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十一日目 波紋※
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現在、過去、未来。
波のように伝わり広がる時の流れ。
滔々と流れ落ちては、気まぐれにに逆流する。
忘れられない過去。不確かな未来。
後悔は消えず、恐れは無くならない。ただ現在という刹那に芽吹く希望にだけ、生の喜びがある。
「殺せ。エステルを死に追いやったその手で俺を殺すがいい」
そう言って君を殺させた君。いつだって誰かの望みのために存在させられる僕。
だけどいつかは僕の望みのために存在している何か(君)が欲しい。
触れなば落ちん幻でだとて。
**********
監禁生活十一日目。冬休みの三分の一が過ぎた。現実的な話、俺んチはともかく伯爵家の皆様には、現状を何と思われているのだろうか。
「ラウルってば」
耳元に唇を寄せて、セドリックが囁く。
「知ってるでしょ?僕の家族は、僕が黒だと言えば白も黒になる人たちだよ?」
「あっ……♡くぅ、んっ………」
ラウルはセドリックの膝の間に座らせられ、逞しい胸に背中を預けている。初めこそ縮こまっていた体もすっかり絆され、今や恥じらいなく全てを陽の光の下に晒け出していた。
唯一体に纏うチュニックは前立てのボタンを一つ残らず外されて、頼りなく腕に絡まり、額縁のように淫らな身体を装飾している。
突き出すようにツンと立ち上がる乳首を、セドリックは執拗に責めた。
「でっ、でもっ、急に予定を、変えたからっ、……っ心配してるっ……だろ?」
「気にしなくていいのに」
「んぁっ♡」
まるで無垢の証のようなラウルの白い肌は、見る者の支配欲を刺激する。無防備なピンク色の乳首も同様に征服欲を掻き立てた。
キュッと摘んで。ペニスと同時に扱いてやって。消えない快感を刻み込もう。
「セド、リックぅ……♡」
「ふふ。イきたい?なら、お願いしてごらん?」
「ちっ、違う!ふ、……あ♡」
「ふうん?」
絶頂の直前まで高め、突き放す。その繰り返しでヘトヘトに疲弊したラウルは、それでも意地を張ってみせる。涙の滲む目元を赤くして「はふはふ」と喘ぎながら、セドリックに身を任せ切っているのに。
「はぁ……は♡、伯爵邸に、移動、しよう?」
上目遣いで甘えるように、ラウルがねだる。
「何のために?」
「ん♡、元々……、その予定。だったろ?」
急所を晒す服従の姿勢で、ぬけぬけと反抗を示す小悪魔。可愛さ余ってなんとやらだ。
「外にさえ出られれば、逃げ出す隙が生じるだろうって?」
セドリックは努めて冷静に、優しく優しく声を紡いだ。
「それで?どこに逃げ込むつもり……?」
「あっ♡あぁ……ん、逃げ、逃げない♡けどっ……二人っきりで閉じこもってるの♡良くないって!どう、したって、関心が限られるし……っやっぱり、何もかも思い通りとはいかないだろうし。エロい事しか♡する事ないしっ♡♡……冬休みにやりたい事、本当は、いっぱいっ♡あっただろ?」
逃げ出す口実を並べ立てるラウルは、あざとい女子みたいにセドリックに縋り付いて顔を仰ぐ。小賢しく、蠱惑的に。
「そう。……僕がこんなに尽くしているのに。ラウルは二人きりじゃ不満なの?他の誰かが必要なの。きっと僕の努力が足りなかったんだね。……分かったよ」
「えっ、いや。……その、わ、分かってくれるか?」
できるだけ悲しげに、弱々しく顔を俯けるセドリック。罪悪感を煽るように。
ラウルがセドリックの反応に意識を集中するのを感じ取ったセドリックは、ほんの少し唇を緩める。そして「じゃあ」とラウルに耳打ちする。
堕天の歌を囀るように。甘い媚薬を注ぎ込むように。
「……僕はラウルに、もっと……ご奉仕、しなくちゃね」
「………っ♡」
「ねぇ、今日はコッチでも気持ちよくなろうか……」
「っはわ♡……!?」
徐に体を起こしたセドリックに、後ろから腹を抱え上げられたラウルがベッドの上につんのめる。咄嗟に腕を突き出して体重を支えたら、あっという間に女豹のポーズの出来上がりだ。
早技に目を白黒させるラウルの背中に、抱きつくように伸し掛かるセドリックが、耳元で「ここ……」と囁いた。指の腹でくにくにと、その場所を撫で摩りながら。
「ひえっ♡なななななな…………!?」
ラウルの蕾は慎ましく窄まって、花開く時を待ち望んでいるようだった。セドリックはラウルの秘所に押し当てた指から、自分の魔力を注ぎ込む。
ほんわか温かく濡れた感触に、ラウルはふるりと身を震わせた。たらり、と何かが漏れ出る。
「ひぎゃっ!」
悲鳴を上げるラウルの後孔に、つるりと滑りを帯びた異物がやけにあっさり潜り込む。
すっかり混乱するラウルは、可愛くお尻を振って、セドリックの指をハムハムと食い締めた。
その様子を注意深く観察しながら、セドリックはぬぽぬぽと指の出し入れを繰り返す。無言で中の具合を確かめながら。
「やっやめ♡……ひえっ♡まっ……まって♡」
ぐぐーっと入り込んで、関節を折り曲げる。内壁を擽り、指を滑らせる。
ラウルは目を閉じ歯を食い縛った。体内で異物が蠢く異物感を、ヒンヒンしながら堪える。と、今までと違った感じのする場所を掠めた。
「ひぁんっ……♡♡♡」
「あ。……ここ?」
セドリックの指がくにっと、しこりに触れて、ビクッとラウルの腰が跳ねる。
「あっ……♡え?♡っひあっ……♡」
念の為もう少し同じ場所を擽ってやると、面白いようによがって鳴く。実に可愛らしい。
セドリックはラウルの中に見つけた良いところを嬲りながら、ピンと尖ったピンクの突起にも指を伸ばした。そして先端をくるりと撫で摩る。
「んんん、ん♡……あぁっっ♡♡♡」
ビクビクと身体をくねらせ、一際高く鳴いたラウルが高速で振り向いた。顔を真っ赤にしてポロポロと涙を溢しながら。
何かを恐れている瞳。だけどセドリックに救いを求める顔。可哀想で可愛くて堪らない。どうにも顔がニヤけてしまう。もっと。もっと、深くまで潜り込んで捕まえて離したくない。
セドリックは笑顔を湛え、甘やかに告げる。
「たっぷり、気持ちよくしてあげるね」
過去も未来も、意味を成さないくらいに。
波のように伝わり広がる時の流れ。
滔々と流れ落ちては、気まぐれにに逆流する。
忘れられない過去。不確かな未来。
後悔は消えず、恐れは無くならない。ただ現在という刹那に芽吹く希望にだけ、生の喜びがある。
「殺せ。エステルを死に追いやったその手で俺を殺すがいい」
そう言って君を殺させた君。いつだって誰かの望みのために存在させられる僕。
だけどいつかは僕の望みのために存在している何か(君)が欲しい。
触れなば落ちん幻でだとて。
**********
監禁生活十一日目。冬休みの三分の一が過ぎた。現実的な話、俺んチはともかく伯爵家の皆様には、現状を何と思われているのだろうか。
「ラウルってば」
耳元に唇を寄せて、セドリックが囁く。
「知ってるでしょ?僕の家族は、僕が黒だと言えば白も黒になる人たちだよ?」
「あっ……♡くぅ、んっ………」
ラウルはセドリックの膝の間に座らせられ、逞しい胸に背中を預けている。初めこそ縮こまっていた体もすっかり絆され、今や恥じらいなく全てを陽の光の下に晒け出していた。
唯一体に纏うチュニックは前立てのボタンを一つ残らず外されて、頼りなく腕に絡まり、額縁のように淫らな身体を装飾している。
突き出すようにツンと立ち上がる乳首を、セドリックは執拗に責めた。
「でっ、でもっ、急に予定を、変えたからっ、……っ心配してるっ……だろ?」
「気にしなくていいのに」
「んぁっ♡」
まるで無垢の証のようなラウルの白い肌は、見る者の支配欲を刺激する。無防備なピンク色の乳首も同様に征服欲を掻き立てた。
キュッと摘んで。ペニスと同時に扱いてやって。消えない快感を刻み込もう。
「セド、リックぅ……♡」
「ふふ。イきたい?なら、お願いしてごらん?」
「ちっ、違う!ふ、……あ♡」
「ふうん?」
絶頂の直前まで高め、突き放す。その繰り返しでヘトヘトに疲弊したラウルは、それでも意地を張ってみせる。涙の滲む目元を赤くして「はふはふ」と喘ぎながら、セドリックに身を任せ切っているのに。
「はぁ……は♡、伯爵邸に、移動、しよう?」
上目遣いで甘えるように、ラウルがねだる。
「何のために?」
「ん♡、元々……、その予定。だったろ?」
急所を晒す服従の姿勢で、ぬけぬけと反抗を示す小悪魔。可愛さ余ってなんとやらだ。
「外にさえ出られれば、逃げ出す隙が生じるだろうって?」
セドリックは努めて冷静に、優しく優しく声を紡いだ。
「それで?どこに逃げ込むつもり……?」
「あっ♡あぁ……ん、逃げ、逃げない♡けどっ……二人っきりで閉じこもってるの♡良くないって!どう、したって、関心が限られるし……っやっぱり、何もかも思い通りとはいかないだろうし。エロい事しか♡する事ないしっ♡♡……冬休みにやりたい事、本当は、いっぱいっ♡あっただろ?」
逃げ出す口実を並べ立てるラウルは、あざとい女子みたいにセドリックに縋り付いて顔を仰ぐ。小賢しく、蠱惑的に。
「そう。……僕がこんなに尽くしているのに。ラウルは二人きりじゃ不満なの?他の誰かが必要なの。きっと僕の努力が足りなかったんだね。……分かったよ」
「えっ、いや。……その、わ、分かってくれるか?」
できるだけ悲しげに、弱々しく顔を俯けるセドリック。罪悪感を煽るように。
ラウルがセドリックの反応に意識を集中するのを感じ取ったセドリックは、ほんの少し唇を緩める。そして「じゃあ」とラウルに耳打ちする。
堕天の歌を囀るように。甘い媚薬を注ぎ込むように。
「……僕はラウルに、もっと……ご奉仕、しなくちゃね」
「………っ♡」
「ねぇ、今日はコッチでも気持ちよくなろうか……」
「っはわ♡……!?」
徐に体を起こしたセドリックに、後ろから腹を抱え上げられたラウルがベッドの上につんのめる。咄嗟に腕を突き出して体重を支えたら、あっという間に女豹のポーズの出来上がりだ。
早技に目を白黒させるラウルの背中に、抱きつくように伸し掛かるセドリックが、耳元で「ここ……」と囁いた。指の腹でくにくにと、その場所を撫で摩りながら。
「ひえっ♡なななななな…………!?」
ラウルの蕾は慎ましく窄まって、花開く時を待ち望んでいるようだった。セドリックはラウルの秘所に押し当てた指から、自分の魔力を注ぎ込む。
ほんわか温かく濡れた感触に、ラウルはふるりと身を震わせた。たらり、と何かが漏れ出る。
「ひぎゃっ!」
悲鳴を上げるラウルの後孔に、つるりと滑りを帯びた異物がやけにあっさり潜り込む。
すっかり混乱するラウルは、可愛くお尻を振って、セドリックの指をハムハムと食い締めた。
その様子を注意深く観察しながら、セドリックはぬぽぬぽと指の出し入れを繰り返す。無言で中の具合を確かめながら。
「やっやめ♡……ひえっ♡まっ……まって♡」
ぐぐーっと入り込んで、関節を折り曲げる。内壁を擽り、指を滑らせる。
ラウルは目を閉じ歯を食い縛った。体内で異物が蠢く異物感を、ヒンヒンしながら堪える。と、今までと違った感じのする場所を掠めた。
「ひぁんっ……♡♡♡」
「あ。……ここ?」
セドリックの指がくにっと、しこりに触れて、ビクッとラウルの腰が跳ねる。
「あっ……♡え?♡っひあっ……♡」
念の為もう少し同じ場所を擽ってやると、面白いようによがって鳴く。実に可愛らしい。
セドリックはラウルの中に見つけた良いところを嬲りながら、ピンと尖ったピンクの突起にも指を伸ばした。そして先端をくるりと撫で摩る。
「んんん、ん♡……あぁっっ♡♡♡」
ビクビクと身体をくねらせ、一際高く鳴いたラウルが高速で振り向いた。顔を真っ赤にしてポロポロと涙を溢しながら。
何かを恐れている瞳。だけどセドリックに救いを求める顔。可哀想で可愛くて堪らない。どうにも顔がニヤけてしまう。もっと。もっと、深くまで潜り込んで捕まえて離したくない。
セドリックは笑顔を湛え、甘やかに告げる。
「たっぷり、気持ちよくしてあげるね」
過去も未来も、意味を成さないくらいに。
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