66 / 150
第六章〜新たな世界〜
第61話 日丸国海軍対魔王軍
しおりを挟む
日がまだ出ていない早朝、桜花艦隊、桜守艦隊、夜桜艦隊は深緑島に向けて動いていた。
「敵の動きは…?」
「大半が睡眠中とのことです」
大和の第一艦橋にて、光太郎は部下から敵の様子を聞いていた。
「我々のことはまだ気づかれていないようだな…桜守艦隊の守備は?」
「もうしばらくすれば、展開が終わるとのことです」
「了解した」
桜守艦隊の現状を確認した光太郎は、真っ直ぐと深緑島の方を見つめる。
今回行う深緑島奪還作戦の内容は、まず桜守艦隊で深緑島を完全包囲。その後、桜花艦隊が敵が占領している港を奇襲、敵が少なくなった後、信濃と改陽炎型駆逐艦三隻に護衛された揚陸艦が深緑島に強襲上陸を仕掛け、残った敵を殲滅するということになった。
なお、一部の者しか伝えられていないが、作戦実行中の間、領海の守りは桜守艦隊に代わり夜桜艦隊が行うことになった。
「桜守艦隊包囲完了致しました!」
腕時計を見ていた光太郎の元に、完全包囲完了の報告が入ってくる。
「……よし、日が昇るのと同時に敵へ攻撃を仕掛ける…全艦、日が背になるよう進路を取れ」
まもなく日の出の時間だと確認した光太郎は桜花艦隊に命令を下す。
深緑島から離れた所で待機していた桜花艦隊は、日の出を利用して敵に迫るために動き始める。
背を日が明るく照らす中、桜花艦隊は射程内まで進み続け、そして
「全艦、撃ち方始め!!」
山本司令長官の命令により、桜花艦隊全艦が攻撃を開始する。
5時40分、日丸国最西端の深緑島にて、突如侵略し虐殺を行った魔族達との弔い合戦が幕を開けた。
○
薄らと空が明るくなっている中、夜遅くまで馬鹿騒ぎをしていたリルジャック率いる部隊は、各々だらしない格好で爆睡していた。
「腹減った…」
大きないびきを立てて周りが眠っている中、一匹の小鬼が空腹で目を覚まして、欠伸をしながら身体を起こす。
起きた小鬼が、何か食べ物はないか探っていると、眩い光が差し込んできた。
「グガ…?」
光の方を見ると、日が昇ってくるのが分かった。
ボーッとその昇ってくる日を薄目で見つめていた小鬼は少し違和感を感じた。
「何か居ル…?」
昇ってくる日に大きな影が見えたのだ。
正体を掴むために、小鬼は巨大な影を見つめ続けたその時だった。
ドォーーン!!!
巨大な砲撃音が鳴り響き、港目前の海には十数本の水柱が、陸では数箇所の土や木が吹き飛ぶ。
「て、敵だァーーーー!!!」
桜花艦隊による奇襲攻撃により、寝ていた魔族は飛び上がる。
「何事だ!!」
砲撃音と慌てふためく魔物達の声が目覚まし時計代わりとなり、寝ていたリルジャックが目を覚ます。
「リルジャック様、人間です!人間の船の砲撃です!」
目を覚ましたばかりのリルジャックの元に、ガイエルが攻撃を受けたと報告する。
「ちっ!ウジャウジャと…おい!飛竜と、巨赤竜を放て!軍艦も出航用意だ!!」
報告を受けたリルジャックは、舌打ちをしながら命令を出す。
再び砲弾が降り注ぐ中、リルジャックの命令を受け、待機していた飛竜と巨赤竜が、空へと飛び立ち始める。
「よし!船も出せ!!」
飛竜達が飛び始めたのを見て、停泊していた魔王軍の軍艦一隻が、港を出ようとしたその時、
ドゴォーーン!!
出航しようとしていた軍船に砲弾が直撃し、軍船は真っ二つ折れて沈んで行く。
「魔法か!?」
信じられない光景を見て、リルジャックは声を出す。
「い、いえ!魔法にしては威力が高すぎます!!」
驚くリルジャックに、魔法にある程度理解があるガイエルが魔法による攻撃を否定する。
「ええい、もう良い!飛竜よ人間共を蹂躙せよ!!」
リルジャックの命を受け、上空で待機していた飛竜達は桜花艦隊に向けて動き出す。
○
「無数の飛行物体を確認!」
大和のレーダーが飛竜を補足し、その事が光太郎の耳が入る。
「ながと、むつ、大海、雲海は艦砲射撃を続けよ、大和、荒海、海原は敵飛行物体を迎撃する…主砲三式弾装填…!」
「了解!」
各艦に命令が下り、飛行物体の迎撃を命じられた三隻は主砲の角度を調整し始める。
「飛行物体、射程内に入りました!」
「主砲、撃てーー!!」
ドォーッン!!!
大和の主砲が火を噴き、放たれた三式弾から飛竜達に、無数の礫が襲いかかる。
「飛行物体…ほぼ壊め……きょ、巨大な反応!!」
「何!?」
飛竜達の反応が減ったその時、飛竜を超える反応が島から確認された。
「目標!物凄い速度で向かってきます!」
向かってきていると聞き、光太郎は艦橋から双眼機で目標を探る。
「どらごんと言われていた奴か…各個、自由射撃開始!」
巨赤竜の姿を捉えた光太郎は、緊急事態だと判断し、自由射撃を開始させる。
「ダメです!当たっても弾き返されます!」
「このままではぶつかる!!」
機関銃などは跳ね返されているようで、それを聞いた光太郎は騒然とする艦橋の中少し考える。
「…ながととむつに打電、対艦ミサイルを目標に向けて発射せよと」
「了解!」
「対艦ミサイルが命中するまで時間を稼ぐ!大和最大戦速!!」
「よーそろー!」
ながととむつの対艦ミサイルを頼りにし、大和は最大戦速で向かってくる巨赤竜と出来るだけ距離を置こうと動き始める。
大和が動き出してから数十秒後、ながととむつから二本ずつ、対艦ミサイルが放たれて巨赤竜に向かっていく。
「翼を集中的に狙え!!」
迫ってくる巨赤竜の翼に向け、光太郎は機銃を乱射させ続ける。
機銃を乱射させた結果、弾丸が翼の膜の一部を貫いたのか、巨赤竜はバランスを崩し、遅くなった所に対艦ミサイルが四本直撃する。
ゴガアァーーーーーー!!!!!!
対艦ミサイルが直撃した巨赤竜は、大爆発を引き起こしながら雄叫びを上げ、そのまま海底へと沈んでいく。
「間一髪だったな…」
「ええ、あの硬さと大きさで突撃されたら、大和も無事ではなかったでしょう」
大和の近くで沈んでいく巨赤竜を見ながら、光太郎と部下は安堵する。
「よし、上陸部隊に打電!上陸を開始せよ…!」
脅威を片付けた大和から、信濃率いる上陸部隊に打電が送られ、待機していた上陸部隊は深緑島の海岸に向けて動き始める。
「本艦はこれより囮になる!主砲、港に向け交互撃ち方!」
「了解!」
回避に専念していた大和は回答し、敵を引きつけるために敵への攻撃を再開した。
「敵の動きは…?」
「大半が睡眠中とのことです」
大和の第一艦橋にて、光太郎は部下から敵の様子を聞いていた。
「我々のことはまだ気づかれていないようだな…桜守艦隊の守備は?」
「もうしばらくすれば、展開が終わるとのことです」
「了解した」
桜守艦隊の現状を確認した光太郎は、真っ直ぐと深緑島の方を見つめる。
今回行う深緑島奪還作戦の内容は、まず桜守艦隊で深緑島を完全包囲。その後、桜花艦隊が敵が占領している港を奇襲、敵が少なくなった後、信濃と改陽炎型駆逐艦三隻に護衛された揚陸艦が深緑島に強襲上陸を仕掛け、残った敵を殲滅するということになった。
なお、一部の者しか伝えられていないが、作戦実行中の間、領海の守りは桜守艦隊に代わり夜桜艦隊が行うことになった。
「桜守艦隊包囲完了致しました!」
腕時計を見ていた光太郎の元に、完全包囲完了の報告が入ってくる。
「……よし、日が昇るのと同時に敵へ攻撃を仕掛ける…全艦、日が背になるよう進路を取れ」
まもなく日の出の時間だと確認した光太郎は桜花艦隊に命令を下す。
深緑島から離れた所で待機していた桜花艦隊は、日の出を利用して敵に迫るために動き始める。
背を日が明るく照らす中、桜花艦隊は射程内まで進み続け、そして
「全艦、撃ち方始め!!」
山本司令長官の命令により、桜花艦隊全艦が攻撃を開始する。
5時40分、日丸国最西端の深緑島にて、突如侵略し虐殺を行った魔族達との弔い合戦が幕を開けた。
○
薄らと空が明るくなっている中、夜遅くまで馬鹿騒ぎをしていたリルジャック率いる部隊は、各々だらしない格好で爆睡していた。
「腹減った…」
大きないびきを立てて周りが眠っている中、一匹の小鬼が空腹で目を覚まして、欠伸をしながら身体を起こす。
起きた小鬼が、何か食べ物はないか探っていると、眩い光が差し込んできた。
「グガ…?」
光の方を見ると、日が昇ってくるのが分かった。
ボーッとその昇ってくる日を薄目で見つめていた小鬼は少し違和感を感じた。
「何か居ル…?」
昇ってくる日に大きな影が見えたのだ。
正体を掴むために、小鬼は巨大な影を見つめ続けたその時だった。
ドォーーン!!!
巨大な砲撃音が鳴り響き、港目前の海には十数本の水柱が、陸では数箇所の土や木が吹き飛ぶ。
「て、敵だァーーーー!!!」
桜花艦隊による奇襲攻撃により、寝ていた魔族は飛び上がる。
「何事だ!!」
砲撃音と慌てふためく魔物達の声が目覚まし時計代わりとなり、寝ていたリルジャックが目を覚ます。
「リルジャック様、人間です!人間の船の砲撃です!」
目を覚ましたばかりのリルジャックの元に、ガイエルが攻撃を受けたと報告する。
「ちっ!ウジャウジャと…おい!飛竜と、巨赤竜を放て!軍艦も出航用意だ!!」
報告を受けたリルジャックは、舌打ちをしながら命令を出す。
再び砲弾が降り注ぐ中、リルジャックの命令を受け、待機していた飛竜と巨赤竜が、空へと飛び立ち始める。
「よし!船も出せ!!」
飛竜達が飛び始めたのを見て、停泊していた魔王軍の軍艦一隻が、港を出ようとしたその時、
ドゴォーーン!!
出航しようとしていた軍船に砲弾が直撃し、軍船は真っ二つ折れて沈んで行く。
「魔法か!?」
信じられない光景を見て、リルジャックは声を出す。
「い、いえ!魔法にしては威力が高すぎます!!」
驚くリルジャックに、魔法にある程度理解があるガイエルが魔法による攻撃を否定する。
「ええい、もう良い!飛竜よ人間共を蹂躙せよ!!」
リルジャックの命を受け、上空で待機していた飛竜達は桜花艦隊に向けて動き出す。
○
「無数の飛行物体を確認!」
大和のレーダーが飛竜を補足し、その事が光太郎の耳が入る。
「ながと、むつ、大海、雲海は艦砲射撃を続けよ、大和、荒海、海原は敵飛行物体を迎撃する…主砲三式弾装填…!」
「了解!」
各艦に命令が下り、飛行物体の迎撃を命じられた三隻は主砲の角度を調整し始める。
「飛行物体、射程内に入りました!」
「主砲、撃てーー!!」
ドォーッン!!!
大和の主砲が火を噴き、放たれた三式弾から飛竜達に、無数の礫が襲いかかる。
「飛行物体…ほぼ壊め……きょ、巨大な反応!!」
「何!?」
飛竜達の反応が減ったその時、飛竜を超える反応が島から確認された。
「目標!物凄い速度で向かってきます!」
向かってきていると聞き、光太郎は艦橋から双眼機で目標を探る。
「どらごんと言われていた奴か…各個、自由射撃開始!」
巨赤竜の姿を捉えた光太郎は、緊急事態だと判断し、自由射撃を開始させる。
「ダメです!当たっても弾き返されます!」
「このままではぶつかる!!」
機関銃などは跳ね返されているようで、それを聞いた光太郎は騒然とする艦橋の中少し考える。
「…ながととむつに打電、対艦ミサイルを目標に向けて発射せよと」
「了解!」
「対艦ミサイルが命中するまで時間を稼ぐ!大和最大戦速!!」
「よーそろー!」
ながととむつの対艦ミサイルを頼りにし、大和は最大戦速で向かってくる巨赤竜と出来るだけ距離を置こうと動き始める。
大和が動き出してから数十秒後、ながととむつから二本ずつ、対艦ミサイルが放たれて巨赤竜に向かっていく。
「翼を集中的に狙え!!」
迫ってくる巨赤竜の翼に向け、光太郎は機銃を乱射させ続ける。
機銃を乱射させた結果、弾丸が翼の膜の一部を貫いたのか、巨赤竜はバランスを崩し、遅くなった所に対艦ミサイルが四本直撃する。
ゴガアァーーーーーー!!!!!!
対艦ミサイルが直撃した巨赤竜は、大爆発を引き起こしながら雄叫びを上げ、そのまま海底へと沈んでいく。
「間一髪だったな…」
「ええ、あの硬さと大きさで突撃されたら、大和も無事ではなかったでしょう」
大和の近くで沈んでいく巨赤竜を見ながら、光太郎と部下は安堵する。
「よし、上陸部隊に打電!上陸を開始せよ…!」
脅威を片付けた大和から、信濃率いる上陸部隊に打電が送られ、待機していた上陸部隊は深緑島の海岸に向けて動き始める。
「本艦はこれより囮になる!主砲、港に向け交互撃ち方!」
「了解!」
回避に専念していた大和は回答し、敵を引きつけるために敵への攻撃を再開した。
138
あなたにおすすめの小説
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ
壬黎ハルキ
ファンタジー
それは、少年が高校を卒業した直後のことだった。
幼なじみでお嬢様な少女から、夕暮れの公園のど真ん中で叫ばれた。
「知らない御曹司と結婚するなんて絶対イヤ! このまま世界の果てまで逃げたいわ!」
泣きじゃくる彼女に、彼は言った。
「俺、これから異世界に移住するんだけど、良かったら一緒に来る?」
「行くわ! ついでに私の全部をアンタにあげる! 一生大事にしなさいよね!」
そんな感じで駆け落ちした二人が、異世界でのんびりと暮らしていく物語。
※2019年10月、完結しました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる