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聖剣
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「さあさあ、いつまで寝ておるんじゃ? 朝じゃ、朝じゃ! とっとと起きんかい!」
老人のわめき声に、パックとミリィは目を覚ました。
まぶしい光に、ふたりは目をしばたいた。
のろのろと身を起こし、老人が朝の支度をしているのを見守る。
ホルスト老人は朝食の用意をしていた。
とはいえ、固いパンに、焚き火で柔らかくしたチーズをのせ、飲み物は付近の小川から汲んできた水だけであったが。それでも空腹は満たされ、歩き出す元気は出てきた。
「さあ、出かけるぞい!」
とん、と杖で地面を突き、老人は歩き出した。
パックとミリィはその後に続く。
どうやら足が慣れたのか、前日よりは登山は楽であった。
足もとを見たパックは、かすかな石組みの床があるのに気づいた。土と埃で埋もれているが、確かに石組みの床で、平坦なところが多くなってそれで歩きやすい。
ふとまわりを見ると、そこかしこに昔の壁や、天井を支えていた、石柱が立っているのがわかる。あそこのアーチ状になっているのは、なにかのドームの名残だろう。
上へ上へと登るにも、ところどころはっきりと階段になっているところがあり、それで登りやすくなっている。
ここは魔王の城だったんだ……。
パックはようやく、それを理解していた。
となりのミリィもまた、そのことを理解しているようで、畏れに似た表情が顔に出ている。
ホルスト老人のように、魔法のちからを感じることは出来ないが、かつての魔王のちからがまだ、ここには残っているように思えた。
やがてふたりは老人に案内され、山頂へと近づいた。
「ここじゃ」
老人は厳粛な顔つきになって立ち止まった。
老人のわめき声に、パックとミリィは目を覚ました。
まぶしい光に、ふたりは目をしばたいた。
のろのろと身を起こし、老人が朝の支度をしているのを見守る。
ホルスト老人は朝食の用意をしていた。
とはいえ、固いパンに、焚き火で柔らかくしたチーズをのせ、飲み物は付近の小川から汲んできた水だけであったが。それでも空腹は満たされ、歩き出す元気は出てきた。
「さあ、出かけるぞい!」
とん、と杖で地面を突き、老人は歩き出した。
パックとミリィはその後に続く。
どうやら足が慣れたのか、前日よりは登山は楽であった。
足もとを見たパックは、かすかな石組みの床があるのに気づいた。土と埃で埋もれているが、確かに石組みの床で、平坦なところが多くなってそれで歩きやすい。
ふとまわりを見ると、そこかしこに昔の壁や、天井を支えていた、石柱が立っているのがわかる。あそこのアーチ状になっているのは、なにかのドームの名残だろう。
上へ上へと登るにも、ところどころはっきりと階段になっているところがあり、それで登りやすくなっている。
ここは魔王の城だったんだ……。
パックはようやく、それを理解していた。
となりのミリィもまた、そのことを理解しているようで、畏れに似た表情が顔に出ている。
ホルスト老人のように、魔法のちからを感じることは出来ないが、かつての魔王のちからがまだ、ここには残っているように思えた。
やがてふたりは老人に案内され、山頂へと近づいた。
「ここじゃ」
老人は厳粛な顔つきになって立ち止まった。
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