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第1章
1-23「クリス・カイル」
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「クリス・カイル」
決勝はさらに零の活躍が目についた。映画「アメリカン・スナイパー」のモデルになった「ラマディーの悪魔」とイラク政府軍とアルカイダから恐れられた公式記録で160名、非公式記録も含めると255名を屠った今世紀ナンバーワンスナイパーの「クリス・カイル」が零の降霊パートナーとなった。
開始2分で、非常階段からバシ、バシ、バシと5階から1階ロビーまでの50メートルの距離のロング狙撃で敵チーム先行の3名のアサルトチームを一瞬でキルした。
パニックを起こし玉砕覚悟で地下1階から階段を駆け上がる相手チーム3人と入れ違いで、止める屠龍を無視して4階からのロープ降下を決め、単独で地下1階に飛び込みフラッグをゲットした。そのとき相手チームはまだ2階に上がったところだった。ロープ降下で稼いだ2分の差でゲーム開始後5分の快勝だった。
クリス・カイルは、「零ちゃん、楽しかったよ。「命を奪わないサバゲーの世界」をしっかり楽しんでね。血が流れた時点で、射撃はスポーツじゃなくなっちゃうからね。
零ちゃんには、僕が感じた苦悩とは別の世界で銃を楽しんでほしい。また機会があったら呼んでね。
その時は、狙撃だけじゃなく、市街戦のアサルトのコツも教えてあげるからね。」と先ほどの舩坂とは180度真逆の紳士的な態度に零も恐縮して(私も、クリスさんと一緒に戦えて嬉しかったずら。また、ご一緒させて下せえ。)というのが精いっぱいだった。
すっかり雨も上がり、生駒BB-GUNでの予選は終了し、閉会式と門工サバゲー部の全国大会への出場権を意味する6枚の代表選手の腕章が授与された。大会MVPには、10キル2フラッグ2ダイの成績で零が大会主催者から選ばれた。
主催者からのインタビュー記事は全国大会のパンフレットに掲載されることになった。
「再来月発行のサバゲーマガジンのグラビアページもいかがですか?」
という依頼もあった。もちろん、門工サバゲー部としても取材ということで、みな乗り気になっていた。
「これで新入部員も獲得できるで!サバゲー部もこれで存続や!」
「俺らも全国区や!秋の自衛隊採用試験でも有利になるんとちゃうか?」
「ファンレターいっぱいきて彼女選びもよりどりみどりやで!」
と盛り上がる中、零は彗星と一緒の「水着撮影」を求められたことが重荷だった。
その後、約束していた3回戦の相手のユーチューバーの取材を受け、会場に残った他チームのみんなからのエールを受け、大会はお開きとなった。
本来の自分の能力を超える伝説の超人たちとの憑依プレイで極度の疲労を感じていた零は彗星とシャワーを浴びに行ったが、そこを覗きに来た飛燕に文句を言う元気もなかった。車に乗り込むや否や、彗星の腕に寄りかかり眠ってしまった。
飛燕は、彗星の張りのある形の整った「巨乳」と零の「かわいいおっぱい」に「眼福、眼福」と興奮しつつ、疲れ切った零を気遣い、今にも寝てしまいそうな零に憑依してやり、車まで送ると、彗星に寄っかかって寝るふりをしつつ、彗星の大きなおっぱいを二回揉んで零の身体を抜けていった。
「零ちゃん、お疲れさん。「本選」もおっちゃんらあの世の「零ちゃんファンクラブ」は応援し続けるからな…。あっ、「霊」たちとの打ち合わせはいつでもできるから、今日はついていったろかいな―!せや、そうしたろ!プライベートを知るのも「守護霊」の仕事やもんなー。」
と飛燕もワゴンに乗り込んだ。
ふと、零が目を覚ますと、にぎやかに音楽がかかっていた。そこには、いつぞやの部室で見た4人のパンツ1丁の男と白ビキニの上半身にショートパンツ姿の彗星が肩を組み軍歌「歩兵の本領」を歌っている姿が目に入った。
一瞬不安に駆られてシャツとズボンを確認した。幸い、Tシャツもレギンスも脱がされることなく生駒BB-GUNを出たときのままのか格好だったので安心した。
横に座っていた飛燕が
「零ちゃんのお仲間おもしろいでんな!これってカラオケボックスっていうねんなー!みんな高校生やのに、軍歌ばっかり歌って!それもめっちゃ楽しそうに歌ってるもんな。まさに青春真っ盛りってとこやな!」
と零に言った。
「うん、みんな素敵な先輩やねん。ほんま、青森から出てきて門工サバゲー部に入ってよかったべ…。」
と呟いた。
目を覚ました零に気づいた屠龍が
「あっ、零ちゃん、目が覚めたんか?地区優勝の賞金が5万円出たから、今日はオールナイトで盛り上がるで!さあ、今日の活躍のお祝いで今日は腹筋触り放題や!どれでも好きなだけ触ったり、すりすりしたってや!」
とエコーのきいたマイクで叫ぶと、左足にシップを張った疾風と紫電も
「零ちゃん、おれの6パックにチューして!各一個に1回で6回チューしてやー!」
「俺は顔埋めて、「ふー」ってしてほしい!おーねーがーいーしまーす!」
と超ご機嫌だ。
彗星も一緒になって
「あーん、零ちゃん、男だけやなくて、私のおっぱいも準決勝の時みたいにぐりぐりしてー!あの時の零ちゃん、中年のスケベおやじみたいなすごいテクニックで感じてしもたわ!なんやったらチューチューしてくれてもええんやで―!」
と叫んでいる。隼以外は狂気の世界に入っている。
(あー、このまま無事に朝を迎えられるんやろか…。まあ、ええか、今日は私も楽しも―!)と思い、彗星のおっぱいに顔を埋めた。彗星が零の頭をギューッと強く抱きしめた。(あー、やわやかいべー!堅い腹筋も好きだけど、柔らかいおっぱいも好きになってしまいそうだベ…)
うっとりする零と彗星を飛燕がうらやましそうな目でじっと見ていた。
決勝はさらに零の活躍が目についた。映画「アメリカン・スナイパー」のモデルになった「ラマディーの悪魔」とイラク政府軍とアルカイダから恐れられた公式記録で160名、非公式記録も含めると255名を屠った今世紀ナンバーワンスナイパーの「クリス・カイル」が零の降霊パートナーとなった。
開始2分で、非常階段からバシ、バシ、バシと5階から1階ロビーまでの50メートルの距離のロング狙撃で敵チーム先行の3名のアサルトチームを一瞬でキルした。
パニックを起こし玉砕覚悟で地下1階から階段を駆け上がる相手チーム3人と入れ違いで、止める屠龍を無視して4階からのロープ降下を決め、単独で地下1階に飛び込みフラッグをゲットした。そのとき相手チームはまだ2階に上がったところだった。ロープ降下で稼いだ2分の差でゲーム開始後5分の快勝だった。
クリス・カイルは、「零ちゃん、楽しかったよ。「命を奪わないサバゲーの世界」をしっかり楽しんでね。血が流れた時点で、射撃はスポーツじゃなくなっちゃうからね。
零ちゃんには、僕が感じた苦悩とは別の世界で銃を楽しんでほしい。また機会があったら呼んでね。
その時は、狙撃だけじゃなく、市街戦のアサルトのコツも教えてあげるからね。」と先ほどの舩坂とは180度真逆の紳士的な態度に零も恐縮して(私も、クリスさんと一緒に戦えて嬉しかったずら。また、ご一緒させて下せえ。)というのが精いっぱいだった。
すっかり雨も上がり、生駒BB-GUNでの予選は終了し、閉会式と門工サバゲー部の全国大会への出場権を意味する6枚の代表選手の腕章が授与された。大会MVPには、10キル2フラッグ2ダイの成績で零が大会主催者から選ばれた。
主催者からのインタビュー記事は全国大会のパンフレットに掲載されることになった。
「再来月発行のサバゲーマガジンのグラビアページもいかがですか?」
という依頼もあった。もちろん、門工サバゲー部としても取材ということで、みな乗り気になっていた。
「これで新入部員も獲得できるで!サバゲー部もこれで存続や!」
「俺らも全国区や!秋の自衛隊採用試験でも有利になるんとちゃうか?」
「ファンレターいっぱいきて彼女選びもよりどりみどりやで!」
と盛り上がる中、零は彗星と一緒の「水着撮影」を求められたことが重荷だった。
その後、約束していた3回戦の相手のユーチューバーの取材を受け、会場に残った他チームのみんなからのエールを受け、大会はお開きとなった。
本来の自分の能力を超える伝説の超人たちとの憑依プレイで極度の疲労を感じていた零は彗星とシャワーを浴びに行ったが、そこを覗きに来た飛燕に文句を言う元気もなかった。車に乗り込むや否や、彗星の腕に寄りかかり眠ってしまった。
飛燕は、彗星の張りのある形の整った「巨乳」と零の「かわいいおっぱい」に「眼福、眼福」と興奮しつつ、疲れ切った零を気遣い、今にも寝てしまいそうな零に憑依してやり、車まで送ると、彗星に寄っかかって寝るふりをしつつ、彗星の大きなおっぱいを二回揉んで零の身体を抜けていった。
「零ちゃん、お疲れさん。「本選」もおっちゃんらあの世の「零ちゃんファンクラブ」は応援し続けるからな…。あっ、「霊」たちとの打ち合わせはいつでもできるから、今日はついていったろかいな―!せや、そうしたろ!プライベートを知るのも「守護霊」の仕事やもんなー。」
と飛燕もワゴンに乗り込んだ。
ふと、零が目を覚ますと、にぎやかに音楽がかかっていた。そこには、いつぞやの部室で見た4人のパンツ1丁の男と白ビキニの上半身にショートパンツ姿の彗星が肩を組み軍歌「歩兵の本領」を歌っている姿が目に入った。
一瞬不安に駆られてシャツとズボンを確認した。幸い、Tシャツもレギンスも脱がされることなく生駒BB-GUNを出たときのままのか格好だったので安心した。
横に座っていた飛燕が
「零ちゃんのお仲間おもしろいでんな!これってカラオケボックスっていうねんなー!みんな高校生やのに、軍歌ばっかり歌って!それもめっちゃ楽しそうに歌ってるもんな。まさに青春真っ盛りってとこやな!」
と零に言った。
「うん、みんな素敵な先輩やねん。ほんま、青森から出てきて門工サバゲー部に入ってよかったべ…。」
と呟いた。
目を覚ました零に気づいた屠龍が
「あっ、零ちゃん、目が覚めたんか?地区優勝の賞金が5万円出たから、今日はオールナイトで盛り上がるで!さあ、今日の活躍のお祝いで今日は腹筋触り放題や!どれでも好きなだけ触ったり、すりすりしたってや!」
とエコーのきいたマイクで叫ぶと、左足にシップを張った疾風と紫電も
「零ちゃん、おれの6パックにチューして!各一個に1回で6回チューしてやー!」
「俺は顔埋めて、「ふー」ってしてほしい!おーねーがーいーしまーす!」
と超ご機嫌だ。
彗星も一緒になって
「あーん、零ちゃん、男だけやなくて、私のおっぱいも準決勝の時みたいにぐりぐりしてー!あの時の零ちゃん、中年のスケベおやじみたいなすごいテクニックで感じてしもたわ!なんやったらチューチューしてくれてもええんやで―!」
と叫んでいる。隼以外は狂気の世界に入っている。
(あー、このまま無事に朝を迎えられるんやろか…。まあ、ええか、今日は私も楽しも―!)と思い、彗星のおっぱいに顔を埋めた。彗星が零の頭をギューッと強く抱きしめた。(あー、やわやかいべー!堅い腹筋も好きだけど、柔らかいおっぱいも好きになってしまいそうだベ…)
うっとりする零と彗星を飛燕がうらやましそうな目でじっと見ていた。
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