41 / 96
悪役を演じて見せよ!
また明日
しおりを挟む
「おいしーい!」
「ところで、こんなところで、どうしたの? 1人で危ないよ」
「あっ、お山を下っている時にお父さんが迷子になっちゃって、探してたの!」
どうやら、山を下っている間に父親とはぐれてしまったようなので、一緒に探すことになった。得てして迷子になった人は自分が迷子になったことを認めたがらない。『お父さんが』ではなく、この子自体が迷子になったのだろう。名前は勘之助という。
「おーい、おーい、勘之助ー!」
少し歩くと、父親らしきねずみ耳の男性が勘之助を探していた。やっぱり、彼は勘之助の父親で落ち合うことができたので、ふもとまで一緒に下ることになった。
「ありがとうございます。ちょっと目を離したすきに息子がいなくなってしまって、探していたところでしたので、とても助かりました。私は鉄鼠の為五郎と申します。このお礼は必ず」
とても感謝されて、今日は良いことができてよかったなとソラは思った。トラブルに見舞われたけど、無事、課外授業が終わりそうでよかった。
ルージュも終始にこやかにインタビュアーとして質問してくれていた。ただ、ロープウェイを使わずに下ったことに思うことがあったかもしれない、蛍光ピンクの髪の毛にたかってきそうだった羽虫向かって、虫よけスプレーを噴射していた姿は夜叉だった。残念なことに、彼女とは仲良くなれずに今日の授業が終わってしまった。
「では、また明日よろしくお願いしますね」
「ばいばーい」
「はーい、ではまた明日、さようなら」
為五郎と勘之助とにこやかにお別れした。
「んっ、また明日? まあいっか、明日遊びに来てくれるのかな」
今日のお礼にラングドシャあたりのお菓子を持って遊びにきてくれるかもとよこしまな期待をするソラだった。
湖畔に戻り、今日の課外授業は解散となった。今日はこの後、一度、夕飯を食べにそれぞれの部屋割りされたコテージに戻って、その後、他のレクリエーションが開催される予定となっている。この課外授業、予定がびっしりなのだ。
夕飯時、落としたおにぎりはソラが食べて、もう一つは毒見を介してエリヤが食べた。ローストビーフも食べられて大満足。
実はアイランとルージュもそれぞれ3つずつおにぎりを渡されていたので、アイランに1つ分けてもらってアランにもおにぎりをお裾分けすることができて、とても喜ばれた。アイランもクラーメンチャレンジでお腹がいっぱいだったので、ウィンウィンだったといえる。
おにぎりをもらった去り際にアイランにこう言われた。
「アラン先輩にお渡しするんですよね? あの僕の名前とアラン先輩の名前似ていて聞き間違えそうなので、アイって呼んでくれませんか? 君もつけなくていいです」
「えっ、いいの? 仲良くなったみたいでうれしい、ええっとじゃあ、アイ! 僕のことも先輩つけなくて、ため口でいいよ」
「はい、じゃなくて、うん、分かった、ソラ。じゃあ、またあとのレクリエーションで会えたら!」
今日は、仲間にしようとした後輩と仲良くなれた、よかった!
アイランのメモ、[鉄鼠親子、2人とも小さい、インタビューによると干支祭りでは1番に舞を披露するらしい]
「ところで、こんなところで、どうしたの? 1人で危ないよ」
「あっ、お山を下っている時にお父さんが迷子になっちゃって、探してたの!」
どうやら、山を下っている間に父親とはぐれてしまったようなので、一緒に探すことになった。得てして迷子になった人は自分が迷子になったことを認めたがらない。『お父さんが』ではなく、この子自体が迷子になったのだろう。名前は勘之助という。
「おーい、おーい、勘之助ー!」
少し歩くと、父親らしきねずみ耳の男性が勘之助を探していた。やっぱり、彼は勘之助の父親で落ち合うことができたので、ふもとまで一緒に下ることになった。
「ありがとうございます。ちょっと目を離したすきに息子がいなくなってしまって、探していたところでしたので、とても助かりました。私は鉄鼠の為五郎と申します。このお礼は必ず」
とても感謝されて、今日は良いことができてよかったなとソラは思った。トラブルに見舞われたけど、無事、課外授業が終わりそうでよかった。
ルージュも終始にこやかにインタビュアーとして質問してくれていた。ただ、ロープウェイを使わずに下ったことに思うことがあったかもしれない、蛍光ピンクの髪の毛にたかってきそうだった羽虫向かって、虫よけスプレーを噴射していた姿は夜叉だった。残念なことに、彼女とは仲良くなれずに今日の授業が終わってしまった。
「では、また明日よろしくお願いしますね」
「ばいばーい」
「はーい、ではまた明日、さようなら」
為五郎と勘之助とにこやかにお別れした。
「んっ、また明日? まあいっか、明日遊びに来てくれるのかな」
今日のお礼にラングドシャあたりのお菓子を持って遊びにきてくれるかもとよこしまな期待をするソラだった。
湖畔に戻り、今日の課外授業は解散となった。今日はこの後、一度、夕飯を食べにそれぞれの部屋割りされたコテージに戻って、その後、他のレクリエーションが開催される予定となっている。この課外授業、予定がびっしりなのだ。
夕飯時、落としたおにぎりはソラが食べて、もう一つは毒見を介してエリヤが食べた。ローストビーフも食べられて大満足。
実はアイランとルージュもそれぞれ3つずつおにぎりを渡されていたので、アイランに1つ分けてもらってアランにもおにぎりをお裾分けすることができて、とても喜ばれた。アイランもクラーメンチャレンジでお腹がいっぱいだったので、ウィンウィンだったといえる。
おにぎりをもらった去り際にアイランにこう言われた。
「アラン先輩にお渡しするんですよね? あの僕の名前とアラン先輩の名前似ていて聞き間違えそうなので、アイって呼んでくれませんか? 君もつけなくていいです」
「えっ、いいの? 仲良くなったみたいでうれしい、ええっとじゃあ、アイ! 僕のことも先輩つけなくて、ため口でいいよ」
「はい、じゃなくて、うん、分かった、ソラ。じゃあ、またあとのレクリエーションで会えたら!」
今日は、仲間にしようとした後輩と仲良くなれた、よかった!
アイランのメモ、[鉄鼠親子、2人とも小さい、インタビューによると干支祭りでは1番に舞を披露するらしい]
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる