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34.名犬?ノエル
「ゥッッッッッッソだろおおおおおおおおおおおおおおおお!?????」
確かに!確かに俺だってダンジョンの床に穴開けて移動したことはある。
だけど、こんな規模で、しかもボス部屋の床をぶち抜いたことなんかない。
ジークハルトが風魔法で制御できるとわかってるから怖くはないが、もう5階層連続で落ち続けてるんだけど、これって大丈夫なのか!?
視界には倒した覚えのあるボスがチラホラと映り、皆一様に恨めし気な目でこっちを見ている。
いくら初回討伐済みとはいえ、挑戦者をひたすらに待ち続けているボスモンスターからしたらたまったものではないだろう。
ジークハルトは落下の勢いも味方につけて、もうメキメキと音を立てて更に階層の床を抜いている。
昔から桁違いに強かったけど、もう桁なんてもんじゃない。次元が違う。ジークハルトからしたら、ここのダンジョンは子供の遊び場みたいなものだ。
遂に29階層の床も割られ、哀れな雪原ダンジョンは灼熱のマグマに吸い込まれる。
ボスのイエティの群れが、ボコボコと沸く溶岩に落ちていくのは涙を禁じえなかった。いかにも暑さに弱そうなのに、可哀そうすぎる。
30階層では、俺を待っていたノエルがボスのドラゴンと一緒に寝転がっていた。
天井が破壊されて何事かと慌てて起き上がると、闖入者に向かって唸り声をあげる。
「ノエル!!!!俺だよ!!」
ノエルは俺の声に一瞬ぱっと目を輝かせたが、俺が拘束されてジークハルトに抱えられているのを見ると、『ウー……』と低い唸り声を上げた。完全に敵認識されている。
元々、ノエルはここのボス部屋に誰も入れないために待機してもらっていたんだ。
というのも、ここには俺の眷属であるドラゴンがいるから、いざという時は使役して加勢させることもできるし、地形のマグマは何かと切り札になりそうだと思って、最終決戦の場として想定していたから。
20階層で削れるだけ削った後は、ここで戦う予定だったんだよ。
そう考えると、予定通りと言えなくもないんだけど、なんか全体的に違う。ジークハルトがサイラスそっちのけになってるのがもう残念過ぎる。
「ウウゥ~、ワン!ワン!!!!!」
ノエルがジークハルトに向かって吠え立てる。
咆哮スキル持ちのノエルの鳴き声は、ものすごい音波になってジークハルトに浴びせられた。
並みの人間なら一発で気絶させられるような衝撃だが、ジークハルトは涼しい顔をしてノエルに近付き、警戒心MAXのノエルの首根っこを掴み上げる。
「グルル……」
いつも黒くて大きなおめめが愛らしいノエルが、どこにそんな顔隠してたのっていうぐらい凶悪な顔で唸っている。ノエルだって動物だものな……。竜王妃のペットとして相応しく、小さいながら主人を守ろうと頑張っているに違いない。
「おいリディ、コイツのどこがまるくてちっちゃくて可愛いんだ?」
「いつもはかわいいの!お前が脅かすからだろうが!ノエル怪我させたら一年間口きかないからな!一人で城に帰れ!」
冷たく言い放つと、ジークハルトは真っ青になってコクコクと頷く。
具体的にこうしたらこうすると宣言しておく方が、漠然とした脅しより効果的だというのは、長年の経験で学習済みだ。
「ノエル~、こわくないからな、俺がいるからな」
「キュウウウゥン!」
ノエルがかわいい声を上げて、未だ触手にぐるぐる巻きの俺に飛びつく。
ふわふわの肉球がペタッと触手に触れたとたん、触手はプチンと切れて霧散した。
「うわっ!?消えた!?ふぉおおおおっ!」
「落ち着け、落とさねぇから!」
突然解放されて不安定になった体をばたつかせると、ジークハルトが呆れた声で言う。
「び、ビックリした……つーか、なんで切れたんだ??」
「それは、ノエルちゃんがスーパーわんこだからです!!!!!」
「うおおおっ!?」
いつの間にか意識を取り戻していたらしいソーニャにいきなり背後から話しかけられて、ビクッとする。
ジークハルトに羽で背中に負ぶわれて気絶していたと思ったが、あれだけ大騒ぎしたら目も覚めるだろう。
何はともあれ、大丈夫そうでほっとする。
「おいババァ、起きたんなら降りろ」
「私だってトカゲの背中なんて真っ平ごめんですよ!弱ってなかったら誰が黙ってるものですか!」
再会と同時に罵り合う二人に、頭が痛くなる。ついさっきまでめちゃめちゃシリアスだったと思うんだが、ほんとにジークハルトは色んなものをぶっ壊すなぁ。
「喧嘩すんな!そんなことより、ノエルがなんだって!?」
「あっ、そうですね!トカゲが相変わらずアホなのでつい!―――つまりですね、あの変態の謎属性には、聖獣であるノエルちゃんの力が有効だということでしょう!この尊いお手々で、禍々しいオーラに対抗できるのではないでしょうか!」
「なるほど、一理ある!」
シルターンの得意とする呪いって、聖獣とは対極のところにありそうだもんな。
ノエルは力を抑えてはいるけど、自分の性質に関しては制限を受けていない。
詳しい理屈はよくわからんが、そもそもサイラスの能力についても、聖獣についてもよくわかってないんだから、今は考えるだけ無駄というものだろう。
ここにきてまさかの戦力カウントとは思わなかったけど、頼もしいは頼もしい。気色悪い触手の拘束から自由になれただけでありがたい。
「聖獣……これが???」
「ウウゥ~、ウォンッ!!!!」
………ジークハルトとの仲は、あんまりよくなさそうだけど。
「なんでだよ……何でどいつもこいつもオレとリディの邪魔ばっかするわけ!!!!!!?ずっとずっとずっとずっと待ってたのに!!!!」
散々無視されていたサイラスが、癇癪を起して叫び始める。
色々ぶっ飛びすぎてて意識から薄れてたけど、着いてきてないはずがない。それどころか、全身から見るからにヤバそうなオーラをめちゃくちゃ溜めて、今や紫を通り越して真っ黒になっていた。
禍々しさ溢れる触手が、うねうね先割れして一つ一つが長い手みたいに見える。
「ソーニャ、あれなんかやばそうじゃないか!?」
「あれほどの質量だと、さすがにノエルちゃんに対応できるかどうかわかりませんね」
そもそも、根拠はアイツの拘束魔法を解除したという実績だけだ。聖獣と元人間という違いはあったとして、150年おぞましい手段で魔力を練りに練ったサイラスに、子犬のノエルをぶつけるなんて罪悪感が半端ない。
俺は腕の中のノエルをギュッと抱きしめたが、ノエル本人はどうやらやる気満々のようで、ものすごい歯茎と牙をむき出しにしながら唸り声を上げている。その顔、やめよ……??
「お、落ち着けノエル!」
「ワォン、ワオォオン!!!」
あんまりノエルがジタバタ暴れるもんだから、俺は抱えなおしながらわたついてしまう。なにせ、ジークハルトに抱えられたまんまなもんだから。
そういえば、もう自由になったんだから一人で立てるんだよな。
俺は正気に戻ってジークハルトに下ろすように訴える。
「もういいから、下ろしてほしいんだけど」
「攫われるからダメだろ」
「もうやられねぇし!ちょっと不意付かれただけだから!!!」
流星剣は封印されてるけど、他にも武器はある。異空間を開くためにも一旦下ろしてもらわないとやりにくい。
渋々ジークハルトが俺を下すと、ノエルも同時にぽんと腕を抜け出した。
後ろ足で首輪をカリカリと搔きむしって、必死でアピールしている。
「おいリディ、コイツ首輪苦しいんじゃねぇの??」
「えぇ?そんなわけ……」
「でも、明らかに取ってくれって感じだぞ」
………言われてみると。
もしかして、首輪の下の魔道具のサイズ調整がうまくいってないのかもしれない。
金属が食い込むのは可哀想なので、俺はノエルの首からチョーカーを外し、魔道具も解除してやった。この場でノエルが暴れたところで巻き込まれるような一般人はいない。
「えっ?うわ……!!!!!ノエル!?」
能力制御のリングを解除したとたん、白くてちっちゃなノエルの体が大きく膨れ上がる。
本来のフェンリルは半端じゃなくでかいから、成体とまでは言えないけど、それでも普通の大型犬なんかよりずっとでっかい。
体もまんまるの毛玉じゃなく、シュッとして手足がしなやかだし、尻尾も長くてフサフサでどことなく気品がある。一見して強そう!
「ノ、ノエル~~、大きくなるの早すぎる!」
ノエルはやっとスッキリしたといわんばかりにブルブルと体を振ると、全身に白銀のオーラを纏わせ始めた。
そして、サイラスに向かって思い切り咆哮を上げる。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!」
その叫び声に押されて、サイラスの体を覆うオーラが少しだけ吹き飛ばされる。咆哮の圧だけでこれなら、実際に対峙したらいい線いくんじゃないだろうか。
---------------------------------------------------
少し半端ですが、長すぎるので一度切ります。
あと1話で終わりそうにないですね。悲しみ。
確かに!確かに俺だってダンジョンの床に穴開けて移動したことはある。
だけど、こんな規模で、しかもボス部屋の床をぶち抜いたことなんかない。
ジークハルトが風魔法で制御できるとわかってるから怖くはないが、もう5階層連続で落ち続けてるんだけど、これって大丈夫なのか!?
視界には倒した覚えのあるボスがチラホラと映り、皆一様に恨めし気な目でこっちを見ている。
いくら初回討伐済みとはいえ、挑戦者をひたすらに待ち続けているボスモンスターからしたらたまったものではないだろう。
ジークハルトは落下の勢いも味方につけて、もうメキメキと音を立てて更に階層の床を抜いている。
昔から桁違いに強かったけど、もう桁なんてもんじゃない。次元が違う。ジークハルトからしたら、ここのダンジョンは子供の遊び場みたいなものだ。
遂に29階層の床も割られ、哀れな雪原ダンジョンは灼熱のマグマに吸い込まれる。
ボスのイエティの群れが、ボコボコと沸く溶岩に落ちていくのは涙を禁じえなかった。いかにも暑さに弱そうなのに、可哀そうすぎる。
30階層では、俺を待っていたノエルがボスのドラゴンと一緒に寝転がっていた。
天井が破壊されて何事かと慌てて起き上がると、闖入者に向かって唸り声をあげる。
「ノエル!!!!俺だよ!!」
ノエルは俺の声に一瞬ぱっと目を輝かせたが、俺が拘束されてジークハルトに抱えられているのを見ると、『ウー……』と低い唸り声を上げた。完全に敵認識されている。
元々、ノエルはここのボス部屋に誰も入れないために待機してもらっていたんだ。
というのも、ここには俺の眷属であるドラゴンがいるから、いざという時は使役して加勢させることもできるし、地形のマグマは何かと切り札になりそうだと思って、最終決戦の場として想定していたから。
20階層で削れるだけ削った後は、ここで戦う予定だったんだよ。
そう考えると、予定通りと言えなくもないんだけど、なんか全体的に違う。ジークハルトがサイラスそっちのけになってるのがもう残念過ぎる。
「ウウゥ~、ワン!ワン!!!!!」
ノエルがジークハルトに向かって吠え立てる。
咆哮スキル持ちのノエルの鳴き声は、ものすごい音波になってジークハルトに浴びせられた。
並みの人間なら一発で気絶させられるような衝撃だが、ジークハルトは涼しい顔をしてノエルに近付き、警戒心MAXのノエルの首根っこを掴み上げる。
「グルル……」
いつも黒くて大きなおめめが愛らしいノエルが、どこにそんな顔隠してたのっていうぐらい凶悪な顔で唸っている。ノエルだって動物だものな……。竜王妃のペットとして相応しく、小さいながら主人を守ろうと頑張っているに違いない。
「おいリディ、コイツのどこがまるくてちっちゃくて可愛いんだ?」
「いつもはかわいいの!お前が脅かすからだろうが!ノエル怪我させたら一年間口きかないからな!一人で城に帰れ!」
冷たく言い放つと、ジークハルトは真っ青になってコクコクと頷く。
具体的にこうしたらこうすると宣言しておく方が、漠然とした脅しより効果的だというのは、長年の経験で学習済みだ。
「ノエル~、こわくないからな、俺がいるからな」
「キュウウウゥン!」
ノエルがかわいい声を上げて、未だ触手にぐるぐる巻きの俺に飛びつく。
ふわふわの肉球がペタッと触手に触れたとたん、触手はプチンと切れて霧散した。
「うわっ!?消えた!?ふぉおおおおっ!」
「落ち着け、落とさねぇから!」
突然解放されて不安定になった体をばたつかせると、ジークハルトが呆れた声で言う。
「び、ビックリした……つーか、なんで切れたんだ??」
「それは、ノエルちゃんがスーパーわんこだからです!!!!!」
「うおおおっ!?」
いつの間にか意識を取り戻していたらしいソーニャにいきなり背後から話しかけられて、ビクッとする。
ジークハルトに羽で背中に負ぶわれて気絶していたと思ったが、あれだけ大騒ぎしたら目も覚めるだろう。
何はともあれ、大丈夫そうでほっとする。
「おいババァ、起きたんなら降りろ」
「私だってトカゲの背中なんて真っ平ごめんですよ!弱ってなかったら誰が黙ってるものですか!」
再会と同時に罵り合う二人に、頭が痛くなる。ついさっきまでめちゃめちゃシリアスだったと思うんだが、ほんとにジークハルトは色んなものをぶっ壊すなぁ。
「喧嘩すんな!そんなことより、ノエルがなんだって!?」
「あっ、そうですね!トカゲが相変わらずアホなのでつい!―――つまりですね、あの変態の謎属性には、聖獣であるノエルちゃんの力が有効だということでしょう!この尊いお手々で、禍々しいオーラに対抗できるのではないでしょうか!」
「なるほど、一理ある!」
シルターンの得意とする呪いって、聖獣とは対極のところにありそうだもんな。
ノエルは力を抑えてはいるけど、自分の性質に関しては制限を受けていない。
詳しい理屈はよくわからんが、そもそもサイラスの能力についても、聖獣についてもよくわかってないんだから、今は考えるだけ無駄というものだろう。
ここにきてまさかの戦力カウントとは思わなかったけど、頼もしいは頼もしい。気色悪い触手の拘束から自由になれただけでありがたい。
「聖獣……これが???」
「ウウゥ~、ウォンッ!!!!」
………ジークハルトとの仲は、あんまりよくなさそうだけど。
「なんでだよ……何でどいつもこいつもオレとリディの邪魔ばっかするわけ!!!!!!?ずっとずっとずっとずっと待ってたのに!!!!」
散々無視されていたサイラスが、癇癪を起して叫び始める。
色々ぶっ飛びすぎてて意識から薄れてたけど、着いてきてないはずがない。それどころか、全身から見るからにヤバそうなオーラをめちゃくちゃ溜めて、今や紫を通り越して真っ黒になっていた。
禍々しさ溢れる触手が、うねうね先割れして一つ一つが長い手みたいに見える。
「ソーニャ、あれなんかやばそうじゃないか!?」
「あれほどの質量だと、さすがにノエルちゃんに対応できるかどうかわかりませんね」
そもそも、根拠はアイツの拘束魔法を解除したという実績だけだ。聖獣と元人間という違いはあったとして、150年おぞましい手段で魔力を練りに練ったサイラスに、子犬のノエルをぶつけるなんて罪悪感が半端ない。
俺は腕の中のノエルをギュッと抱きしめたが、ノエル本人はどうやらやる気満々のようで、ものすごい歯茎と牙をむき出しにしながら唸り声を上げている。その顔、やめよ……??
「お、落ち着けノエル!」
「ワォン、ワオォオン!!!」
あんまりノエルがジタバタ暴れるもんだから、俺は抱えなおしながらわたついてしまう。なにせ、ジークハルトに抱えられたまんまなもんだから。
そういえば、もう自由になったんだから一人で立てるんだよな。
俺は正気に戻ってジークハルトに下ろすように訴える。
「もういいから、下ろしてほしいんだけど」
「攫われるからダメだろ」
「もうやられねぇし!ちょっと不意付かれただけだから!!!」
流星剣は封印されてるけど、他にも武器はある。異空間を開くためにも一旦下ろしてもらわないとやりにくい。
渋々ジークハルトが俺を下すと、ノエルも同時にぽんと腕を抜け出した。
後ろ足で首輪をカリカリと搔きむしって、必死でアピールしている。
「おいリディ、コイツ首輪苦しいんじゃねぇの??」
「えぇ?そんなわけ……」
「でも、明らかに取ってくれって感じだぞ」
………言われてみると。
もしかして、首輪の下の魔道具のサイズ調整がうまくいってないのかもしれない。
金属が食い込むのは可哀想なので、俺はノエルの首からチョーカーを外し、魔道具も解除してやった。この場でノエルが暴れたところで巻き込まれるような一般人はいない。
「えっ?うわ……!!!!!ノエル!?」
能力制御のリングを解除したとたん、白くてちっちゃなノエルの体が大きく膨れ上がる。
本来のフェンリルは半端じゃなくでかいから、成体とまでは言えないけど、それでも普通の大型犬なんかよりずっとでっかい。
体もまんまるの毛玉じゃなく、シュッとして手足がしなやかだし、尻尾も長くてフサフサでどことなく気品がある。一見して強そう!
「ノ、ノエル~~、大きくなるの早すぎる!」
ノエルはやっとスッキリしたといわんばかりにブルブルと体を振ると、全身に白銀のオーラを纏わせ始めた。
そして、サイラスに向かって思い切り咆哮を上げる。
「グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!」
その叫び声に押されて、サイラスの体を覆うオーラが少しだけ吹き飛ばされる。咆哮の圧だけでこれなら、実際に対峙したらいい線いくんじゃないだろうか。
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少し半端ですが、長すぎるので一度切ります。
あと1話で終わりそうにないですね。悲しみ。
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