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③〈フレドリクサス編〉
8『雨は降りたい時に降ってくる、よくも悪くも』②
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「しろさん、早くスタートできない?」
「遅せえって、早くしろっつーの!」
「小野寺君のところに、ドラギィがいるかもしれないんだから」
ところ変わってレンの部屋。フラップとフリーナ、そして集まった少年トリオは、
ベッドの上でぐずぐずとネズミパッドを操作するしろさんに、催促していました。
「そう急かすな。ネズミパッドは、本体のアップデート途中だったんじゃから。
急に例のアプリを起動しろと言われても、困るわい」
「オレたち用のアプリのアップデートはしないのに、
自分の研究道具のアップデートはするんだから!」
レンはあきれたように首を横にふるのでした。
「オレたちみんな、新しいドラギィに会いたいし、保護もしてあげたいんだ」
ヨシの家で起きた異変については、
レンとドラギィたちもすでに聞かされていました。
なので、事実確認のために、例のアプリの完全版を持っているしろさんに、
こうしてみんなで起動の催促をしていたのです。
「しろちゃん、お願い、早くして!」
「そのフシギなんとかっていうので、ぼくたちの仲間の位置を!」
フラップとフリーナも、わらにもすがる思いで急かします。
「フシギレーダーじゃ!
待て待て待て。今アプリをロード中じゃから……よし、出たぞ!
裏世界エネルギーの探索範囲を、最大に……設定!
む? むむ? むむむむむ!!」
レーダー画面を見ていたしろさんが、目玉の飛び出そうなほど反応しました。
「ここから西の住宅街に、微弱だが、裏世界の生体反応をキャッチした!」
「「「おおおっ!?」」」一同は強く反応しました。
「こっちでデータを分析してみよう。これをこうして、こうやって……
こ、これは! おおおおっ!」
しろさんがネズミパッドを持ったまま、ぴょんぴょんと跳びはねます。
「な、何がそんなにすごいんです!?」フラップが聞きました。
「この生体情報は、おぬしたちとほとんど同じものじゃ。
つまり、こいつはドラギィである可能性が極めて高い!」
「そんなことまで分かっちゃうの?」
と、タクが関心を寄せました。
「よし、だったらすぐに探しに行きましょう!」
フラップは右手を強く握りしめて勇み立ちました。
「あ、でも窓の外。見てよ……」
レンが見ると、外はいつの間にか土砂降りの雨になっていました。
とうとう夕立が降りはじめたのです。
冷たい雨粒が窓に吹きつけてしたたり落ち、その激しさを物語っています。
「ああ~……」フラップはしぼむようにへたりこみました。
「ぼく、雨はホントにダメです……レッド種は、濡れると飛ぶこともできなくて」
「あたし、いく! フラップの分まで!」フリーナが名乗り出ました。
「たしか、ここから西っていったっけ? 西のどの辺?」
「緑の森公園のすぐ近く。保育園に面した交差点のそばじゃ!」
「みんなは待ってて! あたし、きっと仲間を連れて戻るから!
レン、悪いけど窓、開けてくれる?」
「ひとりで大丈夫?」レンが心配をよせます。
「あたし、こっちにきて最初は、ひとりで大きな街に隠れ住んでたんだよ。
頭は悪くても、土地勘はさえてるの!」
そう言ってフリーナは、
開けられた窓からすぅっと飛び立ち、打ちつける雨の中へと消えていったのです。
「……あいつが『土地勘』なんて言葉を知っておったとはのう」
しろさんはひとり、あぜんとして、そうつぶやきました。
*
ザァァァァァ!!
町中の道路が水煙にしずみ、少し先まで白くかすんでいました。
思いもよらない通り雨に、町そのものが憂うつな顔色に染まり、
湿り気をふくんだ空気がほの暗く、重たく、寒々としています。
強まる雨足に急かされた町の人々は、屋根のあるところに駆けこんだり、
荷物の中から折り畳み傘を取り出したりしました。
けれど、一匹の茶トラ猫は、フレドリクサスを口にくわえたまま、
建物の陰に隠れて道行く者もいない狭路の真ん中を、
雨にぬれながら平然と歩いていたのです。
フレドリクサスは、静かに泣いていました。
その涙は、小さな身体をぬらす雨水に混じって、だれにも分かりませんけれど。
このまま連れていかれたら、彼はまず間違いなく、命はないでしょう。
ですが、フレドリクサスは背中に怪我を負い、エネルギーも底をつき、
疲労困ぱいで抵抗する力も残っていませんでした。
もしも、天がフレドリクサスの思いを知るなら、助け舟を差し向けるでしょう。
フレドリクサスの不幸と孤独を知るなら、わずかでも力を与えてくれるでしょう。
フレドリクサスは、独りぼっちになるべきではないのですから。
(この雨……なぜだろう……不思議な力を感じる)
そう思ったとたん、フレドリクサスの身体の内側に、
突如として泉が湧きだしました。
その泉の水は熱く、生気に満ちていて、
まるで水を踊りまわる魚群のように、全身の血潮の中をかけめぐったのです。
(そうか、これはもしかして! よし、そうとなったら)
茶トラ猫が道をぬけて広い十字路に出たところで、
フレドリクサスは、突然手足をばたつかせて暴れ出し、その口から転げ落ちました。
捕らえた獲物が起こしたいきなりの暴挙に、茶トラ猫はひどく戸惑っています。
生きのびるために、もう泣くのはやめました。
雨から与えられた力でゆっくりと立ち上がると、両手を天にむかって捧げます。
同時に、むくむくとかさを増すように大きくなり、
やがて大型犬ほどの体型になると、
(天より降りそそぐ雨のつぶてよ。ここに集い、ぼくを助けてくれ!)
意識の目を空高く飛ばし、雲の中へと祈りの声を送り届けたのです。
天がその声を受け取って、救いの手を差しのべたのは、ほんの一瞬の後。
濃灰色の雲の間から、何かが落ちてくるのが見えます。
それははっきりと力強く、細長く、垂直に降る流星のように、
地上にいるフレドリクサスめがけて落ちてきたのです。
大量の――水が!
(来い!)
ドオオオオォォォォ――――ッ!!
滝のように降りそそいだ雨水が、十字路にすさまじい波しぶきを立てます。
荒れ狂う水は、フレドリクサスを飲みこみ、猫を波のように押し流していき、
周囲のフェンスをも越えて、民家の庭や保育園の敷地にまで飛び散っていきました。
――フレドリクサスは、再び闇の中へ。
けれど今度は、閉じこめられたのでも、水に沈んでいたのでもありません。
光のような速度で、身体が勝手に闇の中を飛び回っている感覚があったのです。
だれかのやわらかな胸に抱きしめられているとは、露とも知らずに。
「遅せえって、早くしろっつーの!」
「小野寺君のところに、ドラギィがいるかもしれないんだから」
ところ変わってレンの部屋。フラップとフリーナ、そして集まった少年トリオは、
ベッドの上でぐずぐずとネズミパッドを操作するしろさんに、催促していました。
「そう急かすな。ネズミパッドは、本体のアップデート途中だったんじゃから。
急に例のアプリを起動しろと言われても、困るわい」
「オレたち用のアプリのアップデートはしないのに、
自分の研究道具のアップデートはするんだから!」
レンはあきれたように首を横にふるのでした。
「オレたちみんな、新しいドラギィに会いたいし、保護もしてあげたいんだ」
ヨシの家で起きた異変については、
レンとドラギィたちもすでに聞かされていました。
なので、事実確認のために、例のアプリの完全版を持っているしろさんに、
こうしてみんなで起動の催促をしていたのです。
「しろちゃん、お願い、早くして!」
「そのフシギなんとかっていうので、ぼくたちの仲間の位置を!」
フラップとフリーナも、わらにもすがる思いで急かします。
「フシギレーダーじゃ!
待て待て待て。今アプリをロード中じゃから……よし、出たぞ!
裏世界エネルギーの探索範囲を、最大に……設定!
む? むむ? むむむむむ!!」
レーダー画面を見ていたしろさんが、目玉の飛び出そうなほど反応しました。
「ここから西の住宅街に、微弱だが、裏世界の生体反応をキャッチした!」
「「「おおおっ!?」」」一同は強く反応しました。
「こっちでデータを分析してみよう。これをこうして、こうやって……
こ、これは! おおおおっ!」
しろさんがネズミパッドを持ったまま、ぴょんぴょんと跳びはねます。
「な、何がそんなにすごいんです!?」フラップが聞きました。
「この生体情報は、おぬしたちとほとんど同じものじゃ。
つまり、こいつはドラギィである可能性が極めて高い!」
「そんなことまで分かっちゃうの?」
と、タクが関心を寄せました。
「よし、だったらすぐに探しに行きましょう!」
フラップは右手を強く握りしめて勇み立ちました。
「あ、でも窓の外。見てよ……」
レンが見ると、外はいつの間にか土砂降りの雨になっていました。
とうとう夕立が降りはじめたのです。
冷たい雨粒が窓に吹きつけてしたたり落ち、その激しさを物語っています。
「ああ~……」フラップはしぼむようにへたりこみました。
「ぼく、雨はホントにダメです……レッド種は、濡れると飛ぶこともできなくて」
「あたし、いく! フラップの分まで!」フリーナが名乗り出ました。
「たしか、ここから西っていったっけ? 西のどの辺?」
「緑の森公園のすぐ近く。保育園に面した交差点のそばじゃ!」
「みんなは待ってて! あたし、きっと仲間を連れて戻るから!
レン、悪いけど窓、開けてくれる?」
「ひとりで大丈夫?」レンが心配をよせます。
「あたし、こっちにきて最初は、ひとりで大きな街に隠れ住んでたんだよ。
頭は悪くても、土地勘はさえてるの!」
そう言ってフリーナは、
開けられた窓からすぅっと飛び立ち、打ちつける雨の中へと消えていったのです。
「……あいつが『土地勘』なんて言葉を知っておったとはのう」
しろさんはひとり、あぜんとして、そうつぶやきました。
*
ザァァァァァ!!
町中の道路が水煙にしずみ、少し先まで白くかすんでいました。
思いもよらない通り雨に、町そのものが憂うつな顔色に染まり、
湿り気をふくんだ空気がほの暗く、重たく、寒々としています。
強まる雨足に急かされた町の人々は、屋根のあるところに駆けこんだり、
荷物の中から折り畳み傘を取り出したりしました。
けれど、一匹の茶トラ猫は、フレドリクサスを口にくわえたまま、
建物の陰に隠れて道行く者もいない狭路の真ん中を、
雨にぬれながら平然と歩いていたのです。
フレドリクサスは、静かに泣いていました。
その涙は、小さな身体をぬらす雨水に混じって、だれにも分かりませんけれど。
このまま連れていかれたら、彼はまず間違いなく、命はないでしょう。
ですが、フレドリクサスは背中に怪我を負い、エネルギーも底をつき、
疲労困ぱいで抵抗する力も残っていませんでした。
もしも、天がフレドリクサスの思いを知るなら、助け舟を差し向けるでしょう。
フレドリクサスの不幸と孤独を知るなら、わずかでも力を与えてくれるでしょう。
フレドリクサスは、独りぼっちになるべきではないのですから。
(この雨……なぜだろう……不思議な力を感じる)
そう思ったとたん、フレドリクサスの身体の内側に、
突如として泉が湧きだしました。
その泉の水は熱く、生気に満ちていて、
まるで水を踊りまわる魚群のように、全身の血潮の中をかけめぐったのです。
(そうか、これはもしかして! よし、そうとなったら)
茶トラ猫が道をぬけて広い十字路に出たところで、
フレドリクサスは、突然手足をばたつかせて暴れ出し、その口から転げ落ちました。
捕らえた獲物が起こしたいきなりの暴挙に、茶トラ猫はひどく戸惑っています。
生きのびるために、もう泣くのはやめました。
雨から与えられた力でゆっくりと立ち上がると、両手を天にむかって捧げます。
同時に、むくむくとかさを増すように大きくなり、
やがて大型犬ほどの体型になると、
(天より降りそそぐ雨のつぶてよ。ここに集い、ぼくを助けてくれ!)
意識の目を空高く飛ばし、雲の中へと祈りの声を送り届けたのです。
天がその声を受け取って、救いの手を差しのべたのは、ほんの一瞬の後。
濃灰色の雲の間から、何かが落ちてくるのが見えます。
それははっきりと力強く、細長く、垂直に降る流星のように、
地上にいるフレドリクサスめがけて落ちてきたのです。
大量の――水が!
(来い!)
ドオオオオォォォォ――――ッ!!
滝のように降りそそいだ雨水が、十字路にすさまじい波しぶきを立てます。
荒れ狂う水は、フレドリクサスを飲みこみ、猫を波のように押し流していき、
周囲のフェンスをも越えて、民家の庭や保育園の敷地にまで飛び散っていきました。
――フレドリクサスは、再び闇の中へ。
けれど今度は、閉じこめられたのでも、水に沈んでいたのでもありません。
光のような速度で、身体が勝手に闇の中を飛び回っている感覚があったのです。
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