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結婚からの
二十一
しおりを挟む昨夜も美味しく頂かれました。はい。
もうなんて言うかねちっこい。元夫、君はこんな人間だったのかと改めて認識することが出来たよ。
3日目朝は無事にベッドから出ることが出来ました。嬉しい限りです。
あの娼婦女は今だに夢の中なのだと。元夫を当てがいたい。
朝食の席で今後の事を話し合う。
参加したのは冒険者四人全員、それと王宮の者は若い騎士を除き後の四人の計8人。
このまま、娼婦女を置いておくことは出来ないから、王宮の者一名が守護に付くそうだ。
勿論今回のメンバーに初めは入っていなかった者。それが一番無難だと誰もが思った。
曰くお荷物同士お似合いだと
辺境伯の令嬢ですら功績を挙げているのに何もせず胡座を描いて王太子の側にいる様では騎士失格である。
昼前に早めの昼食を摂り出発する。保存食などは狩った魔獣の肉などから作っているので問題はない様に思う。
ただ、女神の気紛れが適応されているこの森の中、保存食が尽きる前に神殿に辿り着くことが出来るのかも問題である。
何より元夫が言っていた、妊娠するまで神殿に辿り着けないなんて、呪い以外の何者でもない。
ふと思った、この建屋から出て森で野宿するとなったら、外でアレに抱かれる羽目になるのか?
思わず相手を見ると良い笑顔で頷かれた。何コイツ怖い。絶対人の心読んでるよね?
だらだらと嫌な汗が出てくるも良い案は浮かんでこない。じゃあ手っ取り早く神殿を見つける方が早い。
余計な事を考えないようにさっさと準備に取り掛かる。所詮私は飯係。保存食なんてお茶の子さいさいで作ることが出来ますとも。
そんな私の隣に辺境伯家のお嬢様が手伝いに来てくれた。
実はこの子とは血縁関係にあったりする。なので小さい時に何度か面識はあるのだが、大きくなってからは会う事も無かったのでどんな人物なのかさっぱり分からない。
お手伝いしますと手を貸してくれる。何だか色っぽくなっていることから、この子も薬を盛られたクチなのだろう。他の変なのに襲われないように気をつけるように言った方が良いのかと思ったが、直属の近衛隊長のマクロス殿が釘を刺してきた。
「レン殿、私のユーミリアに変な事を吹き込まないでください。お願いしますよ?」
ああ、相手はコイツか
彼女を見れば顔を真っ赤にしている。アイツの所為で喰ってくれと言ってるようなモノだなとため息を吐くと、彼は調理場の中まで入って来てあの子と保存食を作り始めたではありませんか。
何これ嫌がらせ?その内天罰喰らうわ
そう思い一人でせっせと保存食作り。そうしたら今度は元夫が参戦。
ビックリして持っていた包丁で指を切る始末。幾らか流血したが、綺麗に洗い流したので問題はないと思われる。
だがそこは元夫タダでその場を収めてはくれなかった。事もあろうか傷ついた私の指を舐めたのだ。それには私も驚き思わず股間を蹴り上げてしまった。
ヤツは呻きながら崩れ落ちたが、これは不可抗力だ。最初に仕掛けてきたヤツが悪い。
昼食の準備もしつつ完成した保存食をバッグに詰めていく。
各々が持つため分配はきっちりする。後から文句が出ない様にの工夫の一つだ。
あの娼婦女の分は騎士の彼が持ってくれるだろう。それはそれは喜んで。
何と言ってもそれを言い訳にすれば戦闘に参加しなくていいと考えそうなヤツだから。
全く情けない。何のために騎士になったんだか
女目当て(騎士はモテるらしい)
金目当て(危険地帯に行けば行くほど給料が高くなるのだとか)
・・・・・・・なんか、あの若いの見てたら2つとも当てはまるんじゃないかなぁ?
騎士の風上にも置けないやつって彼の事を言うのだと実感した現在であった。
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