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第1章
1-43「何か私に隠してることない?」
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「何か私に隠してることない?」
零と疾風が控室に戻ってきた。屠龍と隼、紫電と彗星が歓声を上げながら2人を迎えた。彗星は零を抱きしめ、マイナス30度で冷え切った零の顔に頬ずりをした。
「よかったー!零ちゃん、よく頑張ったね!決勝進出だよー!ご褒美のチューしちゃう!」
零は、彗星に唇を奪われた。(あー、舩坂さんが憑依してるときでなくてよかったべ。「はふん」、あぁ、彗星先輩、普通に舌入れてくるのはやめてけろ…。)
「まぁ、今のゲーム、何で勝てたんか全くわからん。俺らがヒットされた後、何があったんか説明してくれるか?」
と屠龍と隼が、疾風に聞いた。
「いや、俺はノーキルやねん。紫電と彗星が各1キルやから、残り4人は、零ちゃんがやったってことなんか?」
皆の視線が零に集まった。(ここは何とかうまくごまかさねば…)零は、しどろもどろになって答えた。
「わたし、開始直前にインカムを控室に忘れたのに気がついて、一人で戻ったんです。そこで、隠し、マイクがベンチの隙間に残ってることに気づいたんです。よく見ると、アンテナがついてるし、テレビドラマとかで見るタイプと一緒だったんです。だから盗聴器だってすぐに気がついたんです。
そうしたら、さっきの作戦が筒抜けってことじゃないですか!慌てて、屠龍副長と隼さんに連絡しようと思ってインカムをつけたんですけど、慌ててたから、自分のマイクのスイッチ入れ忘れちゃてて…。」
「あー、零ちゃんと連絡がつけへんかったんは、そういう理由やったんやな。」
屠龍が腕を組んで頷いた。
零は、そのあとパニクって紫電と彗星のところに戻るつもりが、左右を間違えて屠龍と隼のいる反対側に進んだのだと説明した。インカムで屠龍と隼がやられたことは把握していたので、完全に油断しきった敵3人を背後から狙撃できたということだった。
実際には30メートル以上のロングレンジ狙撃だったのだが、物陰からの15メートル狙撃ということにしておいた。
次に、紫電と彗星が敵を一人を残しヒットされたことを知り、疾風の元にむかう際、偶然、敵を見つけ、狙撃できただけだと遠慮気味に説明した。
「へーえ、「災い転じて福となす」ちゅう奴やったんやな!第2ゲームで勝ち上がれたわけやし、結果オーライやな!
まあ、疾風の手首の件もあるから、紫電は先に病院に連れていったってくれ。決勝に向けてのブリーフィングは、俺と屠龍で出席しておくわ。
彗星と零ちゃんは先に着替えて帰る準備しておいで。」
と隼が仕切って、その場は解散となった。
女子更衣室に戻り、彗星は防寒着を脱ぎ、ブラトップとスパッツだけになると、同じく下着姿の零を背後から抱きしめ、耳元でそっと囁いた。
「零ちゃん、私らに何か隠してることない?それも、とても大事なこと…。私は気づいてるんやで…。正直にお姉さんに言ってみ…。うそをついたら、零ちゃんのおっぱい揉みまくりの刑やで…。」
(えっ、私が「飛燕」のおっちゃんの「幽霊」と一緒に行動したり、伝説のスナイパーや不死身の分隊長さんに憑依されてることがばれただか?)零の背中に冷たいものが走った。焦る気持ちを隠して。震える声で聞き直した。
「さ、彗星先輩…いったい何のことだべか?わ、私には、何のことやら…。」
「へーえ、零ちゃん、私に隠し事するんだ…。私は、秘密守ってあげたのになぁ…。
零ちゃんが、作戦会議の直後に盗聴器に気づいてたのに、それを屠龍副長と隼先輩に言う機会がなく、ゲームが開始されちゃうもんだから…。
屠龍副長と隼先輩の作戦を無視して動くのは「あとでもめちゃうよね」って、インカムを切って二人のフォローに行くっていう零ちゃんの行動を私は黙っててあげたのに、零ちゃんはそんな私に隠し事するんだ…。あーぁ、悲しいなぁ…。」
零は困り切ってしまった。
零と疾風が控室に戻ってきた。屠龍と隼、紫電と彗星が歓声を上げながら2人を迎えた。彗星は零を抱きしめ、マイナス30度で冷え切った零の顔に頬ずりをした。
「よかったー!零ちゃん、よく頑張ったね!決勝進出だよー!ご褒美のチューしちゃう!」
零は、彗星に唇を奪われた。(あー、舩坂さんが憑依してるときでなくてよかったべ。「はふん」、あぁ、彗星先輩、普通に舌入れてくるのはやめてけろ…。)
「まぁ、今のゲーム、何で勝てたんか全くわからん。俺らがヒットされた後、何があったんか説明してくれるか?」
と屠龍と隼が、疾風に聞いた。
「いや、俺はノーキルやねん。紫電と彗星が各1キルやから、残り4人は、零ちゃんがやったってことなんか?」
皆の視線が零に集まった。(ここは何とかうまくごまかさねば…)零は、しどろもどろになって答えた。
「わたし、開始直前にインカムを控室に忘れたのに気がついて、一人で戻ったんです。そこで、隠し、マイクがベンチの隙間に残ってることに気づいたんです。よく見ると、アンテナがついてるし、テレビドラマとかで見るタイプと一緒だったんです。だから盗聴器だってすぐに気がついたんです。
そうしたら、さっきの作戦が筒抜けってことじゃないですか!慌てて、屠龍副長と隼さんに連絡しようと思ってインカムをつけたんですけど、慌ててたから、自分のマイクのスイッチ入れ忘れちゃてて…。」
「あー、零ちゃんと連絡がつけへんかったんは、そういう理由やったんやな。」
屠龍が腕を組んで頷いた。
零は、そのあとパニクって紫電と彗星のところに戻るつもりが、左右を間違えて屠龍と隼のいる反対側に進んだのだと説明した。インカムで屠龍と隼がやられたことは把握していたので、完全に油断しきった敵3人を背後から狙撃できたということだった。
実際には30メートル以上のロングレンジ狙撃だったのだが、物陰からの15メートル狙撃ということにしておいた。
次に、紫電と彗星が敵を一人を残しヒットされたことを知り、疾風の元にむかう際、偶然、敵を見つけ、狙撃できただけだと遠慮気味に説明した。
「へーえ、「災い転じて福となす」ちゅう奴やったんやな!第2ゲームで勝ち上がれたわけやし、結果オーライやな!
まあ、疾風の手首の件もあるから、紫電は先に病院に連れていったってくれ。決勝に向けてのブリーフィングは、俺と屠龍で出席しておくわ。
彗星と零ちゃんは先に着替えて帰る準備しておいで。」
と隼が仕切って、その場は解散となった。
女子更衣室に戻り、彗星は防寒着を脱ぎ、ブラトップとスパッツだけになると、同じく下着姿の零を背後から抱きしめ、耳元でそっと囁いた。
「零ちゃん、私らに何か隠してることない?それも、とても大事なこと…。私は気づいてるんやで…。正直にお姉さんに言ってみ…。うそをついたら、零ちゃんのおっぱい揉みまくりの刑やで…。」
(えっ、私が「飛燕」のおっちゃんの「幽霊」と一緒に行動したり、伝説のスナイパーや不死身の分隊長さんに憑依されてることがばれただか?)零の背中に冷たいものが走った。焦る気持ちを隠して。震える声で聞き直した。
「さ、彗星先輩…いったい何のことだべか?わ、私には、何のことやら…。」
「へーえ、零ちゃん、私に隠し事するんだ…。私は、秘密守ってあげたのになぁ…。
零ちゃんが、作戦会議の直後に盗聴器に気づいてたのに、それを屠龍副長と隼先輩に言う機会がなく、ゲームが開始されちゃうもんだから…。
屠龍副長と隼先輩の作戦を無視して動くのは「あとでもめちゃうよね」って、インカムを切って二人のフォローに行くっていう零ちゃんの行動を私は黙っててあげたのに、零ちゃんはそんな私に隠し事するんだ…。あーぁ、悲しいなぁ…。」
零は困り切ってしまった。
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