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第二章 普通の女の子の筈でした……
2本目
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【わたしは恋をしている……でもそれは、決して叶わない恋だ】
朝起きて、顔を洗って、ご飯を食べる。今日も、わたし……長谷川 亜里奈 ……の何気ない一日が、あと5分後には特別な日に変わる。
ピンポーン♪
「亜里奈、まーくん来たわよ~」
「うん、行ってきまーす」
お母さんに行ってきますの挨拶をするとわたしは急いで玄関に向かう。
靴を履いて、玄関の鏡で……起きてから3回目の……身だしなみをチェックして、深呼吸してからドアノブを回す。
「よう、あーちゃん、おはよう」
「まーくん、おはよう」
目の前にいる背の高い男の子は幼馴染みでお隣さんの桜庭舞斗 ……まーくんだ。生まれてから今日までずっといっしょの保育園、ずっといっしょの幼稚園、ずっといっしょの小学校……ずっと……もういわなくてもいっか。今日も高校 にいっしょに行くんだ。
何でも無い一日もまーくんと会えるだけでわたしには特別な日だ。
まーくんは背が高くて勉強も運動もスポーツもできて……それと、とってもかっこういい。女の子にもモテモテで、本人は隠しているけどよくラブレターをもらったり告白されたりもしている。
幼馴染みじゃ無かったらきっとわたしは隣を歩く事なんかなかったんだろうなぁって思う。
「なにボーッとしているんだよあーちゃん。遅刻するぞ」
「あ、ごめんね、ちょっと考え事しちゃった」
足が長くて歩幅の長いまーちゃんの後を一生懸命についていく。たいするわたしは……勉強も運動もスポーツも顔もふつう、これと言って自慢できることなんか無い。
スタイルは……ちょっとだけポッチャリ目かな? あ、ちょっとだけだよ!
「どうしたあーちゃん? もうお腹すいたのか?」
「もう! ちがうよ、まーくんのばか!」
マンションのエレベータの降りるボタンを押して待っていたまーくんが振り返りながらからかってくる。そこに追いついたわたしはまーくんの背中をぽかっと叩いた。
それから間もなくエレベーターがくると二人で乗り込むと何故か無言になってしまう。
あぁぁ、なんだかエレベーターの中って音が大きく聞こえない? わたしの心臓の音がきこえたりしないかな?
わたしはまーくんが好き。きっと初めて会った時から……は赤ちゃんだろうから言い過ぎだよね? きっと保育園の時くらいから好き。
それでまーくんはモテる……はさっき言ったよね。本当だったら何の取り柄も無いわたしが隣にいたら、いじめられたっておかしくない。
でもそれは平気なの……いつももう一人の幼馴染 がいるからだ。
「おっはよー、あーちゃん、まーくん!」
「おはよう、なーちゃん」
「よっ、おはよ、なーちゃん」
目の前にはスタイル抜群のゆるふわヘアの美少女、松本七夏 だ。
「二人とも宿題はやった?」
「うん、難しかったけど終わらせたよ」
「もちろん、ソッコーで終わらせてサッカー観たぜ」
いつも歩く時は二人が先を歩いてわたしは少し後ろを歩く。あ、足が短いからじゃないよ……まぁ、それはちょっとはあるかもだけど……ただ、なんか気後れしちゃうって言うか、二人はお似合いだしわたしがそこに入るのってちょっとね。
「あーちゃん、遅いぞ、遅刻するぞ」
「そうだよ、早く行かなきゃ」
二人とも手を伸ばしてわたしの両手をそれぞれ引っ張ってくる……二人はわたしを邪魔者になんかしない。きっとわたしだけが気にしているだけなんだ……それは分かっているけれど、それでも二人の間には入れない。
自分に自信が無いから。
何か一つでも、勉強が出来たり、運動が出来たり、スポーツが出来たり、顔が可愛かったりしたら違ったかもしれない。
劇の役が全部『木』だったなんて絶対に違う……というか、生まれてこの方これくらいしか驚かれる事がないなんて酷すぎない?
そんなわたしの心の中なんて気にしないでまーくんもなーちゃんもわたしの両手をギュッとしてくれている。
……あぁ、今日も変わらない毎日が始まるんだね。
朝起きて、顔を洗って、ご飯を食べる。今日も、わたし……長谷川 亜里奈 ……の何気ない一日が、あと5分後には特別な日に変わる。
ピンポーン♪
「亜里奈、まーくん来たわよ~」
「うん、行ってきまーす」
お母さんに行ってきますの挨拶をするとわたしは急いで玄関に向かう。
靴を履いて、玄関の鏡で……起きてから3回目の……身だしなみをチェックして、深呼吸してからドアノブを回す。
「よう、あーちゃん、おはよう」
「まーくん、おはよう」
目の前にいる背の高い男の子は幼馴染みでお隣さんの桜庭舞斗 ……まーくんだ。生まれてから今日までずっといっしょの保育園、ずっといっしょの幼稚園、ずっといっしょの小学校……ずっと……もういわなくてもいっか。今日も高校 にいっしょに行くんだ。
何でも無い一日もまーくんと会えるだけでわたしには特別な日だ。
まーくんは背が高くて勉強も運動もスポーツもできて……それと、とってもかっこういい。女の子にもモテモテで、本人は隠しているけどよくラブレターをもらったり告白されたりもしている。
幼馴染みじゃ無かったらきっとわたしは隣を歩く事なんかなかったんだろうなぁって思う。
「なにボーッとしているんだよあーちゃん。遅刻するぞ」
「あ、ごめんね、ちょっと考え事しちゃった」
足が長くて歩幅の長いまーちゃんの後を一生懸命についていく。たいするわたしは……勉強も運動もスポーツも顔もふつう、これと言って自慢できることなんか無い。
スタイルは……ちょっとだけポッチャリ目かな? あ、ちょっとだけだよ!
「どうしたあーちゃん? もうお腹すいたのか?」
「もう! ちがうよ、まーくんのばか!」
マンションのエレベータの降りるボタンを押して待っていたまーくんが振り返りながらからかってくる。そこに追いついたわたしはまーくんの背中をぽかっと叩いた。
それから間もなくエレベーターがくると二人で乗り込むと何故か無言になってしまう。
あぁぁ、なんだかエレベーターの中って音が大きく聞こえない? わたしの心臓の音がきこえたりしないかな?
わたしはまーくんが好き。きっと初めて会った時から……は赤ちゃんだろうから言い過ぎだよね? きっと保育園の時くらいから好き。
それでまーくんはモテる……はさっき言ったよね。本当だったら何の取り柄も無いわたしが隣にいたら、いじめられたっておかしくない。
でもそれは平気なの……いつももう一人の幼馴染 がいるからだ。
「おっはよー、あーちゃん、まーくん!」
「おはよう、なーちゃん」
「よっ、おはよ、なーちゃん」
目の前にはスタイル抜群のゆるふわヘアの美少女、松本七夏 だ。
「二人とも宿題はやった?」
「うん、難しかったけど終わらせたよ」
「もちろん、ソッコーで終わらせてサッカー観たぜ」
いつも歩く時は二人が先を歩いてわたしは少し後ろを歩く。あ、足が短いからじゃないよ……まぁ、それはちょっとはあるかもだけど……ただ、なんか気後れしちゃうって言うか、二人はお似合いだしわたしがそこに入るのってちょっとね。
「あーちゃん、遅いぞ、遅刻するぞ」
「そうだよ、早く行かなきゃ」
二人とも手を伸ばしてわたしの両手をそれぞれ引っ張ってくる……二人はわたしを邪魔者になんかしない。きっとわたしだけが気にしているだけなんだ……それは分かっているけれど、それでも二人の間には入れない。
自分に自信が無いから。
何か一つでも、勉強が出来たり、運動が出来たり、スポーツが出来たり、顔が可愛かったりしたら違ったかもしれない。
劇の役が全部『木』だったなんて絶対に違う……というか、生まれてこの方これくらいしか驚かれる事がないなんて酷すぎない?
そんなわたしの心の中なんて気にしないでまーくんもなーちゃんもわたしの両手をギュッとしてくれている。
……あぁ、今日も変わらない毎日が始まるんだね。
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