46 / 50
第1章
1-47「決勝戦第1ゲーム」
しおりを挟む
「決勝戦第1ゲーム」
決勝戦の朝を迎えた。晴天の日曜日、会場の気温は朝9時には35度を超えた。
「あー、今日も、暑くなるべなー!」
M4ショーティを肩からかけた零は、列の先頭を切ってフィールド入り口に入場した。
すでに習志野レンジャーOBの「元公務員」チームは入場し整列を済ませていた。
さすがに元陸上自衛隊のエリートというだけのこともあり、しぐさの一つ一つにキレを感じた。6人が交互に列を横にずれ、握手をしていく。零が、「元公務員チーム」のキャプテンの「安倍」と握手した瞬間、冷たいものを感じた。
「君、凄いメンバー連れてるね…。お手柔らかに頼むね。」
一瞬、零の顔とその背後を見て、にやりと笑った。
「零ちゃん、今、あいつ、わしらの方も見よったで。あいつも、見えてるんとちゃうか?」、(うん、私も普通でないもんを感じたわ。京都の神社の神官っていうから、何がしらの能力を持ってるかもしれないんだべ。「飛燕」のおっちゃんが何かを感じたんやったら、気をつけなダメだべな。)零の背後にいる「舩坂弘」の様子が、明らかにいつもと違い元気がなくなっている。
(舩坂さんどうしたんだべ?今日は、私が分隊長役なんで、舩坂さんに最初をお願いしようと思ってるんですけど、大丈夫だべか?)、「(※栃木弁で)零ちゃん、はっきりとはわからへんけど、あいつ、もしかしたら「陰陽師」かもしれへん…。もしそうやったら、わしはやばいかも…。」、(えっ、「陰陽師」って、なんだべ?)
「ピリリリリリ!5分後に第1ゲームを開始いたします。両チームの選手は所定の位置に移動してください。」
会場のスピーカーから、アナウンスがかかった。
門工チームは円陣を組んだ。
「相手は俺たちより格上や!せやから、負けても当たり前!臆することなく戦うことで、きっとチャンスは開けるはずや!いくで!門工!レッツゴー!」
疾風の掛け声で全員が声を上げた!
(うん、今日は、みんなが私を中心に動いてくれるんや。しっかりしなきゃ!)零は両のほほを両手でぴしゃりと叩き気合を入れた。
舩坂が不調の様子だったので、今日は、クリス・カイルが憑依し、スナイプポイントについた。A4ショーティをロングレンジ使用にセッティングし、スコープを覗き込んだ。隼は、零の近くにガードとして残り、疾風、屠龍、紫電、彗星が四方に散り、インカムとM157で連携を取りつつ、敵の動きを探った。あまり動かず、待ち伏せ作戦をとることにした。
敵は敵陣の四方に散ったようで、後方の2人は全く見えない。前方に出てきた2名は大きな箱状のものを持ってきているのがスコープの中で見て取れた。
先行でブッシュの中で待ち構えていた、疾風と屠龍が、ほぼフィールドの中央線の両端に何か四角い箱を設置している敵を背後からいきなりヒットさせた。
疾風はM1891での狙撃、屠龍はM250の連射で2名をほぼ同時に仕留めた。「元公務員チーム」から初の被弾ゲーマーが出た。相手が4人になり、人数的優位になったことで、陣地を前進させ、疾風には紫電が付き、屠龍には彗星が付き、ツーマンセル体制になった。
雑木林の中を、隼を先行で斥候とし、後ろ30メートルを零がつけて行った。
「あいててて!」
インカムに隼の声が入った。その瞬間前方50メートルで動いた二つの影を零に憑依した「クリス・カイル」は、見逃さなかった。2つの影に、短時間の連射をかけると二人の手が上がった。
「零です。隼さんがやられました。隼さんをやった2人はキル。残り、相手は2名です。私は、屠龍副長と、彗星先輩のタッグ後方につけます。しばらく待機お願いします。
後方、30メートルについたら連絡します。」
「了解、待機する。零ちゃん、今日も調子ええな!俺ら、撒き餌にして、しっかり狙撃したってや!」
「零ちゃん、副長と待機してるで!副長とは20メートル間隔やし。左が副長で右が私な!」
零が屠龍と彗星の後方30メートルについたとき、疾風からのインカムが入った。
「疾風や。さっき、あいつらがおいていきよった箱を確認したんや。クレイモアとかのトラップかと思ったんやけど、箱を開けたら、なんや、中身は変なお札と気持ち悪い紙で作られた人型とピラミッド型に固められた塩が乗った皿と小さい徳利や!
一体あいつら何のつもりなんやろか?」
(ん、「飛燕」のおっちゃん、これって、何?舩坂さんが、言うてた「陰陽師」って関係あるんだべか?)、「せやな、きっと、零ちゃんにわしらがついてるんをあの安倍いうんは、わかっとるんや!きっと、結界を張るために置いていきよったんやろ!」、(それって、やばいの?)、「せやな!、ええことは…」と「飛燕」が言葉を詰まらせると
「きゃー、痛い痛い!」
彗星の声がインカムに入ったが、「クリス・カイル」は全くの無反応だった。すぐに屠龍の声が入った。
「おっしゃ、彗星はやられたけど、一人キルした!残りは一人や!包囲戦に移るで!3トップで頂点先頭に紫電入れ。両翼は30メートル間隔で、疾風と俺で持つ。警戒を怠るな!零ちゃんは、紫電の後ろについてくれ!」
「了解」、「わかりました」
疾風と紫電からの返答があった。
「はい、紫電さんの後ろにつきます。」
(クリスさん、さっき彗星先輩がやられた時の、敵は見えなかったんですか?)、「あぁ、すまん、さっきからどうも体の様子がおかしい。目は霞むし、頭が重い。できたら、代わってもらってもいいかな」と言い残し、すうーっと零の体から抜けて行った。「飛燕」のおっちゃんもあからさまに調子が悪そうな中、「シモ・ヘイヘ」を召還した。
「ヘイヘ」は零の体に入り込むと、異変を感じると零に語り掛けてきたが、その直後、
「がおっ!」
という紫電の声のあと、
「よっしゃー!敵のキャプテンキルしたで!俺らの勝ちや!」
と威勢の良い疾風の声がインカムに響き、フィールドのスピーカーから「第1ゲームはスコア3対0で門工サバゲー部の勝利です。第2ゲームは40分後に開始されますので、各々のチームは所定の場所に移動お願いします。」とアナウンスされた。
フィールドのサイドチェンジの際、零は、安倍とすれ違った。
「第1ゲームは、サービスですよ。あなたのお友達は大丈夫ですか?」
とつぶやいたのが、零の耳に残った。
決勝戦の朝を迎えた。晴天の日曜日、会場の気温は朝9時には35度を超えた。
「あー、今日も、暑くなるべなー!」
M4ショーティを肩からかけた零は、列の先頭を切ってフィールド入り口に入場した。
すでに習志野レンジャーOBの「元公務員」チームは入場し整列を済ませていた。
さすがに元陸上自衛隊のエリートというだけのこともあり、しぐさの一つ一つにキレを感じた。6人が交互に列を横にずれ、握手をしていく。零が、「元公務員チーム」のキャプテンの「安倍」と握手した瞬間、冷たいものを感じた。
「君、凄いメンバー連れてるね…。お手柔らかに頼むね。」
一瞬、零の顔とその背後を見て、にやりと笑った。
「零ちゃん、今、あいつ、わしらの方も見よったで。あいつも、見えてるんとちゃうか?」、(うん、私も普通でないもんを感じたわ。京都の神社の神官っていうから、何がしらの能力を持ってるかもしれないんだべ。「飛燕」のおっちゃんが何かを感じたんやったら、気をつけなダメだべな。)零の背後にいる「舩坂弘」の様子が、明らかにいつもと違い元気がなくなっている。
(舩坂さんどうしたんだべ?今日は、私が分隊長役なんで、舩坂さんに最初をお願いしようと思ってるんですけど、大丈夫だべか?)、「(※栃木弁で)零ちゃん、はっきりとはわからへんけど、あいつ、もしかしたら「陰陽師」かもしれへん…。もしそうやったら、わしはやばいかも…。」、(えっ、「陰陽師」って、なんだべ?)
「ピリリリリリ!5分後に第1ゲームを開始いたします。両チームの選手は所定の位置に移動してください。」
会場のスピーカーから、アナウンスがかかった。
門工チームは円陣を組んだ。
「相手は俺たちより格上や!せやから、負けても当たり前!臆することなく戦うことで、きっとチャンスは開けるはずや!いくで!門工!レッツゴー!」
疾風の掛け声で全員が声を上げた!
(うん、今日は、みんなが私を中心に動いてくれるんや。しっかりしなきゃ!)零は両のほほを両手でぴしゃりと叩き気合を入れた。
舩坂が不調の様子だったので、今日は、クリス・カイルが憑依し、スナイプポイントについた。A4ショーティをロングレンジ使用にセッティングし、スコープを覗き込んだ。隼は、零の近くにガードとして残り、疾風、屠龍、紫電、彗星が四方に散り、インカムとM157で連携を取りつつ、敵の動きを探った。あまり動かず、待ち伏せ作戦をとることにした。
敵は敵陣の四方に散ったようで、後方の2人は全く見えない。前方に出てきた2名は大きな箱状のものを持ってきているのがスコープの中で見て取れた。
先行でブッシュの中で待ち構えていた、疾風と屠龍が、ほぼフィールドの中央線の両端に何か四角い箱を設置している敵を背後からいきなりヒットさせた。
疾風はM1891での狙撃、屠龍はM250の連射で2名をほぼ同時に仕留めた。「元公務員チーム」から初の被弾ゲーマーが出た。相手が4人になり、人数的優位になったことで、陣地を前進させ、疾風には紫電が付き、屠龍には彗星が付き、ツーマンセル体制になった。
雑木林の中を、隼を先行で斥候とし、後ろ30メートルを零がつけて行った。
「あいててて!」
インカムに隼の声が入った。その瞬間前方50メートルで動いた二つの影を零に憑依した「クリス・カイル」は、見逃さなかった。2つの影に、短時間の連射をかけると二人の手が上がった。
「零です。隼さんがやられました。隼さんをやった2人はキル。残り、相手は2名です。私は、屠龍副長と、彗星先輩のタッグ後方につけます。しばらく待機お願いします。
後方、30メートルについたら連絡します。」
「了解、待機する。零ちゃん、今日も調子ええな!俺ら、撒き餌にして、しっかり狙撃したってや!」
「零ちゃん、副長と待機してるで!副長とは20メートル間隔やし。左が副長で右が私な!」
零が屠龍と彗星の後方30メートルについたとき、疾風からのインカムが入った。
「疾風や。さっき、あいつらがおいていきよった箱を確認したんや。クレイモアとかのトラップかと思ったんやけど、箱を開けたら、なんや、中身は変なお札と気持ち悪い紙で作られた人型とピラミッド型に固められた塩が乗った皿と小さい徳利や!
一体あいつら何のつもりなんやろか?」
(ん、「飛燕」のおっちゃん、これって、何?舩坂さんが、言うてた「陰陽師」って関係あるんだべか?)、「せやな、きっと、零ちゃんにわしらがついてるんをあの安倍いうんは、わかっとるんや!きっと、結界を張るために置いていきよったんやろ!」、(それって、やばいの?)、「せやな!、ええことは…」と「飛燕」が言葉を詰まらせると
「きゃー、痛い痛い!」
彗星の声がインカムに入ったが、「クリス・カイル」は全くの無反応だった。すぐに屠龍の声が入った。
「おっしゃ、彗星はやられたけど、一人キルした!残りは一人や!包囲戦に移るで!3トップで頂点先頭に紫電入れ。両翼は30メートル間隔で、疾風と俺で持つ。警戒を怠るな!零ちゃんは、紫電の後ろについてくれ!」
「了解」、「わかりました」
疾風と紫電からの返答があった。
「はい、紫電さんの後ろにつきます。」
(クリスさん、さっき彗星先輩がやられた時の、敵は見えなかったんですか?)、「あぁ、すまん、さっきからどうも体の様子がおかしい。目は霞むし、頭が重い。できたら、代わってもらってもいいかな」と言い残し、すうーっと零の体から抜けて行った。「飛燕」のおっちゃんもあからさまに調子が悪そうな中、「シモ・ヘイヘ」を召還した。
「ヘイヘ」は零の体に入り込むと、異変を感じると零に語り掛けてきたが、その直後、
「がおっ!」
という紫電の声のあと、
「よっしゃー!敵のキャプテンキルしたで!俺らの勝ちや!」
と威勢の良い疾風の声がインカムに響き、フィールドのスピーカーから「第1ゲームはスコア3対0で門工サバゲー部の勝利です。第2ゲームは40分後に開始されますので、各々のチームは所定の場所に移動お願いします。」とアナウンスされた。
フィールドのサイドチェンジの際、零は、安倍とすれ違った。
「第1ゲームは、サービスですよ。あなたのお友達は大丈夫ですか?」
とつぶやいたのが、零の耳に残った。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる