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故郷の祠を破壊してふたりで器物破損罪よりすごいことしちゃおっか?3
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「オニーサンのあれ、何? カンフー? 暗殺術?」
僕たちは、人目を避けて移動した。そのはずだ。
「ええっと、基本的にはいわゆる古武術ってやつかな……」
山道に慣れない僕が派手な音を立て、祠破壊犯人を捜索中の村人二人組に見つかり、仲間を呼ばれないように対処をするというアクシデントは発生したが、なんとか目的の車のある場所まで辿り着いた。
「古武術に結束バンドの使い方はなくない?」
「それが、人体の関節の向きなんかで意外と応用できる機会があるんだよ」
「応用できる機会なんか、なくあれよ!」
「それよりあの二人、山のあんな場所に置いてきて大丈夫なのか? 熊に襲われたりとか……」
「熊が出るとは聞いたことないけど、いいんじゃない? 丸一日戻らなかったら心配して捜索もするだろうし、そのうち見つけてもらえるよ」
辿り着いた古いトンネルの脇には、草木で隠すようにしてミニバンが留められていた。人目に触れにくそうな場所やルートがナノカくんの頭にはちゃんと入っているようで、確かにこの辺りの土地勘がある人間らしい。
感心していると、急に僕の心臓を大きな違和感が襲った。それは左胸から広がり、まるで自分の身体が自分のものではないように急に力が抜ける。
倒れ込むことはなかったが、耐えきれずしゃがみ込んで片膝をつく。
「ナ、ナノカくん、悪い……」
車の中の荷物を探っていたナノカくんが僕を振り返った。
「何、疲れちゃったー?」
「いや……何か息苦しいというか……」
胸を押さえて呼吸を落ち着かせようとする僕の異変に、ナノカくんの表情が硬くなる。
「荒畑さん、ちょっと服脱いで貰えるかな。……胸見せて」
身体を支えて貰いながら、言われるままによたよたとシャツのボタンを外す。その途中で、僕は自身の異変に気付いた。
「なんだこれは……痣?」
僕の左胸には、放射状に蔦が伸びたような不思議な紋様が薄い痣のように広がっていた。どこかで見た何かに似ている気がする。
「……ごめん、予想より早かった」
ナノカくんの声には焦りが滲んでいる。これまで余裕のある姿を崩さなかったはずの彼の態度に、僕はここに来て初めて身の危険が実感できた。
「仕方ないから、ちょっとだけ《お礼》させてもらうね~」
笑顔を作ったナノカくんが、僕の左胸に手を当てる。もやもやとした黒いものが彼の手に纏わり付くと、それを掴むように僕の胸からずるずると引き抜いた。そのまま自分の口元へと運び、濡れた舌で巻き取るようにぬるりと飲み込む。
僕の全身の脱力感は、いつの間にか薄れていた。
「おい、そんなことして大丈夫か!?」
「その前に『ありがとうございます』じゃないの~?」
「そんなこと言ってる場合か!? ありがとうございます! ……それで君の身体は大丈夫なのか!?」
「正直あんまり大丈夫じゃな~い。だからごめんだけど、いま預かったのは一部だけ。しばらくは大丈夫だと思うけど、残りはちょっと待ってね」
疲れた笑みのナノカくんが、残り、と言って僕の胸を指さす。そこにはまだ痣のような薄い模様が残ったままだ。
「それと悪いけど、痕はずっと残っちゃうかも」
ナノカくんは、自分の派手なシャツを大きく開いて胸元を僕に見せる。
ボディピアスで左右に細いチェーンの渡ったその胸には、胴全体にまで広範囲に黒い紋様が入っている。背中にも続いていそうだ。
僕は自分の左胸と見比べる。これまでタトゥーだと思っていた彼のそれは、僕に現れた痣の形状とよく似ていた。これがもっと色濃く、もっと大きく数多く現れたのなら、ナノカくんのものと同じような姿になりそうだ。さっき痣の形に見覚えがあると思ったのは、そのせいだった。
「《ごほうざい様》を何年も何度も入れてたら、こうなっちゃってさ~。服装とかピアスもそれっぽくしてるし、オニーサンもタトゥーだと思ったしょ? 村を出てしばらくは一応隠してたけど、もーいーや!てなって、今もうフツーに見せてんの」
ナノカくんは胸の細いチェーンを指先で弾いてから、シャツを戻した。
「胸元に見えてたそのチェーン、乳首に繋がってたのか……」
「おい、マジでこのオジサン話聞いてねーな?」
「聞いてる! 聞いてるけど……」
オニーサンからオジサン呼びになったのも、しっかり聞いていた。
「……本物の、祟りなんだな」
「そー。だからおれのことぶっとばして車奪って逃げたりしたら、荒畑さん死んじゃうよ」
「そんなことしないよ。最後まで手伝う」
もちろん祟りがあることも理由だが、もし今すぐに自分の身体から祟りが全て消えたとしても、彼のことを手伝ってしまうような気がした。
「じゃー早速、役割と手順でも決めようか! おれが社を燃やすから、荒畑さんは見張りというか、周囲の様子を確認して、場合によっては囮として時間稼ぎをしてもらおうかなって」
ナノカくんが車内からタブレットを引っ張り出し、しゃがみ込んだままの僕の前にぺたりと腰を下ろす。タブレットに社周辺の地図を表示すると、いっそ楽しげとも言える様子で線や図を描き込み始めた。
「これがおれの侵入ルートで、こっちが万一の時に車に戻るルート。荒畑さんはこの辺で待機ね」
地図を覗き込みながら僕は頷く。
「注意点として、ここは今だと祠を壊した犯人を捜して人が出入りしてるだろうから、迂回した方がいいと思う。で、この儀式場裏手のドアは古くて、ドライバーで開けられるはずだから──」
地図を見ながら説明を聞いていると、ナノカくんの言葉が詰まった。
「どうした?」
「やー、さすがにもう大丈夫だろうと思って戻って来たんだけどさあ」
タブレットの上の指が、少し震えている。
「薄れてるつもりでも、案外……身体のほうが覚えてるもんだね~」
社を燃やしたらこーゆーのも収まんのかね、と首を傾げる。耳元のピアスが揺れる。
ナノカくんは深呼吸をして手を握ったり開いたりするのを数回繰り返し、おっし!と言って再度タブレットに向き直った。もう手は震えていない。
「……あー、ちょっといいかな。少し考えてみたんだけど」
「おっ、もしや今から止めさせる? まーね、こんなとこ見せちゃ、オニーサンが不安になるのもしゃーなしかー」
「僕が代わるよ。社に火を着ける役」
ナノカくんが手を止めて、僕の顔をまじまじと見た。
「……祠壊した上に、社まで燃やすんだ? やるじゃん犯罪者」
「祠に関しては、犯罪のつもりはなかったんだけどな!?」
「いや~でも人を気絶させて拘束するのは犯罪じゃないの?」
「そっちは……祠とは関係ないから……」
関係はある。あるが、今はそのことは一旦忘れて欲しい。
「気持ちは嬉しいけど、おれがやるよ。元々一人でやる予定だったし。内部の間取りとか、何を燃やせばいいかとか、いちいち覚えんのも大変だよ?」
「それなら、とりあえず全部燃やせばいいんじゃないか」
「う~ん、物理で解決してきた人間の発想~! それはそれで時間稼ぎがいるし、余計におれが囮になるよりオニーサンのほうが対処できるっしょ。急にいなくなったから、村の人たちにも荒畑さんが祠破壊犯人だと思われてるだろーし。囮向きじゃない?」
「ちょっと待て、見張りって言ってなかったか?」
「見張り兼囮だね~。正直、囮になってくれるだけでもかなりありがたいし? 腕も立つみたいだし? 祠も壊して祟りも引き受けてくれてるし?」
言葉に嘘は感じないが、ここまであまり感謝されている扱いを受けている気がしないのは何故だろうか。
「あとは……こうやって人と話してると気が紛れるから、実際、かなり助かってる」
ナノカくんがゆっくり息を吐いて、俺に笑う。こちらを見抜こうとする笑みでも、作った笑みでも、疲れた笑みでもない。
「ナノカくん」
「何、何、どした」
「一緒に、村をムチャクチャにしような!」
「ほんとにさ~、人が好いとは思うんだけど、なんかヤベー人なんだよな~」
そう言ってナノカくんは空を仰いだ。
僕たちは、人目を避けて移動した。そのはずだ。
「ええっと、基本的にはいわゆる古武術ってやつかな……」
山道に慣れない僕が派手な音を立て、祠破壊犯人を捜索中の村人二人組に見つかり、仲間を呼ばれないように対処をするというアクシデントは発生したが、なんとか目的の車のある場所まで辿り着いた。
「古武術に結束バンドの使い方はなくない?」
「それが、人体の関節の向きなんかで意外と応用できる機会があるんだよ」
「応用できる機会なんか、なくあれよ!」
「それよりあの二人、山のあんな場所に置いてきて大丈夫なのか? 熊に襲われたりとか……」
「熊が出るとは聞いたことないけど、いいんじゃない? 丸一日戻らなかったら心配して捜索もするだろうし、そのうち見つけてもらえるよ」
辿り着いた古いトンネルの脇には、草木で隠すようにしてミニバンが留められていた。人目に触れにくそうな場所やルートがナノカくんの頭にはちゃんと入っているようで、確かにこの辺りの土地勘がある人間らしい。
感心していると、急に僕の心臓を大きな違和感が襲った。それは左胸から広がり、まるで自分の身体が自分のものではないように急に力が抜ける。
倒れ込むことはなかったが、耐えきれずしゃがみ込んで片膝をつく。
「ナ、ナノカくん、悪い……」
車の中の荷物を探っていたナノカくんが僕を振り返った。
「何、疲れちゃったー?」
「いや……何か息苦しいというか……」
胸を押さえて呼吸を落ち着かせようとする僕の異変に、ナノカくんの表情が硬くなる。
「荒畑さん、ちょっと服脱いで貰えるかな。……胸見せて」
身体を支えて貰いながら、言われるままによたよたとシャツのボタンを外す。その途中で、僕は自身の異変に気付いた。
「なんだこれは……痣?」
僕の左胸には、放射状に蔦が伸びたような不思議な紋様が薄い痣のように広がっていた。どこかで見た何かに似ている気がする。
「……ごめん、予想より早かった」
ナノカくんの声には焦りが滲んでいる。これまで余裕のある姿を崩さなかったはずの彼の態度に、僕はここに来て初めて身の危険が実感できた。
「仕方ないから、ちょっとだけ《お礼》させてもらうね~」
笑顔を作ったナノカくんが、僕の左胸に手を当てる。もやもやとした黒いものが彼の手に纏わり付くと、それを掴むように僕の胸からずるずると引き抜いた。そのまま自分の口元へと運び、濡れた舌で巻き取るようにぬるりと飲み込む。
僕の全身の脱力感は、いつの間にか薄れていた。
「おい、そんなことして大丈夫か!?」
「その前に『ありがとうございます』じゃないの~?」
「そんなこと言ってる場合か!? ありがとうございます! ……それで君の身体は大丈夫なのか!?」
「正直あんまり大丈夫じゃな~い。だからごめんだけど、いま預かったのは一部だけ。しばらくは大丈夫だと思うけど、残りはちょっと待ってね」
疲れた笑みのナノカくんが、残り、と言って僕の胸を指さす。そこにはまだ痣のような薄い模様が残ったままだ。
「それと悪いけど、痕はずっと残っちゃうかも」
ナノカくんは、自分の派手なシャツを大きく開いて胸元を僕に見せる。
ボディピアスで左右に細いチェーンの渡ったその胸には、胴全体にまで広範囲に黒い紋様が入っている。背中にも続いていそうだ。
僕は自分の左胸と見比べる。これまでタトゥーだと思っていた彼のそれは、僕に現れた痣の形状とよく似ていた。これがもっと色濃く、もっと大きく数多く現れたのなら、ナノカくんのものと同じような姿になりそうだ。さっき痣の形に見覚えがあると思ったのは、そのせいだった。
「《ごほうざい様》を何年も何度も入れてたら、こうなっちゃってさ~。服装とかピアスもそれっぽくしてるし、オニーサンもタトゥーだと思ったしょ? 村を出てしばらくは一応隠してたけど、もーいーや!てなって、今もうフツーに見せてんの」
ナノカくんは胸の細いチェーンを指先で弾いてから、シャツを戻した。
「胸元に見えてたそのチェーン、乳首に繋がってたのか……」
「おい、マジでこのオジサン話聞いてねーな?」
「聞いてる! 聞いてるけど……」
オニーサンからオジサン呼びになったのも、しっかり聞いていた。
「……本物の、祟りなんだな」
「そー。だからおれのことぶっとばして車奪って逃げたりしたら、荒畑さん死んじゃうよ」
「そんなことしないよ。最後まで手伝う」
もちろん祟りがあることも理由だが、もし今すぐに自分の身体から祟りが全て消えたとしても、彼のことを手伝ってしまうような気がした。
「じゃー早速、役割と手順でも決めようか! おれが社を燃やすから、荒畑さんは見張りというか、周囲の様子を確認して、場合によっては囮として時間稼ぎをしてもらおうかなって」
ナノカくんが車内からタブレットを引っ張り出し、しゃがみ込んだままの僕の前にぺたりと腰を下ろす。タブレットに社周辺の地図を表示すると、いっそ楽しげとも言える様子で線や図を描き込み始めた。
「これがおれの侵入ルートで、こっちが万一の時に車に戻るルート。荒畑さんはこの辺で待機ね」
地図を覗き込みながら僕は頷く。
「注意点として、ここは今だと祠を壊した犯人を捜して人が出入りしてるだろうから、迂回した方がいいと思う。で、この儀式場裏手のドアは古くて、ドライバーで開けられるはずだから──」
地図を見ながら説明を聞いていると、ナノカくんの言葉が詰まった。
「どうした?」
「やー、さすがにもう大丈夫だろうと思って戻って来たんだけどさあ」
タブレットの上の指が、少し震えている。
「薄れてるつもりでも、案外……身体のほうが覚えてるもんだね~」
社を燃やしたらこーゆーのも収まんのかね、と首を傾げる。耳元のピアスが揺れる。
ナノカくんは深呼吸をして手を握ったり開いたりするのを数回繰り返し、おっし!と言って再度タブレットに向き直った。もう手は震えていない。
「……あー、ちょっといいかな。少し考えてみたんだけど」
「おっ、もしや今から止めさせる? まーね、こんなとこ見せちゃ、オニーサンが不安になるのもしゃーなしかー」
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ナノカくんが手を止めて、僕の顔をまじまじと見た。
「……祠壊した上に、社まで燃やすんだ? やるじゃん犯罪者」
「祠に関しては、犯罪のつもりはなかったんだけどな!?」
「いや~でも人を気絶させて拘束するのは犯罪じゃないの?」
「そっちは……祠とは関係ないから……」
関係はある。あるが、今はそのことは一旦忘れて欲しい。
「気持ちは嬉しいけど、おれがやるよ。元々一人でやる予定だったし。内部の間取りとか、何を燃やせばいいかとか、いちいち覚えんのも大変だよ?」
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「ちょっと待て、見張りって言ってなかったか?」
「見張り兼囮だね~。正直、囮になってくれるだけでもかなりありがたいし? 腕も立つみたいだし? 祠も壊して祟りも引き受けてくれてるし?」
言葉に嘘は感じないが、ここまであまり感謝されている扱いを受けている気がしないのは何故だろうか。
「あとは……こうやって人と話してると気が紛れるから、実際、かなり助かってる」
ナノカくんがゆっくり息を吐いて、俺に笑う。こちらを見抜こうとする笑みでも、作った笑みでも、疲れた笑みでもない。
「ナノカくん」
「何、何、どした」
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