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トウチャと禊
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慌てて池から戻ると、妖精達が直ぐに出迎えた。
『おかえりなさい、フィム』
一番に声をかけたウンディルに続き、他の妖精達もお帰り、とフィムの周りを飛び回る。
「間に合った?」
ガナッシュの元へと走り寄りながら問うと、ギリギリだよ! と少しだけ大きな声で妖精が答えた。ガナッシュの肩に乗った妖精がフィムにもういいかな? と問いかけ、もういいわよ、と別の妖精がその子の鼻先を突いた。
『フィム、少し運びますから向かいましょう』
スイ、とウンディルが指先を動かすとガナッシュがひとりでに歩き出し、肩で突きあっていた妖精達は飛び立った。
ウンディルがいつもの様に夢を見せ、そこから繋がるようにして夢から起こせば、僅かにぼんやりしていた程度の認識でガナッシュは少しゆっくりし過ぎましたね、とフィムを連れたち屋敷へと促す。
ビアはダンディ達の様にフィムの影へ入るのを渋り、小さくその姿を変化させ、小鳥サイズでフィムの肩に大人しく止まっている。
仲良くなったんだよ! とめいっぱいの笑顔で伝えれば親バカばかりのこの家ではすんなりと受け入れられた。やや灰がかった白の小鳥になったビアはフィム以外に興味はないとでも言うように肩で眠っているのか、目を閉じ微動だにしない。
「フィム様、昼食ですよ」
にこにことフィムの前に食事を置いたミレーナは、ビアへと視線を向け、お水と砕いた木の実ですが、と平皿を直ぐ横に置いた。
「ビア、食べる?」
首を回し、何とか肩に乗るビアの方を向き問うと、くるくると首を傾げる様な仕草をし、パタパタと小さな羽音と共に平皿の端へと降りたが、フィムを見、皿を見、と狼狽したような様子に食べていいよ? とフィムが再度伝えればようやく口を付けた。
「今日はじめてとは思えないくらいに仲良しですね」
にこにことミレーナが笑い、さて、とガナッシュへ沐浴の用意をして来るわ、と伝え出て行った。
「そういえば皆は?」
いつもなら誰かと一緒になる事が恒だが、今回は一人という事に疑問に首を傾げると今日はお忙しいようです、と僅かに歯切れ悪い応えに更に首を傾げた。
不思議に思いながらもそれ以上は聞く気がないフィムは食事を進め、ミレーナが戻ってくる頃にはすっかりと食べ終えていた。ビアの方は既にフィムの肩を陣取り、フィムの動きに合わせ時折飛んでいるが肩に止まっている。
「いいですか、フィム様。今日は肩までしっかりとお湯につかってくださいね?」
ミレーナが念を押すのに首を傾げながらもはぁーい、と返すとガナッシュが腕まくりをした状態で付いて来た。
「一人で出来るのに」
ぷくぅと頬を膨らませたフィムに、まだ3歳じゃないですか、と何かあってはいけませんから、と幾度も繰り返したやり取りを今日もまた繰り返す。
いつもの様に背中などを洗われ湯船へ浸かれば普段と変わりないが僅かに花の様な香りがした。
すん、と鼻を鳴らしたフィムに気づきトウチャが入っていますから、と答えた。
ビアが寄って来たので近くの桶に湯を入れてやると、そこで水浴びをする。
「飼われていたのでしょうか? 水慣れもしていますね」
ガナッシュの言葉にどうだろう、と適当に返し心なしか気持ちよさそうなビアを眺める。
入った時は気にならない程度の匂いだったトウチャの香りが気になりだし、もう出ていい? とガナッシュに問うがもう少し、とお許しは出ない。僅かばかり沈んでいる様な表情に首を傾げながらのぼせちゃう、と訴えるとじゃぁ出ましょうか、と抱きかかえられた。
準備されていた冷たいお茶からもトウチャの香りがし、ゴクゴクと飲めば体に入っていくのを感じる。
パタパタとビアがフィムの頭上を飛び回り、タオルで水気をガナッシュが拭えば直ぐに降り立った。
タオルで体を拭き服へと手を伸ばすとまだ背中が濡れてますよ、とゆっくりと丁寧に拭う様子に更に首を傾げる。
「ねぇ、どうかしたの?」
何かあった? とガナッシュを見上げるが何でもないですよ、と返される。何かあったのはわかるのだけど、とそれ以上は分からず口を閉じ服を着込む。昼間に来ていた服とそう変わりないデザインの服ではあったが新品だとわからない子供ではない。
『ダンディ、聞こえる?』
そ、と一番最初の友の名を呼ぶ。影に潜んでいるダンディは直ぐ、どうした、と声だけで答えた。
『ガナッシュ、変だよね?』
『洗礼だからな。皆親はこうなる』
『気にするな、奴らが聖域と呼ぶ場所に入ったら教えてやるよ』
プールウからも声がかかり、洗礼の儀に不安が過った。
「さ、行きましょう。皆様お待ちですよ」
ポン、と整えられたリボンタイを軽く叩いたガナッシュがいつもの様に戸を開いた。
いつもは寝室へと向かうが、今日は玄関へと並び歩く。新品の靴がカツカツ、と固い音を響かせる。
まとわりつく空気の重さにか、いつもより重い音を立て玄関の扉が開かれると馬車が止まっており、ガナッシュに抱きかかえられながら入るとアーガスがフィムを受け取り、乗せた。
「いってらっしゃいませ」
深々と礼を取るガナッシュにいってきます、と手を振ると直ぐ、馬車は出発した。
「お父様、ガナッシュはどうかしたんですか?」
きょとり、と不思議がるフィムになんでもないよ、と笑いかけうりうりと頭を撫でる。
「そういえば、その鳥は?」
フィムの肩におとなしく止まっている鳥を問うアーガスに、今日会いました! とにこぉーと笑いながら答えた。
「ビアっていうの!」
にこにこと話す息子にそうかそうか、と相槌を打ちながら子供故にか大袈裟に聞こえる話しよりもこれからを思い、アーガスはフィムの話しを聞く。
「……父様も元気ない?」
ふい、と話しを切り問いかけるフィムに、いや、大丈夫だよ、と答えそろそろた。
ガタ、と馬車が止まった音がし、少し待つと戸が開きティアが顔をのぞかせた。
「フィム……」
悲しい、に近そうな顔をした母の様子に首を傾げ、伸びた腕に抱かれ馬車を降りる。
家族全員が待ち構えており、アーガスと瓜二つの顔を見つけ、叔父様も居る! と声を上げた。
「大きくなったな、フィム」
アーガスより髪が長く、紫にも見えるその髪はいつもより幾分か丁寧に整えられていた。
「アーガス、開けるぞ」
プリテリスの寝床、とダンディが呼んだ聖地への扉がギィィと重苦しい音を立て開くと中からぶわりと冷たい風が流れた。
除く中は明るく、何もない。
「この中で口に出来るのはトウチャのみ。扉が開くまで一人で居る事が儀式となる」
それだけの説明で、フィムはプリテリスの寝床に入れられた。
閉まる扉の間、何かを隠しているな、とその時にわかったのだとフィムは言う。
それは何か大切で大きな事だ。
『おかえりなさい、フィム』
一番に声をかけたウンディルに続き、他の妖精達もお帰り、とフィムの周りを飛び回る。
「間に合った?」
ガナッシュの元へと走り寄りながら問うと、ギリギリだよ! と少しだけ大きな声で妖精が答えた。ガナッシュの肩に乗った妖精がフィムにもういいかな? と問いかけ、もういいわよ、と別の妖精がその子の鼻先を突いた。
『フィム、少し運びますから向かいましょう』
スイ、とウンディルが指先を動かすとガナッシュがひとりでに歩き出し、肩で突きあっていた妖精達は飛び立った。
ウンディルがいつもの様に夢を見せ、そこから繋がるようにして夢から起こせば、僅かにぼんやりしていた程度の認識でガナッシュは少しゆっくりし過ぎましたね、とフィムを連れたち屋敷へと促す。
ビアはダンディ達の様にフィムの影へ入るのを渋り、小さくその姿を変化させ、小鳥サイズでフィムの肩に大人しく止まっている。
仲良くなったんだよ! とめいっぱいの笑顔で伝えれば親バカばかりのこの家ではすんなりと受け入れられた。やや灰がかった白の小鳥になったビアはフィム以外に興味はないとでも言うように肩で眠っているのか、目を閉じ微動だにしない。
「フィム様、昼食ですよ」
にこにことフィムの前に食事を置いたミレーナは、ビアへと視線を向け、お水と砕いた木の実ですが、と平皿を直ぐ横に置いた。
「ビア、食べる?」
首を回し、何とか肩に乗るビアの方を向き問うと、くるくると首を傾げる様な仕草をし、パタパタと小さな羽音と共に平皿の端へと降りたが、フィムを見、皿を見、と狼狽したような様子に食べていいよ? とフィムが再度伝えればようやく口を付けた。
「今日はじめてとは思えないくらいに仲良しですね」
にこにことミレーナが笑い、さて、とガナッシュへ沐浴の用意をして来るわ、と伝え出て行った。
「そういえば皆は?」
いつもなら誰かと一緒になる事が恒だが、今回は一人という事に疑問に首を傾げると今日はお忙しいようです、と僅かに歯切れ悪い応えに更に首を傾げた。
不思議に思いながらもそれ以上は聞く気がないフィムは食事を進め、ミレーナが戻ってくる頃にはすっかりと食べ終えていた。ビアの方は既にフィムの肩を陣取り、フィムの動きに合わせ時折飛んでいるが肩に止まっている。
「いいですか、フィム様。今日は肩までしっかりとお湯につかってくださいね?」
ミレーナが念を押すのに首を傾げながらもはぁーい、と返すとガナッシュが腕まくりをした状態で付いて来た。
「一人で出来るのに」
ぷくぅと頬を膨らませたフィムに、まだ3歳じゃないですか、と何かあってはいけませんから、と幾度も繰り返したやり取りを今日もまた繰り返す。
いつもの様に背中などを洗われ湯船へ浸かれば普段と変わりないが僅かに花の様な香りがした。
すん、と鼻を鳴らしたフィムに気づきトウチャが入っていますから、と答えた。
ビアが寄って来たので近くの桶に湯を入れてやると、そこで水浴びをする。
「飼われていたのでしょうか? 水慣れもしていますね」
ガナッシュの言葉にどうだろう、と適当に返し心なしか気持ちよさそうなビアを眺める。
入った時は気にならない程度の匂いだったトウチャの香りが気になりだし、もう出ていい? とガナッシュに問うがもう少し、とお許しは出ない。僅かばかり沈んでいる様な表情に首を傾げながらのぼせちゃう、と訴えるとじゃぁ出ましょうか、と抱きかかえられた。
準備されていた冷たいお茶からもトウチャの香りがし、ゴクゴクと飲めば体に入っていくのを感じる。
パタパタとビアがフィムの頭上を飛び回り、タオルで水気をガナッシュが拭えば直ぐに降り立った。
タオルで体を拭き服へと手を伸ばすとまだ背中が濡れてますよ、とゆっくりと丁寧に拭う様子に更に首を傾げる。
「ねぇ、どうかしたの?」
何かあった? とガナッシュを見上げるが何でもないですよ、と返される。何かあったのはわかるのだけど、とそれ以上は分からず口を閉じ服を着込む。昼間に来ていた服とそう変わりないデザインの服ではあったが新品だとわからない子供ではない。
『ダンディ、聞こえる?』
そ、と一番最初の友の名を呼ぶ。影に潜んでいるダンディは直ぐ、どうした、と声だけで答えた。
『ガナッシュ、変だよね?』
『洗礼だからな。皆親はこうなる』
『気にするな、奴らが聖域と呼ぶ場所に入ったら教えてやるよ』
プールウからも声がかかり、洗礼の儀に不安が過った。
「さ、行きましょう。皆様お待ちですよ」
ポン、と整えられたリボンタイを軽く叩いたガナッシュがいつもの様に戸を開いた。
いつもは寝室へと向かうが、今日は玄関へと並び歩く。新品の靴がカツカツ、と固い音を響かせる。
まとわりつく空気の重さにか、いつもより重い音を立て玄関の扉が開かれると馬車が止まっており、ガナッシュに抱きかかえられながら入るとアーガスがフィムを受け取り、乗せた。
「いってらっしゃいませ」
深々と礼を取るガナッシュにいってきます、と手を振ると直ぐ、馬車は出発した。
「お父様、ガナッシュはどうかしたんですか?」
きょとり、と不思議がるフィムになんでもないよ、と笑いかけうりうりと頭を撫でる。
「そういえば、その鳥は?」
フィムの肩におとなしく止まっている鳥を問うアーガスに、今日会いました! とにこぉーと笑いながら答えた。
「ビアっていうの!」
にこにこと話す息子にそうかそうか、と相槌を打ちながら子供故にか大袈裟に聞こえる話しよりもこれからを思い、アーガスはフィムの話しを聞く。
「……父様も元気ない?」
ふい、と話しを切り問いかけるフィムに、いや、大丈夫だよ、と答えそろそろた。
ガタ、と馬車が止まった音がし、少し待つと戸が開きティアが顔をのぞかせた。
「フィム……」
悲しい、に近そうな顔をした母の様子に首を傾げ、伸びた腕に抱かれ馬車を降りる。
家族全員が待ち構えており、アーガスと瓜二つの顔を見つけ、叔父様も居る! と声を上げた。
「大きくなったな、フィム」
アーガスより髪が長く、紫にも見えるその髪はいつもより幾分か丁寧に整えられていた。
「アーガス、開けるぞ」
プリテリスの寝床、とダンディが呼んだ聖地への扉がギィィと重苦しい音を立て開くと中からぶわりと冷たい風が流れた。
除く中は明るく、何もない。
「この中で口に出来るのはトウチャのみ。扉が開くまで一人で居る事が儀式となる」
それだけの説明で、フィムはプリテリスの寝床に入れられた。
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それは何か大切で大きな事だ。
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