夢か現か

黒梟

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結婚からの

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 侯爵が国の要として働いているだけあって、結婚式はとても豪華だった。
 王族の使用する教会でするとは夢にも思わなかったが。

 ウエディングドレスも贅の限りを尽くしたものが用意されていた。

 そう、用意されていたのだ!

 だが私は採寸や袖を通した事さえない!

 案の定、コルセットで締め付けた体には合わなかった。
 特に胸が・・・そしてウエストも・・・
 何を考えているんだろう?

 ある程度は予想内
 全く何も考えていない。事が済めばそれで良し

 うーん、やはり何も考えていないが正解かな?
 家で私が着ているドレスも用意してくれてたし。
 でもコレ、誰のサイズなんだろ?

 本命
 愛人
 まさかの王妃(体型が似ているから)
 あり得ないが腹違いで同い年の姉メイベル

 さあどれ?!

 そんな考えでいたからか、私の控え室に入ってきた人物が答えだとわかってしまった。

 その人物、私のウエディングドレス姿を見るなり苦々しい視線を向けてきた。特に胸を凝視して・・・

 豊満な胸が羨ましいのか?まさかね。こんなの邪魔で、重たいだけだし。

 その後に続いて、新郎が現れた!

 一応微笑んで出迎えてみたが、ドレス姿を見ると、顔を顰められた。

 作らせた本人がそんな反応示しちゃダメでしょ?

「ドレスをなんとかしろ。出来ないのなら「私がそのドレスを着れます」」

 言葉を遮り嬉しそうに報告している姉。私帰っていいかな?

「私の相手はリーズラントだ。ドレスは早急に手を加えさせる。他の者には着せるな」

 そう言い残して新郎は去って行った。

 キッと、私を睨みつけると姉も出て行ってしまった。

 ドレスを着たまま手を加えられる。針が刺さらないかヒヤヒヤものだ。

 こうして出来上がったのは、いやらしくなく、清楚な仕上がりとなった。

 後から来たお達しでは、お披露目の披露宴には出なくていいとの事。
 理由は勿論ドレスが無いから。と、ボロを出さないためだとか・・・・うん、なんとも悲しいね。

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