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第七章
研究
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オタクの中でも、ロリコンオタクの摘発が難しくなっていることは事実だった。
総理の指摘通り、憎むべきロリコンたちは、無害そうなオタク趣味に隠れ、美少女アニメやゲームの世界に浸っていた。特にコンテンツを電子データに変換して潜伏しているオタクたちは、外見でも一般人と見分けが難しいとされている。
読み進んだ赤田は、記載された文言に注意を喚起された。
「異常嗜好者の脳波、および生体代謝機構に関する資料」という一文に赤田の視線は釘付けになった。
赤田は資料から顔を上げ、総理の顔を見詰めた。
「これによりますと……ロリコンオタクを発見する新方式があるようですが……」
朝比奈総理は大きく頷いた。
「そうよ、免外礼博士は赤外線レーザーによる体表面の熱分布と、脳波の観測によりロリコンオタクを見分ける方式を研究しているの。さらにロリコンを正常なツッパリ、ヤンキーに矯正する教育プログラムも」
赤田は感激に全身を大きく震わせた。
「素晴らしい! これは人類に貢献する有意義な研究です!」
朝比奈亜利紗総理は椅子から立ち上がり、ぐっと前のめりになって赤田を睨みつけた。
「赤田! 何をふやけた態度をしているのです? 日本の危機が迫っているのですよ。今こそ本格的な〝ロリコン撲滅〟運動を展開しなくてはならない時です!」
総理の両目が妖しい光を湛えはじめた。
その光に貫かれ、赤田の全身が細かく震えはじめた。
「立ち上がるのです! 赤田、ロリコンどもを一人残らずこの日本から追放するため、あなたの力が必要なのです!」
総理は右手を上げ、人差し指を赤田に向けて突きつけた。
ガクンと赤田の全身が仰け反り、弓なりに反り返った。
すると赤田の体つきが変貌していった。
ぶよぶよとした肥満気味の身体が引き締まり、全身の筋肉が盛り上がった。腹が引っ込み、腹筋が六つに割れた。背筋が鞭のようにより合わさり、肩から腕にかけて瘤のような筋肉がもりもりと浮き上がった。
一瞬で赤田は狂戦士のような体格に変身していた。
「やります! 何としても総理の期待に沿えるよう頑張ります!」
赤田は吠えるように叫んでいた。
興奮する赤田を見詰める朝比奈総理の形の良い唇の両端がぐいっと吊り上がり、全体としてⅤの字の形に歪んだ。
それはまるで、悪魔の笑い顔そのものだった。
総理の指摘通り、憎むべきロリコンたちは、無害そうなオタク趣味に隠れ、美少女アニメやゲームの世界に浸っていた。特にコンテンツを電子データに変換して潜伏しているオタクたちは、外見でも一般人と見分けが難しいとされている。
読み進んだ赤田は、記載された文言に注意を喚起された。
「異常嗜好者の脳波、および生体代謝機構に関する資料」という一文に赤田の視線は釘付けになった。
赤田は資料から顔を上げ、総理の顔を見詰めた。
「これによりますと……ロリコンオタクを発見する新方式があるようですが……」
朝比奈総理は大きく頷いた。
「そうよ、免外礼博士は赤外線レーザーによる体表面の熱分布と、脳波の観測によりロリコンオタクを見分ける方式を研究しているの。さらにロリコンを正常なツッパリ、ヤンキーに矯正する教育プログラムも」
赤田は感激に全身を大きく震わせた。
「素晴らしい! これは人類に貢献する有意義な研究です!」
朝比奈亜利紗総理は椅子から立ち上がり、ぐっと前のめりになって赤田を睨みつけた。
「赤田! 何をふやけた態度をしているのです? 日本の危機が迫っているのですよ。今こそ本格的な〝ロリコン撲滅〟運動を展開しなくてはならない時です!」
総理の両目が妖しい光を湛えはじめた。
その光に貫かれ、赤田の全身が細かく震えはじめた。
「立ち上がるのです! 赤田、ロリコンどもを一人残らずこの日本から追放するため、あなたの力が必要なのです!」
総理は右手を上げ、人差し指を赤田に向けて突きつけた。
ガクンと赤田の全身が仰け反り、弓なりに反り返った。
すると赤田の体つきが変貌していった。
ぶよぶよとした肥満気味の身体が引き締まり、全身の筋肉が盛り上がった。腹が引っ込み、腹筋が六つに割れた。背筋が鞭のようにより合わさり、肩から腕にかけて瘤のような筋肉がもりもりと浮き上がった。
一瞬で赤田は狂戦士のような体格に変身していた。
「やります! 何としても総理の期待に沿えるよう頑張ります!」
赤田は吠えるように叫んでいた。
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それはまるで、悪魔の笑い顔そのものだった。
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