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①〈フラップ編〉
9『翼さえあれば、ジェットコースターにもなれる』
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フラップのあんな話を聞いたあとでは、
レンは寝ても覚めても、気持ちがすっきりしませんでした。
これは質の悪いスパルタ教育だ。スクールとやらもあんまりじゃないか。
生徒を無理やりトラウマと向き合わせるだなんて。
それも、右も左も分からない、この広い広い人間界で!
(ああ、だめだ! 何か気分が吹っ飛ぶようなことがしたい!)
退屈な学校の授業をだらだらと聞き流しながら、
レンはフラップといっしょにしたいことを、頭の中でならべ立てました。
世界中を飛行旅行。だれもいない場所でこっそりキャンプ。
いっしょに動物園や水族館へお出かけ……。
想像がさらなる想像をかき立てて、時間が早馬のように過ぎていきました。
だからこそ、家に帰ったとたん、自室に広がっていた光景を見て、
レンは驚がくすると同時に、どことなくわくわくがこみ上げたのです。
「なんじゃこりゃあ!!」
天井から床まで、部屋のいたるところに謎の装置が設置され、
空中にも光るリングや、湾曲した網のトンネルが浮かび上がっています。
机の上や、本棚の上、さらにはエアコンの上にまで……。
上下左右に複雑に入り組む楽しげなルートは、
さながら小人の飛行機か何かの、障害物コースのような具合です。
「フラップ! しろさん! これはどういうこと?」
机の上に設けられたスタート地点のアーチのそばに、
フラップとしろさん、その他大勢のネズミ研究員たちが集まっています。
「おーう、帰ったかレンよ! 早く荷物を置いて、
わしのチヂミガンで机に上がるがいいぞ!
安心せい。これも全部、部屋中に仕かけたカメラで投影している、
ただのホログラムじゃ。本物ではないから、ぶつかっても問題ないぞ」
*
レンはスタート地点を前にしながら、変わり果てた部屋の光景のわけを、
フラップとしろさんから説明されました。
「つまりこれは、フラップの飛行能力測定ってこと?」
「さよう! つい今しがた、フラップに試験飛行がてら、
通常の飛行能力の測定をさせてもらったところじゃ」
「ぼくが学校に行っている間に、そんなことしてたの!?」
しろさんは、レンにも測定の手伝いをしてほしいと言いました。
レンにとっては算数の宿題より簡単なことだ、とつけ加えて。
「それって、ぼくがこれからフラップの背中に乗るってこと?」
「あのね」フラップが言いました。
「しろさんはぼくの、だれかを乗せて飛ぶ能力も研究したいって。
コースの順序はもう頭に入ってますし、よいしょ……それぐらい、
あっはいはい……どうってことないです」
フラップは、何やら寄ってきたネズミ研究員たちによって、
鞍やらベルトやら金具やら、せっせと装着させられていました。
スポッ!
レンの頭にも、ヘルメットが被せられました。
当然といえば当然です。でもまあ、ちょっと頭が重い……。
(しかも、左右に羽みたいなのついてるし)
フラップがスタート位置についたので、レンもその背中に乗ります。
ネズミ研究員たちが、レンに声援を送っています。
どうやらネズミたちは、コースに沿った至るところにいるようです。
「よいかー? 飛んでいる間は、頭を低い位置に保ち、なるべく胸をつけ、
寝そべるようにして乗るんじゃ。空気抵抗を減らすためにのう。
左右のフットレストに足を乗せるのも忘れずにな。
フラップの両肩にあるグリップから、手を放すでないぞー」
しろさんの言葉に耳を傾けているうちに、レンの心は徐々に高鳴りました。
ドキドキがろっ骨を叩きます。どんな体験が待っているのやら。
研究員たちによる秒読みがはじまります。
5……4……3……2……1……、スタート!!
「しっかりつかまってて、レンくん!」
フラップは勢いよく床を蹴って、大砲のように飛びだしました。
突きぬけるような風に全身が包まれ、服がバタバタと暴れ回ります。
最初に訪れたのは、上昇旋回しながらの連続輪くぐり。
強烈な遠心力で、レンの体がフラップの背中に押しつけられます。
これはすごい……速すぎる!!
天井のそばまで一気に上昇すると、少し徐行じょこう……続いては、
エアコンと天井との狭いすき間に、ジグザグに設けられた三つのリング。
これを左右にしなやかに、すいっ、すいっと、リズムカルにくぐっていきます。
「さあ、 落ちますよー!!」
エアコンの端へぬけると、フラップは急に体を右へひねりました。
そのまま、はるか下の床へむかって、真っ逆さまにダイビング!
部屋の中なのに、とてつもない落差を感じます。絶叫でのどがつぶれそう……!
ドン! ドン! バリバリバリ!
床に設置された装置の砲口から、電気の弾が雨あられと発射されました。
あれもホログラムでしょう。
でも、弾がレンのそばをかすめるたび、つい目を閉じてしまいます。
フラップは、アップダウンと左右旋回を織り交まぜながら、軽々と回避します。
「また上昇しますよ! 怖かったら目をつむって!」
「平気!」レンは強がりを言って、閉じていたまぶたを見開きました。
今度は、網目模様のトンネルの中を、吸いこまれるようにぐんぐんと上昇。
そのトンネルをぬけた先は、本棚の上でした。
そこには、大量に連なった星形リングが、垂直のループを描いていました。
フラップは、すっと徐行してから、勢いづけて宙を下っていきます。
そのまま、星々のループの中へ突入! 鮮やかな身のこなしで宙返りします。
肺が押し潰されそうなプラスGです!
(い、息できない……!)
見事にループを突破したフラップは、右へぎゅんっと急旋回しながら、
今度はベッドへむかって、連続したリングの中を一気に下っていきました。
レンはだんだん、頭がくらくらしてきて、声のかぎりに叫ぶので精一杯です。
見慣れたベッドの上では、なんと巨大化した三匹のしろさんが浮かんでいて、
ハリセンをふりふり、こちらにおそいかかってきました!
(ホログラム! ホログラムだから! でも、ひゃあっ……!)
フラップが体をひねったり、激しいアップダウンを繰り出したりするものだから、
レンはもう、空中でなぶり倒されるような気分でした。
もう、上下感覚もありません。早く、早くぼくを楽にしてくれ……!
左旋回してベッドをぬければ、星形リングが描く巨大なコークスクリュー。
フラップは、もはや水中を泳ぐように華麗な動作で、渦を突破します。
そして最後に、机の上へとホップするように上昇してから、
最初のスタート地点へと滑り降りていきます。
ゴール! ゴール! ゴーーール!!
アーチをくぐった瞬間、ネズミたちの歓声が部屋中を包みこみました。
「四八秒! なんと! 想定したタイムより大幅に早いではないか!!」
タイマーを手にしていたしろさんが、秒針を見るなり驚がくしました。
「やはり、素晴らしい飛行能力じゃ! おぬしたち、でかしたぞ!」
フラップがゆっくりと机に着地すると、
レンはネズミたちに介抱されながら机の上に降り、ヘルメットを脱ぎました。
「はぁ……きつぅ……。でも、面白かったかも」
あんなにさんざん振り回されたのに、いざ終わってみると、
不思議とあの辛さと怖さが、心地いい余韻に変わっていたのです。
「レンくん、ぼくからもお疲れ様でした! どうもありがとう」
むぎゅっ!
突然、フラップが大きな両腕で、レンを抱きしめたのです。
全身、包みこむようなモフモフの体。疲れが逃げていくような抱擁感です。
「はぁ~、気持ちいいな……キミやっぱりすごいよ、フラップ。
おかげでさ、もやもやしてた気分も飛んじゃったよ……。
その翼があったら、どんなことでもできそう」
「嬉しいなあ。ぼく、火吹きができないかわりに、
飛行能力だけはだれよりも磨きをかけましたからね」
フラップはレンを解放しながら、誇らしげに瞳を輝かせます。
「なるほどね。それでさ……ぼく、考えたんだけどさ。
火吹きの練習をするかわりに、キミのその翼を、
世のため人のために役立ててみる、なんてのはどう?」
「む? フラップの翼をか。なんでそう思うのじゃ?」
レンたちの話に、しろさんが興味津々で混りました。
「だって、闇雲に火吹きの練習をしたって、どうにもならないもの。
一度それは置いといてさ、別の物事に目をむけてみたら、もしかしたら――」
レンは少し自信が持てませんでした。
頭の片隅からひょい拾い上げただけの、ただの思いつきでしたから。
「ぼくの翼を、人間のために……?」
「うむ、それはなかなかよい案かもしれんのう!」
意外なことに、しろさんがレンの言葉に賛同しました。
「だれかのために活躍する場面にも、いろいろあるからのう。
ひょっとしたらその中で、トラウマを克服するヒントが得られるかもしれん」
「だよね、だよね! ねえフラップ、どうかな。やってみない?
心配しなくても、お仕事はぼくが見つけてくるからさ」
フラップは、少し考えこみました。
自分だけでは炎のトラウマを乗り越えられないのだとしたら、
もっと多くの人を巻きこんででも、やることを増やす方がいいかもしれません。
そう思うと、フラップの胸に沸々と勇気がこみ上げてきました。
「ありがとう。ぼく、やってみます!」
レンは寝ても覚めても、気持ちがすっきりしませんでした。
これは質の悪いスパルタ教育だ。スクールとやらもあんまりじゃないか。
生徒を無理やりトラウマと向き合わせるだなんて。
それも、右も左も分からない、この広い広い人間界で!
(ああ、だめだ! 何か気分が吹っ飛ぶようなことがしたい!)
退屈な学校の授業をだらだらと聞き流しながら、
レンはフラップといっしょにしたいことを、頭の中でならべ立てました。
世界中を飛行旅行。だれもいない場所でこっそりキャンプ。
いっしょに動物園や水族館へお出かけ……。
想像がさらなる想像をかき立てて、時間が早馬のように過ぎていきました。
だからこそ、家に帰ったとたん、自室に広がっていた光景を見て、
レンは驚がくすると同時に、どことなくわくわくがこみ上げたのです。
「なんじゃこりゃあ!!」
天井から床まで、部屋のいたるところに謎の装置が設置され、
空中にも光るリングや、湾曲した網のトンネルが浮かび上がっています。
机の上や、本棚の上、さらにはエアコンの上にまで……。
上下左右に複雑に入り組む楽しげなルートは、
さながら小人の飛行機か何かの、障害物コースのような具合です。
「フラップ! しろさん! これはどういうこと?」
机の上に設けられたスタート地点のアーチのそばに、
フラップとしろさん、その他大勢のネズミ研究員たちが集まっています。
「おーう、帰ったかレンよ! 早く荷物を置いて、
わしのチヂミガンで机に上がるがいいぞ!
安心せい。これも全部、部屋中に仕かけたカメラで投影している、
ただのホログラムじゃ。本物ではないから、ぶつかっても問題ないぞ」
*
レンはスタート地点を前にしながら、変わり果てた部屋の光景のわけを、
フラップとしろさんから説明されました。
「つまりこれは、フラップの飛行能力測定ってこと?」
「さよう! つい今しがた、フラップに試験飛行がてら、
通常の飛行能力の測定をさせてもらったところじゃ」
「ぼくが学校に行っている間に、そんなことしてたの!?」
しろさんは、レンにも測定の手伝いをしてほしいと言いました。
レンにとっては算数の宿題より簡単なことだ、とつけ加えて。
「それって、ぼくがこれからフラップの背中に乗るってこと?」
「あのね」フラップが言いました。
「しろさんはぼくの、だれかを乗せて飛ぶ能力も研究したいって。
コースの順序はもう頭に入ってますし、よいしょ……それぐらい、
あっはいはい……どうってことないです」
フラップは、何やら寄ってきたネズミ研究員たちによって、
鞍やらベルトやら金具やら、せっせと装着させられていました。
スポッ!
レンの頭にも、ヘルメットが被せられました。
当然といえば当然です。でもまあ、ちょっと頭が重い……。
(しかも、左右に羽みたいなのついてるし)
フラップがスタート位置についたので、レンもその背中に乗ります。
ネズミ研究員たちが、レンに声援を送っています。
どうやらネズミたちは、コースに沿った至るところにいるようです。
「よいかー? 飛んでいる間は、頭を低い位置に保ち、なるべく胸をつけ、
寝そべるようにして乗るんじゃ。空気抵抗を減らすためにのう。
左右のフットレストに足を乗せるのも忘れずにな。
フラップの両肩にあるグリップから、手を放すでないぞー」
しろさんの言葉に耳を傾けているうちに、レンの心は徐々に高鳴りました。
ドキドキがろっ骨を叩きます。どんな体験が待っているのやら。
研究員たちによる秒読みがはじまります。
5……4……3……2……1……、スタート!!
「しっかりつかまってて、レンくん!」
フラップは勢いよく床を蹴って、大砲のように飛びだしました。
突きぬけるような風に全身が包まれ、服がバタバタと暴れ回ります。
最初に訪れたのは、上昇旋回しながらの連続輪くぐり。
強烈な遠心力で、レンの体がフラップの背中に押しつけられます。
これはすごい……速すぎる!!
天井のそばまで一気に上昇すると、少し徐行じょこう……続いては、
エアコンと天井との狭いすき間に、ジグザグに設けられた三つのリング。
これを左右にしなやかに、すいっ、すいっと、リズムカルにくぐっていきます。
「さあ、 落ちますよー!!」
エアコンの端へぬけると、フラップは急に体を右へひねりました。
そのまま、はるか下の床へむかって、真っ逆さまにダイビング!
部屋の中なのに、とてつもない落差を感じます。絶叫でのどがつぶれそう……!
ドン! ドン! バリバリバリ!
床に設置された装置の砲口から、電気の弾が雨あられと発射されました。
あれもホログラムでしょう。
でも、弾がレンのそばをかすめるたび、つい目を閉じてしまいます。
フラップは、アップダウンと左右旋回を織り交まぜながら、軽々と回避します。
「また上昇しますよ! 怖かったら目をつむって!」
「平気!」レンは強がりを言って、閉じていたまぶたを見開きました。
今度は、網目模様のトンネルの中を、吸いこまれるようにぐんぐんと上昇。
そのトンネルをぬけた先は、本棚の上でした。
そこには、大量に連なった星形リングが、垂直のループを描いていました。
フラップは、すっと徐行してから、勢いづけて宙を下っていきます。
そのまま、星々のループの中へ突入! 鮮やかな身のこなしで宙返りします。
肺が押し潰されそうなプラスGです!
(い、息できない……!)
見事にループを突破したフラップは、右へぎゅんっと急旋回しながら、
今度はベッドへむかって、連続したリングの中を一気に下っていきました。
レンはだんだん、頭がくらくらしてきて、声のかぎりに叫ぶので精一杯です。
見慣れたベッドの上では、なんと巨大化した三匹のしろさんが浮かんでいて、
ハリセンをふりふり、こちらにおそいかかってきました!
(ホログラム! ホログラムだから! でも、ひゃあっ……!)
フラップが体をひねったり、激しいアップダウンを繰り出したりするものだから、
レンはもう、空中でなぶり倒されるような気分でした。
もう、上下感覚もありません。早く、早くぼくを楽にしてくれ……!
左旋回してベッドをぬければ、星形リングが描く巨大なコークスクリュー。
フラップは、もはや水中を泳ぐように華麗な動作で、渦を突破します。
そして最後に、机の上へとホップするように上昇してから、
最初のスタート地点へと滑り降りていきます。
ゴール! ゴール! ゴーーール!!
アーチをくぐった瞬間、ネズミたちの歓声が部屋中を包みこみました。
「四八秒! なんと! 想定したタイムより大幅に早いではないか!!」
タイマーを手にしていたしろさんが、秒針を見るなり驚がくしました。
「やはり、素晴らしい飛行能力じゃ! おぬしたち、でかしたぞ!」
フラップがゆっくりと机に着地すると、
レンはネズミたちに介抱されながら机の上に降り、ヘルメットを脱ぎました。
「はぁ……きつぅ……。でも、面白かったかも」
あんなにさんざん振り回されたのに、いざ終わってみると、
不思議とあの辛さと怖さが、心地いい余韻に変わっていたのです。
「レンくん、ぼくからもお疲れ様でした! どうもありがとう」
むぎゅっ!
突然、フラップが大きな両腕で、レンを抱きしめたのです。
全身、包みこむようなモフモフの体。疲れが逃げていくような抱擁感です。
「はぁ~、気持ちいいな……キミやっぱりすごいよ、フラップ。
おかげでさ、もやもやしてた気分も飛んじゃったよ……。
その翼があったら、どんなことでもできそう」
「嬉しいなあ。ぼく、火吹きができないかわりに、
飛行能力だけはだれよりも磨きをかけましたからね」
フラップはレンを解放しながら、誇らしげに瞳を輝かせます。
「なるほどね。それでさ……ぼく、考えたんだけどさ。
火吹きの練習をするかわりに、キミのその翼を、
世のため人のために役立ててみる、なんてのはどう?」
「む? フラップの翼をか。なんでそう思うのじゃ?」
レンたちの話に、しろさんが興味津々で混りました。
「だって、闇雲に火吹きの練習をしたって、どうにもならないもの。
一度それは置いといてさ、別の物事に目をむけてみたら、もしかしたら――」
レンは少し自信が持てませんでした。
頭の片隅からひょい拾い上げただけの、ただの思いつきでしたから。
「ぼくの翼を、人間のために……?」
「うむ、それはなかなかよい案かもしれんのう!」
意外なことに、しろさんがレンの言葉に賛同しました。
「だれかのために活躍する場面にも、いろいろあるからのう。
ひょっとしたらその中で、トラウマを克服するヒントが得られるかもしれん」
「だよね、だよね! ねえフラップ、どうかな。やってみない?
心配しなくても、お仕事はぼくが見つけてくるからさ」
フラップは、少し考えこみました。
自分だけでは炎のトラウマを乗り越えられないのだとしたら、
もっと多くの人を巻きこんででも、やることを増やす方がいいかもしれません。
そう思うと、フラップの胸に沸々と勇気がこみ上げてきました。
「ありがとう。ぼく、やってみます!」
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