各選手候補の番号が決まっている。
「こちらに番号順に2列で並んで下さい。隣の方が対戦相手になります」
マーカスの号令で籤に書かれた番号順に選手候補が並んでいった。ローランドは番号の書かれたメモをチェックしながら列を整えて行く。
「では、1番と2番は前へ」
練習場の中央に二人の選手候補が対峙し一礼。
「はじめ!!」
剣技大会に出場する生徒の多くは高位貴族の令息のうち爵位が継げない次男や三男で、騎士団や近衛騎士団希望者が多い。
リチャード王子の目に留まれば出世は確定。団長二人の目に留まっても騎士団入りが確定になる。カーマイン公爵の私設の軍隊も精鋭揃いだと評判が高い。
彼らがいるので選手候補達の気合の入り方が違っていた。
「噂通り3人の戦いは圧巻ですな」
「これで学生と言うのだから、騎士団の見習いなど瞬殺されそうです」
「一年生であれだけの技術を持っているとは末恐ろしい。しかし辺境伯が離しますまい」
試験の合間に噂されているのは勿論、
一年生のルーク・マクルーガー
二年生のグレイ・ガーラント
三年生のタイラー・ヒックス
試験は2日に及び10名の合格者が発表された。試合に参加した28名の選手候補達は試験官と共に講堂に準備された慰労会に出席した。
立食形式で行われた慰労会は生徒達の最後のアピールの場でもある。疲れた顔を見せず自分から積極的に声をかける者と料理に夢中になる者に明確に分かれた。
生徒会役員はホスト役で秘書は裏方として参加したがリチャードはセアラを手から離さず常にそばに置いている。不足した飲み物の手配に行こうとするとリチャードが別の秘書に声をかけ、汚れた皿を片付けようとしたセアラの手を捕まえたまま話を続ける。
「セアラ、諦めなさいな。貴方はお兄様のお世話係でしょう?」
「はい。でも」
「生徒会長の許可ももらった事だし⋯⋯向こうのテーブルにスイーツがあったから取りに行こう」
「噂には聞いていたがリチャードはセアラ嬢の事が随分とお気に入りのようだな」
カーマイン公爵がリチャード達の仲の良さに食いついた。
「世話係ですからね」
「しかし、アメリア嬢のご機嫌が悪いと聞くが大丈夫なのかね」
「まあ、それは⋯⋯」
「はっはっは、若いうちは色々あるしな。しかもリチャードはかなり趣味がいい」
カーマイン公爵の大きな声は会場中に広まっている事だろう。
裏方を指示されているローランドはチッと舌打ちしてセアラを睨みつけた。アメリアから慰労会に入れるよう手配しろと言われたがウルリカから却下されマーカスには苦い顔をされた。
(アイツのせいで散々だ)
期末試験で首位を奪われたローランドは父親に叱られた。セアラに言い負けたグレイスは機嫌が悪く、会うたびに何かしら高価な贈り物をねだられローランドは借金まみれになってしまった。
(アメリア様にボロカスに言われた上に、この僕が裏方!? アイツが王子の隣で媚を売ってるのに次期伯爵の僕が裏方だなんて!)
ローランドと同じ秘書のルークは選手候補として先程からセアラの側を彷徨きながら黙々と料理を平らげている。
あと二人の秘書ケント・タイラーとサミュエル・アイシュタインは仲良くお喋りをしながら時々会場を回っては使用人に声をかけている。
(この薬をあのアバズレに飲ませてやろうか⋯⋯)
慰労会に参加するのは無理だと伝えた時アメリアに渡された薬の瓶をポケットの中で握りしめた。
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