突撃!門工サバゲー部!~ウクライナを救った6人のミリオタの物語 第2章「ウクライナ戦場編」~

たぬ吉R&D&P

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突撃!門工サバゲー部2!

2-4「一週間前」

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「一週間前」
 「第一回全国サバゲーチーム最強決定戦「バトルロワイアル2022」」に優勝し、ロサンゼルスで開催される世界大会に出場するため関西国際空港内の会場で「門工サバゲー部」の壮行会が主催者により開催された。世界8エリアの代表が、ハリウッドを舞台に勝ち抜き戦を行うのだった。
 主催者の「大阪カクイ」からは社長自ら、応援メッセージを伝えに出席してくれていた。高校生チームが並み居る強豪チームを退け、日本代表になったことは、世界中のサバゲーファンに広がり、アメリカやヨーロッパのマスコミも取材に来ていた。

 特に彗星と零は珍しい有能な女性プレイヤーであると同時に、ビジュアル的にも注目を集めていた。彗星は、胸の谷間を強調したビキニの上に半袖の迷彩服を羽織り胸の下でくくり、へそ出しで、下は超ミニの迷彩スカートで多くのカメラマンに囲まれ何度もポーズをとっていた。
 零は彗星に
「零ちゃんもお揃いにしようよ」
と何度も誘われたが、
「彗星先輩とは「おっぱいの大きさ」がグラビアアイドルと小学生ぐらい違いますから、それは無理ですよ。普通の着こなしで勘弁してください。」
と泣いて断った結果、下は短めのキュロットにされたものの、肌の露出は最低限に抑えての出席となった。

 二人とも、ネット中継や「サバゲー」、「モデルガン」関連雑誌のグラビアにも出たことで一般人のファンも会場外で出待ちが出るくらいの人気者になっていた。
 記者会見が終わり、パーティーが始まると、会場の人の出入りが一気に増えた。立食形式のパーティーで6人揃っての記念撮影が終わると、世界大会の主催者を名乗るものが来て
「すみません。明日の渡航前に、世界大会の参加同意書にサインをもらうのを忘れてました。今日中に同意書をメールしないといけませんので、この場で全員サインだけしてもらっていいでしょうか。本当に、不手際がありましてすみませんでした。」
と大の大人が何度も深々と頭を下げるので恐縮してしまい、疾風を筆頭に英語で書かれた複数の書類に順にサインをしていった。

 会は中締めとなり、6人は明日早朝の飛行機に乗るために早々にホテルの部屋に戻った。
 まだ寝るには早いと、疾風と隼の部屋で二次会が始まると、ドアがノックされた。
「大阪カクイ様より、ルームサービスです。よろしいですか?」
との声にドアを開くとボーイがデリバリーキャリーを押して入ってた。銀の丸い蓋を取ると、フライドチキンやピザが並んでいて、3種類の生フルールジュースが運ばれてきた。
「パーティー中は、あんまり落ち着いて食べられへんかったから、助かるよな!せっかくのサービスやから、ありがたくいただこうか!
 改めて明日からの渡米の安全と大会優勝を目指してかんぱーい!」

 疾風の発声で6人がグラスを合わせた。
「あー、このジュースめっちゃうまいな!さすがは高級フルーツの生ジュースや!」
「うん、このピザも美味しいで!凄い具材が豪華やん!この黒いのはトリュフって書いてあるし、この肌色はフォアグラやて。キャーやな―!」
「チキンも庄内地鶏って書いてあるで。ブロイラーのチキンとは酷と歯ごたえがちゃうよなぁ…。」
と6人でワイワイやっていると、零がベッドにパタンと倒れた。
「おい、零ちゃん、寝るんやったら自分の部屋に戻りや。風呂もまだやろ?ここで寝てしもたら、襲ってしまうで!」
とふざけて屠龍が言うと、今度は隼が崩れ落ちた。
「おい、隼までなんや、だらしないのう。お前も寝るなら着替えてベッドで寝ろや。床に倒れとったら、ええ迷惑やぞ。」
疾風が言うと同時に、紫電と彗星が重なってベッドに倒れこんだ。

 屠龍も目をこすりながら
「お前ら、みんなおるんやから、イチャイチャすんなや!ほら、紫電、一緒に部屋に戻るぞ。」
と言い、仰向けに倒れた紫電を起こそうとするが、そのまま重なって倒れた。
「おいおい、みんななんやねん。まだ10時やぞ。お前ら子供か?」
疾風がみんなに声をかけると、さっきルームサービスを運んできたボーイがノックもなく入ってきた。後ろには使用済みのシーツやタオルを回収するときに使う大型のキャリーが三台別の男たちが押されて入ってきた。
「おい、お前らなんやねん。勝手に入ってくんなや!」
と疾風が文句を言うと
「おっ、まだ起きてるやつがおるんかいな。おとなしく寝てたら痛い思いせんで済んだのに!」
と疾風に返事すると同時に後ろポケットからスタンガンを取り出すと疾風の首筋に当てスパークさせた。(い、いったい、こいつら何者やねん…。)疾風が男をにらみつけると、ボーイは黙って、スタンガンについているダイヤルを回すともう一度スパークさせた。疾風の意識が飛んだ。
 ボーイが3人の男に指示した。
「おい、二人ずつキャリーに乗せて業務用エレベータ^で地下二階の駐車場まで急げ。今晩中に「夢の国」にご招待や!」




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