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第1章
1-48「カミングアウト」
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「カミングアウト」
第2ゲームは、惨敗だった。開始15分で、0対6で全滅の憂き目にあった。「ヘイヘ」も「舩坂」もフィールドでは、全く機能しなかった。零も予選2回戦以来の被弾を経験した。
第3ゲーム前に1時間のインターバルがとられた。門工チームは、円座になってレーションを食べている。
「零ちゃん、今日はどないしたんや?体調悪いんか?第1ゲームの中盤から、撃ち逃しが出てるんとちゃうか?」
「今までのキレが感じられへんな。まあ、相手が強すぎるっていうのはあるんやろうけど、第2ゲームは全く手が出えへんかったよな。この暑さとハードなフィールドで体力的にしんどいんか?」
疾風と屠龍が元気のない零に気を使ってくれた。
「ちょっと、顔洗ってきます。」
と一人で、トイレに向かった。女子トイレの横のベンチに座り、「飛燕」と話をした。
(「飛燕」のおっちゃん、第2ゲームは、「ヘイヘ」先生も「舩坂」さんも全然動かれへんかったし、第1ゲームの「クリス」さんも体調崩しちゃったし、やっぱり、疾風部長が見つけた、変なお札と人型やお塩と徳利っていうのが、悪影響してるんかな?)、「せやな、おそらく「舩坂」はんの予想通り、陰陽師の結界が張られてるんや。わしもフィールドの中央に近づくと力が抜けたし、第2ゲームのフィールドは自陣でも吐き気がした。かなり厳しいな…。」と苦虫をかみつぶしたような顔をした。「舩坂」も「クリス」も「ヘイヘ」も難しい顔をしている。
思わず、零は「心の声」で話すのを忘れ、声に出して皆に話しかけた。
「何か手はないんだべか?このままじゃ、じり貧だべ!疾風部長、屠龍副長、隼先輩は、この試合に負けたらもう引退だべ!
みんな、無理を言うてるのは承知の上だけど、何とか勝たせてほしい!力を貸してけろ!」
「そうやな、打てる手が一つだけある。」
「「飛燕」のおっちゃん、何なん!私、勝つためならなんでもするずらよ!」
零の声が大きくなった。
「零ちゃん、みんなにありのままにカミングアウトして、みんなに協力してもらって、結界を外してもらうんや。少なくとも、自陣内から中央ラインまでの結界の楔(くさび)をすべてどこか一か所に集めて結界の効果を最小限にしてしまう!それしかない!」
舩坂、クリス、ヘイヘも頷いている。
「わかったべ!私、みんなに正直に話すべ!きっと、みんなにわかってもらえるはず!チームの中で私がどんな扱いを受けようとも構わないべ!
みんな協力してくれるべか?」
4人が頷いた。
その様子を離れたところから見ていた彗星に誰も気づいていなかった。はたと、彗星に視線を向けた「ヘイヘ」の様子に気づいて零は視線を横に移した。
彗星はつかつかと、零に近づいてくると
「零ちゃん、今、一人で何を話しまくってたん?どっからどう見てもおかしかったで?」
「あっ…彗星先輩…。」
第2ゲームは、惨敗だった。開始15分で、0対6で全滅の憂き目にあった。「ヘイヘ」も「舩坂」もフィールドでは、全く機能しなかった。零も予選2回戦以来の被弾を経験した。
第3ゲーム前に1時間のインターバルがとられた。門工チームは、円座になってレーションを食べている。
「零ちゃん、今日はどないしたんや?体調悪いんか?第1ゲームの中盤から、撃ち逃しが出てるんとちゃうか?」
「今までのキレが感じられへんな。まあ、相手が強すぎるっていうのはあるんやろうけど、第2ゲームは全く手が出えへんかったよな。この暑さとハードなフィールドで体力的にしんどいんか?」
疾風と屠龍が元気のない零に気を使ってくれた。
「ちょっと、顔洗ってきます。」
と一人で、トイレに向かった。女子トイレの横のベンチに座り、「飛燕」と話をした。
(「飛燕」のおっちゃん、第2ゲームは、「ヘイヘ」先生も「舩坂」さんも全然動かれへんかったし、第1ゲームの「クリス」さんも体調崩しちゃったし、やっぱり、疾風部長が見つけた、変なお札と人型やお塩と徳利っていうのが、悪影響してるんかな?)、「せやな、おそらく「舩坂」はんの予想通り、陰陽師の結界が張られてるんや。わしもフィールドの中央に近づくと力が抜けたし、第2ゲームのフィールドは自陣でも吐き気がした。かなり厳しいな…。」と苦虫をかみつぶしたような顔をした。「舩坂」も「クリス」も「ヘイヘ」も難しい顔をしている。
思わず、零は「心の声」で話すのを忘れ、声に出して皆に話しかけた。
「何か手はないんだべか?このままじゃ、じり貧だべ!疾風部長、屠龍副長、隼先輩は、この試合に負けたらもう引退だべ!
みんな、無理を言うてるのは承知の上だけど、何とか勝たせてほしい!力を貸してけろ!」
「そうやな、打てる手が一つだけある。」
「「飛燕」のおっちゃん、何なん!私、勝つためならなんでもするずらよ!」
零の声が大きくなった。
「零ちゃん、みんなにありのままにカミングアウトして、みんなに協力してもらって、結界を外してもらうんや。少なくとも、自陣内から中央ラインまでの結界の楔(くさび)をすべてどこか一か所に集めて結界の効果を最小限にしてしまう!それしかない!」
舩坂、クリス、ヘイヘも頷いている。
「わかったべ!私、みんなに正直に話すべ!きっと、みんなにわかってもらえるはず!チームの中で私がどんな扱いを受けようとも構わないべ!
みんな協力してくれるべか?」
4人が頷いた。
その様子を離れたところから見ていた彗星に誰も気づいていなかった。はたと、彗星に視線を向けた「ヘイヘ」の様子に気づいて零は視線を横に移した。
彗星はつかつかと、零に近づいてくると
「零ちゃん、今、一人で何を話しまくってたん?どっからどう見てもおかしかったで?」
「あっ…彗星先輩…。」
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