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第十二章 あなたを探して……
57本目
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わたし達は王都にあるスィーツカフェに到着すると急いで執務室に向かいマリナに魔法契約書を用意してもらった。
ドラン、ケニー、オーレスさんの3人それぞれに魔法契約書を書いてもらう。そして、わたしもの署名と全員の血判を押すと契約書は光り輝いて消えていった。
「契約書は対になるものが神殿にありそちらで保管されます。これでわたしの意志に背いてわたしの隠し事を第三者に喋る事は出来なくなりました」
わたしは緊張しながらみんなに説明をした。だが、全員特に緊張した様子も無かった。えーなんでそんなに緊張感無いの?
「お嬢が契約を使って皆さんに悪い事をすると思われていないからですよ」
「そうなの? そうだけど、緊張しているのわたしだけなんて……」
「それよりも、時間が無かったんですよね? アーリャさん、説明をお願いします」
冷静なオーレスさんが忠告をしてくれた。そうだよ急いで説明しないと。
「先程お話ししたとおり、目的は第二王子マクシス様の救出です。誘拐されてから数日経っていますが、これからわたしのギフトジョブの力を使って追いかけます。準備を手伝って下さい」
「おう、任せておけ」
「わかりました」
わたしたちはいつも乗っている馬車の後ろに連結したほろつきの荷台へ必要な物を運んでいった。ちなみに馬も二頭引きにしている……とはいえいくら二頭引きでも連結馬車を引いて数日先行した馬車に追いつくなんて普通は無理。でも、わたしはそこをギフトジョブの力で強引に追いつこうとしているのです。
ようやく準備完了、馬車の中には大きな鉢植えが一杯並べてある。わたしはウーちゃんを呼んだ。
『ウーーーッドゥッ!』
昔は無理だったんだけど今は別にウーちゃんがいなくてもジョブの能力は使える。でもウーちゃんがいると効果が高かったり難しい事も出来たりとするので、失敗したくない状況ではウーちゃんを呼んでいる。
今は少しでもWPを温存するためにウーちゃんに力を借りたいのだ。続けてジョブの力を使う……新たな木を並べてある大きな鉢植えに【生成】を使った。
「うわ、なんだ!? 鉢植えから一斉に芽が伸びてきた!?」
「これは……まさか植物の成長を促進させる魔法なんて……」
突然の出来事を前に様々な反応を見せる。そしてオーレスさんがその気を見て何かに気付いたようだ。
「これは……体力樹!? 前に騎士団の要請で採取クエストを受けた事がある」
「その通りです、この木が側にあると体力の回復が高まります」
「わかりましたよ、アーリャがやりたい事」
ケニーはどうやら気付いたようだ。そう、この体力樹を使って馬車には全速力で走ってもらう予定なのだ。
前世で馬の全速力は確か時速二十~三十キロくらいだったはず。そしてその速度を維持出来るのはせいぜい三十分くらい。短い距離を急ぐならそれでいいけど長い距離を早く移動するなら並足で時速五キロくらいの方が遠くへ移動出来るので、普通はゆっくりパカパカ走って行くものなのだ。
(ちなみにこのファンタジー世界の馬は前世の馬より2割増しくらい早くて体力もあるらしい)
なのでわたしは、数日の距離を埋めるのにギフトジョブの力を使って強引に追いつくつもりだ。
「しかし、そんな……貴重な木が一気にこんなに沢山……いや、何も聞かない約束でしたね」
「すみません、今は急いで追いかけて下さい。申し訳無いですがオーレスさんに御者をお願いしたいです」
「わかりましたアーリャさん、それでは目的地へ向かいましょう」
全員馬車に乗り込むと馬車はゆっくりと動き出し……さすがに街中で全力疾走するわけにはいかないからね……目的地、アルダーク領方面へ向かうのだった。
ドラン、ケニー、オーレスさんの3人それぞれに魔法契約書を書いてもらう。そして、わたしもの署名と全員の血判を押すと契約書は光り輝いて消えていった。
「契約書は対になるものが神殿にありそちらで保管されます。これでわたしの意志に背いてわたしの隠し事を第三者に喋る事は出来なくなりました」
わたしは緊張しながらみんなに説明をした。だが、全員特に緊張した様子も無かった。えーなんでそんなに緊張感無いの?
「お嬢が契約を使って皆さんに悪い事をすると思われていないからですよ」
「そうなの? そうだけど、緊張しているのわたしだけなんて……」
「それよりも、時間が無かったんですよね? アーリャさん、説明をお願いします」
冷静なオーレスさんが忠告をしてくれた。そうだよ急いで説明しないと。
「先程お話ししたとおり、目的は第二王子マクシス様の救出です。誘拐されてから数日経っていますが、これからわたしのギフトジョブの力を使って追いかけます。準備を手伝って下さい」
「おう、任せておけ」
「わかりました」
わたしたちはいつも乗っている馬車の後ろに連結したほろつきの荷台へ必要な物を運んでいった。ちなみに馬も二頭引きにしている……とはいえいくら二頭引きでも連結馬車を引いて数日先行した馬車に追いつくなんて普通は無理。でも、わたしはそこをギフトジョブの力で強引に追いつこうとしているのです。
ようやく準備完了、馬車の中には大きな鉢植えが一杯並べてある。わたしはウーちゃんを呼んだ。
『ウーーーッドゥッ!』
昔は無理だったんだけど今は別にウーちゃんがいなくてもジョブの能力は使える。でもウーちゃんがいると効果が高かったり難しい事も出来たりとするので、失敗したくない状況ではウーちゃんを呼んでいる。
今は少しでもWPを温存するためにウーちゃんに力を借りたいのだ。続けてジョブの力を使う……新たな木を並べてある大きな鉢植えに【生成】を使った。
「うわ、なんだ!? 鉢植えから一斉に芽が伸びてきた!?」
「これは……まさか植物の成長を促進させる魔法なんて……」
突然の出来事を前に様々な反応を見せる。そしてオーレスさんがその気を見て何かに気付いたようだ。
「これは……体力樹!? 前に騎士団の要請で採取クエストを受けた事がある」
「その通りです、この木が側にあると体力の回復が高まります」
「わかりましたよ、アーリャがやりたい事」
ケニーはどうやら気付いたようだ。そう、この体力樹を使って馬車には全速力で走ってもらう予定なのだ。
前世で馬の全速力は確か時速二十~三十キロくらいだったはず。そしてその速度を維持出来るのはせいぜい三十分くらい。短い距離を急ぐならそれでいいけど長い距離を早く移動するなら並足で時速五キロくらいの方が遠くへ移動出来るので、普通はゆっくりパカパカ走って行くものなのだ。
(ちなみにこのファンタジー世界の馬は前世の馬より2割増しくらい早くて体力もあるらしい)
なのでわたしは、数日の距離を埋めるのにギフトジョブの力を使って強引に追いつくつもりだ。
「しかし、そんな……貴重な木が一気にこんなに沢山……いや、何も聞かない約束でしたね」
「すみません、今は急いで追いかけて下さい。申し訳無いですがオーレスさんに御者をお願いしたいです」
「わかりましたアーリャさん、それでは目的地へ向かいましょう」
全員馬車に乗り込むと馬車はゆっくりと動き出し……さすがに街中で全力疾走するわけにはいかないからね……目的地、アルダーク領方面へ向かうのだった。
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