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廻る時
四十四
しおりを挟む暖かな温もりの中目が覚めた。
瞼も重くなく身体も動く。あっと声も出る。どうなったのだろうと目の前を見れば男物のシャツが目に入った。
?????
訳が分からず顔を上に向けると夫となった人物が目に入った。
どうしてこうなっている?私はあの時また殺されてしまったはずでは?
彼が身じろぎをした後、足を絡められ強く抱きしめられた。彼の心音を感じるのは今回が初めてでどうしたら良いのか分からず顔に熱が集まるのがわかる。
だけどその後彼の手の動きが何だか怪しくなってきた。私の背中をスッと撫でた後お尻をいやらしく触ってきた。
その後はワンピースの裾を捲りあげ背後から私の大事な所を弄り始めた。
身体をよじろうにも強く抱きしめられ身動きが取れない。身体を押して離れようとしても同じだった。
今回は初めてでも、前回までは経験がある分身体が敏感になっている。声を出さないように唇を噛んでも無駄で、口に彼の指が入り込んできた。
その後は優しく壊れ物を扱う様に丁寧に扱われた。
結局最後まで事に及ばれ、今まで以上に快楽に身を委ねる羽目になってしまった。
なんていうか・・・思ってたんとちがう
今までは最初は痛みが伴いその後散々な目に遭うことしかなかったのにどうゆう事だろう?
疲れ切って眠りに落ちた私には分からなかったが、その後彼は私の身体を清め再度私を抱きしめ眠りについたのだそうだ。
次に目が覚めた時、またしても私の目の前には男物のシャツが目に入った。
今回はまたこの場面からの始まりになるのだろうか、そう身構えれば私の額に口付けを落とされた。
えっ?と顔を上げれば夫もといソーシアルと目が合った。その瞬間彼が微笑んだ。それはもう物凄く良い笑顔で、後ろにキラキラを無駄に振り撒いて。
目があったが何も言葉が続かない。なんていうか気まずい。
はよなんか言えや
ダメだ段々言葉遣いが悪くなっている。何とかせねば私への依頼が減ってしまう。
どうしようか悩んでいると、リーが無事でよかったと声が降ってきた。
いや?君に抱かれている時点で全然無事では無い、これほんと。
そう思う私は悪くない。この人の日頃の行いが悪いだけ。間違いない。ビシッ
無駄な一人ボケツッコミをしていたら、彼が起きだし甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。
どうやら3日程眠りについていたらしい。
身体は問題なく動いてくれるので自分でできることはしようと手を伸ばせば制され、着替えまでテキパキとされてしまった。
軽食が用意されたがソーシアルの膝の上に乗せられた状態で口に入れることとなった。
最終的には雛鳥の方に少しづつ口に入れられていった。途中で私が自分で食べる事に疲れた所為ともいう。
食後のお茶を飲まされていると、あの日の夜の事を教えてもらえた。
あの初夜の夜まるで計った様に王宮で問題が発生しそれにソーシアルも駆り出されるはずだった。
だが、それを不審に思った爺様やソーシアル自身が王宮に行くのを拒否。代わりに義父である前侯爵が行く事になった。勿論信頼出来る私兵を数名伴って。
屋敷内には私と夫となったソーシアル、そして爺様しか居ない筈であった。だが数十人の気配が屋敷の中からした事と、今だに怨みを持つ者がいないとも限らないので爺様の部下数人も密かに配置されていたという。
私が気がつかなかったのは単に違うことに意識が向いていたからだそうだ。
で、私が疲れて寝付いていたことも皆が理解していて、ソーシアルも今夜くらいはと一人でゆっくりさせてくれる予定だったとか。
だけどアイツらは事もあろうか私の部屋に侵入ししかも刃を向けてきた。
激怒した夫と爺様が、鬼神の如くその者達を滅したのだとか?実際を知らないのでなんともいえないが、今いる部屋が私にあてがわれていた寝室でないところを見るに惨劇の場になったのだろう。
後に諜報仲間に聞いたところによると、私たちの出番は無かった。との事だった。
何やってんのあの二人。似た者同士か?
そんな訳で国内に残っている不穏分子は私が寝ていた三日の間に一掃したらしい。これ以上私が不安にならないようにとの配慮のもと。
お茶の後皆んながいるサロンに向かう事になった。私が起きた事は連絡済みで今か今かと待ち侘びられているとの事だった。
歩いて行けるのに今度も横抱きにされ運ばれた。物凄く拒否したら、今、この場で、抱かれたいのですか?との脅し文句付きで。
何この人、キャラ変わってるよ
取り敢えず私の考えた選択肢は・・・・
素早く抜け出し一人でサロンに向かう
従うフリして一先ず噛み付いとく
大人しくしたがっておく(今のところ)
う~~~~ん、身体は動くんだけど何処まで鈍っているのかわからないしな~。でも、
彼くらいなら抜け出せると思うんだよね。と考えていたら、そんなに私に可愛がられたいのですか?と手つきが危なくなってきたので抵抗は止めにした。
おや、残念と言い終わると同時に深い口付けをされ力が抜けたのはいうまでもない。
そしてサロンで生暖かい眼差しを向けられましたとさ
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