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第十一章 四国連合会議
52本目
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スィーツカフェは大盛況だ。
やっぱりチラシや看板を使った宣伝効果は抜群だったようで、さっきからお客さんが途切れない。みんな忙しそうだけどそれを顔に出さないで頑張っている。
ちゃんと休憩はゆとりを持って交代で回しているから負担は掛かっていないはず。賄いも出しているんだけど全員デザート付きで食べている……従業員にはお菓子好きが集まったみたい。
ちなみに一階は庶民の味方なリーズナブルメニュー。そして二階は裕福層向けに素材が高級なスィーツを提供している。
わたしは従業員用の通路で一階から二階へ上がってその様子を見ようかな? わたしの今の格好はお金持ちのお嬢様風なので、お客さんを装って店内を歩いている事にした。
「これは素晴らしい……まさか、これ程の物を口に出来るとは」
「噂では王家主催コンテストで優勝した者の作った店だとか?」
「このレベルの物がここに足を運べば食べられるというのか」
どうやら裕福な商人からお貴族様まで好評なようだ。やったね!
「あらアーリャ、やはりここにいらしたのね」
「え? ドロシー様!? どうして!?」
そこにはチョコレートケーキを食べている高貴なご令嬢ドロシーお嬢様がいた。席の横には綺麗な姿勢で直立しているクライフがいる。今日も不機嫌そうな顔だ。
二階はこういった仕える立場の人が側に控えていても問題ないくらい広いスペースを取っている。
「それはもちろんアーリャの新しい試みをこの目で見たいと思って来たんです。このチョコレートというのは素晴らしいわね!」
「ありがとうございます。自分ではスィーツの革命を起こすものだと自負しています」
「それにお菓子が美味しいのはもちろんお店も素敵だわ。一階も素敵でしたが、二階のこのような高級感溢れる家具、内装に使っている木も並大抵な事では揃えられないものです」
「はい、内装は特に拘りました。ドロシー様にお褒め頂けるなんて、自信が持てます」
「ふふふ、それにこのコーヒーという飲み物も奥深いです。最初は見た目の色など抵抗がありましたが、この香りを味わってしまったら止める事が出来ません」
どうやらコーヒーは上流階級の人にも受け入れられているようだ。ちゃんと下のフロアよりも高級な豆を使っているんだよ……わたし自身味の違いがよくわからないけど。
「それにしても、先程はタルトも頂きましたが、過去に食べたものに比べて素晴らしく洗練されていますわね……腕の良い菓子職人を見つけたのかしら?」
「はい、今ではきっと王都いちの菓子職人です」
「パティ……なんですか?」
「はい、わたしはお菓子職人の事をパティシエと呼んでいます」
「なんだか素敵な響きですね」
「はい」
その後ドロシー様はフルーツタルトも注文して、帰る間際にメニュー全ての持ち帰りをホールで頼んでいった。
目の前で「メニューの端から端まで頂きましょう」を見る事になるとは……さすがお金持ちは半端ないよ。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
こうして記念すべきスィーツカフェの初日は大盛況のうちに終わりを迎えた。
「みなさんお疲れ様でした。お店は大成功と言えると思います。お疲れだと思いますが、最後に反省会として各自気付いた点を話し合いたいと思います」
こうして早めに問題点や改善点を出しておいてすぐにフィードバックして周りには真似の出来ないハイレベルなサービスを提供し続けるよ。
このアーリャに隙は無いのです!
「お嬢、ビシッと決めている所申し訳無いですが、ほっぺにチョコレートが付いています」
「……」
わたしは黙ってマリナから差し出されたおしぼりでほっぺたを拭くと、みんなと今日の反省会を行うのでした。
やっぱりチラシや看板を使った宣伝効果は抜群だったようで、さっきからお客さんが途切れない。みんな忙しそうだけどそれを顔に出さないで頑張っている。
ちゃんと休憩はゆとりを持って交代で回しているから負担は掛かっていないはず。賄いも出しているんだけど全員デザート付きで食べている……従業員にはお菓子好きが集まったみたい。
ちなみに一階は庶民の味方なリーズナブルメニュー。そして二階は裕福層向けに素材が高級なスィーツを提供している。
わたしは従業員用の通路で一階から二階へ上がってその様子を見ようかな? わたしの今の格好はお金持ちのお嬢様風なので、お客さんを装って店内を歩いている事にした。
「これは素晴らしい……まさか、これ程の物を口に出来るとは」
「噂では王家主催コンテストで優勝した者の作った店だとか?」
「このレベルの物がここに足を運べば食べられるというのか」
どうやら裕福な商人からお貴族様まで好評なようだ。やったね!
「あらアーリャ、やはりここにいらしたのね」
「え? ドロシー様!? どうして!?」
そこにはチョコレートケーキを食べている高貴なご令嬢ドロシーお嬢様がいた。席の横には綺麗な姿勢で直立しているクライフがいる。今日も不機嫌そうな顔だ。
二階はこういった仕える立場の人が側に控えていても問題ないくらい広いスペースを取っている。
「それはもちろんアーリャの新しい試みをこの目で見たいと思って来たんです。このチョコレートというのは素晴らしいわね!」
「ありがとうございます。自分ではスィーツの革命を起こすものだと自負しています」
「それにお菓子が美味しいのはもちろんお店も素敵だわ。一階も素敵でしたが、二階のこのような高級感溢れる家具、内装に使っている木も並大抵な事では揃えられないものです」
「はい、内装は特に拘りました。ドロシー様にお褒め頂けるなんて、自信が持てます」
「ふふふ、それにこのコーヒーという飲み物も奥深いです。最初は見た目の色など抵抗がありましたが、この香りを味わってしまったら止める事が出来ません」
どうやらコーヒーは上流階級の人にも受け入れられているようだ。ちゃんと下のフロアよりも高級な豆を使っているんだよ……わたし自身味の違いがよくわからないけど。
「それにしても、先程はタルトも頂きましたが、過去に食べたものに比べて素晴らしく洗練されていますわね……腕の良い菓子職人を見つけたのかしら?」
「はい、今ではきっと王都いちの菓子職人です」
「パティ……なんですか?」
「はい、わたしはお菓子職人の事をパティシエと呼んでいます」
「なんだか素敵な響きですね」
「はい」
その後ドロシー様はフルーツタルトも注文して、帰る間際にメニュー全ての持ち帰りをホールで頼んでいった。
目の前で「メニューの端から端まで頂きましょう」を見る事になるとは……さすがお金持ちは半端ないよ。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
こうして記念すべきスィーツカフェの初日は大盛況のうちに終わりを迎えた。
「みなさんお疲れ様でした。お店は大成功と言えると思います。お疲れだと思いますが、最後に反省会として各自気付いた点を話し合いたいと思います」
こうして早めに問題点や改善点を出しておいてすぐにフィードバックして周りには真似の出来ないハイレベルなサービスを提供し続けるよ。
このアーリャに隙は無いのです!
「お嬢、ビシッと決めている所申し訳無いですが、ほっぺにチョコレートが付いています」
「……」
わたしは黙ってマリナから差し出されたおしぼりでほっぺたを拭くと、みんなと今日の反省会を行うのでした。
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