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第八章 スィーツコンテスト
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審査員が一斉にわたしの作ったタルトを口にすると……
「「「「「「「「「「「!!!???」」」」」」」」」」
驚愕の表情を浮かべる人、勢いよく咀嚼する人、あるいはゆっくりと味を確かめる人、目を瞑りながら恍惚の表情を浮かべる人……さすがに光線を出しながら椅子ごと飛んでいく人はいないけど……全員が今までのお菓子を食べた時とは違うリアクションだった。
「なんだこれは!? 信じられん美味さ!!」
「控えめの甘さのクッキー生地を噛み砕いた後に、瑞々しく甘酸っぱい果汁があふれ出して、それがクッキーと混ざり合ってなんとも言えない美味しさに!!」
「だめだ、手が止まらないぞ……くっ、しかしこれを食べきってしまったらおかわりは無い」
「この初めて見る種類のブドウ……マスカットか……これ単体でも恐ろしく美味だ」
「これは見た目も凄いぞ、まるで宝石箱のようなお菓子だ……これなら王族に振る舞ってもおかしくない……お菓子なだけに!!」
「つまらないシャレを言われてもなお、この美味しさは損なわれる事は無い」
「タルトだったか? タルトだけじゃ無い、この一緒に出された紅茶ともよく合うぞ! タルト、紅茶、タルト、紅茶の繰り返しが止まらない!」
審査員の人達の感想が沸騰した泡のように飛び出してくる。これは間違いなく好感触と言えるよね?
王家主催のコンテストなので審査員の方は今まで厳かな雰囲気で評価していたのに、みんな新しいオモチャを与えられた子供のようにはしゃいでいる。
「うー!!」
「まー!!」
「いー!!」
「ぞー!!」
既に作り置きをしているタルトを食べたであろう一般参加の審査員の方々がいる辺りから叫び声が聞こえてきた……あっちも大盛況みたいだね。
「これはどういう事でしょう……先程までの様子と打って変わって賑やかになって参りました……これは、続く参加者の方が辛いかもしれないですね」
「文句なしだ、このマスカットタルトが優勝だ!!」
「「「「「「「「「異議なし!!」」」」」」」」」
「まってくださーい、それは困ります、ちゃんと残りの参加者のお菓子も食べて下さい!!」
「「「「「「「「「「えー」」」」」」」」」」
慌てて審査員をなだめる司会者……何やら言い合いに発展しそうだけど、わたし、悪くないよね?
コンテストはまだ続くけどわたしは確かな手応えを感じる事が出来た。これは結果に期待を持てるよ!!
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
「会場の皆様お待たせしました、いよいよ結果発表です」
無事に全員分のスィーツが登場して全員食べ終わった……途中審査員の方達のテンションが上がらずに、お葬式のような雰囲気でした。
参加者の中から10名の人には賞が贈られ、トップ3はきっかりと順位を交えて発表される。
「是非とも来年もこのコンテストが続けば参加して欲しいですね……さて、お次はトレナールを作った……」
とうとうラストになる……絶対の自身があっても緊張してしまう。
「参加者唯一の紅一点アーリャさんが作った……それは宝石のように美しく輝いていた……マスカットタルトになります」
会場が大きな歓声に包まれる……他の参加者と比べものにならない大きな声でビックリだよ。
わたしはさも当然! という気持ちを心の奥にしまい込んで、ステージへ向かって歩き出したのでした……
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
「さぁ、今回んもコンテスト、美食ブームが続いて次々と新たな料理が登場しているにも拘わらず甘味はイマイチでした。ですが本日はその状況に活を入れる素晴らしいスィーツが誕生しました……今後もこの勢いを止めずに新たなスィーツの誕生を心待ちにしております!」
表彰も全て終わって司会者の締めの挨拶でコンテストは終了を迎えた。大きな拍手と共にわたし達参加者はステージを降りた後、帰りの準備を始める。
何人かの従業員が荷物を調理道具などの荷物をまとめている中、わたし達の元に一人の男の人がやって来る。
「コンテスト優勝おめでとうございます……私は王宮の使いでアーリャさんをお呼びするよう命じられて参りました」
その方は王の紋章入りのネックレスを見せてきたのです。
「「「「「「「「「「「!!!???」」」」」」」」」」
驚愕の表情を浮かべる人、勢いよく咀嚼する人、あるいはゆっくりと味を確かめる人、目を瞑りながら恍惚の表情を浮かべる人……さすがに光線を出しながら椅子ごと飛んでいく人はいないけど……全員が今までのお菓子を食べた時とは違うリアクションだった。
「なんだこれは!? 信じられん美味さ!!」
「控えめの甘さのクッキー生地を噛み砕いた後に、瑞々しく甘酸っぱい果汁があふれ出して、それがクッキーと混ざり合ってなんとも言えない美味しさに!!」
「だめだ、手が止まらないぞ……くっ、しかしこれを食べきってしまったらおかわりは無い」
「この初めて見る種類のブドウ……マスカットか……これ単体でも恐ろしく美味だ」
「これは見た目も凄いぞ、まるで宝石箱のようなお菓子だ……これなら王族に振る舞ってもおかしくない……お菓子なだけに!!」
「つまらないシャレを言われてもなお、この美味しさは損なわれる事は無い」
「タルトだったか? タルトだけじゃ無い、この一緒に出された紅茶ともよく合うぞ! タルト、紅茶、タルト、紅茶の繰り返しが止まらない!」
審査員の人達の感想が沸騰した泡のように飛び出してくる。これは間違いなく好感触と言えるよね?
王家主催のコンテストなので審査員の方は今まで厳かな雰囲気で評価していたのに、みんな新しいオモチャを与えられた子供のようにはしゃいでいる。
「うー!!」
「まー!!」
「いー!!」
「ぞー!!」
既に作り置きをしているタルトを食べたであろう一般参加の審査員の方々がいる辺りから叫び声が聞こえてきた……あっちも大盛況みたいだね。
「これはどういう事でしょう……先程までの様子と打って変わって賑やかになって参りました……これは、続く参加者の方が辛いかもしれないですね」
「文句なしだ、このマスカットタルトが優勝だ!!」
「「「「「「「「「異議なし!!」」」」」」」」」
「まってくださーい、それは困ります、ちゃんと残りの参加者のお菓子も食べて下さい!!」
「「「「「「「「「「えー」」」」」」」」」」
慌てて審査員をなだめる司会者……何やら言い合いに発展しそうだけど、わたし、悪くないよね?
コンテストはまだ続くけどわたしは確かな手応えを感じる事が出来た。これは結果に期待を持てるよ!!
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「会場の皆様お待たせしました、いよいよ結果発表です」
無事に全員分のスィーツが登場して全員食べ終わった……途中審査員の方達のテンションが上がらずに、お葬式のような雰囲気でした。
参加者の中から10名の人には賞が贈られ、トップ3はきっかりと順位を交えて発表される。
「是非とも来年もこのコンテストが続けば参加して欲しいですね……さて、お次はトレナールを作った……」
とうとうラストになる……絶対の自身があっても緊張してしまう。
「参加者唯一の紅一点アーリャさんが作った……それは宝石のように美しく輝いていた……マスカットタルトになります」
会場が大きな歓声に包まれる……他の参加者と比べものにならない大きな声でビックリだよ。
わたしはさも当然! という気持ちを心の奥にしまい込んで、ステージへ向かって歩き出したのでした……
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
「さぁ、今回んもコンテスト、美食ブームが続いて次々と新たな料理が登場しているにも拘わらず甘味はイマイチでした。ですが本日はその状況に活を入れる素晴らしいスィーツが誕生しました……今後もこの勢いを止めずに新たなスィーツの誕生を心待ちにしております!」
表彰も全て終わって司会者の締めの挨拶でコンテストは終了を迎えた。大きな拍手と共にわたし達参加者はステージを降りた後、帰りの準備を始める。
何人かの従業員が荷物を調理道具などの荷物をまとめている中、わたし達の元に一人の男の人がやって来る。
「コンテスト優勝おめでとうございます……私は王宮の使いでアーリャさんをお呼びするよう命じられて参りました」
その方は王の紋章入りのネックレスを見せてきたのです。
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