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第九章 仕切り直し
35本目
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王家主催のコンテストも終わり、わたしの日常生活が戻ってきた……なんて言っているけど、のんびりした日常生活などでは無く、再びまーくんに会うために何が出来るかを試行錯誤の毎日だ。
「よーし、目標の再確認をしておこうかな?」
まーくんに……王族に会うためにやるべき事として、王家の方達にお目通り出来る機会を逃さない事。以前のドロシーお嬢様のお茶会や今回のスィーツコンテストもそうだけど、まーくんがひと目でもわたしを見てくれれば亜里奈だって思い出してくれる……はず。
今回も不発に終わっちゃったけど、諦めずにチャンスがあれば何度もアタックするつもり。
もう一つは、わたし自身が王族に会える身分になる事。つまり、何かしらの功績を得て叙勲される……お金の力で爵位を買う……などで、つまりは自分が貴族になる事だ。
「でも色々調べてみると庶民が功績を上げるなんて機会はそうそう無いんだよね」
戦争に参加して功績を上げる……まぁ、これはわたしには無理だし、戦争なんて遙か昔にあっただけで、今はその火種すら見つからない状況だ。
爵位を買おうにも、戦争で家が途絶えたなんて事が無い現在はいくらお金があろうと難しいみたい。
一番可能性があると言われているのは冒険者になってドラゴンスレイヤーなど、伝説の英雄譚みたいな活躍をする事だなんて言われている。
でも実際にドラゴンを見たなんて話も聞かないし、これも遙か昔にあった出来事で現実的ではない。
「じゃあ、どうすれば良いのか?」
戦うなんて事が絶対に出来ないわたしに出来る事は壊す事の逆……作る事だ。
平和な現在に国がやる事と言えば国力を上げてより豊かになる事だよね。いま、この国にはまだ未開拓の土地が存在している。
もちろん後回しにされているだけあって、その土地を開拓するのは困難と言われる場所ばかり残っている。
わたしがやるとしたらこれになると思う……わたしのギフトジョブなら出来ると思う。
開拓民のリーダーとして見事に新たな土地を開拓して、その功績を持って叙勲されるというのが一番現実的だ。
だけど、一人では無理だよね……だから人が必要だ、それもわたしのジョブの事を秘密にしておける信頼出来る人だ。
何 れにせよ、庶民のわたしが開拓地を任されるようになるには国に信頼される必要がある。
だから資産を貯めて、顔を売って、信頼を得る。
「コンテストに出た事だって無駄じゃなくてこの目標に直結しているんだよ!」
「お嬢、さっきから独り言を呟いてどうしたんですか?」
「はっ!?」
若干引き気味のマリナが心配そうに声をかけてくる……やだ、いつの間に声に出しちゃってたみたい。そうだった、今はアーリャ農園に向かう馬車の中だったよ!!
「アーリャがしゃべり出すなんていつもの事だぜ」
「そうです、アレです、イマジナリーフレンドというエアーな友達がいるんです。僕ら優しく見守るべきかと……」
いつものように護衛に付いてきているドランとケニーは当たり前のように言ってくる。失礼だよふたりとも!!
「今後の事について作戦を立てていたの! 目標の再確認を声に出す事は大事な事だよ!」
「そうですか……それで、その作戦は上手くいきそうなんですか?」
「それをこれから確認しにいくんだよ」
「へへ、また美味いもんが食えるのか?」
「消費者の意見は多い方が良いでしょう……僕も協力しますよ」
「う~ん、この前雇用した職人さん次第かな?」
スィーツコンテストの会場で雇用した職人さん達に新しい物を作ってもらっているので今回はその確認に来ているのだ。
色々なパターンを試して貰っているけれど成功しているかわたしも未知数だ。
でも、これが完成すれば美食ブームの中で一歩後れを取っているスィーツもより活発になって大きな功績になる……はず。
また例の如く曖昧にさらに磨きが掛かってきた前世の記憶を元に作るスィーツなので若干不安はあるものの、それでもチャレンジを止める事はあり得ない。
……そうこう考え事をしているうちにわたし達は農園に到着したのでした。
「よーし、目標の再確認をしておこうかな?」
まーくんに……王族に会うためにやるべき事として、王家の方達にお目通り出来る機会を逃さない事。以前のドロシーお嬢様のお茶会や今回のスィーツコンテストもそうだけど、まーくんがひと目でもわたしを見てくれれば亜里奈だって思い出してくれる……はず。
今回も不発に終わっちゃったけど、諦めずにチャンスがあれば何度もアタックするつもり。
もう一つは、わたし自身が王族に会える身分になる事。つまり、何かしらの功績を得て叙勲される……お金の力で爵位を買う……などで、つまりは自分が貴族になる事だ。
「でも色々調べてみると庶民が功績を上げるなんて機会はそうそう無いんだよね」
戦争に参加して功績を上げる……まぁ、これはわたしには無理だし、戦争なんて遙か昔にあっただけで、今はその火種すら見つからない状況だ。
爵位を買おうにも、戦争で家が途絶えたなんて事が無い現在はいくらお金があろうと難しいみたい。
一番可能性があると言われているのは冒険者になってドラゴンスレイヤーなど、伝説の英雄譚みたいな活躍をする事だなんて言われている。
でも実際にドラゴンを見たなんて話も聞かないし、これも遙か昔にあった出来事で現実的ではない。
「じゃあ、どうすれば良いのか?」
戦うなんて事が絶対に出来ないわたしに出来る事は壊す事の逆……作る事だ。
平和な現在に国がやる事と言えば国力を上げてより豊かになる事だよね。いま、この国にはまだ未開拓の土地が存在している。
もちろん後回しにされているだけあって、その土地を開拓するのは困難と言われる場所ばかり残っている。
わたしがやるとしたらこれになると思う……わたしのギフトジョブなら出来ると思う。
開拓民のリーダーとして見事に新たな土地を開拓して、その功績を持って叙勲されるというのが一番現実的だ。
だけど、一人では無理だよね……だから人が必要だ、それもわたしのジョブの事を秘密にしておける信頼出来る人だ。
何 れにせよ、庶民のわたしが開拓地を任されるようになるには国に信頼される必要がある。
だから資産を貯めて、顔を売って、信頼を得る。
「コンテストに出た事だって無駄じゃなくてこの目標に直結しているんだよ!」
「お嬢、さっきから独り言を呟いてどうしたんですか?」
「はっ!?」
若干引き気味のマリナが心配そうに声をかけてくる……やだ、いつの間に声に出しちゃってたみたい。そうだった、今はアーリャ農園に向かう馬車の中だったよ!!
「アーリャがしゃべり出すなんていつもの事だぜ」
「そうです、アレです、イマジナリーフレンドというエアーな友達がいるんです。僕ら優しく見守るべきかと……」
いつものように護衛に付いてきているドランとケニーは当たり前のように言ってくる。失礼だよふたりとも!!
「今後の事について作戦を立てていたの! 目標の再確認を声に出す事は大事な事だよ!」
「そうですか……それで、その作戦は上手くいきそうなんですか?」
「それをこれから確認しにいくんだよ」
「へへ、また美味いもんが食えるのか?」
「消費者の意見は多い方が良いでしょう……僕も協力しますよ」
「う~ん、この前雇用した職人さん次第かな?」
スィーツコンテストの会場で雇用した職人さん達に新しい物を作ってもらっているので今回はその確認に来ているのだ。
色々なパターンを試して貰っているけれど成功しているかわたしも未知数だ。
でも、これが完成すれば美食ブームの中で一歩後れを取っているスィーツもより活発になって大きな功績になる……はず。
また例の如く曖昧にさらに磨きが掛かってきた前世の記憶を元に作るスィーツなので若干不安はあるものの、それでもチャレンジを止める事はあり得ない。
……そうこう考え事をしているうちにわたし達は農園に到着したのでした。
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