抱きしめた、蒼ー中学生編ー

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卒業

4rd stairs - 卒業 -

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登場人物表
蒼葉未來(15)男 主人公。中学3年生。

蒼葉美月(37)男 叔父。未來の父親の弟。

澤村 愛(13)女 同じ中学校の後輩。
澤村 瞳(15)女 未來の同級生 中学3年生。

霧谷 歩(15)男 主人公。中学3年生。





○学校・体育館 朝

数日が過ぎ、未來はあくびをしながら卒業式に出席している。
蒼葉未來  「まだ 終わんないのかよ~」
校長先生  「本日は ご卒業おめでとうございます」
      「えー…」
卒業式を終えクラスメイトの霧谷歩と下校しているところ。下級生たちは「卒業おめでとうございます」と校門の両側に立ち拍手している。
蒼葉未來  「あー終わったなぁ~」
霧谷 歩  「終わったね」
蒼葉未來  「ほんっと いろいろあったけどさぁ いざ卒業するとなると 淋しいかも…」
霧谷 歩  「そうだね」
蒼葉未來  「学校なんて大っ嫌いだったのに…」
霧谷 歩  「僕はそうでもなかったけどね 今となっては」
      「そういえば未來 いつ引っ越すの?」
蒼葉未來  「んっ…」
霧谷 歩  「高校の寮にそろそろ引っ越すんでしょ」
蒼葉未來  「美月から聞いたのか?」
霧谷 歩  「うんっ」
      「だって未來 教えてくれないじゃん」
蒼葉未來  「えっ そんなことないけど」
霧谷 歩  「じゃあ いつ引っ越すの?」
蒼葉未來  「来週の日曜日… だけど…見送りに来なくていいからな」
霧谷 歩  「時間は?」
蒼葉未來  「だから 来なくていいっつーの」
霧谷 歩  「なんでだよ」
ふたりが話していると、後ろから澤村愛が駆け寄ってくる。
澤村 愛  「蒼葉センパーイ!」
未來と歩は振り向く
霧谷 歩  『あれっ誰だっけ この子?』
蒼葉未來  「よっ! さしぶりだね」
澤村 愛  「先輩っ 卒業おめでとうございます」
蒼葉未來  「サンキュ」
澤村 愛  「この前 お姉ちゃんから聞きましたよ」
蒼葉未來  「お姉ちゃん?」
      「なにを?」
澤村 愛  「新しい歌を作ってクラスのお別れ会で披露したそーじゃないですか」
蒼葉未來  「そうだけど… お姉ちゃんて誰だよ?」
霧谷 歩  「思い出した! 学級委員長の妹さんだ」
澤村 愛  ハイッ「蒼葉先輩と同じクラスで学級委員長をしていた 澤村瞳の妹です」
蒼葉未來  「うっそー!?マジで… 全然知らなかった」
霧谷 歩  あははっ「未來はいつも委員長としか呼んでなかったもんね」
蒼葉未來  「うん…」
澤村 愛  「酷いですよ… 今度新しい歌が出来たら1番に聴かせてくれるって 約束してたのに」
蒼葉未來  「ごっごめん… すっかり忘れてた」
澤村 愛  「…もういいんですけどね」
      「お姉ちゃんからどんな歌だったか聞きましたから」
      「なーんて…ほんとは あたしも聴きたかったなぁ~」
蒼葉未來  「わかった じゃあ今度は絶対新しい歌が出来たら1番に聴かせるから」
      「約束する!」
澤村 愛  「ほんとに?」
蒼葉未來  「ほんとに!」
澤村 愛  「やったー!やったー!」
蒼葉未來  「じゃあ連絡先教えろよ」
澤村 愛  「はいっ ケータイでいいですか?」
蒼葉未來  「なんでもいいよ」
澤村 愛  「絶対ッ絶対ッ! 連絡くださいよ」
蒼葉未來  「リョーカイ!」
澤村 瞳  「愛―? こんな所でなにしてるの?」
未來と愛の話している所を発見し澤村瞳がやってくる。
澤村 愛  「あっお姉ちゃん 今ね 蒼葉先輩と約束してたの」
澤村 瞳  「約束…? どんな?」
澤村 愛  「新しい歌が出来たら あたしへ1番に連絡するっていう」
澤村 瞳  「えぇーいいなぁ 愛だけ…」
澤村 愛  「エヘッ!」
澤村 愛  「あっ!だったら お姉ちゃんもケータイ番号交換すれがいいじゃん」
澤村 瞳  う~ん…「そっ… そうしよっかな」
霧谷 歩  「未來 モテモテだね」
蒼葉未來  「うるせーよ」
澤村 瞳  「じゃあ私にも歌が出来たら連絡ください」
蒼葉未來  「リョーカイ!」委員長ット…
澤村 瞳  「やった」
澤村姉妹とケータイ番号を交換し、別れ、未來と歩がふたりだけで話している所へ美月がやってくる。
蒼葉美月  「よう! ふたりとも 今日はおめでとう!」
霧谷 歩  「ありがとうござますっ」
蒼葉未來  「なんだよ いきなり来てそれだけかよ」
未來は『なんかくれっ』と右手を出す。
蒼葉美月  「お前はほんっとに可愛くないなっ せっかく良い事教えてやろうと思ってたのに」
蒼葉未來  「なんだよ?」
霧谷 歩  「なんですか?」
美月は『じゃあ』ともったいぶりながら話す。
蒼葉美月  「今日だけは自分の育った町の風景を覚えていて欲しいと屋上を開放してくれているそうだ」
霧谷 歩  「へぇ」
蒼葉未來  「…」
蒼葉美月  「いつもは立ち入り禁止だが… どっかの立ち入り禁止も読めない おバカさんには関係なかったか?」
蒼葉未來  「うるせぇー もう行かねぇーよ」
霧谷 歩  「えっ…いいの? 最後だよ」
蒼葉未來  「いいのっ 行かなくて…」
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