【加筆修正済】貴方に幸せの花束を

かかし

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中編

衝動を我慢出来るのか?(※性描写有)

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一目でも見れたら。
そんな思いも虚しく、初等部からの学園に彼が通うことはなかった。

それもそうだ。

ご学友候補ではない子供達が初等部に通うことはほぼ無い。
どれだけ早くても中等部から。
つまりどれだけ短くても後六年は我慢しなくてはいけない。

心臓が弱いと聞いた。
それはどんな症状なんだろうか。
痛みを伴うのだろうか。
気になるけれども、情報なんて殆ど入って来ない。
当たり前だ。
これがご学友候補とそうじゃない子供達との壁だ。

大人しく待つしかない。

そうしている間にも、俺には何人かの獣人や人間が宛がわれる。
その中には、忌々しいあの雌も居た。
どいつもこいつも、金目的の腐った精神の奴らばかりじゃないか。
見る目が無い。
俺は以前の私の記憶を使って正当な理由を作ると、そのどれもこれもを断った。
特にあの雌に関しては、特に手酷く断ってやった。

これは調べて分かったことだが、あの雌はこの年齢からそういう趣味の奴らに身体を嬉々として売っているような奴だぞ。
何をどう思って宛がってきてんだ。

嗚呼、早く中等部になりたい。
そうしたら、例え遠くからでもあの子の笑顔を見れるかもしれないのに。
風に乗ったあの子の声が聞けるかもしれないのに。

毎日毎日そんなことを考えていたからか、とうとう夢の中であの子が出て来た。
そのことに関しては、相当嬉しかった。
以前の私も含めて、今までどれ程願ってもあの子の夢を見れなかったから。

けれどよりにもよって、初夜を過ごした時のあの子の夢を見た。
幼く性に弱い私の身体は、あっさりと夢精してしまった。
数日前に精通を迎えていたことも、一因だったのかもしれない。

結婚式の後、純白の衣装に身を包んだあの子を穢したくて、準備もそこそこに着衣のまま犯したあの夜。
衣装を汚したくないと嫌がる彼に、半ば拝み倒すようにその神聖な身体を暴いた。
汚れなんてない純白の衣装を身に纏った、誰の手にも触れられていない穢れを知らない真っ白な身体。
舐めてない場所なんてない程に舌を這わせ、柔らかな太腿にやわく牙を立てる。
そうしてぐずぐずに溶かしきった身体に思いっきり突き刺した時、俺はどうしようもない程の快感を覚えた。
勿論、処女だしそもそも受け入れるべき箇所じゃない場所で俺を受け入れてくれているあの子に対して、そこまでの無茶無謀はしていないつもりだ。
優しく出来ていたかは微妙だが、それでも痛みは極力与えないようにしていた。

『あっ、んっ、どむ、どむ、きもちぃっ』

普段は性の匂いなんてまるでないような純粋なルイが、ほろほろと涙を流しながら甘い声で俺の名前を呼んで身も世も無く喘ぐ。
嗚呼、なんて最高なんだ………!
この反応を見ているのは自分だけだと、そう思えば思う程興奮してしまう。
後にも先にも、ルイに性的な意味で触れれるのは俺だけなんだと!

「あー………」

思い出しただけでも、勃つ。
あの姿を他の雄が、或いは雌が見ることになるのかと思うと気が狂いそうになる。
何も出来なかった。
否、何もしなかった俺の罪に対する罰なのだと言われればそれまでだが、悔しくて仕方なかった。

「ルイ………ルイ………」

目を閉じ思い出しながら、夢精して出したモノをローション代わりにして一心不乱に擦る。
ルイのナカとは比べ物にならないが、それでも確かな刺激は得ることが出来る。
散々二人分の精で汚した衣装を脱ぎ払い、生まれたままの姿で抱き合った時を思い出しながら無理矢理に高みに上る。
虚しさを感じたら終わりだ。

俺が首筋を舐めれば、彼はとても嬉しそうに笑って俺の頭を撫でてくれた。
奥へ奥へと導くように、俺の動きに合わせて腰を動かしてくれる淫靡ないじらしさが堪らない。
唾液を交えてキスをすれば、小さな口で必死に舌を動かしながら飲み込んでくれる。

『どむぅ………すき………』
「………っぁ!」

俺の唾液を飲み込んで、とろりとした瞳でそう言ってくれたルイを思い出して、イった。
カッと茹だった頭が、射精と共にじわじわと冷静になっていく。
………虚しさが、ヤバい。
元々付着していた精液が乾いて固まっている下着で性器と手を拭いながら、若干の後悔を覚える。

今生ではそういう関係になれる可能性が限りなくゼロに近いと言うのに。
関りだってない。
そんな奴に性的に見られるなんて恐怖しかないだろう。
改めよう。

そう思っているのに、私はその日から毎晩あの子でヌいた。

罪悪感はある種の興奮材料になるのだと、初めて知った。
そもそも結婚して初夜を迎えてから出陣要請が出るまでの間、それこそ比喩表現などではなく毎日あの身体を貪っていたから、言い方は悪いがネタには困らない。

こんなので、我慢出来るのか?

実際に中等部にルイが入学してきたとして。
私ではない他の誰かと仲良くなって、そうしていずれ私ではない他の誰かと結婚するとして。
選ばれたその相手の喉笛を、食い千切り内蔵を抉りたくなる衝動を我慢出来るのか?

―――俺の雌なのに。

そんな妄言ばかりが、頭を占めていく。
ぐるぐると、そればかりが
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