傭兵魔術師は異世界で英雄を目指す

畑の神様

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1章

弟子の成長と師匠の背中

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「師匠……すげぇ……」


 思わずレオの口からそんな言葉が漏れた。
 彼の視線が追い続けるのは一人の男、否、少年の背中。
 その背中はまだ小さく、幼い。
 だが、にもかかわらず、レオには何故かその背中がとても広く、大きなものに感じられた。
 単純な大きさの話ではない。
 それはいわば、度量の差。
 その背中に背負う、決意と意思。その大きさの話だ。
 
 彼が師匠と呼ぶ男は、今なお、殺戮鬼デス・オーグを前にして激戦を繰り広げている。
 自分はその姿、否、その気配のみで怯み、立ち上がることすら困難になってしまったというのにも関わらず、そんな相手を前に、彼はその身一つで必死に立ち向かっている。
 圧倒的な力の差をものともせず、自らが持ちうる全てを総動員し、あの悪鬼に相対して見せている。
 それは間違いなく、あの日、あの瞬間、自分が憧れた男の背中だった。

  
 彼は言っていた。


『今日、お前たちは圧倒的強者の存在を知った。今はそれでだけでも十分。だから、後はそこで見ていろ。見て学べッ!! 絶対に抗えない敵など存在しないのだということを、何もできないなどということはあり得ないということを、今から俺が身をもって証明してやるッ!!』

  
―――本当にそれでいいのか?
  
 圧倒的強者の存在を知ったから、それで十分?
 見て学べ? あの背中を安全圏からただ見ているだけ?
 

「―――ふざけるな、それじゃああの日と何も変わらないじゃねぇかッ!!」


 あの日、自分の思い上がりが原因で、エリスとノアを危険にさらしてしまったあの日、自分は二人を守り切ることができなかった。


「(もしもあの時、師匠が来てくれなければ……俺達はあそこで死んでいた)」


 あの時、自分は決意したのだ。強くならなければならないと。
 すべての人とは言わない。だが、せめて自らの周りの人々くらい守り切れるようになろうと。
 そう……決意したはずだった。


「―――だが、この様はなんだッ!!」


 思わず声が出た。
 周囲を見る。
 後ろには自分と同じようにあの悪鬼に怯え、地に倒れ伏せるエリスとノア。
 そして、前方ではヴァンに後を託されたエリシアがヴァンの猛攻を切り抜けてきた幾多のブラックヴォルフを自分達の元に向かわせまいとすため、必死に戦っていた。
 
―――胸に火が灯った。


「(そうだ、俺はあの日誓ったはずだ。決意したはずだ。
 みんなを守り切れるくらいに強くなろうとッ!!
 だというのに、何故俺はこんなところで怯えながらただ守られていやがるッ!!
 違うだろうッ!! あるだろうがッ!! 俺のすべきことがッ!! 俺のやらなきゃいけないことがッ!!)」


 気が付けば、震えなんてとっくに止まっていた。
 先程まで自分の中を蠢くように苛んでいた怯えは、今や全く違う感情に塗りつぶされている。
 
―――それは怒り。あまりにふがいない自分に対する、荒れ狂うような怒りの感情だ。


「(俺は何のために強くなったッ!? より大きな力を求めたッ!?)」


 そうだ。自分はいつの間にかそれを忘れてしまっていたのだ。
 自分の成長の中に溺れ、その源泉を見失った。
 だから思いだせ。自分が強くなりたかったのは何故だ?
 力を求めたのは何故だッ!?
 
―――決まっている。それは、


「―――俺がみんなを守るためだろうがぁぁぁぁあああッ!!」


 炎が上がった。
 それは正しくレオの生み出した炎。
 だが、それは今までと同じ炎ではない。
 それは、魂の炎。
 彼の決意と、思いの籠った、揺るぎない炎。
 

「えッ!? ……レオ、あなた……」
「あっ、だめッエリシアさんッ!!」
「前、前よッ!!」
「……え?」

 
 思わずレオの元を振り返ってしまったエリシア。
 それは幾多のブラックヴォルフが迫るこの戦場において致命的な隙。
 そこを逃さないとでもいうかのようにその一瞬をついてエリシアのもとに数体のブラックヴォルフの爪牙が迫る。
 だが、


「―――目の前で、誰かが傷つくことを俺が許すと思ったかぁッ!!」
「これは……ッ」


 その凶刃がエリシアに届くことはなく、彼らは一瞬にしてレオの元から飛来した炎弾に焼き尽くされた。
 レオはその全身から猛々しき劫火を立ち昇らせながら、歩みを進める。
 その炎は彼の魂の輝き。
 この手の届く範囲、その全てを守り抜くと、そう誓った少年、否、男の決意の形。
 それこそが、その業炎に他ならないッ!!


「ごめん、エリシアさん。ふがいない姿を見せちゃったよ。でも、ここからは、ここから先は―――俺がみんなを守って見せるッ!!」


 今、レオは自身の弱さを知り、そして、それに打ち勝ったッ!!
 彼はもう守られる者・・・・・じゃない。守り抜く者・・・・・なったのだ。
 そんな少年、いや、息子・・の姿を前に、エリシアは笑みを浮かべる。


「レオ……あなたって子は……ふふ、そうね。それでこそ男の子だものね。頼りにさせてもらうわ」
 
 
 そして、その姿は共に辛い修行を切り抜けてきた二人の心にも火を灯した。


「れ、レオ……? なんて魔力量なの……ッ いや、これは……そうね。確かにそうだわ。あなたが先に進むのならばッ!!」
「レオ君……うん、そっか……なら、私もこうしてはいられないよねッ!!」


 ノアとエリス。二人の強くなろうとしたその源泉はレオとは異なる。
 一人は先へ進む彼に置き去られることを嫌い、
 一人はただ守られるだけの立場を嫌悪した。
 そんな異なる理由を源泉に、されど、胸に去来する思いはただ一つ。


「「―――私たちだって戦えるッ!!」」


 もはや怯えなど、跡形もなくなっていた。
 

「ノアにエリスまで……そう……みんなもう、子供じゃないのね……。
 わかったわ。戦いましょう。みんなで、ヴァンが私達に気兼ねなく奴と戦えるように全力でッ!!」
「―――おうッ!!」
「―――はいッ!!」
「―――ええッ!!」


 そうして四人はそれぞれの思いを胸に、再びブラックヴォルフの大群に立ち向かっていった。



****


「ふっ、まだまだガキかと思っていたが……いやはやどうして、あいつらもやるじゃないか。これは想像以上だッ!!」


 俺は弟子達の想像を超えた成長を前に、歓喜に震えながら、宙を蹴り抜いて殺戮鬼デス・オーグの死の猛攻を避け続ける。
 一度でもまともに受ければ死。
 されど、今はそんなことよりもっと怖いものがある。
 

「弟子に師匠おれの情けない姿を見せるわけにはいかないよなッ!!」


 そう、俺の思いに答えて、期待以上の答えをその行動でもって示してくれた弟子達。
 その目の前で、師匠おれがふがいない姿を見せてしまうことの方がよほど恐ろしいッ!!
 だから、俺も答えてみせる。
 あいつらの目標になれるだけの存在でいられるように、俺もこの生き様で証明して見せるッ!!
 
 迫りくる死をもたらす拳の嵐を怯むことなく、引くこともなく、ただ前に進みながら、常に最善手を選び取り続けることによって切り抜ける。
 一手でも違えれば惨たらしい死が待っている。
 違えれば最後、俺の存在は跡形も残らず消滅する。
 だが、


「―――この程度の修羅場は既に前世で経験済みだッ!!」


 俺が幾多の戦場を、死線を潜り抜けてきたと思っているッ!!
 一つ間違えれば死ぬ。
 
―――だからどうしたッ!? そんなのはいつもの事・・・・・・・・・・だ。
 
 非才な俺が戦場で生き抜くにはその程度の事は意識せずとも出来るようにならねば話にもならなかった。
 だから、師匠サーシャはまずそれを俺に叩き込んだ。
 聴覚、視覚、触覚、自らが捉えたあらゆる情報を元に、無意識にでも最善手を選び取らせる。
 ≪無自覚の最善手ザ・ベスト≫、それこそが、俺が彼女から最初に授かった技術だッ!!


「どうした悪鬼ッ!! この程度で俺は止められないぞッ!!」
「■■■■■■■■■■■■―――ッ!!」


 それは果たして悪鬼の怒りの咆哮か。
 その雄叫びを皮切りに、奴の攻撃の苛烈さが更に増す。
 だが、それでも俺には当たらない。否、当たる気がしない。
 弟子の成長を前にして、高ぶらない師匠などいるはずがないッ!!
 今の俺は―――絶好調ベストコンディションだ!!
 ふと、もしかすると、師匠サーシャもこんな気持ちだったのかもしれないなと。
 そんなどうでもいいことが頭に浮かぶ。
 しかし、それが顔にでも出ていたのか。
 はたまたただの一撃すらも当たらないこの現状に嫌気がさしたか。
 殺戮鬼デス・オーグの表情に怒りの色が見えたかと思うと、奴はより力を込めた右拳で大振りの一撃を俺に放ってきた。
 それはあまりに強大な力が内包された一撃。
 直撃はおろか、掠るだけでもこちらは消し飛ぶ。
 例え、ギリギリで躱したとしても、致命的だろう。

―――だが、だからこそッ この一撃を待っていたッ!!

 より力が込められているということは、
 それにより生み出される隙もより大きなものになるということだッ!!
 つまり、これさえ避けられれば奴は決定的な隙を俺に晒すことになる。


「避けきってやる。かかってこい、殺戮鬼デス・オーグッ!!」
「■■■■■■■■■■■■―――ッ!!」


 特大の一撃が俺を消し飛ばさんと迫る。
 内包された威力、速度、共に今までのものを超えている。
 ただ避けるだけじゃ間に合わない。
 だから、


「―――Eruptio!!」
≪―――爆発せよッ!!≫


 俺は指を弾く動作と同時に重力を利用しながら下方へと飛び出し、唱えた。
 指を弾く動作は魔術の起点。
 自らの回路に眠る魔術を引き出すための自己暗示だ。
 詠唱と共にこれを行うことで、魔術発動のための鍵とする。
 此度唱えた魔術は爆発の魔術。
 とはいえ、俺に大した魔術は使えない。
 この程度の魔術では、奴の動きを止めることは不可能だ。
 されど、俺を吹き飛ばすためなら、これで充分事足りるッ!!
 直後、中空に爆発が発生。
 俺はその衝撃波に押し出されるように加速するッ!!


「ぐおぉおぉおおぉぉぉおおお―――ッ!!」


 凄まじい風圧に襲われる。
 だが、これでどうにか奴の一撃は掻い潜った。
 後は隙だらけの奴に一撃を叩き込むだけだ!!
 

「ぐッ、がッ、はぁああああああッ!!」
 

 俺は中空を蹴りだすことにより、物理法則に無理矢理逆らう。
 無理な方向転換に体が悲鳴を上げていたが、それを意志の力一つで一蹴し、殺戮鬼デス・オーグの眼前に躍り出ると、俺は再び唱えた。


「―――Access」
≪―――接続≫
 

 俺が狙うのはただ一点。
 奴の表皮、そこから溢れる余剰魔力、その庇護下に存在しない眼球のみ。
 ならば、剛大剣バスターブレイドではだめだ。
 あれは正確に一点を狙うのには向いていない。
 今必要なのは狙った一点に力を集約させることの出来る武器だ。
 ならば、俺が生み出すべき武器はただ一つッ!!


「―――Lance,Generateッ!!」
≪―――槍、生成ッ!!≫
 

 生み出した武器は槍。
 これはとある村に赴いた時に≪神槍グングニル≫として祭られていた代物だ。
 もちろん、本当に≪神槍グングニル≫そのものなわけではない。
 そうであったならば、俺に扱いきることなどできなかっただろう。
 これはあくまで紛い物。されど、名槍であることに違いなく、加えてこいつは一風変わった能力も備えている。
 それは、
 
 
「魔槍ッ!! 俺の魔力を喰らえッ!!」


 俺の叫びに答えるように槍は眩く輝く。
 これこそがこの槍の持つ能力、≪大飯喰らいオーバーイート
 この槍は喰わせた魔力の分だけ貫通力を増す魔槍だ。
 それこそが神槍と崇められたこの槍の皮肉な正体。
 前世の俺では魔力が足らず、ただの槍としてしか扱えなかったが、今の魔力量が増大した俺ならこの槍の能力を十全に引き出せるッ!!
 俺は飛び出した勢いのまま、魔槍の切っ先を殺戮鬼デス・オーグの右目に突き立てた。
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