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第二十章 悪役令嬢VS悪役令嬢!?
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『祈りを捧げる者よ……あなたに信託を与えます』
声は聞こえる者の礼拝堂内には誰もいない。今この場にはわたしと目の前の翼を広げた女神しかいないはずだ……だとすると、まさか……
『私は世界樹の女神です、こちらを向いて下さい』
わたしはズレた眼鏡をなおすと女神像の方を向いた。声は確かに女神像の方から聞こえている。
『今からあなたに信託を与えます……良く聞いて下さい』
わたしは女神の顔を見つめ続ける……その状態で数秒経過すると。
『な、なんで効かないの!?』
女神が慌てた声をあげた。やっぱり当たりだったみたい。
「どうかしましたか女神様? 『相棒』にできないですか?」
『なっ!? なんでそれを……っていうか、その声はまさか』
わたしは眼鏡とブラウンのウィッグを外すと女神に向かって素顔を見せた。
「ざんねん、アーリャさんでした女神様……じゃなくってキャレルさん」
『あ、あんた!! もうここを嗅ぎつけてきたって訳ね』
やはりキャレルさんだった。それじゃここからは解決編の時間だね。
「まぁ、ヒントは多かったですからすぐに分かりました……まさか女神像に扮して『相棒』の能力を使うとは。自分の正体を見せずに能力を使える実験をしていたと言う事で、わたしへの悪戯はその一環って所ですかね?」
『さぁ、どうなのかしら?』
おや、いつものチョロいキャレルさんならここでベラベラとお喋りしてくれるのにどうやら成長したみたいだね。できればいつまでもチョロいキャレルさんでいてくれる方がわたしには有り難かったんだけど。
「何にせよもう種明かしは済んだんですからわたしに対する下らない悪戯は止めるという事でいいのですか?」
『はぁ、何を言ってるの? こっちがあんたに対して何かをした証拠も無いわよ。どこかの誰かが個人的にあんたに何をしようと私には関係ないわ』
「開き直りですか? ここまでキャレルさんの仕業だとバレておいてそのままでいられると思っているんですか?」
『あんたこそ何言ってるの? 侯爵家の令嬢である私の行動をどういう理由で止める気なの? 私が何処で何をしようとあんたに文句を言われる筋合いは無いわ……だって、あんたに対する嫌がらせに私は関係ないんだから』
まさかキャレルさん開き直って強硬手段に出てくるとは……たしかにキャレルさんの能力を実証出来なければ教会で『相棒』を使う事を止める事は難しい。学院側に彼女を止める理由付けを説明出来ない……普通なら。
「それじゃあ、とりあえずこの教会を使えない理由をキャレルさんに作ってもらう事にします」
『はぁ、あんた何言ってんの? そんな事私がするわけ無いじゃ無い……負け惜しみにしても酷い言い分ね。いいわよ、何だか知らないけれどやれるものならやってれば良いんじゃ無い?』
「それでは遠慮無く……はい、終わりました。それではわたしは教会で女神様ごっこで楽しんでいるキャレルさんと違って忙しい身なので失礼しますね」
『はっ、それも負け惜しみね……全然悔しくも何ともないわね』
わたしは変装道具を持ったまま振り返ると真っ直ぐ教会の扉をくぐり抜けると寮の部屋に向かうのでした。さた、キャレルさんの能力の新しい使い方、そしておそらく……学院長はすでに『相棒化』を解かれて新たな『相棒枠?』 が空いたんじゃないかと思う。
学院長の前の保護者であった商人バロウさんも『相棒』が解かれた後もいなくなったキャレルさんを探していた。長い時間をかけて『相棒』をかけられ続けると解除されても効果が残るとキャレルさんも言っていた気がするし、キャレルさんが侯爵家の養女になるために侯爵家当主とその奥さんは間違いなく『相棒』になっているはず。
そしてまーくんや、わたしに悪戯をしてきた生徒達で少なくとも3人は『相棒』に出来るようになったと言う事だ……確証は無いけど。
……それを念頭に置いてわたしも戦略を練っていかないといけないね。
声は聞こえる者の礼拝堂内には誰もいない。今この場にはわたしと目の前の翼を広げた女神しかいないはずだ……だとすると、まさか……
『私は世界樹の女神です、こちらを向いて下さい』
わたしはズレた眼鏡をなおすと女神像の方を向いた。声は確かに女神像の方から聞こえている。
『今からあなたに信託を与えます……良く聞いて下さい』
わたしは女神の顔を見つめ続ける……その状態で数秒経過すると。
『な、なんで効かないの!?』
女神が慌てた声をあげた。やっぱり当たりだったみたい。
「どうかしましたか女神様? 『相棒』にできないですか?」
『なっ!? なんでそれを……っていうか、その声はまさか』
わたしは眼鏡とブラウンのウィッグを外すと女神に向かって素顔を見せた。
「ざんねん、アーリャさんでした女神様……じゃなくってキャレルさん」
『あ、あんた!! もうここを嗅ぎつけてきたって訳ね』
やはりキャレルさんだった。それじゃここからは解決編の時間だね。
「まぁ、ヒントは多かったですからすぐに分かりました……まさか女神像に扮して『相棒』の能力を使うとは。自分の正体を見せずに能力を使える実験をしていたと言う事で、わたしへの悪戯はその一環って所ですかね?」
『さぁ、どうなのかしら?』
おや、いつものチョロいキャレルさんならここでベラベラとお喋りしてくれるのにどうやら成長したみたいだね。できればいつまでもチョロいキャレルさんでいてくれる方がわたしには有り難かったんだけど。
「何にせよもう種明かしは済んだんですからわたしに対する下らない悪戯は止めるという事でいいのですか?」
『はぁ、何を言ってるの? こっちがあんたに対して何かをした証拠も無いわよ。どこかの誰かが個人的にあんたに何をしようと私には関係ないわ』
「開き直りですか? ここまでキャレルさんの仕業だとバレておいてそのままでいられると思っているんですか?」
『あんたこそ何言ってるの? 侯爵家の令嬢である私の行動をどういう理由で止める気なの? 私が何処で何をしようとあんたに文句を言われる筋合いは無いわ……だって、あんたに対する嫌がらせに私は関係ないんだから』
まさかキャレルさん開き直って強硬手段に出てくるとは……たしかにキャレルさんの能力を実証出来なければ教会で『相棒』を使う事を止める事は難しい。学院側に彼女を止める理由付けを説明出来ない……普通なら。
「それじゃあ、とりあえずこの教会を使えない理由をキャレルさんに作ってもらう事にします」
『はぁ、あんた何言ってんの? そんな事私がするわけ無いじゃ無い……負け惜しみにしても酷い言い分ね。いいわよ、何だか知らないけれどやれるものならやってれば良いんじゃ無い?』
「それでは遠慮無く……はい、終わりました。それではわたしは教会で女神様ごっこで楽しんでいるキャレルさんと違って忙しい身なので失礼しますね」
『はっ、それも負け惜しみね……全然悔しくも何ともないわね』
わたしは変装道具を持ったまま振り返ると真っ直ぐ教会の扉をくぐり抜けると寮の部屋に向かうのでした。さた、キャレルさんの能力の新しい使い方、そしておそらく……学院長はすでに『相棒化』を解かれて新たな『相棒枠?』 が空いたんじゃないかと思う。
学院長の前の保護者であった商人バロウさんも『相棒』が解かれた後もいなくなったキャレルさんを探していた。長い時間をかけて『相棒』をかけられ続けると解除されても効果が残るとキャレルさんも言っていた気がするし、キャレルさんが侯爵家の養女になるために侯爵家当主とその奥さんは間違いなく『相棒』になっているはず。
そしてまーくんや、わたしに悪戯をしてきた生徒達で少なくとも3人は『相棒』に出来るようになったと言う事だ……確証は無いけど。
……それを念頭に置いてわたしも戦略を練っていかないといけないね。
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