はげるん*°

ほしのせかい

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【番外編】4月1日

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今日は源くんと付き合ってちょうど1年の4月1日。
源くんもちゃんと覚えてくれてるか確かめたくて。
こんなLINEを送った。




『今日何の日かわかる?』


「うん」


よかった!!ちゃんと覚えててくれたんだ!!
『ちゃんと覚えててくれたんだね!付き合って1年!これからもよろしくね!!』


「その話なんだけどさ」


『??うん』
嫌な予感…


「だいじな人が他にできたんだ」


『え…』
予感は的中。
なんでこんなにも悪い予感ばかり当たるんだろう。


「よく考えて、俺なりに考えて本当にギリギリまで悩んだ結果なんだ」


『う…ん』
だから…?だから何なの??
返ってくる返事は大体予想できてたけど、どこかに違うんじゃないかって思ってる自分がいる。


「だから…俺と別れてほしい。」


やっぱりそうだよね。
こんな状況で違う返事を待つ私、バカだよね。
『…わかった。』
LINEなんて送らなきゃよかった。


「いままで、ありがとう」


『ありがとう…幸せになってね』


「すきになってくれて、ありがとう。」


『そんなこと言わないでよ…いまさら』
源くん、それは優しさじゃないよ。
そんなこと言われたら余計に私の中のけりがつけられなくなるから…


「きょうは何の日だ?」


『え…?源くんと付き合って1年記念日…』


「この一つ前までの俺の文章の1文字目だけ上から読んでいってみ?」


『え……えっ!?あ!!!?エイプリルフール!?』


「やっと気づいた!!やっぱり春は騙されやすいなぁ笑 そしてすぐ泣く!!笑」


『ちょっ、もう!!やめてよ!!本当に悲しかったんだからね!!』


「ごめんごめん笑…でも、絶対に春にはこんな悲しい思いさせないから。こんな俺だけど、絶対に春を幸せにするから。だから、これからもよろしくお願いします。」


『…ばか。こちらこそ、こんな私だけどこれからもよろしくね。大好き。』


「ばーか。俺も大好きだよ。」


これが初めて源くんが私にした意地悪だった。




END
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