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第三章
言いたくなったから言った
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救護テントから出て、お互い歩きながら少しの間笑いあった後、周りにほとんど誰もいなくなって静かになったグラウンドの隅で足を止めた。
「じゃあ着替えて、お弁当取りに行こうか」
「そうだね、蛍たちもう集まってるかもしれないね…」
再び歩き出そうとした私の目の前に、スッと手を差し伸べてくれる影があった。
誰かなんてすぐわかってるけど、一瞬身体が固まった後、私はありがたくその手の平に手を重ねた。
きっと足を気遣ってくれたんだよね。
「ごめんね、迷惑かけて」
申し訳ない気持ちで苦笑いするとそれに答えるかのように、繋いだ手にギュッと痛くない程の力が込められる。
「…いいよ。
全然こんなの迷惑じゃないし、ひなたはもっと俺の事頼ってよ」
「…え?」
キョトンとしながら、天音を見る。
天音は目を細め、優しく微笑んでいた。
「俺、ひなたに頼ってもらえると凄く嬉しいし、ひなたの事ずっと守りたいって思う。
いつだって、無茶しないか心配してるんだ…。
でも、ひなたが傍で笑ってくれてると俺も嬉しくなるし、心が温かくなる」
私は静かに天音の言葉を聞いていた。
「…さっきも言ったけど、俺が見てるのはひなただけなんだよ。
この言葉の意味、わかる?」
天音に優しく見つめられて、ドキドキと鼓動が早くなっていく。
天音は一体何を伝えようとしてるの…?
聞きたいような、聞きたくないような…。
私は早くなっていく鼓動を抑えるように、小さく呟いた。
「…わからない…」
そう答えることを天音は分かっていたかのように、表情を崩す事無く一歩近づく。
ゴクッと無意識に唾を飲み込んだ。
「…ひなた、これからは俺の事ももっと男として意識して見て欲しい。
…ひなたの事が、好きなんだ」
「…へ?」
待って…?
え?
それは友達として?
それとも…。
「…1人の女の子として、ひなたの事が好き。
これからも傍で守りたい」
「あ…天音…?」
これってつまり、瑠夏の時と同じような状況…?
私、今告白されてるの…?
突然の事で脳が追いついてこない。
この前瑠夏に告白されて、今度は天音…?
え……?
ええぇぇぇぇぇぇっ!!??
理解した途端に顔が熱くなる。
今はもう秋で外にいるのに、こんなに熱くなるなんて。
「あ、天音…私っ…」
何か言おうにも上手く言葉が出てこない。
瑠夏の時と同じだ。
「…ひなた、焦らなくていいよ。
ひなたが落ち着いて、答えが出たその時に返事を聞かせて欲しい。
今はただ…俺が言いたかっただけ」
照れくさそうに、少し頬を赤らめつつニコっと笑う天音。
好きだって言ってもらえるのは嬉しい。
でもそれは友達としてじゃない訳で…。
焦らなくていいって言ってもらえるのもありがたいけど…。
瑠夏の事もあるし、私は一体どうすれば…!
ドキドキと高鳴る鼓動と同時に、悩みの種がまた1つ生まれるのであった…。
「じゃあ着替えて、お弁当取りに行こうか」
「そうだね、蛍たちもう集まってるかもしれないね…」
再び歩き出そうとした私の目の前に、スッと手を差し伸べてくれる影があった。
誰かなんてすぐわかってるけど、一瞬身体が固まった後、私はありがたくその手の平に手を重ねた。
きっと足を気遣ってくれたんだよね。
「ごめんね、迷惑かけて」
申し訳ない気持ちで苦笑いするとそれに答えるかのように、繋いだ手にギュッと痛くない程の力が込められる。
「…いいよ。
全然こんなの迷惑じゃないし、ひなたはもっと俺の事頼ってよ」
「…え?」
キョトンとしながら、天音を見る。
天音は目を細め、優しく微笑んでいた。
「俺、ひなたに頼ってもらえると凄く嬉しいし、ひなたの事ずっと守りたいって思う。
いつだって、無茶しないか心配してるんだ…。
でも、ひなたが傍で笑ってくれてると俺も嬉しくなるし、心が温かくなる」
私は静かに天音の言葉を聞いていた。
「…さっきも言ったけど、俺が見てるのはひなただけなんだよ。
この言葉の意味、わかる?」
天音に優しく見つめられて、ドキドキと鼓動が早くなっていく。
天音は一体何を伝えようとしてるの…?
聞きたいような、聞きたくないような…。
私は早くなっていく鼓動を抑えるように、小さく呟いた。
「…わからない…」
そう答えることを天音は分かっていたかのように、表情を崩す事無く一歩近づく。
ゴクッと無意識に唾を飲み込んだ。
「…ひなた、これからは俺の事ももっと男として意識して見て欲しい。
…ひなたの事が、好きなんだ」
「…へ?」
待って…?
え?
それは友達として?
それとも…。
「…1人の女の子として、ひなたの事が好き。
これからも傍で守りたい」
「あ…天音…?」
これってつまり、瑠夏の時と同じような状況…?
私、今告白されてるの…?
突然の事で脳が追いついてこない。
この前瑠夏に告白されて、今度は天音…?
え……?
ええぇぇぇぇぇぇっ!!??
理解した途端に顔が熱くなる。
今はもう秋で外にいるのに、こんなに熱くなるなんて。
「あ、天音…私っ…」
何か言おうにも上手く言葉が出てこない。
瑠夏の時と同じだ。
「…ひなた、焦らなくていいよ。
ひなたが落ち着いて、答えが出たその時に返事を聞かせて欲しい。
今はただ…俺が言いたかっただけ」
照れくさそうに、少し頬を赤らめつつニコっと笑う天音。
好きだって言ってもらえるのは嬉しい。
でもそれは友達としてじゃない訳で…。
焦らなくていいって言ってもらえるのもありがたいけど…。
瑠夏の事もあるし、私は一体どうすれば…!
ドキドキと高鳴る鼓動と同時に、悩みの種がまた1つ生まれるのであった…。
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