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第1章
1-5「三菱零」
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「三菱零」
零は改まって、疾風と彗星の前で自己紹介を始めた。2007年8月15日青森生まれ。父親は、日本で一番大きな砂丘がある猿ヶ森駐屯地勤務の陸上自衛官だったが、昨年、任務外の事故で死去。母親は、青森で7代続く「イタコ」の末裔。「零は後々、8代目「イタコ」を継ぐことになるので、若いうちは好きなことをやりなさい。」と大阪に住む父の兄弟が持つアパートの一室を借り、一人暮らしを始めたところ。
自衛官の父の影響で、幼いころからのミリオタで字が読めるようになると、「アンパンマン図鑑」より、「世界の戦車図鑑」や「WWⅡ軍用機全集」をよく読んでいたとのことだった。幼稚園の最初の遠足で行った近所の山際の公園でのかくれんぼでは、現地の草木で即席のギリースーツ(※自然の風景に溶け込むいわゆる「カモフラージュスーツ」。イメージとしては、「モリゾー&キッコロ」のようなスーツ)を作り、6時間にわたり隠れ続け危うく遭難届か誘拐届が出されるところだった。
「ベトコンゲリラテクニック」という本を見て、数多くのトラップを近所の山に仕掛け、山の地主を怒らせたこともある。
ロケット花火はオリジナルの発射筒を使い並行発射を繰り返し、銀玉鉄砲や水鉄砲はスプリングや予備タンクを改造した上、毎日射撃練習をするものだから、無敵の射撃王になっていた。
小学校に上がり、漢字が読めるようになると、ミリタリーもののコミックスにハマった。父親がセットでコンプリートしていた松本零士氏の「ザ・コックピット」シリーズ、「ケースハード」シリーズに新谷かおる氏の「戦場ロマンシリーズ」でミリタリーコミックデビューし、小学3年生になるころには、小林源文氏、上田信氏、城久人氏などの劇画コミックを好むようになった。
ゴルゴ13を読み始めたのもこのころだった。握手を嫌い、背後に立たれることを嫌うようになり、困ることもあった。
当然、小学校の友達とは、その部分は合わなかったが、決して学校で浮くことなく、ゴルゴを見本として日常生活の中では普通に生活し、活動時だけにその牙を見せる寡黙なマニアとして成長していった。
父には誕生日やクリスマスには、人形やぬいぐるみよりも、モデルガンやミリタリー関係の本をプレゼントに希望した。モデルガンは年齢条件がクリアされる「10歳」と「14歳」の時は1年前から日めくりカレンダーでカウントダウンしていた。
10歳の誕生日と14歳のと誕生日は当然のごとく、誕生日の午前0時から父と一緒に庭に作った射撃場で朝が来るまで撃ちまくった。
父の自衛隊の部下たちが遊びに来ると、訓練について話を聞くのをいつも楽しみにしていたし、ミリオタ少女の零に皆優しくしてくれた。
零の求めに応して、みな鍛えられあげた上半身を見せてくれた。零は、レンジャー志望の隊員の腹筋をよく触らせてもらっていた。6つに割れた腹筋に手を触れ、指で筋肉の溝をなぞり、頬ずりするのが大好きだった。
ボディービルダーの腹筋と違い、そこには30キロの装備で、一晩30キロ歩き、30時間連続の戦闘にも耐える、トリプル3の戦士の肉体があった。心底、零は戦士の肉体を愛していた。隊員たちも幼い「自衛隊サポーター」の応援に笑顔になって帰っていった。
一番の思い出は小学6年生の時に行った富士の総合火力演習で10式戦車の戦車長席で父に抱っこされて写真を撮ってもらったことだという。
小学校の卒業作文には、「最強のWAC(※Women‘s Army Corps女性陸上自衛官)になりたい」と残している。
中学に上がると、見た目は小さくかわいいのでかなりもてたが、日ごろ家に遊びに来る鍛え上げられた肉体を持つ陸上自衛官と比べると「まだまだね」と思ってしまい、中学時代は、彼氏を持ったことはない。
零の部屋にあるコレクションにある女の子らしいものと言えば、同級生の男の子に興味がない零を心配した母親が買い与えた、有川浩氏原作、弓きいろ氏作画の「図書館戦争」のコミックとアニメDVDくらいだった。
しかし、零は多数登場する図書隊のイケメン隊員よりも、「でかくて」、「いかつい」隊長のファンになってしまい、母親にため息をつかせたらしい。
中2の冬休みに家族で3泊4日でグアムに遊びに行ったときは、初日に街中のタモンにある「U.S.Aガンクラブ」で初の実弾射撃を経験した。もちろん観光客相手のリロード弾(※店が使用後の薬きょうにコストを下げるために減量した火薬を再充填し弾頭を取り付けた弾)ではあるのだが、それまで漫画や映画の中での憧れでしかなかった、鋼の銃と硝煙の香りと爆音の銃声を体験し世界が変わった。
銃の構え方からして、「お姉ちゃん、経験者かい?」と店の従業員から言われるほどのセンスでおなじみのコルトガバメントを的に全弾命中させたのを皮切りに、シティーハンター冴羽遼の愛銃357マグナム、ダーティーハリー御用達の44マグナム、ゴルゴ13の相棒として有名なアーマライトM-16のスリーショットバースト(※1回引き金を引くと3発弾が出る機能)の連射でも20メートル先の的の中央10センチ以内にまとめた。
ラストには、映画ターミネーターでシュワルツネッガーが片手で撃ちまくっていたポンプ式のショットガンまで的中央に全弾命中させ店の従業員を驚かせた。全部で51発の硝煙を浴び、50ドルのコースで興奮冷めやらぬ零は、隣のジャマイカングリルでの昼食をとるとビーチで泳ぐ予定を変更して、自らのお年玉をはたいて「もう一度撃ちたい」と再訪問し、店の従業員にこっそり9ミリベレッタとデザートイーグルをサービスしてもらった。
射撃終了後は、店内にある記念撮影用のM2ブローニングキャリバー50の前で肩から弾帯をかけて撮った写真をスマホの待ち受け画面にした。
翌日は、「私お土産要らないから」と地元住民からも愛されている屋外射撃場のCQBグアム、3日目はグアムでもっとも有名な屋外射撃場である「GOSR(※グアム・アウトドア・シューティング・レンジ)」でオリジナル弾丸の火薬のパワーを体験した。風船やペットボトルに次々と命中させる零を見て、レンジマスターのインストラクターからサバイバルゲーマーやガンマニアだけではなく、自衛官や警察官が実戦練習をすることもある3rdステージを勧められた。
それまでの固定立位の射撃でなく、ムーブも含めた射撃は快感だった。「本当に、お姉ちゃん、初めてだっていうなら1年ここで練習すりゃ「シールズ」でも「グリーンベレー」でも入隊できるぜ!」と最大の賛辞を受けた。零はどや顔で答えた。
「私は、自衛隊のWACで初のレンジャーの隊長になるんだから、「シールズ」と「グレーンベレー」は遠慮させてもらいます。」
零は改まって、疾風と彗星の前で自己紹介を始めた。2007年8月15日青森生まれ。父親は、日本で一番大きな砂丘がある猿ヶ森駐屯地勤務の陸上自衛官だったが、昨年、任務外の事故で死去。母親は、青森で7代続く「イタコ」の末裔。「零は後々、8代目「イタコ」を継ぐことになるので、若いうちは好きなことをやりなさい。」と大阪に住む父の兄弟が持つアパートの一室を借り、一人暮らしを始めたところ。
自衛官の父の影響で、幼いころからのミリオタで字が読めるようになると、「アンパンマン図鑑」より、「世界の戦車図鑑」や「WWⅡ軍用機全集」をよく読んでいたとのことだった。幼稚園の最初の遠足で行った近所の山際の公園でのかくれんぼでは、現地の草木で即席のギリースーツ(※自然の風景に溶け込むいわゆる「カモフラージュスーツ」。イメージとしては、「モリゾー&キッコロ」のようなスーツ)を作り、6時間にわたり隠れ続け危うく遭難届か誘拐届が出されるところだった。
「ベトコンゲリラテクニック」という本を見て、数多くのトラップを近所の山に仕掛け、山の地主を怒らせたこともある。
ロケット花火はオリジナルの発射筒を使い並行発射を繰り返し、銀玉鉄砲や水鉄砲はスプリングや予備タンクを改造した上、毎日射撃練習をするものだから、無敵の射撃王になっていた。
小学校に上がり、漢字が読めるようになると、ミリタリーもののコミックスにハマった。父親がセットでコンプリートしていた松本零士氏の「ザ・コックピット」シリーズ、「ケースハード」シリーズに新谷かおる氏の「戦場ロマンシリーズ」でミリタリーコミックデビューし、小学3年生になるころには、小林源文氏、上田信氏、城久人氏などの劇画コミックを好むようになった。
ゴルゴ13を読み始めたのもこのころだった。握手を嫌い、背後に立たれることを嫌うようになり、困ることもあった。
当然、小学校の友達とは、その部分は合わなかったが、決して学校で浮くことなく、ゴルゴを見本として日常生活の中では普通に生活し、活動時だけにその牙を見せる寡黙なマニアとして成長していった。
父には誕生日やクリスマスには、人形やぬいぐるみよりも、モデルガンやミリタリー関係の本をプレゼントに希望した。モデルガンは年齢条件がクリアされる「10歳」と「14歳」の時は1年前から日めくりカレンダーでカウントダウンしていた。
10歳の誕生日と14歳のと誕生日は当然のごとく、誕生日の午前0時から父と一緒に庭に作った射撃場で朝が来るまで撃ちまくった。
父の自衛隊の部下たちが遊びに来ると、訓練について話を聞くのをいつも楽しみにしていたし、ミリオタ少女の零に皆優しくしてくれた。
零の求めに応して、みな鍛えられあげた上半身を見せてくれた。零は、レンジャー志望の隊員の腹筋をよく触らせてもらっていた。6つに割れた腹筋に手を触れ、指で筋肉の溝をなぞり、頬ずりするのが大好きだった。
ボディービルダーの腹筋と違い、そこには30キロの装備で、一晩30キロ歩き、30時間連続の戦闘にも耐える、トリプル3の戦士の肉体があった。心底、零は戦士の肉体を愛していた。隊員たちも幼い「自衛隊サポーター」の応援に笑顔になって帰っていった。
一番の思い出は小学6年生の時に行った富士の総合火力演習で10式戦車の戦車長席で父に抱っこされて写真を撮ってもらったことだという。
小学校の卒業作文には、「最強のWAC(※Women‘s Army Corps女性陸上自衛官)になりたい」と残している。
中学に上がると、見た目は小さくかわいいのでかなりもてたが、日ごろ家に遊びに来る鍛え上げられた肉体を持つ陸上自衛官と比べると「まだまだね」と思ってしまい、中学時代は、彼氏を持ったことはない。
零の部屋にあるコレクションにある女の子らしいものと言えば、同級生の男の子に興味がない零を心配した母親が買い与えた、有川浩氏原作、弓きいろ氏作画の「図書館戦争」のコミックとアニメDVDくらいだった。
しかし、零は多数登場する図書隊のイケメン隊員よりも、「でかくて」、「いかつい」隊長のファンになってしまい、母親にため息をつかせたらしい。
中2の冬休みに家族で3泊4日でグアムに遊びに行ったときは、初日に街中のタモンにある「U.S.Aガンクラブ」で初の実弾射撃を経験した。もちろん観光客相手のリロード弾(※店が使用後の薬きょうにコストを下げるために減量した火薬を再充填し弾頭を取り付けた弾)ではあるのだが、それまで漫画や映画の中での憧れでしかなかった、鋼の銃と硝煙の香りと爆音の銃声を体験し世界が変わった。
銃の構え方からして、「お姉ちゃん、経験者かい?」と店の従業員から言われるほどのセンスでおなじみのコルトガバメントを的に全弾命中させたのを皮切りに、シティーハンター冴羽遼の愛銃357マグナム、ダーティーハリー御用達の44マグナム、ゴルゴ13の相棒として有名なアーマライトM-16のスリーショットバースト(※1回引き金を引くと3発弾が出る機能)の連射でも20メートル先の的の中央10センチ以内にまとめた。
ラストには、映画ターミネーターでシュワルツネッガーが片手で撃ちまくっていたポンプ式のショットガンまで的中央に全弾命中させ店の従業員を驚かせた。全部で51発の硝煙を浴び、50ドルのコースで興奮冷めやらぬ零は、隣のジャマイカングリルでの昼食をとるとビーチで泳ぐ予定を変更して、自らのお年玉をはたいて「もう一度撃ちたい」と再訪問し、店の従業員にこっそり9ミリベレッタとデザートイーグルをサービスしてもらった。
射撃終了後は、店内にある記念撮影用のM2ブローニングキャリバー50の前で肩から弾帯をかけて撮った写真をスマホの待ち受け画面にした。
翌日は、「私お土産要らないから」と地元住民からも愛されている屋外射撃場のCQBグアム、3日目はグアムでもっとも有名な屋外射撃場である「GOSR(※グアム・アウトドア・シューティング・レンジ)」でオリジナル弾丸の火薬のパワーを体験した。風船やペットボトルに次々と命中させる零を見て、レンジマスターのインストラクターからサバイバルゲーマーやガンマニアだけではなく、自衛官や警察官が実戦練習をすることもある3rdステージを勧められた。
それまでの固定立位の射撃でなく、ムーブも含めた射撃は快感だった。「本当に、お姉ちゃん、初めてだっていうなら1年ここで練習すりゃ「シールズ」でも「グリーンベレー」でも入隊できるぜ!」と最大の賛辞を受けた。零はどや顔で答えた。
「私は、自衛隊のWACで初のレンジャーの隊長になるんだから、「シールズ」と「グレーンベレー」は遠慮させてもらいます。」
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