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結婚からの
十三
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というかやっとですよやっと!やーーーーーーーーーーっと仕事に戻れます。彼此半年長かったです!
別の場所で傭兵やるぐらい暇で仕方なかったですとも!
爺様曰く、店の方も落ち着いてきていて客層にも問題が無くなったのだとか。
そう言えば、王宮の者が来ていたと言うけれどそこはいいのかな?
離縁する為の期間はバッチリです!侯爵家の旦那様の執務机にコッソリ離縁届すら置いて来ましたとも!
元々交流すらなかったのだ気づかれる事はまず無い。それに旦那様は滅多に家に帰ってこないのだから。
仮に見つけて何か言おうものならうちの父が喜んで迎え撃ってくれそうだ。だからこちらに関しては何にも心配しなくてもいいだろう。
問題は彼がサインしてくれるかどうか、だけど夫婦の交わりもなければ会話もなし。屋敷の者全員が知っている通り敷地内には私は三ヶ月以上居なかった。それが一番大きいと思うのだ。
例え実際追い出されたものだとしてもそこはあまり有能でない執事殿。何とかするでしょう。
ま、解雇されたとしても自業自得なんだしね。
そんなこんなで、料理や戦闘技術、隠密動作や会話術に磨きをかけて復活です!
必要な物を、同じく店を切り盛りしてくれる使用人達と一緒に揃え、店近くの倉庫に運び込んで行く。
あそこは余程目ざとい者か、エンカウント率の高い者でしか見つける事は出来ないであろう目隠しがされている。
まさかその倉庫を旦那様が見つけ探りを入れられていたなんて、その時の私にはわかるはずがなかったのだが。
何はともあれ準備が整うと早速私は傭兵業に乗り出した。
のだが、そこまで仕事があるはずも無く、王宮の文官とやらも居らず、店で使う食糧の採取に精を出す羽目となった。
拍子抜けした始まりだったが、久し振りの人との交わりに頬が緩みっぱなしであったのだ。
今度神殿まで行ってみようかな?
魔獣の多い場所まで入り込む?
他の冒険者と討伐に手を出す
誰かとパーティーを組む事もあるだろうからちょっと他の冒険者に声かけて討伐でも行こうかな。
爺様の許しが出るといいんだけどな。
結果はしんどかった。爺様の了解は直ぐに得られた。どちらかといえば一緒に行った冒険者が問題だった。
実力も無いのに高位冒険者に金魚の糞のようについてきた女性。はっきり言って足手纏い。そのくせ報酬を分けろと言ってきたので、みんなで相談して分けたらそれはそれで文句を言ってくる。
人を盾にして働きもしなかったのだから皆んなに冷たい目で見られていたけど一向に気づいていなかった。
安全な場所まで戻って来ると彼女を置いて皆んなで私が経営する食堂まで戻ってきた。
捌いた肉を調理しお酒を頼んで楽しく飲んでいたらまた、彼女が来た。
こっちの席に来るかと思いきや違う冒険者に声を掛けていた。兜を外すと誰が誰だかわからなかったようだ。
これ以上実害がないなら問題無いかと思っていたら、小一時間ほどして店員に文句を言い始めた。
やれ、値段が高いだの、やれ料理が運ばれて来るのが遅いだの、注文した品と違うのが来るなどなどよくそれだけ出てくるなと感心してしまった。
店主として話をしに行く
もう少し様子を見る
うちの接客のプロに任せてみる
声を荒立て始めたので席を立とうとすれば、全員に止められた。
そしてうちで一番の接客のプロ兼苦情対応係が笑顔で料金を頂いて彼女を店から追い出した。
ブラボー、料金を踏み倒そうとしたふざけた女を見事撃退。
いい勉強になりました。
その後は景気良く私が料理代を持ち、不快な思いをさせた全員に料理を奢った。
酒代はごめんね、といえば美味い料理を腹一杯食うことができれば問題ないと笑顔で言われたので、大判振る舞いさせていただきました。
またのご来店お待ちしております。
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