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第1章
1-31「幽霊登場」
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「幽霊登場?」
(ん?なんだべ、何か胸のあたりが重い。腕も自由がきかないべ…。足も重しが乗ったように動かないべ…)零がふと目を覚まし、唯一自由に動く目で暗闇の中を眺めてまわると、壁にかかった時計の蓄光メモリと針が午前二時半を示していた。
(あ、午前二時半っていえば丑三つ時…。こ、これって屠龍副長が昨日の晩に言ってた霊による「金縛り」ずらか?)零は背にうすら寒いものを感じた。
太ももにかかる重みは徐々に増してきた。(もしかして、彗星先輩が私にのっかかてるずらか、いや、それにしては重過ぎる。全く足が動かせる気配がない…。絶対に彗星先輩じゃない…。ってことは…)零はすべてを悟り心の中で屠龍が言っていた呪文を思い出そうとした。しかし、高まった心拍音に邪魔されて。焦れば焦るほど呪文が出てこない。
そのうち重みが零の胸元に寄り、ゆっくりと零の胸を揉みだした。(きゃー、この霊、いったい何なんだべか?女の子だけ襲うって言ってたけど、レズの霊なんだべか!あー、呪文が思い出せないべー。)
なすがままに胸を揉みしだかれた零の耳に「違う…」、「こんなんじゃあかん…」、「全然柔らかすぎる…」と低く蠢(うごめ)く声が零の耳元で響き始めた。零の胸はずっと揉まれ続けている。目を凝らすが黒い大きな影が横でうごめいている雰囲気は分かるがそれが何であるかはわからない。
「シャツの上からではよおわからん。直接触るぞ、ええな…」と耳元で低い声が響くと、胸からシャツの下に手が下り、シャツの中に入ってきた。へそから徐々に胸に近づきスポーツブラの下に指らしきものが入り込んできた。(あぁぁー、どうしたらいいんだべえー。)その手は零の小さな胸をわしづかみにして左右交互に揉んでいく。
「…あかん。…あかんねや、こんなぽにょぽにょの胸しとったら…、もっと鍛えなあかんぞ隼…。」(えっ、今、「隼」って言ったべか?もしかして…)「お前、ふにゃふにゃの胸筋のくせに乳首だけは立派におっ立てやがって、明日からメニューにチェストエキスパンダー50回×5セット追加やぞ隼!」と明らかに疾風の声がした。
「きゃーっ!やめてけろー!」
過去の人生で出した声の中で一番の声量で零は叫んだ。真っ先に彗星が目を覚まし、スマホのライトを点灯した。続いて、屠龍、隼、紫電も目を覚ましマグライトやヘッドランプを点灯させた。
照らされた零の上に半身が覆い被さり、右手を零のシャツの中に入れ胸を揉み続ける疾風の姿が照らし出された。「隼、お前もしっかりと鍛えて強くなるんや…」と零の耳元で呟きながらずっと零の「ちっぱい」を揉んでいる。
「疾風、零ちゃんに何してけつかんねん!」
隼のサッカーボールキックが疾風の頭に直撃し疾風の大きな体は反転して零の上を転がり、壁にたたきつけられた。転がり飛んだ勢いで零のシャツとスポーツブラがまくれ上がり、かわいい「ちっぱい」があらわになった。
「きゃー、恥ずかしいけろー!」
再び零の悲鳴がバンガロー内にこだました。壁に頭をぶつけた疾風を見下ろす隼に、
「あれ?今、お前の胸筋チェックしてたのに何でそこに立ってるねん?瞬間移動の技でも使ったか?それ、サバゲーで使えたらすごいぞ……。」
と言うと、その場に崩れ落ち、大きなイビキをかき始めた。
「零ちゃん、大丈夫?部長に変なことされてたん?」
彗星が零のまくれたシャツとブラジャーをさっとおろし、抱き寄せ聞いた。
「い、いや、疾風部長、私と隼さんを勘違いしてたみたいだったけろ…。胸を揉まれたんだけど、「エキスパンダーで胸筋鍛えろ」とか「こんなぽにょぽにょの胸やったらあかん」とか隼先輩に言ってたみたいだったずら…。だから、胸は触られたけど、疾風部長に「H」な気持ちはなかったと思うんだべ…。」
と言った瞬間、屠龍と紫電が
「あー、またかよ…、この間は紫電が被害者やったよなぁ。疾風の寝ぐせの悪さは一生ものやのー。」
「その前は屠龍君が被害者やったもんなぁ。さっき、隼君の蹴りが決まったからしばらくは起きてけえへんやろ。まだ2時半や、あと3時間寝られるから、もう寝よ寝よ!」
と二人が笑いながら再びシュラフの中に入った。
隼は申し訳なさそうに、零に謝った。
「ごめんな、疾風も悪気はあれへんねん。俺の鍛え方が足らんばっかりに、家でもしょっちゅう、寝ぼけて俺の胸筋を触る癖があるねん。許したってな。」
と120度のお辞儀をされ、怒るわけにもいかなかった。
「零ちゃん、私も疾風部長に合宿で胸もまれながら「無駄な肉ばっかりつけやがって!隼、明日から「ダンベルフライ50回×5セットや!」って言われたことあるんやで!ここにおる全員が経験してることやから安心してな!」
と零は抱きしめられたまま言われた。(彗星先輩、「安心してな」って言われても…)
そんな時、ふと壁を通って「飛燕」がやってきて不思議な顔をして零に聞いた。
「ん、零ちゃん、彗星ちゃんと抱き合って、こんな夜中にみんなで何盛り上がってんねや?さっき、零ちゃんの「きゃー」いう声が聞こえたけど彗星ちゃんとなんか「エロ」いことでもあったんか?」
(ん?なんだべ、何か胸のあたりが重い。腕も自由がきかないべ…。足も重しが乗ったように動かないべ…)零がふと目を覚まし、唯一自由に動く目で暗闇の中を眺めてまわると、壁にかかった時計の蓄光メモリと針が午前二時半を示していた。
(あ、午前二時半っていえば丑三つ時…。こ、これって屠龍副長が昨日の晩に言ってた霊による「金縛り」ずらか?)零は背にうすら寒いものを感じた。
太ももにかかる重みは徐々に増してきた。(もしかして、彗星先輩が私にのっかかてるずらか、いや、それにしては重過ぎる。全く足が動かせる気配がない…。絶対に彗星先輩じゃない…。ってことは…)零はすべてを悟り心の中で屠龍が言っていた呪文を思い出そうとした。しかし、高まった心拍音に邪魔されて。焦れば焦るほど呪文が出てこない。
そのうち重みが零の胸元に寄り、ゆっくりと零の胸を揉みだした。(きゃー、この霊、いったい何なんだべか?女の子だけ襲うって言ってたけど、レズの霊なんだべか!あー、呪文が思い出せないべー。)
なすがままに胸を揉みしだかれた零の耳に「違う…」、「こんなんじゃあかん…」、「全然柔らかすぎる…」と低く蠢(うごめ)く声が零の耳元で響き始めた。零の胸はずっと揉まれ続けている。目を凝らすが黒い大きな影が横でうごめいている雰囲気は分かるがそれが何であるかはわからない。
「シャツの上からではよおわからん。直接触るぞ、ええな…」と耳元で低い声が響くと、胸からシャツの下に手が下り、シャツの中に入ってきた。へそから徐々に胸に近づきスポーツブラの下に指らしきものが入り込んできた。(あぁぁー、どうしたらいいんだべえー。)その手は零の小さな胸をわしづかみにして左右交互に揉んでいく。
「…あかん。…あかんねや、こんなぽにょぽにょの胸しとったら…、もっと鍛えなあかんぞ隼…。」(えっ、今、「隼」って言ったべか?もしかして…)「お前、ふにゃふにゃの胸筋のくせに乳首だけは立派におっ立てやがって、明日からメニューにチェストエキスパンダー50回×5セット追加やぞ隼!」と明らかに疾風の声がした。
「きゃーっ!やめてけろー!」
過去の人生で出した声の中で一番の声量で零は叫んだ。真っ先に彗星が目を覚まし、スマホのライトを点灯した。続いて、屠龍、隼、紫電も目を覚ましマグライトやヘッドランプを点灯させた。
照らされた零の上に半身が覆い被さり、右手を零のシャツの中に入れ胸を揉み続ける疾風の姿が照らし出された。「隼、お前もしっかりと鍛えて強くなるんや…」と零の耳元で呟きながらずっと零の「ちっぱい」を揉んでいる。
「疾風、零ちゃんに何してけつかんねん!」
隼のサッカーボールキックが疾風の頭に直撃し疾風の大きな体は反転して零の上を転がり、壁にたたきつけられた。転がり飛んだ勢いで零のシャツとスポーツブラがまくれ上がり、かわいい「ちっぱい」があらわになった。
「きゃー、恥ずかしいけろー!」
再び零の悲鳴がバンガロー内にこだました。壁に頭をぶつけた疾風を見下ろす隼に、
「あれ?今、お前の胸筋チェックしてたのに何でそこに立ってるねん?瞬間移動の技でも使ったか?それ、サバゲーで使えたらすごいぞ……。」
と言うと、その場に崩れ落ち、大きなイビキをかき始めた。
「零ちゃん、大丈夫?部長に変なことされてたん?」
彗星が零のまくれたシャツとブラジャーをさっとおろし、抱き寄せ聞いた。
「い、いや、疾風部長、私と隼さんを勘違いしてたみたいだったけろ…。胸を揉まれたんだけど、「エキスパンダーで胸筋鍛えろ」とか「こんなぽにょぽにょの胸やったらあかん」とか隼先輩に言ってたみたいだったずら…。だから、胸は触られたけど、疾風部長に「H」な気持ちはなかったと思うんだべ…。」
と言った瞬間、屠龍と紫電が
「あー、またかよ…、この間は紫電が被害者やったよなぁ。疾風の寝ぐせの悪さは一生ものやのー。」
「その前は屠龍君が被害者やったもんなぁ。さっき、隼君の蹴りが決まったからしばらくは起きてけえへんやろ。まだ2時半や、あと3時間寝られるから、もう寝よ寝よ!」
と二人が笑いながら再びシュラフの中に入った。
隼は申し訳なさそうに、零に謝った。
「ごめんな、疾風も悪気はあれへんねん。俺の鍛え方が足らんばっかりに、家でもしょっちゅう、寝ぼけて俺の胸筋を触る癖があるねん。許したってな。」
と120度のお辞儀をされ、怒るわけにもいかなかった。
「零ちゃん、私も疾風部長に合宿で胸もまれながら「無駄な肉ばっかりつけやがって!隼、明日から「ダンベルフライ50回×5セットや!」って言われたことあるんやで!ここにおる全員が経験してることやから安心してな!」
と零は抱きしめられたまま言われた。(彗星先輩、「安心してな」って言われても…)
そんな時、ふと壁を通って「飛燕」がやってきて不思議な顔をして零に聞いた。
「ん、零ちゃん、彗星ちゃんと抱き合って、こんな夜中にみんなで何盛り上がってんねや?さっき、零ちゃんの「きゃー」いう声が聞こえたけど彗星ちゃんとなんか「エロ」いことでもあったんか?」
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