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第三章
余裕の中の動揺
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…そういえば、観覧車に乗った時も瑠夏に手を握られたけど、やっぱり男の子って手が大きいんだね。
悠理の手も私より一回り大きい。
それに…ただ手を繋いでるだけじゃなくて、こうやって指を絡めるってなんか…。
想像してたよりも、ずっとドキドキする。
この際どんなもんなんだろうと、強く握ってみたり指を緩めて軽く握ってみたり。
少しの好奇心で悠理の手をにぎにぎしていたら、横から凄く視線を感じた。
下げていた視線を上げると、横で顔をほんのり赤くさせながらニヤニヤと笑いながらこちらを見ている悠理と視線が交わる。
「へぇ?
意外と大胆なんだな?」
「え?…あっごめん!」
ハッと気づいて手をすぐに離す。
しまった、どんな感じが1番楽に握れるのか気になってしまったばっかりに!
「い、嫌だったよね!?
ごめん、勝手に」
慌てて悠理に謝罪する。
でも悠理は気に留めることもなく、いつもの様に笑う。
「嫌じゃない。
むしろお前の柔らかい指が、何度も握ってきて可愛かったけど?」
「っ…!!?」
「ハハハッ、顔赤くなってんぞ?
ひなた」
「か、からかわないでよ!」
私の反応を見て楽しそうに笑う悠理に、両手で赤くなった顔を覆って隠す。
「…本当にお兄ちゃんもひなたちゃんも、ラブラブなんだね」
他の声がして、私と悠理の体が一瞬固まる。
そしてまたしてもハッと気づく。
そういえば日和ちゃんがいるんだった!
日和ちゃんはソファの上でキラキラと目を輝かせた後、「続きは?」と言ってきたので、2人で「「ない!」」と顔を赤くさせながら強めに返事を返した。
日和ちゃん…恐るべし小学生。
最近の子ってこんなに恋愛とか興味あるんだ…。
私の時なんて遊ぶのが楽しくてそればっかりだったのに。
昔の自分と比べて苦笑いする。
「ちぇ~。
ま、いいや!
今日はこんなに楽しそうなお兄ちゃん、久しぶりに見たかも。
本当にひなたちゃんの事、大好きなんだね!」
「…まぁな」
日和ちゃんの言葉に一瞬間を置いて、目を細めながら優しく微笑む悠理。
「ねぇねぇ、ひなたちゃんもお兄ちゃんの事好きだよね?」
「え?
…うん、そうだね。
好きだよ」
私も少し間を開けて笑って答える。
もちろん友達としての好きだけど…。
多分悠理の返事も、きっと友達としての好きなんだと思う。
それでも日和ちゃんには、恋人としての好きだと思われるんだろうな…。
そんな事を思い、嘘をついているという罪悪感で少し胸が痛む。
「やっぱ相思相愛なんだね~。
お兄ちゃん、こんな可愛いひなたちゃんに思われて幸せ者だね!」
「そ、そうだな…」
視線を泳がす悠理は、少し動揺しているのか歯切れが悪かった。
そんな彼を見て、珍しいなと思いながらクスッと笑った。
悠理の手も私より一回り大きい。
それに…ただ手を繋いでるだけじゃなくて、こうやって指を絡めるってなんか…。
想像してたよりも、ずっとドキドキする。
この際どんなもんなんだろうと、強く握ってみたり指を緩めて軽く握ってみたり。
少しの好奇心で悠理の手をにぎにぎしていたら、横から凄く視線を感じた。
下げていた視線を上げると、横で顔をほんのり赤くさせながらニヤニヤと笑いながらこちらを見ている悠理と視線が交わる。
「へぇ?
意外と大胆なんだな?」
「え?…あっごめん!」
ハッと気づいて手をすぐに離す。
しまった、どんな感じが1番楽に握れるのか気になってしまったばっかりに!
「い、嫌だったよね!?
ごめん、勝手に」
慌てて悠理に謝罪する。
でも悠理は気に留めることもなく、いつもの様に笑う。
「嫌じゃない。
むしろお前の柔らかい指が、何度も握ってきて可愛かったけど?」
「っ…!!?」
「ハハハッ、顔赤くなってんぞ?
ひなた」
「か、からかわないでよ!」
私の反応を見て楽しそうに笑う悠理に、両手で赤くなった顔を覆って隠す。
「…本当にお兄ちゃんもひなたちゃんも、ラブラブなんだね」
他の声がして、私と悠理の体が一瞬固まる。
そしてまたしてもハッと気づく。
そういえば日和ちゃんがいるんだった!
日和ちゃんはソファの上でキラキラと目を輝かせた後、「続きは?」と言ってきたので、2人で「「ない!」」と顔を赤くさせながら強めに返事を返した。
日和ちゃん…恐るべし小学生。
最近の子ってこんなに恋愛とか興味あるんだ…。
私の時なんて遊ぶのが楽しくてそればっかりだったのに。
昔の自分と比べて苦笑いする。
「ちぇ~。
ま、いいや!
今日はこんなに楽しそうなお兄ちゃん、久しぶりに見たかも。
本当にひなたちゃんの事、大好きなんだね!」
「…まぁな」
日和ちゃんの言葉に一瞬間を置いて、目を細めながら優しく微笑む悠理。
「ねぇねぇ、ひなたちゃんもお兄ちゃんの事好きだよね?」
「え?
…うん、そうだね。
好きだよ」
私も少し間を開けて笑って答える。
もちろん友達としての好きだけど…。
多分悠理の返事も、きっと友達としての好きなんだと思う。
それでも日和ちゃんには、恋人としての好きだと思われるんだろうな…。
そんな事を思い、嘘をついているという罪悪感で少し胸が痛む。
「やっぱ相思相愛なんだね~。
お兄ちゃん、こんな可愛いひなたちゃんに思われて幸せ者だね!」
「そ、そうだな…」
視線を泳がす悠理は、少し動揺しているのか歯切れが悪かった。
そんな彼を見て、珍しいなと思いながらクスッと笑った。
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