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第一章 覚醒
第8話 #セレスティア #奇跡
しおりを挟む「待て待て、その宇宙人の襲来は? 好戦的なんでしょ? 侵略者なんでしょ?」
そう俺に言われてセレスティアは我に返った様に答えた。
「ええ。彼らはこれまでも侵略、強奪を繰り返してきている種族です。私としては太陽系に到達前に迎え撃つのが得策かと」
そうセレスティアは言いながら沙織さんを見る。
迎え撃つって、どうやって?
遥か宇宙の彼方から、海水欲しさにここまで飛んできちゃう奴らでしょ?
間違いなくNASAとかの技術水準を、かなり遥かに上回ってるわけだよね。
「ん~そこのところは私たちでは決めかねますね~」
セレスティアを見ていた沙織さんが、俺に目線を移して言う。
「悠斗くんはどうしたいのかな~?」
どうしたいって言われても、俺には見当もつかない。
「は、話し合いは出来ないのかな」
「彼らは地球の生命体全てを下等生物と認識しています」
セレスティアはきっぱりと断言した。
「でもさ、話してみないとさ」
「貴殿はご自身の欲求解消の際に、下等生物の話に耳を傾けてられますか?」
下等生物って、アメーバやミドリムシくらいか?
そりゃないな。
でも、いくら下等生物扱いされても俺達は話が出来る。
意志の疎通とか出来ないのか?
何か案はないのか?
「でもさ、セレスティアさん達であれば、誅殺とか言ってましたよね?」
「はい」
「それって、今の地球では太刀打ちできないけど、エランドールで何とかしてくれるって事なの?」
「エランドールはどうであれ、私は何とかしたいと考えております」
セレスティアがそう言うと、ゆっくり沙織さんが話し出した。
「エランドールとしては~こちらの世界に大きく影響してしまう行動は~禁止事項となってるんです~」
しかし、沙織さんは目をキラキラさせて、悠菜とセレスティアを交互に見た。
「でも~悠斗くんは、大事な検体ですよ~? 何か起きる前に対処は必要ですよね~?」
検体か……そうだったな。
俺の成長記録をエランドールに報告してると言ってたな。
「しかし、検体っていうのも――」
「まだここは滅ぶ時ではない」
セレスティアが話している途中に、珍しく悠菜が遮る様に強く言った。
そして、ジッと沙織さんを見つめた。
てか、何か凄いことをサラッと言ったな。
まだここは滅ぶ時ではないとか……。
悠菜さん実は神様だったりしませんよね?
「そうですね~ではそういうことで、セリカちゃんお願いね~」
え?
何か決定したの?
誰か俺に分かるようにお願いします。
「承知した。早急に用意する」
あ、セレスティアには分かったんだね。
そーかそーか、分からないのは俺だけね。
「もう、決まったー? ご飯の支度しよー! シュウマイはチンしたよー?」
「は~い! 愛美ちゃん、今行きますよ~」
沙織さんがそう言うと、悠菜が席を立ってキッチンへ向かう。
あらま……。
キッチンから愛美が呼びかけたところで、俺が理解できないまま話は終わったようだ。
「今夜はセリカちゃんも一緒にお食事出来ますね~」
沙織さんが立ちながらセレスティアに向かってそう言うと、そのままキッチンへ向かった。
「お言葉に甘えますか。あ、シューマイと言うのが気になりますね」
セレスティアもそう言いながら沙織さんの後を追う。
何、この和やかな雰囲気。
緊急事態でしょ?
とは言え、俺に出来る事なんて何も無いよな。
リビングに一人座った俺は、何とか話を理解しようと先ほどの話を回想するが、結局何だか分からない。
まあ、夕飯食べながらでも聞いてみるか。
俺はゆっくり立ち上がると、四人が居るキッチンへ向かった。
♢
ダイニングに来ると、テーブルの上に所狭しとお惣菜が並んでいる。
デパ地下で愛美と悠菜が選んだものだ。
まあ、全て愛美の気分で選んだものであろう。
だがパックのお惣菜であっても、綺麗な器に盛り付ければ豪華さは半端ない。
「あ、お兄ちゃんは、そこ座ってー!」
ダイニングとキッチンを挟むカウンターの向こうから、愛美が顔を覘かせて言う。
ダイニングテーブルの椅子には既に、悠菜とセレスティアが向かい合って座っていた。
「はいはい」
(俺は一番奥へ座ったらいいわけだな?)
俺から見て、右奥に悠菜。
その手前に沙織さんのお箸が置いてある。
左奥にはセレスティアが座っており、その手前に愛美の箸が置いてあった。
俺の正面には蜜柑の箸が置いてあるが、今は愛美がそこに立っている。
そこへ両手をついて彼女が話し出した。
「今日はこの席順ね~? 一応、お兄ちゃんは上座なんだから感謝してね?」
「へいへい」
ここは普通、来客が上座でしょ。
だがまあ、今は愛美の思う様にしておくか。
そこへ沙織さんがお味噌汁とご飯を運んできた。
「さあ、頂きましょ~セリカちゃんとご飯食べるの久しぶりね~」
にこにこしながら沙織さんが悠菜の横へ座る。
「ご飯とお味噌汁はおかわりあるから遠慮しないでねー」
そう言いながら、愛美もセレスティアの横へ座った。
「ねね、セレスさん、これが焼売なの! 食べてみて~」
座った途端セレスティアに話しかける。
「おお、これがシュウマイ! 変わった形だ。では頂きます」
これに合わせて、それぞれが頂きますと手を合わせる。
焼売を口にしたセレスティアは目を丸くして驚いた。
「おおー! これは美味しい! 初めて食べる味です!」
意外にもセレスティアの口に合ったのか、笑顔で愛美にそう言った。
彼女は両目の色が違うが、それがまた綺麗に輝いている。
「でしょ、でしょー? 絶対気に入って貰えると思ったんだ~」
愛美はそう言っているが、お前が食べたかっただけではないのか?
しかしこう見ると、黄金色の将軍に似合わないな、焼売って。
ミスマッチにも程がある。
まあ、それを言うなら銀色にした髪の悠菜もそうか。
「ところで悠菜、いつの間に髪の毛染めたんだ? それにカラコンもさ、どっちも似合ってるよ」
一斉に皆が悠菜を見ると、箸を止めて悠菜が俺を見た。
「ウィッグを被らない事にしただけ。今はカラコンはしてない」
え?
そうだったの?
「それが本当の髪の毛? その目も?」
俺がそう訊くと悠菜は黙って頷いたが、同時にセレスティアが不思議そうな顔をした。
「ユーナは昔から白金髪に白金瞳でしたが?」
「え? そうなの?」
「ええ。あ、もしかしたらこちらに合わせて擬態していたとか?」
「擬態って……。まあそっか、目立たないようにか。目も銀色だったとはな」
「お姉ちゃん、すっごく綺麗!」
悠菜は軽く頷くと食べ始める。
しかし改めて見ると銀髪の悠菜も、十分うちの食卓に似合ってない。
「セレスティアさんの金色も綺麗ですよね~」
「いえ、私など半分だけが金色なだけで……でも、ありがとうございます」
「その半分だけってのも素敵ですよ~?」
愛美にそう言われたセレスティアだったが、一瞬彼女の表情が曇ったかに見えた。
「それよりも、さっきの話だけどさ。結局どうなったの?」
話を換えるには丁度良いかもと、俺は一番聞きたいことを聞いてみた。
「はい、このあと食事が済み次第、早速元老院へ直接報告して参ります」
そこまで言ってから、今度は沙織さんへ向かって話しだした。
「ル、いや、沙織、ここでは少々狭いと……」
沙織さんは味噌汁を啜っていたが、そっとお椀を置きながら言った。
「あ~その辺りは考えてま~す」
「ほう」
「えとね~皆さん、明日からは裏のお家で生活しましょ~ね?」
「え? 沙織さんの家って、裏にある?」
「ええ、愛美さんもいいですか~?」
「は~い! やったー! 沙織さんのおうち、お庭が広くて好きなの~!」
愛美は沙織さんと話すと、やっぱりその話し方が似てしまうな。
しかし、沙織さんちのあの大きな家か!
「ここのプランターの水やりを、啓子さんから頼まれている」
急に悠菜がそう言った。
そうだったな。これまでもちゃんとやってくれていた。
「大丈夫よ~おうちはここから近いし、毎日来られるわよ~」
まあそうだな。
なんせ真裏の敷地だからな。
ただ、玄関はぐるっと回らないとならないのだ。
いちいち歩いて行くとなると、案外面倒かも知れない。
沙織さんと悠菜の家は高い生垣に囲まれていて、この家の裏からは入る事が出来ないしな。
「あ、だったらさ、裏の生垣に穴開けちゃえば?」
おいおい、簡単に言うなよ愛美。
「あ~! それはいいですね~!」
あらま、乗っかったよ沙織さんが。
「うんうん! そしたら出入り自由だし! やっちゃおー!」
やっちゃおーって、言ってもなあ。
悠菜も何か言ってやってよ、この二人に。
「悠斗くんはどお~? 開けちゃってい~い?」
沙織さんがそう言うが、こういうのってどんな所に頼めばいいのだろうか。
「まあ、あの生垣に穴でもあったら楽ですよね」
何しろ沙織さんの家の生垣だし。
行き来出来る穴とか隙間でもあったら問題ないが、何処に頼んだら良いの?
あ、植木屋さんかな……生垣とかって。
「じゃあ、決定ね~!」
沙織さんがそう言うと愛美も声を上げる。
「けってーい!」
すると、夕飯を食べ終えたのか、悠菜がスッと席を立った。
「扉は後から用意する」
その手には何か持ってる。
手に光る……フォークか?
(てか、え? なんて言った? お前フォークで何食べる気なの?)
そしてリビングへ向かい、サッシから裏庭へ降りた。
悠菜ったら生垣食べる気なの?
まさかな。
寸法でも図って置いて、植木屋さんにでも明日頼むんだろうな。
手にしたフォークで……おいおいそれで寸法図るのか?
「お! ユーナの奇跡を久しぶりに見られるのか!」
そう言ってセレスティアが席を立ち、悠菜の後を追う。
え?
奇跡って言った?
それなにっ⁉
「なになになにー? あたしもいくー!」
そう言って愛美が後を追うと慌てて蜜柑もその後を追った。
こうしてはいられない、俺も後を追う。
振り返ると沙織さんは一人残って、湯飲みのお茶を美味しそうに啜っていた。
♢
俺は悠菜達の後を追い、リビングから小さな裏庭へ来た。
辺りはすっかり暗くなっているが、リビングの大きなサッシから明かりが落ちている。
目の前には沙織さん宅の高い生垣があり、その前に立つ悠菜の後ろ姿があった。
そして、頬を撫でる様なそよ風が、食後の身体を労わって居るかの様だ。
さらさらと銀色の長い髪が風になびき、窓から零れる明かりを反射して神秘的に光る。
その傍らに愛美と蜜柑が立っており、彼女達の後ろにはセレスティアが腕を組んで見守っていた。
「少しだけ離れて」
愛美達にそう言うと、悠菜は胸の前でフォークを持った手を合わせた。
そして何やら言葉を唱え始めた。
俺たちは少し距離を開けてその様子を見守っている。
(何する気? やっぱ、フォークで寸法図るの?)
次第に悠菜の身体が白く光りだしたかと思うと、彼女はゆっくりフォークを生垣に向けた。
すると徐々に悠菜の光る身体がぼわっと更に白く染まっていく。
(うわっ! 光ったぞ!)
俺と愛美達は唖然としてそれを見ていたが、セレスティアは腕を組み目を輝かせて見ている様だ。
やはり悠菜は何語か分からないが、何やら言葉を唱えている。
(これって……祝詞って奴?)
そう思った正にその時、急にその言語が頭の中に入って来た。
(えっ⁉ ……排除する?)
そう、俺は理解出来る事に気付いたのだ。
頭の中にルーナ語として認識したのだ。
勿論、今迄聞いた事も無い言語だと思うが、今、間違いなく俺は理解した。
そして悠菜はゆっくりとしゃがみ込むと、手にしたフォークを生垣の根本辺りに刺した様に見えた。
が、それが予想を反して音も無くススッと生垣の根本に入っていく。
(なっ、なんだ?)
それはまるで、ケーキにフォークを入れたかの様だった。
目の前の光景が、手品か魔術を見ているかの様な不思議な感覚で、俺はそれを唖然として見ている。
次第に、フォークを掴んだ悠菜の手が横へ動くと、根本に刺さったフォークが音もなく同じ様に動いていく。
と、同時にフッと高い生垣が根元から消えたのだ。
そしてしゃがみ込んだ姿勢のまま、悠菜が横へ二歩、三歩と動くと、フォークが触れた辺りから、高い生垣が根元からさらに消えてゆく。
数本の生垣が音も無く消えると、その先には沙織さんの広い敷地が広がっている。
すると、ゆっくりと悠菜が立ち上がった。
「うーん、お見事!」
たまらずセレスティアが声を出すが、俺と愛美は声にならない。
蜜柑も同様だろう。
生垣にはゆったりと人が通れる程の空間が開いた。
勿論、向こうは沙織さん家の裏庭だ。
「うわーお姉ちゃん、すごーい! 手品師みたい!」
愛美がそう言うが、手品師ってもんじゃないだろ。
(超魔術だろ!)
その違いが分からないが。
何しろ、フォークで生垣を消すなんてあり得ない。
ハンドパワーのあの人だって無理だろう。
さっきセレスティアが奇跡とか言っていたが、まさに奇跡だ。
「ど、どうやったんだ?」
「理屈は簡単。行うのは困難」
「な……」
(な、何かの標語ですか?)
手に持ったフォークを摩りながら、悠菜がこちらに振り返ると、いつの間にか家から出て来ていた沙織さんがこちらへ近づいてきた。
「開いた~? セリカちゃん、もう行っちゃうの~?」
「ええ、すぐにでも報告したいし……」
そう言うとセレスティアは、沙織さんへ向き直る。
「そうねぇ。じゃあ、あっちでゲート開いたらいいけど~」
「こっちのお屋敷ですね?」
そう言って、セレスティアは開いた生垣を指差した。
「うんうん~面倒でしょうけれど、ノルンに報告して置いてくれる~?」
「承知した。あ、でしたらノルン神殿へゲートをお願い出来ますか?」
「はいは~い」
「では報告後に再度こちらへご連絡致します。マナミ殿、美味しい食事をご馳走様でした」
そう言うと生垣の向う側へ抜け、振り返ると深々と頭を下げた。
「いえいえ~大したお構いも出来ませんでした~」
口調が沙織さんになってるぞ、愛美《おまえ》。
「わたしは、セリカのお手伝いに行ってきますね~」
沙織さんもそう言いながら屋敷の裏庭へ消えて行った。
「悠菜は行かないのか?」
「夕食の後片付けする」
彼女はそう言うと家の方を振り返った。
「じゃ、あたしも片づけ手伝うね」
愛美は悠菜に腕を絡みつけると、満面の笑みで彼女の顔を覗き込む。
「私もお手伝いします!」
「うん、行こ行こ、みかん!」
愛美が手を指し伸ばしたその手を蜜柑が掴むと、三人は仲良くリビングへ戻って行った。
「そうか、じゃあ頼んだよ。俺は沙織さんちへ行ってくる」
「あたしも、片付けとか済んだらそっち行くね~」
「わかった」
俺は沙織さんを追う事にした。
目の前には、ぽっかりと開いた生垣。
俺は一部始終を見ていたが、未だに半信半疑で生垣の根本を覗き込む。
まるでそこには元から何も無かったかのように見える。
裏庭へ入ると高い木々があちこちに生えており、向こうに明かりが点くのが見えた。
明かりが点いた所は沙織さんの家のガーデンテラスで、そこに長身の女性が立っている。
やっぱりセレスティアさんだ。
彼女、オッドアイと言われるらしいが、左右の目の色が違う。
すると、母屋の中に沙織さんの姿も見えた頃、セレスティアから声を掛けてきた。
「あ、ハルト殿! ユーナの奇跡は初めて見たようでしたね?」
「ええ、マジびっくりでしたよ。悠菜があんな事出来るなんて」
今でも心底驚いている。
無表情で少し変わった子ではあったが、これまで幼馴染として俺が一番近くで接していたはずだ。
でも、こんな能力があったなんて思いもよらなかった。
「ユーナの奇跡では、あの程度は容易い事でしょう」
「たやすいのっ⁉」
「ええ。エランドールでは、数多く語り継がれておりますゆえ」
腕組みをしながら誇らしげに語る。
何故あんたがそんなに誇らしげなんだ?
「そうだ、セレスティアさん。将軍様何ですよね?」
「如何にも。エランドールでは将軍の職に就いております」
「そうなんですね!」
「ええ」
やっぱり、この人が将軍なのか。
そこへ、沙織さんもベランダまで出てきた。
「セリカちゃんはラムウ王不在となっていても、エランドールに生活するラムウ王国民の長も務めてるのよ~」
「え! それって、何だか凄い人だったんだ!」
「ええ~言わば、ラムウ王国のシンボル的な存在でもあるのです~」
やばいな、結構普通に接してたよ。
いきなりハグされたし。
「否! 凄いことなどありません。我が王ラムウの名を受け継ぐだけの命でございます。こうしてエランドールに居られるのは、エランドール無くしてはありえません」
「何だか……凄いな」
生きる使命と言うか、存在理由っての?
そんなの俺にあるか?
それこそ、否!
ってなっちゃうな。恥ずかしい思いになるわ。
「二階のゲートをノルンへ繋げちゃいましょ~」
「そうですか、ではお願いします」
そう言ってセレスティアが沙織さんに頭を下げた。
「では、ハルト殿。支度してまいります。マナミ殿にもよろしくお伝え下さい。では」
「あ、お願いします」
「そうそう、後で扉を用意した方がいいよね~?」
沙織さんにそう言われて指さされた方を見ると、先ほど悠菜が開けた生垣の隙間がある。
「あれ? うちの生垣じゃないし、沙織さんの思う様にして良いと思うけど?」
「あ~そっか~うちの生垣だったね~お姉さん勘違い! てへ♡」
いやいや、てへじゃないでしょ。
「じゃ、ちょっとセリカちゃん送って来ま~す」
「はい」
「では、ハルト殿!」
二人はそのまま二階へと上がって行った。
恐らく俺が沙織さんと異世界へ行った時に入った部屋だろう。
しかし……。
生垣消したり、異世界から将軍が来たり……。
これが異世界の力なんだな。
セレスティアは支度をしてくると言っていたが、どんな支度だろうか。
考えても到底見当が付くわけでもなく、俺はただ消えた生垣があった場所を見つめていた。
応援ありがとうございます!
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