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④〈フロン編〉
7『黒は不吉な色だというけれど、本当かもしれない』②
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――ところで、その『雲隠れチョーカー』が役に立ちそうな場面は、
思いのほか早くやってきそうでした。
その日の学校の休み時間に、レンは新しく調査隊に舞いこんだ調査依頼について、
ジュンとタクからこう聞いていたのです。
「最近、夕方頃になると、住宅街の二丁目から七丁目の路上に、
変なものが出てくるようになったんだって」
「なんでも、そいつらは……真っ黒なやつなんだと。
頭はボールみてーに丸くて、長ーい尾がついてんだ」
そいつら、ということは一匹だけじゃないの? とレンが聞くと、
二人はいたずらっぽく怪談めいたような調子してこう答えます。
「ああ、そーなんだよ。まるで、黒いボロきれみてーな気味悪ィかっこしてて、
こう……ゆうらゆうらと左右にゆれながら、道路の上を泳ぐんだと。
それがそのあたりに何匹も泳いでるとしたら、ちょっと怖くね?」
「でね、そのボロきれっぽいのが、まるで魚の長ぁい尾びれみたいに見えるから、
『夕暮れの黒金魚』って呼ばれてるんだ。今、うさみ町で有名なんだって」
タクは、よせられた情報をもとに自分でスケッチしてみたその黒金魚の絵を、
レンにも見せてくれました。
――なるほど、たしかにこれは魚に見えなくもないかも。
でもこれは……どちらかというとオタマジャクシじゃないかな。
「実物は会ってみないと分からないけどね」と、タクは恥ずかしそうに言いました。
「さっそく明日の夕方、ドラギィたちさそって、こいつら探してみよーぜ。
なんかさ、大事件の予感がするんだよなー、今回の依頼」
ここ最近、これといって修行になりそうな依頼がなかったので、
ドラギィたちも退屈していたところだろうと、ジュンは言うのでした。
たしかに、考えてみればこんなこと、現実では起こりえません。
「まあ事実、今まで何人もこの黒金魚を捕まえようとしたらしいよ。
でもね、追いかけているうちに、いつの間にか霧みたいに消えて、
いなくなっちゃうんだって。ひゅっと、しゅっと、ふわっとね」
タクの言うことが本当なら、まさにユーレイそのものです。
捕まえるとしたら、手こずらされることうけあいです。
ただ、そのためにドラギィの力を借りるとなると、
町の人間たちに彼らを発見される可能性も高まってしまいます。
そのことを、帰ってからフラップたちに伝えたところ、
しろさんの使いが現れて、研究所へと招待されたのでした。
「――なるほどのう。そういう話になっておったか」
一連の話を聞いたしろさんは、
これはグッドタイミングだとご満悦そうに、何度もうなずくのでした。
「よいではないか。わしの発明品がさっそく役に立つ」
「でもこれ……まだ完成品じゃないんだろ?」フレディが聞きました。
「検証してみたところ、五分間はもつことが分かった」
「「「…………」」」
「……み、短すぎるとか言うでないぞ!
この間に、例の黒金魚とやらを捕まえてしまえば、何のことはなかろう?」
果たして、そう上手くいくものでしょうか。相手はユーレイなのです。
ただでさえ、今はレンと離れ離れにさせられる恐れがあるというのに、
そんな得体の知れないものと取っ組み合うヒマはないのです。
まだ、レンの素晴らしくよいところを引き出せた実感もありません。
結果発表があるであろう次の日曜日まで、
一分たりとも、レンのゴキゲン取りの時間を無駄にしたくない気分です。
(少しでも多く時間がほしいのにな)
フラップ、フリーナ、フレディは、まったく同じことを思うのでした。
*
翌日の土曜日。
その日の夕方は、灰色の曇り空が冷たく空をおおっていました。
昼間に雨が降ったために、町中の路面が湿って黒ずんでいます。
昨日のうちから調査をはじめられればよかったのですが、
ユカは習い事、ジュンは実家の定食屋のお手伝い、
タクは別の友達と隣町まで出かける用事があったので、
やむなくこの日にずらすことになったのでした。
とはいえ、ユカは午前中から家族で都会に出かける用事があったので、
今日も調査には来られません。
「女の子にはいろいろあるものね」タクは物分かりよくそう言っていました。
――さて、レンとジュンとタクは、
ドラギィたちといっしょに手分けして探ることにしました。
レンとフラップは二丁目から三丁目を、ジュンとフリーナは四丁目から五丁目を、
タクとフレディは六丁目から七丁目を、といった具合に。
それそれ家から持参した小さなバッグに、ネズミサイズのドラギィたちを忍ばせ、
黒金魚を見つけたら彼らをけしかける……という作戦でした。
発見できるまで、雲隠れチョーカーの機能はオフにしておかなければいけません。
何しろ、チョーカーの効果は一日に五分しかもちませんからね。
「まったく。一度使うと、パワーの再充填に六時間もかかるなんて。
ネンピ悪すぎにもほどがあるよ」
レンは、今時スマホの充電だって三十分ですむのにと、
同行しなかったしろさんに不平をもらすのでした。
黒金魚は、夕方にしか現れないうえになかなか見つからないという話でした。
これまで多くの大人や子どもが挑戦しても捕まえられずにいる、奇妙なもの。
マスコミが嗅ぎつけてもおかしくない現象であるはずなのに、
そんなことはついぞありませんでした。現実味がないからでしょうか?
ともかく、
今日も黒金魚探しに歩き回っている子どもの集団と、レンは何組かすれ違いました。
その全員がライバルであり、避けるべき危険そのものです。
彼らよりも人一倍早く黒金魚を見つけるために、狭い横道も入念にのぞき見ながら、
二丁目から三丁目へと歩を進めていきます。
その肩から下げたバッグの中では、フラップがひっそりと身を潜めながら、
今後起こりうる最悪の事態に、キリキリと胃腸を痛めていました。
(ああ、レンくんに伝えたい……お別れするかもしれない時が迫ってることを)
敬愛するフロン先生さえあんなことを言わなければ、
もうとっくに、レンに真実を打ち明けているところなのですが。
『レンくん。今、スカイランドから来たぼくたちの先生が、
レンくんのことを審査してるんです。だから、ここは何かひとつ、
先生たちが納得するような、いい人間ぶりを発揮してください』
なんていう風に伝えてしまうのも、考えてみればおかしなことです。
本当にいい人間も、本当にいいドラギィも、
だれかの催促を受けて現れるものではないのですから。
「……いないもんだなあ。本当に黒金魚なんているのかな」
ひと気のない三丁目の路地裏を捜索していた時でした。
レンは一時間と探し歩いたところで、なんだかイライラとしてきました。
話題になるほどなら、すぐに見つかるかと思ったのに。
もう五時を過ぎています。
曇り空のむこう側に燃えるような赤みが差し、
風もなくじっとりとした空気の住宅街は、静寂に包まれていました。
市役所からの『もうお家に帰りましょう放送』も、とっくに終わっています。
しかし、次の角を曲がった時でした。レンの目に、黒い奇妙なものが映ったのは。
「あっ、あっ、ああっ」
それは……右側前方の小道から、ぬうっと現れました。
一回り大きなサッカーボールのような頭に、
風もないのにゆらゆらと後ろになびく、ボロ布のような魚の尾。
水に垂らした一滴の墨が、そのまま命を宿したかのような姿でした。
(いた! 本当に、本当にいた! この町に出没していたんだ!)
思いのほか早くやってきそうでした。
その日の学校の休み時間に、レンは新しく調査隊に舞いこんだ調査依頼について、
ジュンとタクからこう聞いていたのです。
「最近、夕方頃になると、住宅街の二丁目から七丁目の路上に、
変なものが出てくるようになったんだって」
「なんでも、そいつらは……真っ黒なやつなんだと。
頭はボールみてーに丸くて、長ーい尾がついてんだ」
そいつら、ということは一匹だけじゃないの? とレンが聞くと、
二人はいたずらっぽく怪談めいたような調子してこう答えます。
「ああ、そーなんだよ。まるで、黒いボロきれみてーな気味悪ィかっこしてて、
こう……ゆうらゆうらと左右にゆれながら、道路の上を泳ぐんだと。
それがそのあたりに何匹も泳いでるとしたら、ちょっと怖くね?」
「でね、そのボロきれっぽいのが、まるで魚の長ぁい尾びれみたいに見えるから、
『夕暮れの黒金魚』って呼ばれてるんだ。今、うさみ町で有名なんだって」
タクは、よせられた情報をもとに自分でスケッチしてみたその黒金魚の絵を、
レンにも見せてくれました。
――なるほど、たしかにこれは魚に見えなくもないかも。
でもこれは……どちらかというとオタマジャクシじゃないかな。
「実物は会ってみないと分からないけどね」と、タクは恥ずかしそうに言いました。
「さっそく明日の夕方、ドラギィたちさそって、こいつら探してみよーぜ。
なんかさ、大事件の予感がするんだよなー、今回の依頼」
ここ最近、これといって修行になりそうな依頼がなかったので、
ドラギィたちも退屈していたところだろうと、ジュンは言うのでした。
たしかに、考えてみればこんなこと、現実では起こりえません。
「まあ事実、今まで何人もこの黒金魚を捕まえようとしたらしいよ。
でもね、追いかけているうちに、いつの間にか霧みたいに消えて、
いなくなっちゃうんだって。ひゅっと、しゅっと、ふわっとね」
タクの言うことが本当なら、まさにユーレイそのものです。
捕まえるとしたら、手こずらされることうけあいです。
ただ、そのためにドラギィの力を借りるとなると、
町の人間たちに彼らを発見される可能性も高まってしまいます。
そのことを、帰ってからフラップたちに伝えたところ、
しろさんの使いが現れて、研究所へと招待されたのでした。
「――なるほどのう。そういう話になっておったか」
一連の話を聞いたしろさんは、
これはグッドタイミングだとご満悦そうに、何度もうなずくのでした。
「よいではないか。わしの発明品がさっそく役に立つ」
「でもこれ……まだ完成品じゃないんだろ?」フレディが聞きました。
「検証してみたところ、五分間はもつことが分かった」
「「「…………」」」
「……み、短すぎるとか言うでないぞ!
この間に、例の黒金魚とやらを捕まえてしまえば、何のことはなかろう?」
果たして、そう上手くいくものでしょうか。相手はユーレイなのです。
ただでさえ、今はレンと離れ離れにさせられる恐れがあるというのに、
そんな得体の知れないものと取っ組み合うヒマはないのです。
まだ、レンの素晴らしくよいところを引き出せた実感もありません。
結果発表があるであろう次の日曜日まで、
一分たりとも、レンのゴキゲン取りの時間を無駄にしたくない気分です。
(少しでも多く時間がほしいのにな)
フラップ、フリーナ、フレディは、まったく同じことを思うのでした。
*
翌日の土曜日。
その日の夕方は、灰色の曇り空が冷たく空をおおっていました。
昼間に雨が降ったために、町中の路面が湿って黒ずんでいます。
昨日のうちから調査をはじめられればよかったのですが、
ユカは習い事、ジュンは実家の定食屋のお手伝い、
タクは別の友達と隣町まで出かける用事があったので、
やむなくこの日にずらすことになったのでした。
とはいえ、ユカは午前中から家族で都会に出かける用事があったので、
今日も調査には来られません。
「女の子にはいろいろあるものね」タクは物分かりよくそう言っていました。
――さて、レンとジュンとタクは、
ドラギィたちといっしょに手分けして探ることにしました。
レンとフラップは二丁目から三丁目を、ジュンとフリーナは四丁目から五丁目を、
タクとフレディは六丁目から七丁目を、といった具合に。
それそれ家から持参した小さなバッグに、ネズミサイズのドラギィたちを忍ばせ、
黒金魚を見つけたら彼らをけしかける……という作戦でした。
発見できるまで、雲隠れチョーカーの機能はオフにしておかなければいけません。
何しろ、チョーカーの効果は一日に五分しかもちませんからね。
「まったく。一度使うと、パワーの再充填に六時間もかかるなんて。
ネンピ悪すぎにもほどがあるよ」
レンは、今時スマホの充電だって三十分ですむのにと、
同行しなかったしろさんに不平をもらすのでした。
黒金魚は、夕方にしか現れないうえになかなか見つからないという話でした。
これまで多くの大人や子どもが挑戦しても捕まえられずにいる、奇妙なもの。
マスコミが嗅ぎつけてもおかしくない現象であるはずなのに、
そんなことはついぞありませんでした。現実味がないからでしょうか?
ともかく、
今日も黒金魚探しに歩き回っている子どもの集団と、レンは何組かすれ違いました。
その全員がライバルであり、避けるべき危険そのものです。
彼らよりも人一倍早く黒金魚を見つけるために、狭い横道も入念にのぞき見ながら、
二丁目から三丁目へと歩を進めていきます。
その肩から下げたバッグの中では、フラップがひっそりと身を潜めながら、
今後起こりうる最悪の事態に、キリキリと胃腸を痛めていました。
(ああ、レンくんに伝えたい……お別れするかもしれない時が迫ってることを)
敬愛するフロン先生さえあんなことを言わなければ、
もうとっくに、レンに真実を打ち明けているところなのですが。
『レンくん。今、スカイランドから来たぼくたちの先生が、
レンくんのことを審査してるんです。だから、ここは何かひとつ、
先生たちが納得するような、いい人間ぶりを発揮してください』
なんていう風に伝えてしまうのも、考えてみればおかしなことです。
本当にいい人間も、本当にいいドラギィも、
だれかの催促を受けて現れるものではないのですから。
「……いないもんだなあ。本当に黒金魚なんているのかな」
ひと気のない三丁目の路地裏を捜索していた時でした。
レンは一時間と探し歩いたところで、なんだかイライラとしてきました。
話題になるほどなら、すぐに見つかるかと思ったのに。
もう五時を過ぎています。
曇り空のむこう側に燃えるような赤みが差し、
風もなくじっとりとした空気の住宅街は、静寂に包まれていました。
市役所からの『もうお家に帰りましょう放送』も、とっくに終わっています。
しかし、次の角を曲がった時でした。レンの目に、黒い奇妙なものが映ったのは。
「あっ、あっ、ああっ」
それは……右側前方の小道から、ぬうっと現れました。
一回り大きなサッカーボールのような頭に、
風もないのにゆらゆらと後ろになびく、ボロ布のような魚の尾。
水に垂らした一滴の墨が、そのまま命を宿したかのような姿でした。
(いた! 本当に、本当にいた! この町に出没していたんだ!)
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