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お泊り学習 4
しおりを挟む順に並んで洞穴の入って行く。ピチョンピチョンと水の落ちる音が聞こえるけど、懐中電灯の光では沢山は照らせない。
みんな思い思いに周りを照らして進んでいく。
だけれども思いの外道が悪く足元を照らさないと転ける者続出。
ガイドさんの話も入ってこない。
危険な事が起きた時に逃げ込む為の場所なんだそうだ。奥まで行ってもかなり広いから、それなりの人数を収容出来るのだとか。
今は殆ど使われないが、昔は良く使用されておったそうじゃ。
今が平和で本当に良かったと思う。
あまり奥まで進んでも戻るのが大変だからと、回れ右して元来た道を帰って行く。
上からの水滴がリズの首筋にピチョンと落ちた。
「ぎゃーーーーー!」
あまりの声にみんなが一斉にビクッとなり声のする方を振り返った。
懐中電灯で顔を照らすリズは涙目でどうしたらいいかわからなそうだった。そんな空気を読まずにノミーが懐中電灯で下から顔を照らす。
「あーーーはっはっはっはっはっはっっ!」
のっぺらぼうに近かったのか、リズは笑い出す。その声を聞いた周りのみんなも緊張が解けたのか、来た道をゆっくり歩いて戻る。
ガイドさんにお礼を言って、今度はバスでホテルに向かう。
ナミはバスの中で吊るされた布の中で横たわっていた。顔色は大分良くなっていた様だが・・・
ホテルの食事はバイキング!
お腹いっぱいたべれて幸せじゃった。皆もそんな風じゃったが、約1名ナミを除いて。折角の料理なんじゃが・・・残念じゃな。
お風呂もあるが、男女に分かれてみんなで洗い合いっこ。あまり騒がしくせずに出られた・・・はずじゃ。
女か男かわからんノミーが暴れていなければ・・・じゃがな。
その頃のノミー。女湯
「ナミ大丈夫かなーー?ご飯も食べてなかったみたいだし明日とかどうするんろ?」
「大丈夫じゃない?寝たら治るってミミ先生が言ってたから」
「そっか、じゃ明日の海は大丈夫そうだね!」
「大丈夫かもしれないけど、ナミの事だから、面倒くさがって出ないと思うよ?」
「えーーーーー!そんなのつまんないと思うんだけどなー」
「ま、相手はナミだからね」
「うーーー、そっか。ま何にせよ、ナミがみんなと一緒に要られたらいいよね!」
「クスクスそうだね」
シマリスのリャーは優しいお姉さんタイプ。
みんなで協力しながら身体を洗い上げ、部屋に戻っておやすみなさいをした。
明日は朝から楽しみだ。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢
後から聞いた話、行った洞穴と、その他にもある洞穴では亡くなった人達も沢山いたそうだ。どんな事があったかはわからないけど、その地域では語り継がれる程の事で、決して忘れてはいけない過去なのだそうじゃ。
郷に入っては郷に従え
この土地の人たちの家で一泊お世話になる。何事も勉強。しっかり学ばねばならんな。
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