突撃!門工サバゲー部!~ウクライナを救った6人のミリオタの物語 第1章「国内大会編」~

たぬ吉R&D&P

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第1章

1-6「サバゲー部メンバー紹介」

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「サバゲー部メンバー紹介」
 1時間ほどして、3年生部員の副部長の屠龍、疾風の弟の隼、2年生部員の紫電が部室に戻ってきた。
「疾風、彗星、すまん。そのおねえちゃんの後は坊主(※成果ゼロの意)やったわ。その子は入部してくれそうなんか?」
と屠龍が言った。零は、パイプ椅子から立ち上がり、3人の前で
「三菱零、15歳です。今日から、サバゲー部でお世話になります。どうか、よろしくお願いします。」
と丁寧にお辞儀をした。彗星がすかさずフォローを入れた。
「零ちゃん、お父さんが陸上自衛隊で、零ちゃん自身がバリバリのミリオタで、44マグナムから、アーマライト、さらにはポンプ式ショットガンまで撃ったことがある強者やねんで。私らよりレベルは上かもしれへんでなぁ!」
 3人から「おー!」と歓声が上がった。

 サバゲー部全員が揃ったところで、零に対して自己紹介が始まった。
 
 部長の疾風はチーム戦では「隊長」役で長身でイケメンでマッチョ。チーム内での役割は「スナイパー」。好きなスナイパーは「シモ・ヘイヘ」。入口ドアのヘイへの写真は疾風が張ったとのことだった。ゲームで使う銃は、ヘイへの愛銃でもあったモデル1891ライフルにスコープをつけている。クラブ全体のまとめ役で気遣いの人だ。
 愛読書はゴルゴ13。200冊以上のコレクションを年に3回は読破する強者だ。ミリタリーものの映画や漫画はほぼ網羅しているオタクな面もある。門工の中でも上位5人に入るイケメンなのだが、「サバゲー・ミリタリーもの>女の子」の性格が災いして入学以来、彼女ができたことはない。

 副部長の屠龍は副長兼参謀の立ち位置。和製シュワルツネッガーとでも表現するのが良い超マッチョ体系の長身だ。幼稚園のころからやっている柔道と空手に加え、今はサンボやカポイエラなどの格闘技にも挑戦している。銃はでかいのが好き。18歳になったら50口径対物ライフルのモデルガンを買おうと思っている。そしてWWEが大好きでタイガー戸口ファンクラブに入っていて、今でも年に何回かは電話をかけることがあるのが自慢だ。ナイフ格闘戦の認められる大会では、「門工サバゲー部」の「スーパーエース」だ。
 特技は格闘技の関節技を学ぶ際に身につけたツボ知識によるマッサージとのことだった。その技術は、けっこう彗星にいいように使われている。
 疾風同様にサバゲー部愛が強すぎて彼女はいない。

 疾風の弟の隼は、明らかに「二卵性双生児」とわかる背丈の差がある。一時は疾風に追い付け追い越せと、ドイツの戦闘爆撃機王のハンス=ウイルリッヒ・ルーデルのように毎日牛乳を飲んで体操をしては見たが、身長は165センチで中2の時に止まってしまった。「兄貴は重戦、俺は軽戦。各々役目はあるやろ。」ともうあきらめている。
 チーム内での役目は通信。常に冷静沈着で、頭脳的な役割。屠龍の立てる作戦に適切なアドバイスをする役目だ。体力は、なくもやしっ子ではあるが、DIYが得意で皆の銃のメンテナンスや改造を担当している。
 最近はドローンや無線改造やシステム解読などメカや技術的な項目にも興味の範囲を広げている。

 紫電は、彗星と同じ2年生ではあるが19歳の帰国子女。1年の秋にイタリアから帰国して編入してきた。日本と免許制度が違う国で過ごしているので、日本で免許を必要としているありとあらゆる乗り物の80%は運転できる免許を持っている。
 イタリア時代にはヘリコプターやセスナも操縦していたのが自慢。タバスコ大好き。クリス・カイルファンで同じようなひげを蓄えているイケメンである。イタリアで身に着けた女の扱いで門工の女子生徒の半分は一度はデートをしたことがある。チーム内では補給、バックアップのオールラウンドプレーヤーのムードメーカーだ。

 彗星は、2年生のマネージャー。紫電にくっついてきて、そのままサバゲー部に残った変わり者。マネージャー兼主計課で屋外活動の時には料理の腕を振るう。自然の中から食材を探してくるので、メンバーはたまにひどい目にあう。
 女の子らしくホットケーキやチーズケーキ等のスイーツづくりは絶品。ゲーム内では偵察、攻撃、狙撃も器用にこなす。全校で15人しかいない女生徒の中でおそらく一番の美人だがそれを鼻にかけないところが人気の理由だろう。

 疾風、屠龍、隼の3人の3年生が引退すると、団体戦に出られなくなるので、今年の新入生勧誘に力を入れている中、初日に「零」という逸材を得たので、皆は機嫌よく、学校の裏でミリ飯で零の歓迎会をすることになった。
 ミリオタ独特の「暗さ」や「マニア」感は薄く、零も1時間ちょっとですっかりメンバーとなじんでいた。


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